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駆け出しマンガ家はプロアシに食われる。

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今泉いまいずみ先生‥‥何してんですか‥‥」
「‥‥‥‥!!!!!!」
「‥‥失礼しました、また出直して来ます」
「ちちち違うの梶村かじむらクン!!待って!!!!」


ガシィ!!!


「‥‥わかりました、待ちますので、ひとまず俺が部屋の外に出ている間に、服を着て下さい」
「うん‥‥うん、言うとおりにするから、誤解したままどっかに行かないでねぇーーーっっ」




☆☆☆




「さっきはゴメンね、変なものみせて」
「‥‥自慰オナニーしていただけですよね?別に大丈夫ですよ」
「ちちち違うの!!だからそれは誤解なの!!」
「え‥‥けど、素っ裸で片手で胸揉んで、もう片手でマン‥‥モゴモゴ」
「最後まで言わなくてもいいのっ!!えーっと、体の研究というか‥‥ポーズを確認していたというか‥‥」
「先生‥‥あまり、少年漫画を描く人がソレを研究するのを聞いた事がないんですが」
「あ、は‥‥あはは、あのね‥‥実は次の作品、青年誌‥‥というか、エロ漫画デビューで‥‥」
「え!?」
「担当者にね、今日言われたの。私の描く作品は、ストーリーはとても良いんだけど、今ひとつキャラクターに魅力を感じられないって。だから、話が盛り上がる前に打ち切りになるって‥‥」
「‥‥そんな事言われたんですか?」
「あはは、自分でもそれはわかっていたんだけどね」
「それで、青年誌を?」
「チャンスをくれたんだと思う。もっと言うと、私の描く女の子が特に魅力ないって。少年‥‥つまり男が読むんだから、それじゃ駄目って。キャラクターが2次元過ぎるから、もっとリアリティー持たせてって」
「‥‥ふむ」
「青年誌は、エッチしたいとか、こんな子いたらいいなとか、女の子が魅力的じゃなきゃ成り立たないから、読んで描いて兎に角勉強しろって‥‥」
「それで‥‥?」
「‥‥それでね、エッチな漫画読んでみたらさ、結構あり得ないパースとかが多くて。自分で描いてみたら、裸のアオリとかフカンとか、描いたことないって今更気付いたの‥‥だ、だか、ら‥‥」
「‥‥なる程。人物のパースの取り方がよく分からなくなって、自らポーズつけた訳ですね」
「その通りデス‥‥」
「わかりました、では続けましょう」
「ほあ!?」
「今泉先生が描きたいポーズ、俺が写メ撮るんで。はい、早くして下さい。時間が勿体ない。俺、今日も掛け持ちなんすよ」
「そ、そっかぁ、やっぱり仕事が早いしすっごく仕上がり綺麗だから、梶村クンは人気のアシさんなんだねー!ねぇ、絶対にプロになれると思うんだけど‥‥投稿とか」
「俺の事はいーんで。さ、先生脱いで」
「ぬぬぬ脱ぐ!?こここここで!?!?」
「裸描くんでしょ?」
「うん」
「服着てたら意味ないでしょ?」
「う、うん」
「早くして下さい」
「あ、はい」

モゾモゾ‥‥

「何チンタラしてんですか」

バサァッ

「ひゃー!!」
「‥‥色気がありません、減点。これからエロ漫画描かなきゃいけないんでしょ?」
「あ、はい‥‥」
「じゃ、魅力的な女の子も演じて下さい。俺がつい、食いたくなる様な」
「は、はぁ‥‥」
「色気がない、減点。これ、マイナス5点で先生の嫌がる事しますからね?」
「ややややめて!!ご飯に納豆出さないで!!」
「‥‥先生の嫌がる事って、レベル低いですね‥‥って先生、さっさと下着取って下さいよ」
「ななな何で下着まで!?」
「だってさっき素っ裸‥‥」
「ぎゃああああ、ごめんっ!忘れてっ!!下着のままで良いから!!」
「‥‥先生。プロ意識は何処に行ったんですか?」
「‥‥」
「本当は、女の乳首の位置とか、膣の見え方とかも研究したいんでしょう?」
「ぐ‥‥ぐぬぬ‥‥」
「減点」
「!!!あ、と、はい。そうです、研究したいです‥‥」
「じゃ、下着脱いで」
「‥‥はいぃ‥‥」

