ようこそ奴隷パーティへ!

ちな

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ご主人様のためなら♡

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真っ白い一通の手紙が届いた。差出人は不明。宛名だけ書かれたこの手紙はもしや危険なものかもと思った。けれどご主人様宛の手紙を勝手に捨てる訳にも行かず、広すぎるお屋敷の最上階まで足を運ぶ。一呼吸おいてからご主人様のお部屋の扉をノックした。

「鈴です、蓮様。お手紙がとどいているのですが…」
「入っていいよ」

扉の向こうから穏やかなテノールが聞こえ、失礼が微塵もないよう丁寧にドアノブを回した。
執務机でお仕事をされていたご主人様が私に向かってにこりと微笑む。それだけで頬が紅潮してしまいそうで、喉を馴して自分を制した。
足音を立てないように慎重に足を運び、白い手紙を丁寧に差し出す。
「お仕事中失礼致しました。こちらですが、差出人が…」
「…ああ、うん。大丈夫だよ。このシーリングスタンプを使う差出人はひとりしか心当たりがないから。それより鈴、もう少しこっちへ」
穏やかに笑うご主人様。まだお若くいらっしゃって、この端整なお顔立ち、柔らかい物腰と穏やかな性格、それに加えて恐ろしいほど高い地位と権力をお持ちでいらっしゃる。広すぎるお屋敷にメイドは私の他に何十人といるが、蓮様専属のメイドは私ただ1人だけ。身の回りお世話から執務室やプライベートルームのお掃除、それに蓮様直属の執事に頼まれてお仕事の手配のお手伝いを行っている。それから…

