アリスと女王

ちな

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凛がじわじわと悪戯されている間も、噴水の水圧を利用した歯車の機械たちは一瞬だって休みません。例のピザカッターのようにくるくる周りながらクリトリスを擦り上げる機械は、いつの間にか逆回転していました。皮が逐一めくれ、クリトリスの頂点を押しつぶすように回転するそれは、泣き叫ぶアリスになどまるでお構いなしです。回り続けることしか出来ない歯車に、アリスも泣き叫びながら蜜を噴射させることしかできないのです。

黒い棒に跨ったアリスは、声にならない悲鳴を上げています。

同じような体勢の凛に、蓮は囁きました。

「凛と一緒だね。あの子はとっても気持ちよさそうだけど…ねぇ、凛。あの子、ただ只管振動を与えられているだけなんだよ。まんこをずぶずぶされることも、おしりに何か入れられることもなく、延々と振動を与えられてるだけ。あれはあれでつらそうだね?」

アリスの叫び声をよくよく聞くと、入れて、お願い欲しい、というようなことを言っています。彼女はどれだけ欲しがってもクリトリスと割れ目に振動しか与えられていないのです。段々苦しくなってきたのか、あんなに気持ちよさそうに叫んでいた声が段々悲鳴に寄ってきました。何度も軽い絶頂を迎えているはずなのに、深い絶頂はいくら待っても訪れないようでした。

他のアリス達から察するに、いつも手酷くされている体には全く足りないのでしょう。

凛は知らない間に腰をゆるゆると動かしました。跨ったこの竿が奥を貫く感覚を知っているからこそ、凛の体はこれを求めているのです。立派なカリが膣壁を引っ掻くことも、びゅーびゅーと中に精液をこれでもかと出される感覚も知っています。

知っているからこそ、今挟んでいるだけでは物足りないのです。

凛の心情を知ってか、蓮は耳にキスをして囁きました。

「今の凛と、一緒だね…?」

とろとろと零れる蜜は、陰茎にたっぷりと絡みついたあと、煉瓦の床にとろりと伸びて染みを作りました。

「クリイキだけを延々されてるって、どういう気分なのかな」

森で散々していた蓮は、クスクスと笑いました。森での蓮は、頑なに凛の蜜壷には一切手を触れなかったのです。蓮だけではありません。森の動物たちを、蓮が牽制していました。どれほど辛かったなど、蓮はよく知っていて言っているのです。

蓮は凛の腹の下に指を伸ばします。そうして柔らかいクリトリスの上の肉を持ち上げて完全に露出させると、一度だけ腰を引き、張ったカリでクリトリスを引っ掻きました。

「んんっあうっ!」

一度だけ、なんて、到底足りません。腰を揺らす凛を咎めるように、ぷっくりと勃起したクリトリスに爪を立てました。

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