アリスと女王

ちな

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サルのお礼

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ぎちぎちと苦しそうな蔓の音が新緑の森に木霊します。蓮の背後にはサルたちが集めてきたきのこが山のように積み上げられ、順番待ちをしているサルが涎を垂らして吊るされた凛の体を眺めていました。
「蓮っ…!くるしっ…!」
「まだ2本だよ…ああ、ちょっと太かったね。これはもっと太いけど大丈夫かな」
大きなきのこは傘も立派です。そろそろとアナルの周りを優しくなでてやると、傘が皺に引っ掛かって凛の可愛らしいソプラノがサルの耳にもよく響きました。
「ふふっ。まんこが期待してるね」
目を細めて愉しそうに笑う蓮は、目の前で必死に訴える蜜壺の周りを傘で撫でてやりました。ひくんひくんと訴える蜜壺に、蓮は意地悪く傘の先端を当てがってやりました。期待に期待を重ねた蜜壺は何とかしてそれを飲み込もうと口を大きく開け、蜜を零しました。
もちろん、蓮は入れてやる気など毛頭ありません。呆気なく離れていってしまう傘に、蜜壺が涙を零しました。
吹き抜ける風が吊られた凛を揺らします。零れ落ちるあまい蜜の香りが森に溶けていきました。蜜を主食とする動物たちがこの光景を見たら、間違いなく死に物狂いで吸い付くに違いありません。しかし、ここにいるのはおっぱいを欲しがるサルたちです。可哀想に、腹をすかせたサルは枯渇してしまったおっぱいを虚しく叩くだけでした。
一方の凛はそれどころではありません。
蓮が吊り上げる高さを調整し、目の前には凛の体で一番恥ずかしい部分が大きく開かれています。見えないとはいえ、凛だってそのことに気が付いています。好きだと自覚してしまったことを差し引いたって、人前で、それも男性の目の前に自分の恥ずかしい部分が大きく開かれてしまっているなんて、考えるだけで泣きそうでした。
足を閉じようと藻掻くたびに左右の太ももと足首をそれぞれ括られた蔓が不安定にゆらゆら揺れ、連動して美味しいミルクを出すおっぱいもふらふらと揺れます。しがみ付くサルが離すまいと歯を立て、悪戯するサルたちがクリトリスを玩具みたいに扱うのでした。
萎びた2本のきのこを直腸に置き去りにしたまま、蓮は3本目の太いきのこで蜜壺の入口をちょんちょんと小突いてやりました。
「あっ…ああっ…!」
ぱんぱんに張った軸には、特濃ザーメンがたっぷり入っています。蓮が少しでも力を入れると、傘の真ん中からザーメンがちょろりと垂れるくらいです。再び蜜壺の周りを傘で撫で、特濃ザーメンを蜜壺に塗ってやると、ザーメン臭を撒き散らしながらぎちぎちと蔦を鳴らして凛の体は期待に揺れました。
「ねえ、凛。ぶっといきのこでまんこ犯してくださいって言ってごらん」
ばつばつに張ったきのこで蜜壺をくにゅくにゅと押してやると、歓喜した蜜壺は必死に口を開け、蜜を零します。しかし凛は、まさかそんなことを口にするなんてとてもできません。目の淵に透明な雫がみるみる溜まっていき、細い体が震えます。蓮の口角が上がりました。
「入れて欲しくない?この太いきのこで一番奥を思い切り突いて、特濃ザーメンで子宮溺れさせてあげるよ」
蜜壺がきゅんと締まりました。とろりと蜜が垂れ、サルたちが面白がって手を叩きます。木の棒でクリトリス叩く者もありました。びくりと凛の体が跳ね、硬直した体をきのこが這います。
「凛のまんこはズコズコ突いて欲しいって泣いてるのに、素直じゃないね。じゃあ入れてあげない」
ぱんっ!
