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「全く……風邪、ひくなよ?」
そう言いながら、士楼はバスタオルを剥ぎ取り、一度自分の体温で暖めるかのように私の身体をぎゅっと抱き締めた。そしてそのまま膝裏を持たれ、目一杯屈曲させられ、お尻を上に向けさせられた。士楼は少し空いたベッドと背中の間のスペースに、丸めたバスタオルを差し込む。
少し呼吸が苦しいけど、それより期待で胸がバクバク高鳴っているのがわかった。
士楼は、私のお尻の弾力を楽しむかのようにむにむにと揉みながら、しっかりとローションが塗り込まれてトロトロにほぐれた私のアナルにちゅぷ♡ちゅぷ♡と何度か太く骨ばった指を出し入れする。
「準備万端だな」
「うん、早くシたいの」
私はわざとお尻に力を入れ、士楼の指をきゅう、と肉圧で抱き締めた。
「凄い吸い付き」
ずぬぬぬ……ちゅぽん♡、と士楼は指を引き抜きながら、その切れ長の瞳に欲望を湛える。
「……昨日の分も、たっぷり可愛がってやるから」
「うん、……ンンッッ♡♡」
士楼はぐっと私の膝裏を押さえると、ぬぷぷぷ……♡♡といつの間にかゴムを装着させた自分の肉棒をゆっくりアナルに挿入した。
入り口を引っ張りながら肉襞を押し分け、お腹の近くまで入ってくるペニスが愛しく、そして気持ち良い。
「……ぁ、士楼のおちんちん、熱い……」
根元まで士楼を受け止めると、それが与える快感に瞳がトロンとしてしまう。はぁ♡はぁ♡、と荒い吐息が士楼に掛かるのを止められない。
「それはこっちの台詞。ありかのナカ、すげー熱い……入り口ひくつかせて、ずっと誘ってる」
今度はゆっくりと引き抜かれてから、カリが抜ける直前で再び奥まで深く貫かれる。
ずず……っぷん♡♡!!
「ひぅ♡♡」
ばちゅっ♡ばちゅっ♡ばちゅんッッ♡♡!!
「ああ"ああ──ッッ♡♡」
「……っ、この穴、もう他の奴に、使わせるなよ……ッッ!!」
どちゅん!どちゅん!ぐちゅん!!♡♡
それは、士楼が初めて見せた独占欲だった。
今までのセフレがそんなこと言い出したら、「次はない」案件だった、のに。
私は喜悦の涙を流しながら、何度も頷く。
「わかっ……た♡からぁ♡♡」
腰を何度も打ち付けながら、士楼は私の陰核と乳首を強めに弄り出した。
「ひぎっ♡!!……~~~ッッ♡♡!!」
「……淫乱なドMの牝だもんなぁ、心配だわ」
陰核を引っ張っていた指が離れ、パァン!とお尻を叩かれる。
「あ"ッッ♡♡」
ダメ。気持ち良すぎて──ッッ!!
「お、勝手に潮吹いてんなって」
頭がおかしくなる位に感じてしまって、私は絶頂した。それでも士楼は止まらない。
「あー……締まる締まる、すげー気持ち良い」
パチン!パチン!パチン!パチン!
小気味よい音と共に、アナルに埋められたペニスは何度も出入りを繰り返した。
ずち、ずち、ずち、ずちゅん!!♡♡
快感を逃せなくて、私はベッドのシーツに顔を押し当て、首を振る。
お尻、ばかになっちゃう……ッッ♡!!
「ありか、狂う程感じて」
やがて、腰を振り続けていた士楼が最奥で止まり、ゴムの中に熱を吐き出した。
「くっ……」
「~~っっ♡♡」
その後、私がギブアップするまで士楼はその絶倫っぷりを披露してくれたのだった。
***
ヒリヒリするお尻を撫でつつ、士楼は「……ヤり過ぎたか?」と私に恐る恐る問う。
私はジト目で一度表情を作った後、笑って言った。
「士楼とのアナルセックス、好き♡最高~」
一人きりでオナった時も、そう感じたけど。
「……いつか、セックスじゃなくて士楼好きって言わせてやるよ」
「……う、うん」
少し口を尖らせた士楼にそう返されてしまい、私の胸がトクン、と音を立てる。
本当に気付いてないのだろうか?
