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生きていく
自由と不安
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ジュードさんがレネ君に言った。
「呪詛が消えました。貴方は解放されましたよ、レネ」
祝福も羨望もない、平淡な声。ううむ、ジュードさんの無表情は読めないな。
「……わ、私は……本当に……」
「良かったな!」
ライリーはカラカラと笑う。こっちは間違いなく祝福しているみたいだけど……私が立っていられるのは、そこまでだった。
ずり、とレネ君の身体から私の腕が落ちる。
「サーヤ様?サーヤ様!!」
「サーヤ様!?」
慌てた皆の声。かろうじて薄目を開けると、眉間に皺を寄せたジュードさんの顔。
おぉ、無表情のジュードさんが、間違いなく心配してくれている!!なにやら勝った気がしてちょっと得意気になった。……心だけね。
実際の私がどうだったかというと、気付いたら倒れていたらしい。
で、そのまま二日間意識を失っていた──
***
「サアヤ……サアヤ?目を覚ましたのか……?」
目を開けると、マティオスさんの心配そうな顔。……こんな顔にさせてしまったのは、私だ。呪詛を解呪した時の反動で倒れたんだけど、結構キツかった。心臓をニギニギされて、頭をグリグリかき回された様な感じ。……された事はないから、例えが妥当かどうかはわからない。
「心配掛けて、すみま……ケホッコホッ」
ずっと寝ていたせいか、喉が乾いて声が掠れていた。マティオスさんは慌てて水差しからコップに水を注いで渡してくれる。
私はそれを受け取ってから一口飲み、「ありがとうございます」とお礼を言った。直ぐに普段の声が出たので、マティオスさんがホッとした顔をする。
……マティオスさんと身体を繋げる様になってから三日目の方が、酷い状態だった気はしますがね?
思ったけど言わない。妻の優しさだ、私は旦那様に甘いからね!
「レネ君の様子は……」
「問題ない。初めての解呪なのに……本を読んだだけで習得したなんて、正直驚いている」
「え?一言だけですよね?」
「古語は発音が難しいんだ」
「そうだったんですか……」
それはわからなかった。流石、エイヴァさんの身体って事かな。
「レネは、サアヤが寝込んでいた二日間、サアヤの部屋の隣で待機させていた。先程48時間以上が経過したが、レネには何の問題も起きなかった。ずっとサアヤとの接触なしで過ごしている」
「マティオスさん。……ありがとうございました」
「?」
「私の気持ちを優先して下さって」
「それは……仕方がない。どちらが正解というのは、私にはわからないからな」
マティオスさんは苦笑する。
マティオスさんの立場では、一国の継承者たる者を産み育む妻を優先すべきなのか、未来ある国民3人を優先すべきなのか、非常に難しい問題なのかもしれない。私が死ぬ様な事がない限り奴隷達の命も無事である。であれば、支配者たる者が真っ当で奴隷達の人権を損害したり心身共に傷付けなければ現状維持というのも当然選択肢として残る筈だから。
「マティオスさん、レネ君に会いに行っても良いですか?」
「構わない。皆、サアヤを心配して応接室に揃っている筈だ」
「ありがとうございます、行って来ま……」
その時、ドンドンと扉が叩かれた。マティオスさんが急に渋面になる。
……ん?
「マティオス様!!マティオス様!!サーヤ様は目を覚まされたんですよね!!」
側近さんの声だ。
「お約束ですよ!!早く仕事に戻られて下さいっ!!でなければ、今度は私が倒れますっ」
「……今行く」
「マティオスさ……」
マティオスさんは、私の後頭部を引き寄せるなり、キスをした。
「ん……、ん、」
舌が絡み合う。食べられるかの様に口内を貪られ、舌先を擽られて下半身がずくり、と痺れた。
「マティオス様!マティオス様!」
「では行ってくる。今日は遅くなるから、先に寝ててくれ」
「は、はい……」
コツコツと足音を響かせ、扉に向かう。
「待たせたな」「本当ですよっ!サーヤ様が後1日目を覚ますのが遅れたらもう私が昇天してましたよ!!」「悪かった」「……で、…!……」
二人の賑やかな会話が遠ざかって行く。
……すみません、側近さん……!!貴方の環境をブラック企業にさせてしまったのは、私が倒れたからなんですね……!!
