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陰陽の鏡
陰陽の鏡11
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──乙を押し退け部屋を出たあと、瀾はまたしても頭痛に襲われた。
「…ッ…私…どうして…」
頭を押さえて今、自分がいる場所を確めるため視線をあげた。
すると、一人の少女の声が聞こえる。
「貴女…一人?」
顔を上げると、食堂で会った少女だった。
「あ…」
「ちょうど良かった。
貴女に話があるの、野中さん…」
人気のない廊下の階段脇まで瀾を連れてくると早希は口を開いた。
「いつまで乙お姉様にくっついている気?」
「…え?」
「ハッキリ言って邪魔なのよ!
毎日毎日、一緒に居ては我が者顔されたら、乙お姉様だって迷惑してるわ!!」
「…そんな…私はただ…」
俯きながら小さく答えた瀾に、早希はさらに追い討ちをかける。
「だいたい何で貴女なのよ!!
私は、お姉様と一緒にいるために今まで努力してきた!
このパーティーだって、私はちゃんと勉強して勝ち取ったのよ!!
それなのに…野中 瀾!!
貴女が来てから…!!」
そこまで言うと早希の言葉が止まった。
早希は、一年前のある日の事を思い出していたのだ。
昼食に誘ったある日、乙の携帯が鳴り勝手に出て切った日の事を…。
あの日、ディスプレイの中に名前があったのだ。
≪野中 瀾≫という名前が…
早希は途端に俯くと、小さく拳を握りしめた。
「野中 瀾…何処かで聞いたことあると思ってたのよ…」
そこまでいうと瞳には涙を溜めて、嫉妬という悪鬼の形相で瀾を睨み付けた。
「やっぱり…
アンタのせいじゃない!!
アンタが編入してからよ!
お姉様が、変わったのもアンタが現れたせいじゃない!
それまでお姉様は少なからず私に笑ってくれてたわ!!
それなのに!!
声を掛けられないほどに、いつも悲しそうな顔をしてた!!」
早希は瀾に掴みかかる。
「アンタ、お姉様に何したのよ!!
返してよ!!
輝李様と一緒にいたくせに何が不満なの!!
何もしてこなかったアンタみたいなバカに!!
今まで努力してきた私の…
乙お姉様まで盗らないでよ!!」
早希はユサユサと瀾を揺らし、最後にこう言った。
「アンタなんか消えればいい!!
大ッ嫌い!!
私の乙様を返して!!!!」
その言葉を力一杯言った時だった。
ヒュッという素早い風と共に早希の目の前を銀色の何かか通り抜けた気がした。
二の腕のジャケットはパックリと口を開き、中にスゥーっと涼しい風が通り抜ける。
途中から、ずっと俯いていた瀾が静かに顔をあげた。
「…ウルサイ」
その瞳は黒く鋭い光を帯びていた。
瀾の手には果物ナイフが握られていた。
乙の部屋から出る時に持ち出したのだろうか。
たかが果物ナイフ…しかし、今の瀾の力は果物ナイフすらメスへと変わる程だった。
瀾は、殺意にすら似た瞳で早希に言葉を放つ。
「お前モ、アイツモ私の邪魔をする!!
呼ばレタから来タノニ…」
それは早希に放たれた言葉にしては何処か虚ろだった。
早希は、数歩後ずさると顔から血の気が引き、壁に寄りかかりその場に立っていることすら儘ならなくなるほど膝が震えていた。
「な…何をいってるの…?
貴女、気でもおかしくなったの!?」
早希の言葉を遮るように瀾の発狂めいた声が響く。
「ウルサイ!!うるさい!!
ウルサイ!!!あ゙ぁ゙あ゙ぁあ─!!」
次に降り下ろされるナイフを死にもの狂いで避けると早希の腰は砕け、船内に悲鳴が響いた。
「きゃあぁあ──!!!」
グルリと振り向いた瀾の顔は、既に普段の瀾の顔ではなかった。
「だ、誰か!!誰かぁ!!!」
早希は、立たない腰に後退り必死に叫んだ。
再び、瀾の腕が上がると早希は思わず目を閉じた。
「野中ッ!!」
暗闇の中で駆け寄る1つの足音と突き飛ばされる衝撃があった。
微かに目を開けると、目の前には乙がしゃがみ、早希の前で降り下ろされる瀾の腕を掴んでいた。
「早希!!なにやってる!!
ここは任せて早く逃げろ!!」
「あ…ああ…ああ…」
しかし、早希の腰は完全に砕けて動ける状態ではなかった。
瀾は一瞬、驚いた顔を見せたが乙を視界に入れると再び表情を戻した。
「また、ソノ子を庇ウノ!!」
「違う!!」
「嘘ダ!!!」
「嘘じゃない!!」
「ウソツキ!!嘘つき!!!」
「野中ッ!!」
「チガウ!!!野中ジャナイ!!!」
「どうして嘘だと思うんだ!!
お前は俺が傍に居ることを許してくれたんじゃないのか!!」
乙の必死の言葉も虚しく、瀾は発狂し続けた。
「チガウ!!チガウ!!チガウ!!
オ前ジャナイ!!!