私はとっくに、士楼が好きだったのに。
まぁ、自覚してなかったから、士楼が気付かないのも無理はない。
「今までありがとう」
セフレとして。
「そして、これからよろしく」
旦那として。
私達はそっと寄り添い、どちらともなく唇を近付けた。
そう言いながら、士楼はバスタオルを剥ぎ取り、一度自分の体温で暖めるかのように私の身体をぎゅっと抱き締めた。そしてそのまま膝裏を持たれ、目一杯屈曲させられ、お尻を上に向けさせられた。士楼は少し空いたベッドと背中の間のスペースに、丸めたバスタオルを差し込む。
少し呼吸が苦しいけど、それより期待で胸がバクバク高鳴っているのがわかった。
士楼は、私のお尻の弾力を楽しむかのようにむにむにと揉みながら、しっかりとローションが塗り込まれてトロトロにほぐれた私のアナルにちゅぷ♡ちゅぷ♡と何度か太く骨ばった指を出し入れする。
「準備万端だな」
「うん、早くシたいの」
私はわざとお尻に力を入れ、士楼の指をきゅう、と肉圧で抱き締めた。
「凄い吸い付き」
ずぬぬぬ……ちゅぽん♡、と士楼は指を引き抜きながら、その切れ長の瞳に欲望を湛える。
「……昨日の分も、たっぷり可愛がってやるから」
「うん、……ンンッッ♡♡」
士楼はぐっと私の膝裏を押さえると、ぬぷぷぷ……♡♡といつの間にかゴムを装着させた自分の肉棒をゆっくりアナルに挿入した。
入り口を引っ張りながら肉襞を押し分け、お腹の近くまで入ってくるペニスが愛しく、そして気持ち良い。
「……ぁ、士楼のおちんちん、熱い……」
根元まで士楼を受け止めると、それが与える快感に瞳がトロンとしてしまう。はぁ♡はぁ♡、と荒い吐息が士楼に掛かるのを止められない。
「それはこっちの台詞。ありかのナカ、すげー熱い……入り口ひくつかせて、ずっと誘ってる」
今度はゆっくりと引き抜かれてから、カリが抜ける直前で再び奥まで深く貫かれる。
ずず……っぷん♡♡!!
「ひぅ♡♡」
ばちゅっ♡ばちゅっ♡ばちゅんッッ♡♡!!
「ああ"ああ──ッッ♡♡」
「……っ、この穴、もう他の奴に、使わせるなよ……ッッ!!」
どちゅん!どちゅん!ぐちゅん!!♡♡
それは、士楼が初めて見せた独占欲だった。
今までのセフレがそんなこと言い出したら、「次はない」案件だった、のに。
私は喜悦の涙を流しながら、何度も頷く。
「わかっ……た♡からぁ♡♡」
腰を何度も打ち付けながら、士楼は私の陰核と乳首を強めに弄り出した。
「ひぎっ♡!!……~~~ッッ♡♡!!」
「……淫乱なドMの牝だもんなぁ、心配だわ」
陰核を引っ張っていた指が離れ、パァン!とお尻を叩かれる。
「あ"ッッ♡♡」
ダメ。気持ち良すぎて──ッッ!!
「お、勝手に潮吹いてんなって」
頭がおかしくなる位に感じてしまって、私は絶頂した。それでも士楼は止まらない。
「あー……締まる締まる、すげー気持ち良い」
パチン!パチン!パチン!パチン!
小気味よい音と共に、アナルに埋められたペニスは何度も出入りを繰り返した。
ずち、ずち、ずち、ずちゅん!!♡♡
快感を逃せなくて、私はベッドのシーツに顔を押し当て、首を振る。
お尻、ばかになっちゃう……ッッ♡!!
「ありか、狂う程感じて」
やがて、腰を振り続けていた士楼が最奥で止まり、ゴムの中に熱を吐き出した。
「くっ……」
「~~っっ♡♡」
その後、私がギブアップするまで士楼はその絶倫っぷりを披露してくれたのだった。
***
ヒリヒリするお尻を撫でつつ、士楼は「……ヤり過ぎたか?」と私に恐る恐る問う。
私はジト目で一度表情を作った後、笑って言った。
「士楼とのアナルセックス、好き♡最高~」
一人きりでオナった時も、そう感じたけど。
「……いつか、セックスじゃなくて士楼好きって言わせてやるよ」
「……う、うん」
少し口を尖らせた士楼にそう返されてしまい、私の胸がトクン、と音を立てる。
本当に気付いてないのだろうか?
私はとっくに、士楼が好きだったのに。
まぁ、自覚してなかったから、士楼が気付かないのも無理はない。
「今までありがとう」
セフレとして。
「そして、これからよろしく」
旦那として。
私達はそっと寄り添い、どちらともなく唇を近付けた。
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