まさかそこまで飛び火するとは思わず、頭を抱えた。
……次、ライリーかジュードさんを解呪する時は、自筆で私が意識を取り戻すまでは仕事に専念して私の世話は使用人に任せる様に一筆書いておこう、そうしよう。
それにしてもマティオスさん。隊長さんだったと思っていた頃、優しい印象ではありましたが……こんなに心配性だとは思いませんでした。
***
応接室。私の顔を見て、3人は明らかにホッとした様だった。なんだか心配掛けてしまったのに、ちょっと嬉しい。レネ君なんて、もう私の生死は何の関係もないのに明らかに寝不足っぽい顔をしていた。
「レネ君、無事に解呪出来たみたいだけど、体調は大丈夫?」
念のため自分でも聞いて見ると、「はい、お陰様で……」と返事があり安堵する。
「サーヤ様の方が倒られて、よっぽど大変でしたよね……本当に、すみませんでした」
頭を下げるレネ君に慌てて手を振る。
「私がやりたくてやった事だし!気にしないでね」
ところが、レネ君は思い詰めた表情で先を続けた。
「わ、私は……クビなのでしょうか?」
「へ?」
「私は、ここにはもう、置いて頂けないのでしょうか?」
「えええ!?何で??」
私は、何故「クビになると思ったのか」、を聞きたかった。しかし、レネ君はそうは受け取らなかった。「何で解呪したのにレネ君を傍に置かなきゃいけないの?」と受け取ってしまった。
日本語難しい。や、日本語に聞こえるだけで違うんだけどさ!
「ああ……そうですよね、厚かましいお願いを申し上げました。申し訳ございません」
「ん?何で謝るの??厚かましいお願い??レネ君はここにいたいの??」
「え……?私を解呪させたのは、私がもう不要で……母のところに行かせるおつもりだったのですよね?」
「不要かどうかは今は置いといて……お母さんには、会いたいでしょう?」
「私は……母に会うのが……怖いんです」
「えっ!?どうして??」
びっくりした。あんな風に引き裂かれた母親を想わない日なんて、ないと思ったから。早く会いたい、お互いの無事を確認し合って、抱き締め合いたいんじゃないかと。……私には、もう出来ないから。勝手に、レネ君の気持ちをわかっている気でいた。
「母は……私のせいで、怖い……痛い、思いをしたので。恨まれているんじゃないかと思って……!!」
私に衝撃が走る。
レネ君は、こんな想いまで抱えていたのか。もしかしたら、ずっとエイヴァさんに何か言い含められていたのかもしれない。「貴方を恨んでいる筈よね」とか。
だから、解呪する、と伝えた時に浮かない顔をしていたんだ。服従の呪詛が掛かっている間は会いに行けないという言い訳が使えなくなるから。
レネ君の自由は、まだ先だった。
母に憎まれているかもしれないという気持ちを抱え込んだままでは、本当に自由になったとは言い難いよね。
──もう、とことんまで付き合うんだから!!
私は、レネ君の手をそっと握りしめる。彼が怯える事はもうない……けど。まだ、成長途中の手。私と同じ位の大きさで、骨ばったりもしていない未熟な手。この手が、いつか本当の幸せを掴む様に。
「……わかった。でも、レネ君。逃げたままでは、先に進めないよ。いつか、レネ君の中でお母さんに会いに行く決心が着いた時、私も一緒に行くからさ」
「えっ……?」
「そして、その時、もし万が一お母さんに酷い事を言われたりしたら、私が責任を持って……貴方がこれからどう生きていきたいのか、一緒に考えるし支援する」
「……サーヤ様……」
「でもね、レネ君」
「……はい」
「私は、レネ君のお母さんがレネ君を恨んでいる事なんて、ないと信じてる。レネ君も奴隷にされて、十分被害者なんだよ?きっと、お母さんはレネ君を守れなかったって後悔し続けて、レネ君の無事を会えない間も祈っていると思う」
お母さんは進路で悩んでいた私に、貴女がどんな人生を選んでも、幸せなら良いよって言ってくれていた。
全く参考にならない、もっと親身に考えてよ!と反抗していたけど、きっとそれはお母さんの本音だったんだと思う。
夢に出てきたレネ君のお母さんは、自分の命と引き換えにしてでも、我が子を守ろうとした人だ。絶対に、レネ君を恨んでいる訳ないと私は確信していた。
