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創られたノスタルジック。
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歴史って、人の意識の塗り替えだと思いませんか?
創った人の話が広まり霜のように地表を覆えば、事実として定着することになるのです。
「テコンドーは国技」と知らしめられて、それが事実となりました。
たまたま読んだ書籍によると、どうやら真実は日本の空手に端を発しているらしい。
ふうん。
つまり言った者勝ちってこと?
このように、真実の上に、事実なるものが塗り重ねられて歴史が組み替えられていくわけですね。
家のリフォームなら「きれいになったね」ものだけど、歴史となると「きれいに装ったね」と見抜く人が出てきます。地球上の全員を欺き切るなんて至難の業だから、胡散臭いぞ、という目がどこかに芽生えるのです。
そういうものなのです。
去る10月31日の十三夜の満月にも歴史を動かす嘘が日本を覆い尽くしました。
誰かが「46年ぶりの満月のハロウィン」と遠い花火に目を細め、ノスタルジックに#嘯__うそぶ__#いたのです。
どこかの訳知りさんが「あんたはどこの人だね」と嘘つきに尋ねました。
「そのように、あっしは訊いてやったんだよ」
ふっ。
でも、どこの誰だかわからんヤツに尋ねても、声は届きませんでした。
このように、真実を見抜く者の目は大事な論点に届かず線香花火のように幕を閉じ、虚の歴史ばかりが足場を固めて組み上げられていくのです。
「あっしゃ、この嘘つきめ! って届かない罵声を浴びせてやったさ」
46年前、日本にはハロウィンはまだありませんでした。
「生まれてないものを、どうやって懐かしむっていうのさ」
つまり言った者勝ちってこと?
46年前の1974年、ハロウィンは絵に描いた餅でしかありませんでした。かぼちゃのお化けもお菓子も仮装も、ぜんぶ媒体の中に閉じ込められていて、外に飛び出していませんでした。
しかもほんの一部の人しか知らない塵のような存在でしかありませんした。
その超少数派も、食い入るようにページを見入っていたわけですから、空を見上げるゆとりはありません。
見上げない空に満月が浮かんでいても、誰も気がつきません。
満月は、日本の歴史上2020年に初めてハロウィンと結びついたのです。
これが真実です。
創った人の話が広まり霜のように地表を覆えば、事実として定着することになるのです。
「テコンドーは国技」と知らしめられて、それが事実となりました。
たまたま読んだ書籍によると、どうやら真実は日本の空手に端を発しているらしい。
ふうん。
つまり言った者勝ちってこと?
このように、真実の上に、事実なるものが塗り重ねられて歴史が組み替えられていくわけですね。
家のリフォームなら「きれいになったね」ものだけど、歴史となると「きれいに装ったね」と見抜く人が出てきます。地球上の全員を欺き切るなんて至難の業だから、胡散臭いぞ、という目がどこかに芽生えるのです。
そういうものなのです。
去る10月31日の十三夜の満月にも歴史を動かす嘘が日本を覆い尽くしました。
誰かが「46年ぶりの満月のハロウィン」と遠い花火に目を細め、ノスタルジックに#嘯__うそぶ__#いたのです。
どこかの訳知りさんが「あんたはどこの人だね」と嘘つきに尋ねました。
「そのように、あっしは訊いてやったんだよ」
ふっ。
でも、どこの誰だかわからんヤツに尋ねても、声は届きませんでした。
このように、真実を見抜く者の目は大事な論点に届かず線香花火のように幕を閉じ、虚の歴史ばかりが足場を固めて組み上げられていくのです。
「あっしゃ、この嘘つきめ! って届かない罵声を浴びせてやったさ」
46年前、日本にはハロウィンはまだありませんでした。
「生まれてないものを、どうやって懐かしむっていうのさ」
つまり言った者勝ちってこと?
46年前の1974年、ハロウィンは絵に描いた餅でしかありませんでした。かぼちゃのお化けもお菓子も仮装も、ぜんぶ媒体の中に閉じ込められていて、外に飛び出していませんでした。
しかもほんの一部の人しか知らない塵のような存在でしかありませんした。
その超少数派も、食い入るようにページを見入っていたわけですから、空を見上げるゆとりはありません。
見上げない空に満月が浮かんでいても、誰も気がつきません。
満月は、日本の歴史上2020年に初めてハロウィンと結びついたのです。
これが真実です。
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