サンタクロースなんていらない

月並海

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Day24

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「紅葉君」
「三田?」
寒々しい格好の同級生の様子に察したらしい紅葉は客にケーキを渡す手を休めて店の中に入った。すぐに戻ってきた彼の手にはもう彼と同じ紅白の上着。「とりあえずこれ」
「ありがと」
彼は仕事に戻ろうとする。その姿が眩しくて栗栖は思わず声をかけた。

「私も手伝ってもいいかな?」
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