乾いた音が響きます。
「っっあああ!」
ばつばつに張ったきのこでどろどろに溶けた割れ目を叩く音でした。びくんびくんと痙攣する凛の体は、叩かれた衝撃でゆらゆらと大きく揺れました。ブランコみたいに揺れる凛のおっぱいに、痺れを切らしたサルが噛み付きます。2本分のほかほかミルクはとっくに枯渇し、空腹で怒るサルはもう待てません。じゅうじゅうと必死に吸い付き、小さな手で乳房を揉みしだき、怒り任せにばしばしと叩くため、凛の白い乳房は真っ赤になっていました。
「お仕置きに頑張って耐えてるから、ちょっとサービスしてあげようと思ったんだけどなぁ。残念」
ため息交じりの蓮はぷりぷりのおしりを鷲掴むと、ひくひく震え、特濃ザーメンを垂らすアナルにきのこの先端を当てました。凛の体が緊張で固まりました。しかし、蓮は許す気など毛頭ありません。きのこの抜け殻を咥え込んだままひくつくアナルに先端をぐりぐりと捻じ込み、立派な傘を咥え込もうといじらしく広がる健気な窄まりに、蓮は笑わずにいられませんでした。ぬめる先端をぐりぐりと押し込んでやると、立派な傘をにゅるんと飲み込む様子は、蓮の目に可愛らしく映ったのです。ふと思いつき、蓮はそのまま軸が完全に見えなくなるまで一気に押し込みました。
「やああっ!ああ!」
ごりゅ、と嫌な音が聞こえました。凛の小さなからだに、太いきのこが完全に入り込んだのです。目を見開いて叫ぶ凛の声は、それは可愛らしく響きました。
「いああああっ!蓮!蓮!やだああ!ああああ!」
凛の体がびくんびくんと跳ね、サルが歓喜の雄叫びを上げました。
「あは。やっぱり。凛のアナルの締めが良いから、特濃ザーメン勝手に溢れてくるね」
みるみる膨らんでいく凛の腹を愛おしそうに撫で、蓮が笑います。
そうです。僅かに力を入れるだけでびゅーびゅーと溢れる特濃ザーメンは、凛の括約筋でも十分に絞ることができるのです。凛の強い括約筋と緊張し切った体は、鉄砲水のようにびゅうびゅうと特濃ザーメンを噴射させたのでした。
「これはいいお仕置きだ。ほら、4本目だよ」
一気にずっぷりときのこを押し込み、凛は力加減など忘れてしまったかのような特濃ザーメンを腹の奥に浴びました。
「だめええ!やあああああっっっ!!」
乳首の先が熱くなり、ほかほかのミルクが噴流します。
間髪入れずに5本目のきのこを突っ込むと、凛は泣き叫びながら特濃ザーメンを腸に浴びました。ぽっこりした腹はミルク製造のためにせり上がり、小さな乳首から絶えず噴流します。ひくつくアナルは5本の萎びたきのこをため込んでひくひくと痙攣し、真っ赤になって不自然に盛り上がっていました。
はくはくと苦しそうな呼吸をし、大きな目を見開いて涙をいっぱい溜めた苦悶に歪む顔は、サルたちでさえ息を飲むほどでした。
蓮は容赦なく次々ときのこを手にして笑います。
「何本入る?6本、7本…」
「もっ!やあああっ!ああああっ…!!!」
ぶしゃあああああ
びゅるるるる…
ぎちぎちと蔓を軋ませ、凛の足の間からは黄色い液体が弧を描きました。
思わず笑ってしまった蓮は小さなアナルに指を突っ込み、特濃ザーメンで濡れそぼる萎びたきのこを指で引っ張り出してやりました。にゅるんにゅるんと出てくるきのこをその辺に放り投げると、次なるきのこを手に取って再び真っ赤になってひくつくアナルに突っ込んでやります。凛を休ませる気などありませんでした。
「ほらほら。おなかを空かせたサルはまだこんなにいるよ。頑張って」
凛の叫ぶ声は劈くほどですが、不思議と耳障りではありません。8本目、9本目ともなれば吸収が追いつかず、凛の腹は不気味なほど膨らんでいきました。
体の中にせり上がる熱い液体はおっぱいを張らせ、乳首を熱くさせてミルクを噴流させます。それこそ鉄砲水のように、しかも絶え間なくミルクが噴射するので、サルたちにとっては正に楽園そのものでした。腹をすかせたサルたちが代わる代わる乳首に吸いつき、噛み、乳房を叩いてミルクの分泌を促します。
知能の高いサルは、ただ徒に木の棒でクリトリスを叩くことに飽きてきました。
偶然、1匹のサルがしなりが強い、長い木の皮を見つけました。振り被ると風を切る音がします。
サルは思い切り木の皮を振り上げました。
バシィィィン…!!