ぷち ぱらっ

「あ、下着を手で押さえる女の子とかも良いですね、一応撮っておきましょうか」
「~~~っっ」
「うん。恥ずかしがってるのも良いです。じゃあ、胸の谷間作ってー、はい、そう。上から撮りまーす。次、下から。斜めもついでに」
「うぅ‥‥恥ずかし過ぎる‥‥」
「そうですね。じゃあ、さっさとパンツ脱いで下さい‥‥どんな安物のパンツ履いているんですかー‥‥減点」
「だだだだって!!」
「先生。男にとっての魅力的な女になって下さいねー?」
「‥‥そうだね、下着も大事だね‥‥」
「明日新しい下着買ってきて下さいね?まさかヒロインにそれ履かせないですよね?はい、涙目にならない。もう苛めませんから」
「うーっ‥‥」
「はい、パンツはもう良いから見せて?オマンコ」
「ぎゃあああああ!!私は何も聞かなかった!私は何も聞かなかった!私は何も聞かなかった!」
「‥‥先生、そんなんでエロ漫画描けるんですか?」
「ううーーーーっっっ!!!女は度胸!えいっ!!」
「‥‥先生。パンツ脱いだ努力は認めます。が、手が邪魔です」
「だって!手を退けたら見えちゃうよ!」
「だから、撮るだけですって。‥‥それとも、何か期待してますか?」
「いやいやいやいやしてないしてないっっっ!!」
「‥‥クク、じゃあ、どうぞ」
「うーーーーっ‥‥」
「そう。ゆっくりで良いですよ」
「‥‥」
「今泉先生。ベッドに座ってこっち向いて足開いて」
「~~~~~っっ!!!」
「はい、撮ります。近寄りますね?」
「‥‥っっ!!」
「先生。自分で肉襞持って、『くぱぁ』して下さい」
「えっっ!?」
「どうせなら、撮っちゃった方が良いと思いますよ?ここまで恥ずかしい思いしちゃってますし」
「う‥‥ん。‥‥こぅ?」
「そうです。上手。先生、そのまま人差し指ゆっくり入れて下さい」
「‥‥っ、ん」
「んー、カメラじゃなくて、動画にしましょう。指、動かして下さい」
「‥‥ぁ、う‥‥」
「違いますよ、もっと奥まで。こう」
「ひゃんっ!」
「あ、今のは下半身に響く声ですねー、良いですよ。ほら、出し入れして下さい」
「‥‥」
「出来ませんか?‥‥仕方ないですね、一肌脱ぎましょう」

ぐちゅん!!

「‥‥先生、濡れてきましたね」
「‥‥言わないでぇ‥‥」
「けど、これなら良い図が撮れそうな気がします」

ぬっちゅ ぬっちゅ ぬっちゅ 

「は、ぁう、ん‥‥」
「先生、可愛い声出てますね」
「‥‥」
「先生。手を離して下さい。喘ぎ声、聞きたいです」
「‥‥ん」
「指増やします」

ずりゅっ!!

「はぅんっ!!」
「‥‥先生、ヤバイなぁ」
「‥‥ん‥‥」
「先生、ひっくり返って下さい」
「‥‥う‥‥ん」
「違いますよ、指はこのままです」
「えっ‥‥う、ん」

ぐり ぐりんっ

「‥‥は、ん‥‥」
「先生。‥‥良い格好ですね。では、そのまま今度はアナルを弄って下さい」
「ふぇっ‥‥!?」
「先生、大丈夫。可愛いです。今の状況、普通の男なら最高ですよ」
「‥‥本当、にぃ?」
「はい。俺を信じて、ほら、そのまま‥‥」
「あ、ん‥‥」
「‥‥!?先生。まさか、アナルに指入れてくれるとは思いませんでした‥‥」
「違、う、の‥‥?」
「いえ、個人的には最高です。今夜はこの図だけで、何度でもヌけそうです」
「つ、ぎ‥‥どうしたら、良い、の‥‥?」
「先生、可愛い。じゃあ、次は‥‥結合部、撮ります」
「う、ん‥‥」
「先生。責任取るんで、ゴムなしでいきますよ」
「うん‥‥。ん!?ちょ、ちょちょちょちょっと待っ」


ずぶぅ!!!!!


「あぁん!!!」
「あー、さっきの減点。マイナス5点で先生の嫌がる事ですね。‥‥生でエッチ、にしましょう」

ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ


「きゃ、あ、あ、あ」
「先生、可愛い」


ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ


「ふ、あ、あ、あ」
「先生、音聞いて?」
「あ、あ、や、恥ずかし‥‥」
「エッチな漫画描くんですよね?結合部の音、の、表現も、学んで、下さい」
「う、う‥‥」
「どんな音、してます?」
「ん‥‥『ぬちゅ ぬちゅ』」
「はは、先生にはそう聞こえるんですね‥‥俺には、『にっちゃ にっちゃ』に聞こえます」
「梶村、クン、えっちぃ‥‥」
「先生と同じです。先生のココ、俺のに吸い付いて離れませんよ?」
「‥‥」
「あぁ、おしゃべりも限界かな」


ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ
パン パン パン パン

「あ、ぁん、ぁん、ぁっっ」
「先生、気持ち、良い?」
「‥‥ん、良い、よ」
「先生‥‥よかった」

ずっちゅずっちゅずっずっずっずっずっ
「あ、あ、あ」
「先生、もっとエロ漫画にある様な、エッチな事言ってみて下さい」
「ん、気持ち、良い」
「はい」
「もっと、してぇっ‥‥」
「‥‥はい、先生」
「オマンコ、もっと、かき、混ぜてぇ‥‥」
「喜んで」
「ずぶずぶして、苛めて、欲しいの」
「こうですか?」
「あぁっっ!!そう!!そこぉっ!!」
「締まり、すぎ、です」
「だってぇ、梶村クンの、オチンチン、美味しい、よぅっ」
「あー‥‥上の口、からも、下の口、からも、涎が、凄いですねっ」
「うんっうんっ梶村、クン、このまま、奥に、出してぇっ!!」
「‥‥いいんですか!?」
「お、願ぁ、い‥‥熱いの、濃いの、ちょうだぁい‥‥!!」
「わかり、ました‥‥!では、奥に、出します、ね」
「うん、あ、あ、あ、」
「先に、イって、下さいっ!!」
「イっちゃ、イっちゃうよぉ」
「‥‥!!!」
「あ、あ、あ、あああぁぁぁーーーーーーーっっっ!!!!」


ドクン
ドクン  ドクン  トクン‥‥  トクン‥‥


「ま、待って‥‥梶村クン‥‥」
「はい、何でしょう?」
「まさか、本当に、膣内(ナカ)で出し、た‥‥?」
「はい」
「ばばば馬鹿ぁっ!!!梶村クンが!!エロ漫画にある様な台詞言えって言うからーーー!!!」
「‥‥大丈夫です。責任は取ります」
「うっうっ‥‥順序が違う‥‥」
「順序、ですか?」
「順序。普通、告白があって、イベントがあって、ハプニングやら当て馬があって、最後に結ばれるのにーーー!!!」
「先生。それは随分と少女漫画的な発想ですね」
「だって、好きでもないのに結婚とか‥‥」
「俺は先生好きですよ?」
「ほぇ?」
「俺、本当は、プロアシじゃなくて、プロアシ経ての漫画家なんです」
「え‥‥同業さん?」
「因みに、ペンネームはカジムラ要です」
「‥‥!!!!」
「今泉先生の、3巻で打ち切りになった漫画のファンでして」
「‥‥」
「担当者に、何とか今泉先生と会わせて欲しいってお願いしたんですけど、先生見事にヒッキーですし(笑)」
「‥‥うん」
「ちょうどその時、担当者さんが、アシとしてなら会えるし話せるかもしれませんって言うから、つい」
「つい!?」
「実際会ったら、滅茶苦茶好みで驚きました」
「え‥‥えええ!?」
「俺の漫画、どうも舞台設定が出来る前に、キャラクター人気が先走りしてしまうので、実は今泉先生に相談したかったんです」
「ま、待って。カジムラ要って、あのカジムラ要?」
「多分、それです」
「‥‥こんなところにいる余裕、ないでしょ!?!?超期待の新人売れっ子漫画家じゃない!!!」
「だから、最初に『時間が勿体ない』って言ったんです」
「ほぇー‥‥そっかぁ。ごめんねぇ、変な事に付き合わせちゃって」
「いや、むしろ俺でよかったです。さ、行きましょうか?」
「何処に?」
「俺の家に。結婚するんですし」
「えええ!?」
「責任取るって言ったでしょう?」
「‥‥」
「そんな、ぽかーんとした顔しないで下さい(笑)」
「えぇっと‥‥何から突っ込めば‥‥」
「先生は突っ込まないで良いですよ、それは二重で俺の役目なんで」
「二重?」
「先生、兎に角告白受けたんですから、イベントでしょう?」
「う‥‥ん?」
「イベントがあって、紆余曲折あって、ゴールインするんでしょう?」
「う、うん?」
「だから、イベント‥‥俺の家に行きましょう。本当にそろそろ時間オーバーです」
「そそそそうだね!カジムラ要だもんね!!」
「あ、そろそろ動画切らないと」
「‥‥へ?」
「だから、動画。撮ってたので」
「ぎゃーーーーーー!!!!!消してっ!!そんなの消してっっ!!!」
「そうですか?良い資料になりますよ?」
「資料‥‥」
「ひとまず、俺のスマホに残しておくんで、欲しくなったら言って下さい」
「うん、わかっ‥‥た‥‥?」
「先生。早く用意を」
「じゃあ‥‥ひとまずお風呂浴びて着替えてくるね!」
「お風呂は俺の家で入って下さい」
「そそそそう?じゃあ着替えてくる‥‥から、外で待ってて!!」
「はい。んー、行為後の恥じらいは良いですね。プラスです」
「早く~~~~~っっ」

ぐいぐいっバタン!





「‥‥まぁ、紆余曲折なんて暇なく先生は俺と結ばれる予定ですけどね」
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