投了するまで、後少し

イセヤ レキ

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26.修平の股の間の起き上がり小法師(side保)

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「じゃあ、保先輩にお願いしたいことがあるんですけど」
「うん、何?」
修平のお願いなら、出来る限り叶えてやりたいと思いながら、首を傾げて話の続きに耳を傾ける。

「俺はやっぱり、ケツマンに突っ込みたいんですよね」
うんうん、と頷く。
修平の性癖だもんな。
修平のケツマンオナホを俺が握ってシコれば良いのか。

自分でやる方が何処をどんな刺激でやれば気持ち良くなるかわかっているのに、他人に扱かれた方が、気持ちが昂ぶって快感が倍増するのはこの身で既に体感している。


「で、保先輩はアナニーがそれなりに気に入ったんですよね?」
「まぁ……それなりに?」
何度も聞かないで欲しい!!
ただ、今日は修平にされるがままだったから、自分でやってみて気持ち良く感じるかどうかは正直自信ないんだけど。

「じゃあ、俺は保先輩のケツマンを使って自慰をして、保先輩は俺の棒を使って自慰しましょうよ」
「……は?」
ん?どういうこと??
「俺は先輩の尻を借りて、先輩はディルドじゃない本物の棒を入れてみるってだけです」
「……ああ、成る程」
それなら二人共同時に気持ち良くなれるな!
俺は酔いが回った頭で、「良い考えじゃん」と答えた。


……のだが、俺はその後、ポロリンというかパオーンした修平の息子を見て、顔面蒼白になった。

「……いや、無理じゃね?」
「大丈夫です、イケます」
「いやいやいやいや無理だろ、裂けるって!!」
俺の目の前に曝け出された修平の立派過ぎる肉棒は、ビッキビキに脈打ちながら天井に向いている。

「保先輩、俺も気持ち良くしてくれるって言ったじゃないですか。やる前からそんなこと言わずに、せめて試してみて下さいよ」
「うっ……!」

俺は、修平の股の間に鎮座する肉棒を、少し突付いてみた。
それはまるで起き上がり小法師のように、ギュン、と直ぐに中心に戻ってくる。

「う~~~ん……」
俺は、はい、と修平が渡してくれた二本目の缶チューハイを煽る。
「大丈夫です、先輩をどろっどろにしてからにしますんで!」
修平は食い下がる。

「う~~~~~~ん……」
「……もし、保先輩がキツそうだったら、今日じゃなくても良いです。今日はひたすら先輩を開発するのに勤しんで、なんなら一週間とか一ヶ月とか毎日勤しんで、先輩のケツマンの受け入れ準備が整ってからでも構いませんから!!」
はい、と修平から缶チューハイを渡され、それも煽った。

慣れない酒を飲み過ぎて、もう頭はクラクラだ。
でも、意識はしっかりしている、と、思う。

「……わかった」
悩んだ末に俺が頷けば、修平は「保先輩!」と喜んで俺に抱き着いた。

そんなに嬉しいのか。
まあ、確かに普通の女の子じゃ、このちんこをお尻に入れることは快諾しないだろうしなぁ……。

そう思えば、特殊な性癖を持つ修平が不憫に思えるのだった。
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