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「も、もう、挿入れて下さいっ!」
勘違いをしてしまった羞恥心と、自分ばかりが感じてしまった申し訳なさで、マリーナはヴォルにそうお願いする。
「いや、しかし……」
「お願いします、私……ヴォルさんと、繋がりたいんです……!!」
ヴォルに対する、マリーナの恋心と愛情。
そして、独占欲、執着心、焦燥感。
そんな感情が、ごちゃまぜになってマリーナはヴォルを欲しがった。
──それが、ひたすらマリーナの為に我慢を強いていたヴォルの、箍を外してしまうとは思わずに。
「……わかった」
剣呑な欲情を瞳に宿らせ、ヴォルは低く答える。
「そうやって、俺を煽るなら……後悔しても、知らないぞ」
ヴォルはマリーナを抱き抱えるように背中を丸めて、マリーナの首から耳を舐め、その頭を撫でながら、
左右に広げたマリーナの膣の入口に自身の先端を押し付けた。
今度こそ、ヴォルに埋めて貰える。
そう期待したマリーナを引き裂くように、ミシミシと音が聞こえてもおかしくない程、灼熱の肉塊が彼女の身体を拓いていく。
「あああっっ……!!」
マリーナの額にどっと脂汗が浮かび、蕩けていた表情が一瞬で引きつる。
それは、人生の中で今まで味わったことのない、圧倒的な質感だった。
内臓を内側から抉られるとはこういうことか、という例えすら可能な感覚。
けれども次の瞬間には、マリーナは痛みを必死で我慢した。お腹に杭を打ち込まれていく感覚を、懸命に快感へと変換しようと努力する。
自分が痛がったら、ヴォルが止めてしまうと思ったからだ。
幸か不幸か、ヴォルは初めて女性を経験し、ほぼ自我や理性を失い、野獣と化していた。
(俺が孕ませていい、雌……っっ!!)
マリーナの膣は狭く、最高に気持ち良い。
仲間が夢中になり、この穴に狂うのもわかる気がする、と頭の片隅で思いながら、狭い膣道を切り拓いていく。
(最奥まで挿入れても、半分位か)
ヴォルはマリーナの身体に肉棒を埋めながらも、オークらしく、女性の身体を分析してどう相手を快楽漬けにさせるか、計算していく。
(まあ、初めてならそんなものだ)
何十、何百、何千と犯せば、いずれ女の膣はオークのペニスすら受け止める形に変化すると、ヴォルは理解していた。
それを面倒だと言っていた仲間もいたし、快楽堕ちした女しか犯さない仲間もいた。
そしてヴォルは、むしろこれから未開発であったマリーナを自分だけの形に開拓していくことが、楽しみですらあった。
ヴォルの予想通り、ペニスを半分程埋めたところで、その先端が固い子宮の入口にコツンと当たる。
(ここは、最初は感度が悪くて痛いだけだからな……)
いつかこの子宮の入口が、自分の亀頭に何度も叩かれるのを悦ぶようになるまで躾けるのだ。
想像したヴォルはつい笑みを漏らしながら、今はまだ時期でないと、少し手前まで後退した。
勘違いをしてしまった羞恥心と、自分ばかりが感じてしまった申し訳なさで、マリーナはヴォルにそうお願いする。
「いや、しかし……」
「お願いします、私……ヴォルさんと、繋がりたいんです……!!」
ヴォルに対する、マリーナの恋心と愛情。
そして、独占欲、執着心、焦燥感。
そんな感情が、ごちゃまぜになってマリーナはヴォルを欲しがった。
──それが、ひたすらマリーナの為に我慢を強いていたヴォルの、箍を外してしまうとは思わずに。
「……わかった」
剣呑な欲情を瞳に宿らせ、ヴォルは低く答える。
「そうやって、俺を煽るなら……後悔しても、知らないぞ」
ヴォルはマリーナを抱き抱えるように背中を丸めて、マリーナの首から耳を舐め、その頭を撫でながら、
左右に広げたマリーナの膣の入口に自身の先端を押し付けた。
今度こそ、ヴォルに埋めて貰える。
そう期待したマリーナを引き裂くように、ミシミシと音が聞こえてもおかしくない程、灼熱の肉塊が彼女の身体を拓いていく。
「あああっっ……!!」
マリーナの額にどっと脂汗が浮かび、蕩けていた表情が一瞬で引きつる。
それは、人生の中で今まで味わったことのない、圧倒的な質感だった。
内臓を内側から抉られるとはこういうことか、という例えすら可能な感覚。
けれども次の瞬間には、マリーナは痛みを必死で我慢した。お腹に杭を打ち込まれていく感覚を、懸命に快感へと変換しようと努力する。
自分が痛がったら、ヴォルが止めてしまうと思ったからだ。
幸か不幸か、ヴォルは初めて女性を経験し、ほぼ自我や理性を失い、野獣と化していた。
(俺が孕ませていい、雌……っっ!!)
マリーナの膣は狭く、最高に気持ち良い。
仲間が夢中になり、この穴に狂うのもわかる気がする、と頭の片隅で思いながら、狭い膣道を切り拓いていく。
(最奥まで挿入れても、半分位か)
ヴォルはマリーナの身体に肉棒を埋めながらも、オークらしく、女性の身体を分析してどう相手を快楽漬けにさせるか、計算していく。
(まあ、初めてならそんなものだ)
何十、何百、何千と犯せば、いずれ女の膣はオークのペニスすら受け止める形に変化すると、ヴォルは理解していた。
それを面倒だと言っていた仲間もいたし、快楽堕ちした女しか犯さない仲間もいた。
そしてヴォルは、むしろこれから未開発であったマリーナを自分だけの形に開拓していくことが、楽しみですらあった。
ヴォルの予想通り、ペニスを半分程埋めたところで、その先端が固い子宮の入口にコツンと当たる。
(ここは、最初は感度が悪くて痛いだけだからな……)
いつかこの子宮の入口が、自分の亀頭に何度も叩かれるのを悦ぶようになるまで躾けるのだ。
想像したヴォルはつい笑みを漏らしながら、今はまだ時期でないと、少し手前まで後退した。
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