「んっ…ちゅ、あっふ…」
「もっと舌を出して」
「ふ、んんっ…」
このようなお相手まで。
最初はただのお戯れかと思っていた。それが私の思い込みだったと知ったのはもう随分前のこと。心底愛してるよと囁いてくれたあの満月の夜、私は嬉しさのあまり泣きながら蓮様と愛を交わした。このお屋敷に勤めてすぐの頃から蓮様のことが好きだった。
「あっ…んむ…れん、さま、お仕事が…」
「丁度休憩しようと思っていたところなんだ。それとも鈴は僕に休憩するなと?」
「ち、違いますっんんっ…決してそのようなっ!あっいけません…!」
フリフリで真っ白のエプロンの下。ロングドレスのメイド服は、実は私のものだけセパレートになっている。エプロンを外されると前開きのボタンを外され、肌に蓮様の柔らかい舌が這う。
「ふふ…この下着、僕が贈ったものだね?着けてくれて嬉しいよ」
「ん、はいっ…蓮様から頂いた大切なものです…」
「よく似合ってるよ」
皮で出来たブラは拘束具のように乳房を縊り出し、1番高い部分は丸い金属が付いていて乳首を締め上げる造りになっている。
ひょこりと顔を出す乳首を蓮様の舌が弾いた。
「とってもいやらしくて鈴にぴったりだ。服を着ていても乳首が擦れて気持ちいいだろ?」
「んっんっ…あぁっ…はいっ蓮様…」
「かわいいね。もうとろとろになっちゃった?」
穏やかなテノールで辱める言葉を放つ形のいい唇が三日月に形を変えた。
「下も見せて」
「はい…」
例えどんなに恥ずかしいことでも、ご主人様のご命令に背くなんてできない。耳まで熱くなってしまっているけど、震える手で自らスカートを捲り上げる。
満足そうに蓮様が頷いてくださった。それだけでこんなに嬉しくて、足の間に熱い愛液がとろりと垂れた。
「それもよく似合ってる。鈴の真っ白い肌には黒がよく似合うね。実はピンクもあったんだけど…やっぱり黒にして良かったよ」
「光栄で、ございます…」
蓮様の美しい目が私のはしたないそこに釘付けになっている。嬉しい。嬉しい!蓮様が私を見てくださってる!
雀躍する足の間からは湧き水のようにとめどなく溢れる愛液が、蓮様から頂いた大切な下着を無遠慮に汚した。
蓮様が今視姦してくださっているショーツは、ブラと同じ素材のもの。1センチに満たない幅のそれは腰部分に1本、足の間に1本だけ。ただしショーツも丸い金属が付いていてクリトリスがそこに嵌るようになっていた。このショーツはサイズがとても小さくて、歩く度に足の間が擦れてしまう。吸水性皆無の皮地は恥ずかしい蜜を全く隠してくれなかった。下着を穿いているにも関わらず、クリトリスだけは常に風に晒されていて、図らずとも丸い金属から顔を出してしまう。メイドのお仕事は常に体を動かしているために、顔を出したクリトリスが常時スカートに刺激され、空気に触れて冷やされ、熱を持ってぱんばんに腫れている。
「もっとよく見せて…あぁ、鈴。こんなに濡らしながら仕事を?」
「はいっ…はしたなくて、恥ずかしいです…蓮様、申し訳ございません…」
「ふふ…いいよ。何も怒ってる訳じゃない。でもひとつ、いいかな」
「ん、何なりと…」
悪戯な蓮様の指が顔を出したクリトリスをつつく。それだけでこのはしたない体は歓喜に打ち震えた。
「こんなに気持ちよくなっちゃって、一体誰のことを考えていたの?」
そんなのは勿論。
「私はっ…あんっ蓮様のことしか考えておりませんっあっ…」
「ふふ…かわいいね。これを外して僕のを慰めてくれる?」
「勿論です蓮様…鈴は幸せです…」
「嬉しいよ鈴。さあ、こっちへおいで。僕に跨って、娼婦のように腰を振ってごらん。そうそう、いい子だ…」
「ああっ蓮様っ!」
急いで下着を脱いで、言われた通りに蓮様に跨る。ビンビンに立ち上がった蓮様のものを深く深く咥えこんで、蓮様にご満足頂けるよう一生懸命腰を振った。
時折思い出したかのように顔を出したままの乳首を突かれ、舐められ、動きを止めると同じように顔を出したクリトリスを爪で弾かれた。ご主人様よりも先に気持ちよくなってしまうなどメイドとしてあるまじき事態だと分かっているが、腰を落とす度に頭の天辺に雷でも落ちたかと錯覚するほどの快楽が体を走り抜ける。止まる度にぱつぱつに張ったクリトリスを爪で弾かれ、乳首を舐めてくださる。腰を捩り、腰を動かすとご主人様の硬くて熱いものが一番奥をノックする。
動いてって言ってるのに聞けないなんて悪い子だね、とそのままの体勢でお尻を叩いてお仕置きを頂くのに、どうしても気持ちよすぎて動きを止めてしまい、執務机に俯せになって後ろから獣のように犯されるのが常だ。
今日も例に漏れず、執務机が壊れてしまいそうなほど激しく熱い杭を打ち込んで頂いた。
お腹の奥にご主人様の濃厚で熱い精液を頂いて、お掃除のため跪いた。
「お手間を取らせてしまい、申し訳ございません」
「そんなの気にするなといつも言ってるだろ。今日の鈴もとってもかわいかったよ」
「光栄にございます…蓮様、失礼いたします…」
「ん、ああ…鈴の口、とっても気持ちいいよ…」
べっとりと付着したどちらのものか分からない液体を救い上げる様に舌を伸ばす。
頭を撫でられてとても嬉しい。しなしなと元気がなくなっていくご主人様のかわいらしいそれをぱくりと咥え込み、カリの括れから竿を丹念に舐め上げた。
頭上からは紙を切る音。上目で目すると、蓮様はさきほどの白い封筒を開けているところだった。
真っ白い便せんと、カードのようなもの。一通り目を通したらしい蓮様は口角をあげた。
「鈴、来週の日曜日出掛けるからね。一緒に来て」
「ふあ、い」
蓮様のものに舌を這わせながら返事をする。
少し違和感を感じた。
いつもはどこにどのような要件でと詳しく教えてくださるのに、蓮様はそれだけ仰ってから掃除はもういいよありがとうと頭を撫でてくださった。

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