アリスと女王

ちな

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焦がれに焦がれた

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「あんっあ!やっ…ああっ」
ちゅくちゅくとわざと水音を出し、とくとくと脈打つ乳首を舐め上げました。時折吸ってやり、びくんと仰け反る凛の腰を支えてやります。凛は見た目よりもずっと逞しい肩に蓮の肩に掴まって、喉を反らせてソプラノを響かせました。
岸に当たった水が、とぷんと音を立てました。そうしてきれいなソプラノと相俟って、湖に美しく艶かしい音楽が鳴り渡りました。
ちゅ、ちゅ、と断続的に吸ってやると、凛が一際大きく跳ねました。尖った魚の口が、偶然媚肉に隠れたクリトリスをつついたのです。
「3点責め好きだもんね。…ああ、そろそろ取ってあげないと」
凛の甘いミルクを存分に堪能したころには、凛の顔はすっかりとろとろになっていました。
「行くよ」
まだ、最初の輪を外しただけです。蓮の唾液に煌めく乳首は、もう限界だとばかりに勃起して震えていました。
ちりちりと僅かな痛みを伴って剥がれていく糸に、凛は歯を食いしばって鳴き声を殺しました。最後の糸が離れていくと、先ほどと同じく血液がどくどくと流れ、脈打つのをはっきりと感じます。肩で息をする凛に、笑みがこぼれました。
「ありがとう」
そんなことばを発する凛に、蓮は息を飲みました。
元は、蓮がスパイダーの元へ連れて行ったのです。いくら酷い目にあわされようとも、凛は美しい心をちっとも忘れていないことに気が付いたのです。蓮は笑いを押さえることが出来ませんでした。きょとんとする凛に、蓮はしっかりと目を合わせます。
「凛がどうしてアリスに選ばれたのか、分かった気がするよ」
蓮の言っている意味がますます分からなくて、凛は首を傾げるばかりです。
「こっちへおいで。まだまだご褒美はたくさんあるんだから」
魚が群がって動けない凛に、蓮は手を差し伸べました。魚たちはとっくに満たされているのですが、とめどなく溢れてくる極上の蜜に、辞め時が分からないのです。元気いっぱい跳ねまわる魚を踏まないように、凛は蓮に手を引かれて岸へと戻っていきました。
「凛、そこに手をついて。凛の大好きなことをしてあげるよ」
岸のあたりは水が浅く、水深は凛の膝くらいまでです。蓮は凛に、岸に手を付くように指示を出しました。
草むらから青いきのこを出して見せると、凛の目がとろんと揺れ、顔を真っ赤にさせました。蓮のしようとすることを理解したのです。
蓮は凛の小さな手を取って岸へ手のひらを付けさせました。
「おしりを突き出してごらん」
背中から腰を軽く押さえ付けてやると、凛は少し抵抗してみせました。
「やっ…まって、恥ずかしい…!」
きらきらのお日様、反射する湖面。そんな場所で、恥ずかしい所を見せるなんて、とんでもないことです。しかし、蓮は微笑んで見せました。
「どうして。ご褒美だよ。ザーメン浣腸してあげるって言ったでしょ。そのために糸を取ったんだ。いっぱい入れてあげるから、ほら早く」
真っ白い体を指の先で撫でつけ、凛を促しました。
可哀想なほど顔を真っ赤にさせた凛は、おずおずとおしりを突き出します。白い桃尻が突き出され、凛は目を瞑りました。
「いい子だね。足を少し開いて」
水の中に埋もれている膝を少しだけ開くと、蓮は凛の細い腰にキスを落としました。
いくらご褒美だからといって、なにもしていない凛のそこにいきなり太いきのこを突っ込むなんてことはしません。凛がリラックスできるように、そろそろと柔肌に触れていきました。
「あっ…あ…」
蓮の指は器用に柔肌を撫で、腰のあたりから太ももに掛けて、じっくりと柔らかさを堪能します。さっき洗ってやった泡のにおいや、凛のミルクのにおい、やわらかく吸い付く肌に、蓮はうっとりと目を細めました。
「凛の肌ってどうしてこんなに気持ちいいんだろう。ずっと触っていたくなるね」
時折キスを落として、内腿へと指を這わせました。夢のように柔らかな肌は元気いっぱいのお日様に反射して白いく浮かび上がり、いっそ儚い程です。壊れ物を扱うように触れる蓮の指に、凛は少しずつ反応を見せました。
手のひらに感じる柔らかな草を握り、見えない先をそろそろと撫でていく蓮の手が心地良くて、熱い息を漏らします。強制的に登らされた絶頂とは、訳が違うのです。
