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生きていく

説得

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「ライリー、私と一緒にいたら、アテナさんやマティオスさんにずっと追い付けないよ」
「それは……」
ライリーは何か言おうとして、口を閉じた。
絶対にライリーはわかってる。わかっていながら、諦めてる。きっと、私の為に。
「ライリーがアテナさんに振られた時、私のせいにされても困るよ~」
「振られる事前提に話さないで下さいよ!」
私がふざけて言えば、ライリーもノッてくれる。心地好い関係。大好きな……友達。だからあえて言う。
「ライリー、私の解呪を受けて、実践を積んできて。今よりもっと、なんだったらマティオスさんより強くなって帰ってきて」
「サーヤ様、それは……」
「お願い。自由になる事を、諦めないで。自分の未来を、もっと見て。私を助けてくれた、3人に恩を返したい。私の傍にいる人生じゃなくて、自分の人生をどうしたいか考えて!」
「……」
「ライリーは、私に言ってくれたよね?兵士になるのが、強くなるのが夢だって」
「……はい」
「今、その目的や目標はもっと明確になってない?アテナさんより強くなりたいでしょ?」
ライリーは、目をぎゅっと瞑って自分の髪をぐしゃぐしゃに掻き回した。多分、私に畳み掛けられて混乱している。少し……いや大分感情的に言ってしまって、反省だ。
「そりゃ……そうですけど」
「アテナさんに、実践不足のままで勝てると思う?」
「……無理ですね」
ライリーは、ふと顔をあげた。優しい表情になり、目が細められる。
「生半可な努力だけでは、隊長には勝てません……血の滲む様な人生を生きて、隊長は隊長になっていらっしゃるので」
ライリーの視線の先で、アテナさんとマティオスさんがこちらに向かってくるのが見えた。タイムアップだ。
「ライリー……私が言った事、よく考えてみてね?私の幸せは私が決めるし、ライリーの幸せはライリーが決めるんだよ」
ライリーはぺこりと頭を下げて、私から距離をとる。私が二人に向かって手を振ると、マティオスさんがにこりと微笑んでくれた。

「マティオスさん、凄く凄く、素敵でした!!」
「……そうか。なら良かった」
「アテナさんも、お疲れ様でした!」
「サーヤ様に少しでも楽しんで頂けたのなら良かったです」
「見ていてドキドキハラハラでしたよ~!アテナさん、この後って時間ありますか?」
「申し訳ないですが、部下に武器や防具のアドバイスをしてくれと言われておりまして……」
素晴らしいタイミングです!
「ライリーにも声を掛けて、それに混ぜて頂けませんか?」
「ああ、それならお安い御用です。他にご要望はございますか?」
「ううん、大丈夫」
「では、一旦失礼致します」
「アテナさん、ありがとうございます!」
マティオスさんが一度シャワーを浴びるというので、私とマティオスさんは一旦部屋に戻った。



***



「マティオス、さ……♡……っっ!!」
身体がびくびくするのをとめられない。私の身体が揺れる度、湯船からパシャンパシャンと湯が飛び跳ね流れていく。

決して狭くはない、むしろ泳げる位の湯船の中で、私はマティオスさんの上に座らされ下半身を繋げたまま、後ろからがっちりとホールドされていた。マティオスさんの大きな掌が私の胸を揉み上げ、もう片方の手は大きく開かされた陰部の上にある突起を弄り倒している。

「は……♡、ぁは……っっ♡♡」
「サアヤのクリトリスは懸命に勃ち上がっていて可愛らしいな」
耳の中まで舌を入れられ、くちゃりくちゃりと卑猥な音が私の脳を直接刺激する。
「耳っ……♡だ、めぇっ……♡♡」
「良い、だろう?先ほどから私のぺニスに媚びて子種を搾り取ろうとしている……」
「あっ♡あぁ……っっ♡♡」
ベッド上とは違って責め苦の様な緩やかな刺激がずっと続いていた。もっとはっきりした刺激が最奥に欲しいと身体が疼いているのに、先ほどからマティオスさんは動く事なく胸と耳と陰核への愛撫だけを延々と施している。
焦れったくて、気持ち良くて。自分の身体の膣内ナカに埋もれたままのマティオスさんの肉棒が与える甘美な快楽が欲しくて、腰が自然と揺れてしまうのを自制出来なかった。

いつから私は、こんな淫乱な女になってしまったんだろう?