耳を塞ぎたくなるほどの音と、黄色い液体の噴水。
凛は叫ぶことすらできませんでした。
叩かれたクリトリスが火傷したみたいに熱を持ち、どくどくと脈打ちます。
再び風を切る音が森をざわつかせました。
バシィィィン…バシィィィン…
息を詰め、ぼろぼろと涙を零す凛の姿が美しく、一瞬の儚さを秘めた宝石のようにも思いました。
4打撃目。びゅしゅ、と聞き慣れない音がすると、次の瞬間、アナルから特濃ザーメンが逆流しました。
「…凛。悪い子」
サルがぎくりと肩を震わせます。
それほど、蓮の眼光が冷たく、鋭くなりました。
「貸して」
ほとんど奪い取るようにサルから木の皮を奪い取ると、特濃ザーメンを逆流させるアナルに向かって思い切り振り上げました。
「ぎゃあああああ!!!」
「咥えてろ」
これまでで一番太いきのこをずっぷりとアナルに埋め込み、間髪入れずに木の皮を振り上げました。
「いああああ!!!!蓮!蓮!」
直腸には鉄砲水みたいな特濃ザーメン。アナルにも蜜壺にも木の皮の激しい鞭が入ります。両乳首からはぶしゃああ、とミルクが噴射し、身を捩ることもままならず、凛は叫びました。
それでも蓮の怒りは収まりません。次々とアナルにきのこを埋め込み、鞭を振りました。凛の謝罪など耳に入りません。蓮は額に汗を浮かべて鞭を振り続けました。
白目がちになっている凛は、呻き声みたいなものを喉の奥から絞り出します。口の端から涎を垂らし、ザーメンと鞭を受け入れるしかありませんでした。お陰でおいしいミルクの製造量がアップし、サルたちは喜んで凛の乳首に吸い付きました。

全てのサルが満腹になってから漸く、蓮の鞭打ち刑は終わりを迎えました。それから、苦しかった海老反から凛を開放してやりました。蔓を慎重に緩め、柔らかな草の上にゆっくりと横向きにさせ、膝の上に頭を乗せてやりました。
「頑張ったね。偉かったよ」
アナルから吸収しきれなかったザーメンを垂れ流し、はくはくと呼吸する凛の真っ赤な頬を撫でてやりながら、蓮はうっとりと目を細めます。蓮の膝枕で虚ろな目をする凛に、蓮の言葉が届いているかはわかりません。長時間に渡って海老反をさせられていた関節は、限界を訴えるように痙攣していました。ウェイトがないとはいえ、人体の構造上無理な体勢なのです。
蓮は温かくて大きな手で、凛の細い肩や背中を撫でてやりました。気持ちが良いのか、虚ろながらもうっとりと瞬きをする凛に、蓮は更に目を細めます。
しかし、凛の体はあれほど激しい刺激を浴び、激しい鞭打ちによって可哀想なほど真っ赤にさせながらも、足りないと訴えていました。
結局、蜜壺にはなにも入れてもらっていないのです。凛の子宮は物欲しそうに痙攣し、あまい蜜をだらだらと流し続け、叩かれ突かれ、擦られたクリトリスは熱を持って主張しました。
見逃す蓮ではありませんでしたが、彼は無視を決め込みました。
「がんばったおっぱいも撫でてあげる」
「っ…あ、…!」
ぷっくりと膨らむ乳首や、真っ赤になってしまった乳房も優しく撫でてやります。真っ赤な乳首が甘くて白いミルクに染められ、さらさらと蓮の指を濡らしました。事故を装って乳首をきゅっと摘まんでやると、敏感になりすぎたそこは簡単に反応を見せました。管に残った白いミルクがぴゅ、と溢れ、蓮は溜まらず指に絡むミルクを自分の舌に乗せました。砂糖とはちみつを鍋で煮詰めたような甘いミルクは、なるほど、サルの好物で主食というのも頷けます。蓮はその指で、すっかりぺったんこになった腹も撫でてやりました。
「アナル、気持ちよかった?」
「っ!」
瞬時にあの鉄砲水と鞭の感覚を思い出し、草の上に蜜がとろりと流れます。返事はそれで十分でした。喉の奥でくつくつ笑う蓮の顔を、凛は意図的に視界に入れないように目を瞑りました。思い出しただけで顔から火が出そうです。アナルを、蜜壺を、クリトリスを余すところなく全て見られ、嬲られ鞭打たれ、その上粗相までしてしまったのです。軋む関節を動かしてなんとか顔を覆った凛は、蚊の鳴くような声で、忘れて…と呟きました。