好きな人の肌、体温、仕草…。凛のこころは嬉しさと恥ずかしさに踊り、喜びました。
蓮は、ほとんど90度に折れた凛の体を包むようにして覆いかぶさりました。
「れんっ…」
水で冷えた体が、急に温まります。蓮のにおいが肺いっぱいに広がって、頭がくらくらしそうでした。
「かわいいね。ちょっと、じっとしていてね」
凛の肩口にキスを落とし、背後から凛の腹を撫でてやります。細く柔らかな肉感を確かめていた手は、それぞれ上下に動き出しました。
パツパツに張っていた乳房は少女独特の柔らかさを取り戻し、蓮の手にすっぽりと治まります。下へ向かっていた手は、開いた足の間へ向かいました。
「あっ…!」
乳房を緩く揉みしだき、足の間へ向かった手は、指を一本にして一点に向かってまっすぐ進んでいきます。
「どこへ行くと思う?この指…」
耳元で囁かれ、凛は耳まで真っ赤にさせました。
期待を、しているのです。花に吸われ、ブラシにような植物にゴシゴシと磨かれた箇所を触ってもらえるのかもしれない、と…。
太ももがふるふる震え出したので、蓮は思わず笑いました。素直に反応してくれる凛がかわいくて仕方がないのです。
少し意地悪しようと思っていた蓮でしたが、凛の期待に応えてやることにしました。
臍の下を通り、薄い肉に守られた恥骨を通過する頃、凛が吐く息に色が混じり始めました。肩甲骨にキスをして、力を抜くように促します。意図を理解した凛は、ふっと息を吐きだしました。
蓮の4本の指はそれぞれ開いて、夢みたいに柔らかな媚肉をそっと包み込みます。指の先でマッサージするように動かすと、腰がゆるゆると動き始めました。
すでにとろとろに溶けたそこは、蓮の指を待っているのです。
「たくさん頑張ったよね。偉かったね」
人差し指の腹が、勃起が止まない赤い実をすり潰しました。いい子いい子と宥めるようにくるくる円を描いて、褒めてやりました。
「あっんんっ!」
散々磨かれたそこは汚れなどひとつもなく、ピカピカになっています。爪の先で弾いてやれば、素直に震えて応えました。
「頑張ったご褒美だよ」
蓮は自分の足を凛の右足に掛け、もっと開くように促しました。素直に従った凛は、肩幅よりもずっと足を広げる形になりました。
お尻を突き出し、足を広げる下品な格好に、凛は消え入りたくなりました。
草を掴んで目を瞑る凛の腰が、びくりと跳ねました。
蓮の小指が、焦がれに焦がれた蜜壷へとずっぷり入ってきたのです。
「あァっ!」
一際甲高いソプラノが響きました。
凛の蜜壷は歓喜に踊り狂い、逃すまいと細い小指をぎゅうぎゅうと締め付けます。もっと奥へと誘うようにどくどくと轟き、蜜を増やしました。
「すっごく締まるね。いいよ、とっても」
蓮のあまい声が凛の鼓膜を擽ります。ただし、それだけでした。動かしてくれるわけでもなく、抜くでもない蓮の小指が焦れったく、凛は腰を振りました。
「ふふっ。今度はこっちだよ」
蓮は呆気なく小指を引き抜くと、今度は薬指はずっぷり突き刺しました。
「あっあっ!」
さっきよりも太く、しかし一番奥までは届きません。そうして微動だにしない指を奥へと誘い、なかを轟かせるのです。
一頻り凛のなかの熱さを楽しむと、前触れなく薬指を抜きました。
それから、今度は中指を突っ込みました。
「ひっあっ…!」
一番奥、とまでは行きませんが、凛の腹側、ざらざらした部分に指の先が触れました。凛の中はきゅうきゅうと締まり、今度こそ逃すまいと激しくうねります。
「腰が動いてる。だめだよ」
柔らかな乳房を揉みしだいていた手を腹に回し、凛を緩く拘束します。蓮は一度中指を抜けてしまう手前まで引き抜きました。凛の中は出ていってしまう蓮の中指を引き留めようと一層引き締まります。それから。
「っひああっ!」
じゅぶっ…。
届く所まで一気に中指を突っ込むと、凛の体は歓喜に轟きました。
「ナカイキも覚えていこうね」
指1本では流石に快楽の一番高い所までは届きませんが、焦がれに焦がれた中は、喜んで蜜を溢れさせ、蓮の指をびしょ濡れにしました。ひくんひくんと轟くそこから指を引き抜くと、凛の腰が切なく揺れます。
人差し指で蜜壺の入口を撫でてやると、1本ずつ入れてもらえた悦びを知ったそこがひくんひくんと期待の涙を零します。
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