「呪詛が消えました。貴方は解放されましたよ、レネ」
祝福も羨望もない、平淡な声。ううむ、ジュードさんの無表情は読めないな。
「……わ、私は……本当に……」
「良かったな!」
ライリーはカラカラと笑う。こっちは間違いなく祝福しているみたいだけど……私が立っていられるのは、そこまでだった。
ずり、とレネ君の身体から私の腕が落ちる。
「サーヤ様?サーヤ様!!」
「サーヤ様!?」
慌てた皆の声。かろうじて薄目を開けると、眉間に皺を寄せたジュードさんの顔。
おぉ、無表情のジュードさんが、間違いなく心配してくれている!!なにやら勝った気がしてちょっと得意気になった。……心だけね。
実際の私がどうだったかというと、気付いたら倒れていたらしい。
で、そのまま二日間意識を失っていた──
***
「サアヤ……サアヤ?目を覚ましたのか……?」
目を開けると、マティオスさんの心配そうな顔。……こんな顔にさせてしまったのは、私だ。呪詛を解呪した時の反動で倒れたんだけど、結構キツかった。心臓をニギニギされて、頭をグリグリかき回された様な感じ。……された事はないから、例えが妥当かどうかはわからない。
「心配掛けて、すみま……ケホッコホッ」
ずっと寝ていたせいか、喉が乾いて声が掠れていた。マティオスさんは慌てて水差しからコップに水を注いで渡してくれる。
私はそれを受け取ってから一口飲み、「ありがとうございます」とお礼を言った。直ぐに普段の声が出たので、マティオスさんがホッとした顔をする。
……マティオスさんと身体を繋げる様になってから三日目の方が、酷い状態だった気はしますがね?
思ったけど言わない。妻の優しさだ、私は旦那様に甘いからね!
「レネ君の様子は……」
「問題ない。初めての解呪なのに……本を読んだだけで習得したなんて、正直驚いている」
「え?一言だけですよね?」
「古語は発音が難しいんだ」
「そうだったんですか……」
それはわからなかった。流石、エイヴァさんの身体って事かな。
「レネは、サアヤが寝込んでいた二日間、サアヤの部屋の隣で待機させていた。先程48時間以上が経過したが、レネには何の問題も起きなかった。ずっとサアヤとの接触なしで過ごしている」
「マティオスさん。……ありがとうございました」
「?」
「私の気持ちを優先して下さって」
「それは……仕方がない。どちらが正解というのは、私にはわからないからな」
マティオスさんは苦笑する。
マティオスさんの立場では、一国の継承者たる者を産み育む妻を優先すべきなのか、未来ある国民3人を優先すべきなのか、非常に難しい問題なのかもしれない。私が死ぬ様な事がない限り奴隷達の命も無事である。であれば、支配者たる者が真っ当で奴隷達の人権を損害したり心身共に傷付けなければ現状維持というのも当然選択肢として残る筈だから。
「マティオスさん、レネ君に会いに行っても良いですか?」
「構わない。皆、サアヤを心配して応接室に揃っている筈だ」
「ありがとうございます、行って来ま……」
その時、ドンドンと扉が叩かれた。マティオスさんが急に渋面になる。
……ん?
「マティオス様!!マティオス様!!サーヤ様は目を覚まされたんですよね!!」
側近さんの声だ。
「お約束ですよ!!早く仕事に戻られて下さいっ!!でなければ、今度は私が倒れますっ」
「……今行く」
「マティオスさ……」
マティオスさんは、私の後頭部を引き寄せるなり、キスをした。
「ん……、ん、」
舌が絡み合う。食べられるかの様に口内を貪られ、舌先を擽られて下半身がずくり、と痺れた。
「マティオス様!マティオス様!」
「では行ってくる。今日は遅くなるから、先に寝ててくれ」
「は、はい……」
コツコツと足音を響かせ、扉に向かう。
「待たせたな」「本当ですよっ!サーヤ様が後1日目を覚ますのが遅れたらもう私が昇天してましたよ!!」「悪かった」「……で、…!……」
二人の賑やかな会話が遠ざかって行く。
……すみません、側近さん……!!貴方の環境をブラック企業にさせてしまったのは、私が倒れたからなんですね……!!
