セフレ、のち、旦那

イセヤ レキ

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「いやー、本当にありかの代わりのセフレが見つかるとは思えんわ」

士楼はそう言いながら、今度はうつ伏せた私のお尻にうにょうにょと直接ローションを垂らして、こんもりと盛る。



「ん?それって日本語おかしくない?」

私の代わりのセフレ?

私が選手とかならそういう言い方するかもしれないけど、セフレなんて普通性欲の捌け口の為の相手なんだから、セフレ自体が代用品みたいなもんじゃないのかな?

「そうか?まぁ、ありかは俺にとってそれくらい価値あるセフレだったってことだ」
「私も貴重な相手に出会えて良かったよ」



本当に。

お互い少ししんみりしつつも、士楼の手はローションを私のお尻に塗りたくる。

「こう、尻を掴んだ時に指がこのもっちりした尻肉に少し埋まってるの見るのも好きだったな」
「んー、士楼の手で揉まれると、お尻のマッサージみたいで私も好きー」
「これか」



もにもに、むにむに……



私の遠回しなリクエストに、士楼はお尻を揉んで応えてくれた。

「ありかのアナル、あれだけ俺の咥え込んでるのに入り口とかまだしっかり引き締まってるよなぁ……がばがばになってたら、恥ずかしくて見合いなんか出来なかったかもしれないのに」
「何てこと言うのさ。がばがばにならないように、毎日一生懸命引き締め運動してるんですー」
「マジか。そんな努力してたのか」
「あはは」



士楼は、私の後ろのすぼまりのシワを、ローションにまみれた両手の親指で優しくなぞる。

「……っ♡」
「お、すげー期待されてるな。まんこからジュースが零れてきた。ほら、舐めてやるからケツあげろって」
「ん……」



私は顔を枕に埋めて、クイッと腰をしっかり反らせて下半身だけを高く持ち上げ、士楼が舐めやすいように足を肩幅位まで広げた。

「は、エッロ……」

士楼はそう言いながら、私のアナルに指をずぷずぷ♡と右手の中指と人差し指を挿入すると、そのまま抜き差しする。そして、膣を通り越してその先の突起に舌先を伸ばした。



はぁ♡はぁ♡と漏れる喘ぎ声を枕で抑えつつその愛撫に悶えていると、

「……相変わらず、ありかのまんこはぴったり閉じてんなぁ。綺麗な未使用まんこか、見合い相手もそんなありかにセフレがいたとは微塵も思わないだろうな」

皮肉っぽく士楼が囁く。



「士楼には関係ないでしょ」
「まぁね」

そう、私達はアナルを使ったアブノーマルセックスという共通の性癖を持っていた。だから当然、士楼が使うのはお尻の穴だ。



アナルセックスを楽しむ男は、アナルと膣があれば必ずアナルに突っ込む真性の性癖を持つ輩と、アナルも好きというアナルと膣の両方突っ込みたい輩の二種類いる。

最初、この違いがわからずアナルセックスのみという約束でセフレになったのに、何回か遊ぶうちに「膣にも入れたい」と言い出す奴が何人もいた。



マイルール的に、それを言い出した奴には「また今度ね♡」と言ってその場をやり過ごし、次はない。



そして、士楼曰くそれは男に限ったことではないらしく、士楼もアナルセックスのみという条件でラブホに入ったのに、最終的にはおまんこくぱぁして「こっちにも頂戴」する女が多いらしい。
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