アリスと女王

ちな

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針の円舞曲

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柔らかな乳房を乱暴に鷲掴んだ蓮は、無防備に天を向く乳首を凝視しました。

「っ…」

ひくん、と凛が反応します。焦がすような視線をそんなところに注がれて、じんじんと熱を持つのが分かりました。

「同行者は、複数かな」

ふるふると首を振ると、蓮は掴んだ手にぐっと力を入れました。男の握力に潰れるちいさな膨らみは、可哀想なほど無惨に形を変えました。

じりじりと熱を伴う痛みにハンドルを持つ手が汗ばみ、つるっと滑ってしまいます。もう凛の幼い握力は限界でしたが、蓮は許しませんでした。

「ちゃんと持って」

蓮は乳房を力いっぱい握ったまま、縦一列に生えた針の1本を、勃起した乳首にちくりと刺してやります。んぅっ!と伸び上がる凛ですが、元々伸び切った緩いブリッジの体勢では、痛みも快楽も、どこへも逃すことはできません。

蓮は乳首に針をぐっと刺したまま、ふるふると細かく歯車を振りました。

「んんっん!んんぅっ!」

脳天まで痺れるような鋭い感覚に、凛は一層これ以上伸びないからだを必死に伸ばします。言う通りにしないと止めない、という無言の指示に震える腕を叱咤して、凛はハンドルを握り直しました。

蓮は針を離すことなく、そのままぐりぐりと押し付けます。

「さ、答えて凛。同行者は複数?」

必死にNOを答えますが、脳天まで針を刺されたような鋭い快楽に飲み込まれてしまいそうでした。

「じゃあひとり?」

ぐっと刺したまま、蓮は歯車を転がしました。

「ンンンっんっんぅゥっ!!」

ちくちくと肌を沈める針の先は、ちいさな乳首を刺しながら乳輪を転がり、乳首の一番先を刺し、勃起した乳首の腹を転がります。そうしてころころと腹の方へ降りていきました。柔らかな肌を鋭い針で刺され、凛は滝のような汗を流しました。針は鳩尾を通り、時々脇腹に蛇行して、下へ下へと進路を取りました。

嫌な予感ほど、あたるものなのです。

汗ばむ肌を転がる歯車は、臍まで到達しました。

「同行者は、男?」

ちいさな臍の窪みの周りを針で僅かに凹ませながら、歯車がゆっくりゆっくり転がります。凛は仰け反って抵抗しようとして、汗が吹き出ました。

ブリッジの体勢はそもそも仰け反っているので、腰を捩ることもできなければ、むしろ蓮に腰を突き出すような体勢なのです。

ワンピースをきしきしと噛む力を強くして、凛は目を見開きました。

「それとも、女?」

真っ白い肌に僅かな影を落としながら転がる針の歯車は、臍の下を真っ直ぐに降りていきました。絞り出した悲鳴のような声は、唾液で濡れそぼる白い布に吸い込まれていきました。

柔らかな腹をちくちくと刺しながら転がる歯車は、どこへ向かうのでしょう…。凛は全身を緊張で震わせ、必死に首を振りました。

「そう…じゃあ、男だ」

ちくちくと転がる歯車は、下半身で最も柔らかな丘の手前まで到達しました。

足を大きく開いたせいで、凛の恥ずかしい部分が良く見えました。スポットライトは何の慈悲もなく、ふるふると震える起したクリトリスをきらきらと照らします。濡れそぼり、白い肉からひょっこりと顔を出す真っ赤なクリトリスは、針に怯えて泣いていました。

「答えろ」

パシンッ…

乾いた鋭い音は、右の乳房です。針の行方ばかりに神経を尖らせた凛は、突然のスパンキングに腰を痺れさせました。

無防備な乳房は蓮の平手でじんじんと熱を持ち、凛の目がじわりと溺れます。酒樽に後頭部を擦り付けて首を振る凛の乳房を、蓮はもう一度叩き上げました。

パンッ…パシンッ…

「んくっんんん!」

乾いた音が四角い箱に響きます。叩かれる度にふるんふるんと揺れる慎ましい乳房に連動して、足の間からは上等な蜜がダラダラと溢れました。

ヒュッ…

蓮の手が振り上げられます。

再び叩かれると思って身を強ばらせた凛は、次の瞬間、喉の奥から悲鳴を上げました。

「んんんっーーーッ…!!!!」

歯車の針が、無防備に晒されたクリトリスをちくりと刺したのです。

全身に鋭い快感が一気に走り抜けた凛は、全身を細かく痙攣させ、喉を閉めて呼吸を止めました。身体中から汗が噴出し、見開いた大きな目からは涙がボロボロ零れます。針は皮膚を破ることはありませんが、足の指が勝手に開くほどの鋭い快感です。たった針一本で心臓まで突き刺された気分でした。

一方の蓮は、頭のてっぺんから雷でも浴びたように、ふるりと身を震わせました。上がりそうになる口角を必死に押さえ込み、凛を見つめました。

「早く答えろ。同行者は男か?」

蓮はわざと低く、冷たい声を出しました。凛は首を振る余裕などありません。奥歯をガタガタ鳴らし、噛んだワンピースが口から零れそうでした。

針はまだ、凛の可哀想なほど勃起したクリトリスに鋭く落とされたままです。細い針の先がクリトリスを僅かにくぼませ、凛の神経をより尖らせました。

蜜壷の入口は、呼吸を止めた凛の代わりにはくはくと忙しなく開閉します。アナルもぎゅうっと窄まって、ダラダラと垂れてきた蜜に濡れていました。

蓮は、歯車をじっくり動かしました。

「んんっぅヴああ゛ぁ゛ーーッッぁ゛ぃ゛あ゛ぅ゛ん゛あ゛ぁ゛ッッ!!!!」

がくがくと全身を震わせる凛のちいさなクリトリスを満遍なくちっくんちっくんとじっくり突き刺します。蓮はいじらしく隠そうとする皮をしっかり剥いてやりました。

濡れそぼる真っ赤なクリトリスは、スポットライトを受けて、僅かな影さえ落としませんでした。はっきり見て取れるがちがちに勃起したクリトリスが、蓮の前にはっきり見て取れます。樽の上に仰向けになった体勢ですから、蓮が少しだけ屈めば、拷問を受けているクリトリスは目の前なのです。

皮から顔を出すクリトリスの先端に、針をつぷりと刺してやりました。

「ぃあ゛あ゛ァ゛っっ!!」

「ちゃんと噛んで。声聞こえちゃうよ」

乳房を叩いていた手で凛の口を無慈悲に押さえつけ、蓮は終ぞ口角を上げてしまいました。


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