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お遊びのお仕置き
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悦んでぷっくりと勃起するクリトリスは、あまい蜜によく滑ります。押しつぶすとにゅるりと逃げていき、摘まみ上げるとちゅるんと隠れます。
蓮の指との追いかけっこは、凛の揺れる腰が加勢しました。
猫の声を歯で噛んで、凛は蓮のほうへと首を向けます。赤に色付いた唇は、唾液ですっかり濡れそぼっていました。半分開いた口からは真っ赤な舌がちらりと顔を覗かせます。
堪らなくなった蓮は、その唇に自分のをそっと重ねました。
ふっくりと押し返す凛の濡れた唇は、随分熱をもって蓮の唇を歓迎しました。すぐに真っ赤な舌を差し出して、蓮の粘膜をおねだりします。
ちゅ、ちゅ、と可愛らしいキスは、やがて舌を絡ませて唾液を啜り、可愛らしい音から粘着質な音に様変わりしました。
蓮とのキスは、凛にとって特別なものでした。
森では頑なに、唇にキスをしてくれなかったのです。凛はそのキスの意味をもう一度深く胸に刻みました。誓いに似たキスは、追いかけっこをしていた蓮の指が爪を立てたことで膜を引きました。
「んっんんっ!」
「逃げてばっかりの悪いここにはお仕置きだよ」
くすくす笑って、蓮はクリトリスにきつく爪を立てます。遊びの半分のお仕置きは、凛の口元にも笑みを浮かべるものでした。
視線の先で繰り広げられているおぞましい事態から目を逸らしたかったのかもしれません。足の間を容赦なく責め上げる機械たちは、恋人たちのあまい時間を提供することは絶対にありません。自分たちはちがう、と、凛は心のどこかで思いたかったのかもしれません。絶叫が耳を劈く広場には、衛兵たちの嘲笑が混ざり合いました。
その声を塞ぐように小さな舌を出して、あは、と凛が笑いました。その目はあまく、とろとろと蕩けています。視界には蓮しか映さず、あまい恋人の時間を必死に作り出しました。
蓮が爪の先でぴん、と弾いてやった時には、艶かしく眉間に皺を寄せ、蓮の唇をねだります。
蓮は凛の望むまま、唇を舐めて舌を割り込み、言葉よりもずっと濃厚な愛を囁きました。
広場では、新たな機械が設置されていました。
足の間を回転し続ける機械、おおきな男性器を模したものが一瞬も休むことなくピストン運動を繰り返す機械に比べ、随分とシンプルな作りです。黒い棒が一本渡してあるだけで、それは直径五センチほどで、食い込んだとしてもそれほど苦痛はなさそうです。ちらと目をやった凛ですら、首を傾げるものでした。
ただし、大掛かりな装置が付属しています。激しく嫌がる3番目のアリスをその棒に跨がせて、ひとりの衛兵が一番端にある機械を噴水の中へ突っ込みました。
これまでと同じく、噴水の強い水圧を利用して歯車が回り始めます。大小さまざまな歯車を通り抜け、一番最後にあの黒い棒へ到達しました。
「ひあああっあああんっああっあああ…!」
絶叫と呼ぶよりは、むしろ甘い声でした。辛いというよりは、気持ちよくて泣いているような声です。
ちゅるん、と蓮の舌を吸い上げた凛は、視線で蓮に問いかけます。あれはどんな機械なの?と。
苦笑いする蓮は、凛のクリトリスをつんつんと小突きながら説明します。
「棒が振動するんだよ。ただそれだけ。とっても気持ちいいんだと思うよ…」
この城の上層部だからって、流石に全部を把握してるわけじゃないよ。そう付け足した蓮に、凛は更に首を傾げます。まだ幼い凛には、組織というものをあまり理解していないのです。
「ねぇ凛。そういえば、ああいったブルブルするものを使ったことはなかったね?」
耳にキスをしてクリトリスを小突くと、凛は可愛らしい猫の声を上げます。焦らすだけ焦らして触ってあげていない蜜壷が、そろそろ臍を曲げそうです。
蓮は長い中指を蜜壷に這わせて、忘れてないよ、とアピールしました。
「んんっあっあ!蓮っ」
「スパイダーのところにいたトンボ、凛にも使ってあげれば良かったね」
ブルブルと振動するトンボは、蝶のアナルにずっぽりと入っているのを見ただけです。それがどれほど気持ちのいいものか、凛は知りませんでした。
広場のアリスは、顔を真っ赤にして目をとろとろにしています。
「あぁああんっあ!いぁあんっああ!」
劈くような悲鳴の隙間に、恋人との激しい事情を彷彿させるような甘い声が混ざります。
「…んっ…」
その声に触発されて、凛は宛てがわれた蓮の指をねだり、腰を揺らしました。
ふ、と蓮が笑います。