「どうして。すっごくかわいかったよ」
「も…やだぁ…」
「ふふっ。全く、凛はかわいいね」
蜜月みたいな時間でしたが、そういえばサルたちがさっきから騒ぎ立てています。あちこちからキーキーと鳴き、ぎちぎちと蔓が引っ張られる音がしています。
顔を上げた蓮は、頬を上げました。
「…凛。サルたちが、お礼したいってさ」
え、と顔を上げる凛は、その光景のおぞましさに顔を引き攣らせました。

たくさんの木々を使い、まるでサーカスの空中ブランコみたいに作られた蔦に、サルが嬉しそうに手を叩いてネコジャラシの粘液を塗りつけていました。木と木の間に弛む蔦は凛の手首程までに編まれ、所々きのこの傘が埋め込まれています。長さは目測で10メートルと言ったところで、弛んだ一番下は丁度凛の腰辺りでした。
「よかったね凛。いっぱい気持ちよくしてもらってね」
青褪める凛を軽々とを抱き上げると、サルたち特製の蔓のほうまで歩いていきました。力の入らない凛はただ体を震わせ、目を見開くことしかできません。手を叩いて喜び、宙返りしたりジャンプしたりと喜びを隠しきれないサルたちは、弛んだ蔓に凛を跨がせました。
蔓の先はそれぞれ木の上に引っ掛けられて、先端をそれぞれ複数のサルたちが握っています。
「うそ、やだ…」
「どれだけイってもいいよ。許可してあげる」
冷や汗が止まらない凛の米神にキスをしてやった蓮は、震える凛の両手を支えてやりました。それから長と思しきサルに目配せしました。
きー、ぎゃー。サルは合図を受け取ると、蔓の先端に勢いよくぶら下がりました。
ばしん!
編まれた蔦が鞭のように凛の割れ目を叩き、引っ張り上げます。
「っっっあああああ!!!!」
サルとはいえ、体重は凛の倍ほど。そのサルたちがそれぞれ先端にぶら下がり、蔓に股がされた凛は爪先立ちました。蔓がぎっちりと食い込んで、編まれたぼこぼこの蔓が丁度クリトリスを押しつぶしました。それに、鞭打ちされたアナルや蜜壺の周りをネコジャラシの粘液が滲みて焼ききれそうでした。
「きもちいい?良かったね。ほら、サルも嬉しそうだよ」
凛の両手を支える蓮の目の前に、蔓が下がってくるのが見えました。顔を上げるとサルが滑車の要領で蔓を下げています。
理解した蓮は頷き、支えていた凛の両手を蔓に巻き付けました。
「っ…蓮っ!」
「縛られるのは好き?」
両手首をきゅっと縛り、蔓を引いて合図を出します。すると滑車みたいに蔓が巻きあげられ、凛の両手はゆっくりと強制的に上昇していきました。
「っあ!」
ずりずりと巻きあげられる両手と、爪先だった足元に体は不安定です。不安そうに揺れる凛の目元に、蓮は勤しむようにキスをしてやりました。
「ああ…とってもかわいいよ。まんこも気持ちいいよね」
凛の細い腰を片手で支え、可哀想なほどぎっちりと食い込む蔓を激しく揺すってやりました。
「ひゃああっあああ!」
「ほら、クリトリスがぐりぐり擦れて気持ちいいでしょ。まんこも気持ちいいよね」
「ああっ!ああ!」
ネコジャラシの粘液も相俟って、ぐちゅんぐちゅんと粘着質な水音を奏でる凛の足の間は早くも大洪水です。思い切り万歳の形を強制的に取らされた凛の無防備な乳首は、未だぽたぽたとミルクが溢れます。ふっと口角を上げた蓮は、迷うことなく小さな乳首をぱくりと咥えました。
「っああ!」
「ん、おいしい」
ちゅうちゅうとわざと音を立て、舌で弾いてやれば凛の腰が揺れました。そうすることで食い込む蔓がぐりぐりと割れ目を刺激し、蜜を増やします。アナルの皺の間にもネコジャラシの粘液が入り込みました。
更に蓮のあつい呼気を胸に感じ、恥ずかしいのか気持ちいいのか分からなくなってきた凛は、更に腰を捩りました。ぎっちぎっちと軋む蔓は容赦なく凛の割れ目を締め上げ、硬い網目がクリトリスを押しつぶします。舌全体を使って舐め上げる蓮は、腰を支えるのを止めて反対側の乳首もぐりぐりと捏ねまわしました。
