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悪魔の真珠
悪魔の真珠2
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『乙が好みそうな娘…
長い髪…純粋な面影…』
輝李は、目を伏せクスリと笑うと次の瞬間!!
寒気を催すようなオーラを放ち、氷の表情で少し大きな声で存在を主張した。
「何をしてるのかなぁ!!」
「ッ!!!!」
輝李の声にビクッと振り向くと以前、写真で見たことのある人物に気が付いた。
輝李は静かに口を開く。
「野中 瀾…だね」
「……!!」
「乙の専属メイド…。
フッ…それにしては、乙のベッドに横たわってるなんてメイド失格だね!!」
輝李の言葉にハッとして、慌ててベッドから飛び降りる。
深々と頭を下げる。
「あ、あの…!!
申し訳ありません!!!」
「それと、メイドは仕事中に携帯電話を所持することは許されてないはずだけど?」
輝李は、チラリとベッドの上に置いてある携帯電話に目をやりながら、はき捨てた。
瀾は、サッと携帯を手に取ると後ろ手に隠した。
「あ、あの…こ、これは…」
自分の失態に瀾は、申し訳なさそうに俯いた。
輝李は、ゆっくりと瀾に近付き、瀾の周りをグルリと歩きながら瀾の頬から首元をスルリと撫でた。
それはまるで、まとわり付く蛇のように…。
「ああ…そういう事か…
なるほどね…」
何かを悟って笑みを浮かべたが次には、冷たくはき捨てるように続けた。
「フン!!
たかがペットのくせに身の程を知らないとは、この事か!!」
見下すような冷たい瞳…。
嫌悪感がヒシヒシと肌を刺し、瀾は寒気をもよおした。
言葉を失っている瀾に輝李は、悪魔の微笑みを浮かべ恐ろしい一言を投げた。
「さて…僕の相手もしてもらおうか。
今まで感じた事がないような世界に飛ばしてあげるよ…」
「あ…ああ…」
「…最も、帰ってこれるかどうかは保証しないけど?」
「…あ…あ…」
その威圧感に瀾は、顔を真っ青にして一歩後退る。
「そうだ、壊れちゃうかもしれないんだ。
最後に乙の声を聞かせてあげるよ。
…その携帯電話でね」
そう言うと瀾の手から携帯をもぎ取り、乙の携帯にコールを入れた。
長い髪…純粋な面影…』
輝李は、目を伏せクスリと笑うと次の瞬間!!
寒気を催すようなオーラを放ち、氷の表情で少し大きな声で存在を主張した。
「何をしてるのかなぁ!!」
「ッ!!!!」
輝李の声にビクッと振り向くと以前、写真で見たことのある人物に気が付いた。
輝李は静かに口を開く。
「野中 瀾…だね」
「……!!」
「乙の専属メイド…。
フッ…それにしては、乙のベッドに横たわってるなんてメイド失格だね!!」
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深々と頭を下げる。
「あ、あの…!!
申し訳ありません!!!」
「それと、メイドは仕事中に携帯電話を所持することは許されてないはずだけど?」
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瀾は、サッと携帯を手に取ると後ろ手に隠した。
「あ、あの…こ、これは…」
自分の失態に瀾は、申し訳なさそうに俯いた。
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それはまるで、まとわり付く蛇のように…。
「ああ…そういう事か…
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