マティオスさんに呆れて欲しくなくて涙目になりながら、でも気持ち良いところに当たる様にお尻に力をいれてぺニスを締め付けた。
「マティオスさん、う、動い♡てぇ……っっ♡」
「少し疲れているから、サアヤが動いてくれると嬉しい」
マティオスさんはそう言いながら、開脚させていた足をそっと閉じさせて私の足を湯船の底に着地させる。
う、嘘つきぃ……!!
少し疲れた、位じゃ余裕で普段は腰を振れるくせにっっ!!メトロノームか!?って位、ずっとずっと止めるまで動かせるくせにぃ!!

「ばか!ばか!マティオスさんのばかっ!!~~っっ♡」
私は文句を言いながら、マティオスさんの膝に手をつき、座り込んだ形から膝立ちへと身体を上下に動かしてマティオスさんのぺニスを懸命に膣内でスライドさせる。
恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかしい!!
「サアヤ……っ、可愛い」
「~っっ!!も、う……っっ!!」
お湯の中でマティオスさんの肉槍をギリギリまで引き抜くのはやはり難しくて、勢いをつけると抜けてしまう。とはいえ、激しく貫かれたくて、私はばしゃばしゃと湯が跳ねるのも気にせずに下半身に集中していた。

「あっ」
「サアヤ、頑張ったな」
気を付けても、結果的には早々につるんとぺニスに逃げられてしまい、私の膣はそれを求めて収縮する。
「逆上せそうだから、身体を上に」
「うん……、きゃう♡ぁあっ……!!♡♡」
ざばり、と私の身体を洗い場に四つ這いにさせたかと思えば、マティオスさんは徐に膣と陰核を同時に弄りながら、私の後ろの穴をペロペロと舐め出した。
「ぃや♡ぁう……っっ♡♡」
困った事に、マティオスさんは私のアナルまで気になるらしい。しかもエイヴァさんはこちらも開発済みだったのか、後ろの穴でも快感を拾えるというエロボディだ。
「可愛い、私のサアヤ……っっ」
アナルにマティオスさんの指が二本入れられ、じゅぼじゅぼとほじられたまま、マティオスさんは私の身体をひっくり返して膣に自分の分身を突き入れる。下半身を繋げて向かい合い座ったまま、激しくキスを交わしながら身体を上下に揺すられる。
「ん♡ぁあん♡……ふ♡」
息もつけない程に揺さぶられ、マティオスさんの指とぺニスが壁伝いにごりごりと当たる感覚。

「あ♡ひ♡らめっ♡も、それっ……!!♡♡」
「サアヤ、とろとろだな」
されるがままに高速ピストンを受け止め続け、視界が何度もスパークする。気持ち良いところを何度も何度も突かれて、ずっと達したまま、堕ちる事も許されない。

「……っっ♡♡、~~♡♡」
「サアヤ、そろそろ、イく……っっ」
ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅ!!と最奥目掛けて亀頭が擦り付けられて。私の膣がイきすぎて締め付けたタイミングで、マティオスさんの白濁液も大量に膣内へと吐き出された。



**



お風呂場で抱かれて半分気を失った私が知らない間に、お祭りは大成功で終わったらしい。高級な防具や武器を見たかったのに、見られなくなってショックだったけど、マティオスさんに当たるのはやめた。
だってね、その日の夜、マティオスさんから報告があったから。

「……ライリーの解呪を、頼む。……全くサアヤは、どんな魔法を使ったんだ?」
マティオスさんが望んでいない事を、私に頼む姿を見たら、何も言えなかった。
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