「ああっ!やっああ!」
あまいミルクが蓮の口いっぱいに広がり、一旦乳首から口を離します。それから凛に見えるようにわざと喉を鳴らして嚥下してみせました。
「っ~~!」
「あはっ。かわいい」
恥ずかしさのあまり泣きそうになる凛の頬を撫で、指で唇をなぞりました。
凛は、はっとしました。
蓮の目が真っ直ぐに凛を射抜き、その強さと優しさに背中が震えました。どんな意地悪をされても、どんなひどいお仕置きをされても、蓮の目はどうしても優しさを隠しきれていないように思うのです。今だって火がともるような強い視線の奥に、月明かりみたいな優しさを宿しているのです。
そうして、蓮の顔が少し近付きました。
息を飲む音すら聞こえてきそうでした。

恥ずかしい所を見られ、恥ずかしい姿を見られ、鞭で打たれてザーメン浣腸までしたこの愛おしい人。こんなことをされているのに、キスを、したことがないのです。
酷い格好をしているという自覚はありましたが、凛はそれどころではありません。蓮のきれいな指が、凛のぷっくりした唇を優しくなぞります。
自分の心臓の音すら響いてしまいそうなほど、うすい胸が心臓の鼓動を伝えてしまいそうなほど、ばくばくと音を立てていました。
「れ、ん…っっきゃあああああ!!!!」
びくんと大きく仰け反って、凛が喉を反らせて叫びました。
突然、サルがシーソー遊びをはじめたのです。ぎっちりと食い込む蔓がぞりぞりと容赦なく割れ目を擦り上げ、埋め込まれたきのこの傘が余すところなく無慈悲に割れ目を押しつぶしていきました。丁寧に塗り込まれたネコジャラシの粘液が傷付いた皮膚を焼き、癒していきました。往路凡そ10メートル。もちろん、復路も10メートル。ぞりぞりぞりぞりとおぞましい音を立て、凛の割れ目が勢いよく擦り上げられました。
「…あはっ。」
蓮が笑います。見上げるとサルたちが手を叩いて喜び、我先にと蔓の先端に勢いよくぶら下がって行くのが見えました。
「あああああっあぁあああっっあああ!!!!」
多分、絶頂しています。ほとんど手首だけで吊られているような体制の凛は、自分の体がどうなっているのか理解が追いつきませんでした。立派なきのこの傘がごりごりと割れ目を押しつぶし、滑る蜜のせいで抱えきれないほどの快楽を受け入れるしかないのです。足を閉じることも擦り合わせることも、身を捩ることもできません。
「支えてあげる」
やめて、とか、やだ、とか、そんな言葉は全て喘ぎ声に変わりました。
蓮の大きな手はがっちりと凛の腰を支え、僅かな抵抗すら許してくれません。ごりごりと通過していくきのこの傘がクリトリスを引っ掻き、蜜壺の入口を引っ掻き、散々までに嬲られたアナルにまで大きすぎる快楽を与えていきました。
目の前でぴゅくぴゅくとミルクを出す真っ赤な乳首を放っておく蓮ではありません。ちゅく、と吸い付いて軽く歯を当ててやるだけで、凛は体を激しく震わせて絶頂を重ねました。
ごりごりと擦られる割れ目が歓喜に溢れて腰を砕かせるので、自重でさらに蔓が食い込みます。激しく擦られる可哀想な割れ目に、凛は喉を反らせる以外の抵抗ができませんでした。
木に引っ掛けただけの蔓です。擦れてぶちぶちと切れる音が聞こえるまで時間を要しませんでした。
ごりごりと擦られる凛の割れ目が切れてしまうか、蔓が切れるか。どちらが先でもおかしくない状態です。凛の乳首を吸い上げる蓮は、白い色を保ったままのおしりを平手でたたきました。
「っう゛う゛っ…!」
もう喘ぐ力も残っていません。ぱしん、と2回目の平手を打った時、ぶつりと嫌な音がして蔓が切れました。
「…ああ、残念。ご褒美はここまでみたい」
自重を掛けていた凛は、蓮に支えられなければその場でばたりと倒れ込むところでした。
痙攣が止まない凛の体を丁寧に横たわらせ、サルに目配せした蓮は、満足そうに頷いて見せるのでした。
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