「ああ、それとってもいいね。かわいいよ。凛、僕の指でオナニーしてみせて」
拙く腰を振る凛に、蓮は凛の足の間に親指を割り込ませ、関節を立てました。
蓮の指との追いかけっこは、凛の揺れる腰が加勢しました。
猫の声を歯で噛んで、凛は蓮のほうへと首を向けます。赤に色付いた唇は、唾液ですっかり濡れそぼっていました。半分開いた口からは真っ赤な舌がちらりと顔を覗かせます。
堪らなくなった蓮は、その唇に自分のをそっと重ねました。
ふっくりと押し返す凛の濡れた唇は、随分熱をもって蓮の唇を歓迎しました。すぐに真っ赤な舌を差し出して、蓮の粘膜をおねだりします。
ちゅ、ちゅ、と可愛らしいキスは、やがて舌を絡ませて唾液を啜り、可愛らしい音から粘着質な音に様変わりしました。
蓮とのキスは、凛にとって特別なものでした。
森では頑なに、唇にキスをしてくれなかったのです。凛はそのキスの意味をもう一度深く胸に刻みました。誓いに似たキスは、追いかけっこをしていた蓮の指が爪を立てたことで膜を引きました。
「んっんんっ!」
「逃げてばっかりの悪いここにはお仕置きだよ」
くすくす笑って、蓮はクリトリスにきつく爪を立てます。遊びの半分のお仕置きは、凛の口元にも笑みを浮かべるものでした。
視線の先で繰り広げられているおぞましい事態から目を逸らしたかったのかもしれません。足の間を容赦なく責め上げる機械たちは、恋人たちのあまい時間を提供することは絶対にありません。自分たちはちがう、と、凛は心のどこかで思いたかったのかもしれません。絶叫が耳を劈く広場には、衛兵たちの嘲笑が混ざり合いました。
その声を塞ぐように小さな舌を出して、あは、と凛が笑いました。その目はあまく、とろとろと蕩けています。視界には蓮しか映さず、あまい恋人の時間を必死に作り出しました。
蓮が爪の先でぴん、と弾いてやった時には、艶かしく眉間に皺を寄せ、蓮の唇をねだります。
蓮は凛の望むまま、唇を舐めて舌を割り込み、言葉よりもずっと濃厚な愛を囁きました。
広場では、新たな機械が設置されていました。
足の間を回転し続ける機械、おおきな男性器を模したものが一瞬も休むことなくピストン運動を繰り返す機械に比べ、随分とシンプルな作りです。黒い棒が一本渡してあるだけで、それは直径五センチほどで、食い込んだとしてもそれほど苦痛はなさそうです。ちらと目をやった凛ですら、首を傾げるものでした。
ただし、大掛かりな装置が付属しています。激しく嫌がる3番目のアリスをその棒に跨がせて、ひとりの衛兵が一番端にある機械を噴水の中へ突っ込みました。
これまでと同じく、噴水の強い水圧を利用して歯車が回り始めます。大小さまざまな歯車を通り抜け、一番最後にあの黒い棒へ到達しました。
「ひあああっあああんっああっあああ…!」
絶叫と呼ぶよりは、むしろ甘い声でした。辛いというよりは、気持ちよくて泣いているような声です。
ちゅるん、と蓮の舌を吸い上げた凛は、視線で蓮に問いかけます。あれはどんな機械なの?と。
苦笑いする蓮は、凛のクリトリスをつんつんと小突きながら説明します。
「棒が振動するんだよ。ただそれだけ。とっても気持ちいいんだと思うよ…」
この城の上層部だからって、流石に全部を把握してるわけじゃないよ。そう付け足した蓮に、凛は更に首を傾げます。まだ幼い凛には、組織というものをあまり理解していないのです。
「ねぇ凛。そういえば、ああいったブルブルするものを使ったことはなかったね?」
耳にキスをしてクリトリスを小突くと、凛は可愛らしい猫の声を上げます。焦らすだけ焦らして触ってあげていない蜜壷が、そろそろ臍を曲げそうです。
蓮は長い中指を蜜壷に這わせて、忘れてないよ、とアピールしました。
「んんっあっあ!蓮っ」
「スパイダーのところにいたトンボ、凛にも使ってあげれば良かったね」
ブルブルと振動するトンボは、蝶のアナルにずっぽりと入っているのを見ただけです。それがどれほど気持ちのいいものか、凛は知りませんでした。
広場のアリスは、顔を真っ赤にして目をとろとろにしています。
「あぁああんっあ!いぁあんっああ!」
劈くような悲鳴の隙間に、恋人との激しい事情を彷彿させるような甘い声が混ざります。
「…んっ…」
その声に触発されて、凛は宛てがわれた蓮の指をねだり、腰を揺らしました。
ふ、と蓮が笑います。
「ああ、それとってもいいね。かわいいよ。凛、僕の指でオナニーしてみせて」
拙く腰を振る凛に、蓮は凛の足の間に親指を割り込ませ、関節を立てました。
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