まさかそこまで飛び火するとは思わず、頭を抱えた。
……次、ライリーかジュードさんを解呪する時は、自筆で私が意識を取り戻すまでは仕事に専念して私の世話は使用人に任せる様に一筆書いておこう、そうしよう。
それにしてもマティオスさん。隊長さんだったと思っていた頃、優しい印象ではありましたが……こんなに心配性だとは思いませんでした。
***
応接室。私の顔を見て、3人は明らかにホッとした様だった。なんだか心配掛けてしまったのに、ちょっと嬉しい。レネ君なんて、もう私の生死は何の関係もないのに明らかに寝不足っぽい顔をしていた。
「レネ君、無事に解呪出来たみたいだけど、体調は大丈夫?」
念のため自分でも聞いて見ると、「はい、お陰様で……」と返事があり安堵する。
「サーヤ様の方が倒られて、よっぽど大変でしたよね……本当に、すみませんでした」
頭を下げるレネ君に慌てて手を振る。
「私がやりたくてやった事だし!気にしないでね」
ところが、レネ君は思い詰めた表情で先を続けた。
「わ、私は……クビなのでしょうか?」
「へ?」
「私は、ここにはもう、置いて頂けないのでしょうか?」
「えええ!?何で??」
私は、何故「クビになると思ったのか」、を聞きたかった。しかし、レネ君はそうは受け取らなかった。「何で解呪したのにレネ君を傍に置かなきゃいけないの?」と受け取ってしまった。
日本語難しい。や、日本語に聞こえるだけで違うんだけどさ!
「ああ……そうですよね、厚かましいお願いを申し上げました。申し訳ございません」
「ん?何で謝るの??厚かましいお願い??レネ君はここにいたいの??」
「え……?私を解呪させたのは、私がもう不要で……母のところに行かせるおつもりだったのですよね?」
「不要かどうかは今は置いといて……お母さんには、会いたいでしょう?」
「私は……母に会うのが……怖いんです」
「えっ!?どうして??」
びっくりした。あんな風に引き裂かれた母親を想わない日なんて、ないと思ったから。早く会いたい、お互いの無事を確認し合って、抱き締め合いたいんじゃないかと。……私には、もう出来ないから。勝手に、レネ君の気持ちをわかっている気でいた。
「母は……私のせいで、怖い……痛い、思いをしたので。恨まれているんじゃないかと思って……!!」
私に衝撃が走る。
レネ君は、こんな想いまで抱えていたのか。もしかしたら、ずっとエイヴァさんに何か言い含められていたのかもしれない。「貴方を恨んでいる筈よね」とか。
だから、解呪する、と伝えた時に浮かない顔をしていたんだ。服従の呪詛が掛かっている間は会いに行けないという言い訳が使えなくなるから。
レネ君の自由は、まだ先だった。
母に憎まれているかもしれないという気持ちを抱え込んだままでは、本当に自由になったとは言い難いよね。
──もう、とことんまで付き合うんだから!!
私は、レネ君の手をそっと握りしめる。彼が怯える事はもうない……けど。まだ、成長途中の手。私と同じ位の大きさで、骨ばったりもしていない未熟な手。この手が、いつか本当の幸せを掴む様に。
「……わかった。でも、レネ君。逃げたままでは、先に進めないよ。いつか、レネ君の中でお母さんに会いに行く決心が着いた時、私も一緒に行くからさ」
「えっ……?」
「そして、その時、もし万が一お母さんに酷い事を言われたりしたら、私が責任を持って……貴方がこれからどう生きていきたいのか、一緒に考えるし支援する」
「……サーヤ様……」
「でもね、レネ君」
「……はい」
「私は、レネ君のお母さんがレネ君を恨んでいる事なんて、ないと信じてる。レネ君も奴隷にされて、十分被害者なんだよ?きっと、お母さんはレネ君を守れなかったって後悔し続けて、レネ君の無事を会えない間も祈っていると思う」
お母さんは進路で悩んでいた私に、貴女がどんな人生を選んでも、幸せなら良いよって言ってくれていた。
全く参考にならない、もっと親身に考えてよ!と反抗していたけど、きっとそれはお母さんの本音だったんだと思う。
夢に出てきたレネ君のお母さんは、自分の命と引き換えにしてでも、我が子を守ろうとした人だ。絶対に、レネ君を恨んでいる訳ないと私は確信していた。
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