アリスと女王

ちな

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攫われたかったのに

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「ひぅっ!ぁう゛ぅッひゃ、あ゛ぁっ」
きゅんきゅん締まる凛の中を、触手がぐりぐりとこじ開けます。きゅんと締まる柔らかな壁を押し開いて突き進み、じゅんじゅんと滲む甘い蜜を立派なカリで乱暴に掻き出しました。
凛の変化に気が付いた彼は、鋭い八重歯を見せました。
「欲しいか?欲しいよなぁ?」
ずっしりと重たくなった触手を見せつけるように掲げ、ぴくぴく痙攣するクリトリスを舐るように見つめます。
「クリいじりされながらアナルに全部入れてやるよ…なぁ、クリいじられるの好きだよなぁ?」
凛の足の間から、じゅわっと蜜が溢れました。子宮口を破壊するほどの激しいピストンに腰がぶるぶる震え、凛の細い意識がひとつ、ふたつとぶつぶつ切れていきます。
「ほら、こうやって弄られるの好きだよな?クリ大好きって言ってみな」
まるで彼が自分の手を操るように、触手が動き出しました。綿棒ほどの太さの触手が、三角の頂点に押しつぶされたままの小さなクリトリスを探り当てます。ぬるぬるに滑る小さなクリトリスは目一杯勃起し、ちょんと触れられるだけで、雷のような激しい電気を流しました。
「ひううっああっああっああ!」
びくびく仰け反る凛は、こりんこりんと弄りだす細い触手と、ごっちゅごっちゅと激しいピストンを繰り返す触手を同時に受け入れなけらばなりません。細い触手は、勃起して偉いねとでも言いたげに、根元から頂点まで、いい子いい子と撫でつけます。左右に揺さぶり、前後に撫で、時々トントンと叩くような刺激に、喉の奥から鳴きました。仰け反ることも前屈みになることも許さない凛を拘束する触手は、その先端を伸ばして、色付いた乳首も愛でてやりました。ピンと天を向く乳首もいい子いい子と撫で、硬くなった果実に絡みついて扱き、針のような先端でちくちくとやわく刺してやります。
「ひぎッい゛ぃっゃめ、や゛ッ…いく、い゛くっ…!!」
もう絶頂はすぐそこでした。目の前が明滅し、太腿までぶるぶる震え出して、ごんごん突き上げる触手をぎゅうぎゅうに締め付けます。頭の芯がばちばちと火花を散らし、触手に拘束された体を目いっぱい仰け反らせました。
「は、ぁあ゛っ!うう゛ぅっ…!あ゛、あ゛ぁう゛ッ」
仰け反って白い喉を見せる凛に、彼はにたりと笑いました。
「女王になると誓うか?」
悪魔のような、囁きでした。
大きな快感の波がすぐそこまで押し寄せてきます。
「女王になると誓えば、今すぐたっぷりザーメン浣腸してやるよ」
たぷたぷと振って見せるその触手は、さっきよりも一回り大きくなっています。濃くてやたらとねっとりしているあの中身の味を、凛は知っています。お尻から一気に入れられ、直腸をダイレクトに乱暴される快感も知っています。腹からせり上げる熱、乳首が火傷しそうなほど熱くなって、ミルクを噴射させる感覚も知っています。
「ほらほら。早く誓えよ」
彼はわざと、凛の目の前で中身をとろりと零しました。
鼻の奥をツンと刺激する青臭いにおい。妙に粘着質なそれは焦らすように伸びて、ぼとりと床に落ちていきました。
「は、ふ、ぅ、う゛ッ…!」
それを見て反応したのは、女王でした。犬のように舌を出し、そのとろりと伸びる白い液体を体中でほしがります。
自重で三角の頂点にクリトリスを押し付け、滾る熱を発散させようとやたらめったらに腰を振りました。
太い触手を2本も咥えた蜜壺からは、泉のように蜜が溢れ、じゅっこじゅっことピストンされるたびにびちゃびちゃと飛び散ります。
あからさまな舌打ちをした彼が、凛から目を離した瞬間でした。
「イ゛……ッッ…!!」
残った最後の意識の糸が、ぶつりと切れる、まさにその瞬間。
「おっと」
凛の子宮口をごんごんと乱暴にノックしていた触手は糸のようにしゅるりと細くなり、叩くのを一切やめてしまいました。乳首に絡まっていた触手はしゅるしゅると元の位置に戻り、クリトリスを撫でていた触手もぱっと離れていってしまいました。
「や゛っ…イきたいぃぃぃっ…!いきたいよぉぉっ!!」
突然失った快感の波を探し回って、膨大な熱が体中を駆けずり回ります。今まさに津波のような激しい快感に飲まれようとしていたのに、その波は凛を攫ってくれませんでした。
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