アリスと女王

ちな

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あの子と一緒

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「やだなぁ凛。触ってないのに感じちゃったの?」

びく、と凛の肩が跳ねました。

そうです。誰もそこには指一本だって触っていないのです。鎖に股擦りされている彼女たちを見て、蓮に強制的に森での出来事を思い出させられて、体がはしたなく反応しているのです。

凛の顔がかっと真っ赤に染まりました。一気に体温を上げた凛は、恥ずかしさのあまり煉瓦の壁を引っ掻きます。脆い煉瓦の表面は粉になり、凛の小さな爪の間に入り込みました。

はぁはぁと荒い息を繰り返す凛は、勝手に震え出す腰を制そうと叱咤します。

許す蓮ではありませんでした。

「ダメだよ。…ああ、そうか。凛もあれをやってほしいんだね?」

「ひっ…や、ちがっ…」

叱られると思った凛は、必死に首を振りました。

しかし蓮は、叱る気など毛頭ありません。さっと青褪める凛の頬を撫で、優しいテノールで言いました。

「いいよ。さっき拷問を頑張ったからね。ご褒美をあげようね」

熱くなった柔らかな頬にキスをして、凛の顎を持ち上げました。キスを貰えると思った凛は、真っ赤な唇を僅かに割って舌を差し出します。ふっと嬉しそうに笑った蓮は、凛が望むまま唇を押し付け、欲しがる舌を絡ませてやりました。

そよそよと頬を撫でる風に紛れ、粘着質な音が控え目に響きます。

「んっん…んっ…」

鼻から抜ける甘ったるい凛の声を聞きながら、蓮はそっと凛のスカートの裾をたくし上げました。器用に舌を絡ませ、右手でまぁるい尻を撫でてやります。ふっくらと押し返す弾力が心地良くて、蓮は余すところなくじっくりと手のひらで撫でてやりました。

そうして前触れなくぱしりと叩き、ひくんと震えるタイミングを見て再び優しく撫でてやります。さわさわと撫でていた手を前に持って行き、恥骨のあたりから足の付け根まで丁寧に撫でつけました。

欲しい所に触ってもらえると期待した凛の体はゆらゆらと揺れ、蓮の手を誘導しようと追いました。その姿があまりにも可愛らしく、蓮はつい意地悪をしてしまうのです。

手のひら全体で優しく撫でつけていましたが、今度は4本の爪を立てました。内腿から蜜の軌道を辿るようにじっくりと肌に影を作り、そのまま引っ掻いてやります。キスの間からふうふうと漏れる凛の呼吸が蓮の頬を撫でました。爪先立って快楽を怖がる凛の足の間に人差し指を立て、女の子の大事な部分を守るふっくりした肉の間を探りました。湯水のように温もる蜜は蓮の指をぬるりと滑らせて、ちゅくりとかわいらしい音を鳴らします。凛の小さな鼻から、んん、と猫の甘える声が漏れました。

人差し指を立てたまま、蓮は長い指をクリトリスに滑らせました。

「んっんん!」

舌を絡められたまま、蓮の節くれ立った指にクリトリスを擦られて、凛は思わず腰を引きます。あのアリス達と同じように前のめりになると、蓮は凛の舌をぎゅっと噛んで窘めました。

びんびんに勃起した凛のクリトリスに指をあてがい、根元までしっかりスライドさせると、今度は指先に向かってスライドさせます。指の進行方向に沿って腰を引いたり伸ばしたりと、凛は忙しく動き回りました。

「鎖ほどじゃないけどね。気持ちいい?」

ちゅう、と凛の唇に吸い付いて蓮が尋ねます。にゅるんと滑る指は、クリトリスの先端をスライドしました。ぐずぐずに蕩けた目をして、凛はこくりと頷きます。クリイキをすっかり覚えた体は、すぐに天国の入口を見つけました。

「ああ、まだダメだよ。凛はイキ癖が付いちゃってるから、一回イったら止まらなくなっちゃうでしょ」

クスクス笑って、蓮は指を放してしまいました。

「やっやだぁ…!」

突然何の刺激もなくなり、凛の体は切なさに震えます。駄々っ子のように首を振り、いやいやする可愛らしい頬にキスをしてやりました。

蓮は凛の顎を持ち、正面に向けさせました。

光が漏れる程度の崩れた壁からは、アリスたちが鎖で縄を擦られて、好き勝手に絶頂している様子がよく見えます。彼女たちが崩れ落ちるほんの少し手前、鎖が抜き取られました。

恐ろしい一本鞭が地面を叩く音を合図に、やっぱり砂糖に群がる蟻のごとく、衛兵たちが四人のアリス達の蜜を求めました。持ち上げられ、足を大きく広げた屈辱的な体勢にさせられて、足の間にたくさんの舌が這うのです。垂れた足を舐める者もありました。猫のような悲鳴をあげる彼女たちは快不快に関係なく、そうやって餌となるのです。

凛はむずむずとお尻を振りました。

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