違う…チガウチガウ違う!!」
瀾の持つナイフは両腕に変わり、乙の右肩の肉を裂き、その身を半分ほど埋めた。
「ゥアッ!!…ッ…!!」
「いやぁあ!!!」
早希の悲鳴と共に、瀾の腕には、生々しい肉を切り裂く感触…
瀾の瞳には、いつの間にか一筋の証が流れていた。
乙は、目を伏せると小さく口を開いた。
「やっぱり…俺を恨んでいるんだろう?
…ッ…あの日…俺が救わなかった事を…」
「………」
瀾の中で微かな声が響く。
『違う…』
次の瞬間、乙はナイフごと瀾の手を押さえると、鋭い眼光で見上げた。
「ッ…俺を恨んでいるなら何故躊躇った!!
躊躇うな!!瀾ッ!!!
お前が与える罰ならいくらでも受けてやるっ!!!」
そう言うとその腕に力を込めた。
ゆっくりと飲み込まれていくナイフに激痛を伴い、苦痛に呻きながらも乙の肩に少しずつ飲み込まれていく。
「…ぐっ…ううッ…つッ…」
瀾の中の声は先程よりハッキリと聞こえた。
『止めて…そんな事を望んだんじゃない…!
止めて!!お願い!!』
じわりじわりと突き刺さるナイフに最後の力を込めて乙が一気に柄まで突き刺した!!
「うっ…グウッ…!!!」
その時、瀾の悲鳴が響いた。
『やめてぇぇ!!!!』
途端に早希の声と一人の女性の声も響く。
「いやぁあ!!!!」
「乙様!!!!何をしてるんです!!」
早希はその光景を目の当たりにし、通常の状態ではいられなかった。
「人殺し!!人殺し人殺し!!!」
駆け寄ってきたのは、医療班でもある由佳だった。
早希を抱き締めると、背中をトントンと押さえながら落ち着かせる。
「シィシィシィ…もう大丈夫よ
シィシィ、シィ…」
チラリと振り向くと乙は、血塗れの手を瀾の頬に伸ばした。
「ドウシテ…」
「瀾が望むなら…腕の一本ぐらいくれてやる…ッ…」
そして、乙は由佳に言葉も絶え絶えに口を開いた。
「由佳…早希の事…」
「お任せください、そんな事より乙様の手当てを!!」
「…俺は…いい…」
そう言うと、肩のナイフを一気に抜き海へ放り投げた。
湧き出る血しぶきが瀾の顔に掛かると、まるで電池でも切れたように乙の腕の中で崩れた。
「…ッ!!!」
乙は瀾を抱き抱え、その場から立ち上がる。
「乙様、いけません!!
そんな傷で動いては!!」
「…ここにいる方が…マズイ…だろ…」
と、数歩歩き出したが、やがてその場で崩れ落ち、その意識を遠くに投げたのだった。
「乙様!!!」
乙の頭の中で由佳の声が遠くで響いていた。
どのくらい時間が経っただろうか、乙が目を覚ますと肩には治療がされて包帯が巻かれており、横には瀾が寄り添って眠っていた。
窓の外は既に暗く、体を起こそうとすれば忽ち右肩に激痛が走る。
「グッ!!」
「…痛イ?」
いつの間にか起きていた瀾は、乙を起こすのを手伝った。
心配そうに覗き込む瀾の頭を撫でると微かに笑顔を見せた。
「平気だ…瀾は大丈夫か?」
瀾の掌には、果物ナイフを強く握った後がついていた。
乙が上から押さえつけた力で付いたのだろう。
乙は瀾を左腕で抱き締めた。
「ごめんな…
また瀾に辛い思いをさせてしまった…」
「大丈夫…」
お互いの唇が重なり、瀾が覆い被さると乙のワイシャツをほどいてゆく。
「な、瀾…今日は…」
「乙様、何もしなくていい…」
瀾は乙の胸に頭を預け囁いた。
「乙様の存在ガ欲しィ…」
瀾の言葉と傷口から来る熱に頭が朦朧とし、その身を預けるしかなかった。
「…ッ…私…どうして…」
頭を押さえて今、自分がいる場所を確めるため視線をあげた。
すると、一人の少女の声が聞こえる。
「貴女…一人?」
顔を上げると、食堂で会った少女だった。
「あ…」
「ちょうど良かった。
貴女に話があるの、野中さん…」
人気のない廊下の階段脇まで瀾を連れてくると早希は口を開いた。
「いつまで乙お姉様にくっついている気?」
「…え?」
「ハッキリ言って邪魔なのよ!
毎日毎日、一緒に居ては我が者顔されたら、乙お姉様だって迷惑してるわ!!」
「…そんな…私はただ…」
俯きながら小さく答えた瀾に、早希はさらに追い討ちをかける。
「だいたい何で貴女なのよ!!
私は、お姉様と一緒にいるために今まで努力してきた!
このパーティーだって、私はちゃんと勉強して勝ち取ったのよ!!
それなのに…野中 瀾!!
貴女が来てから…!!」
そこまで言うと早希の言葉が止まった。
早希は、一年前のある日の事を思い出していたのだ。
昼食に誘ったある日、乙の携帯が鳴り勝手に出て切った日の事を…。
あの日、ディスプレイの中に名前があったのだ。
≪野中 瀾≫という名前が…
早希は途端に俯くと、小さく拳を握りしめた。
「野中 瀾…何処かで聞いたことあると思ってたのよ…」
そこまでいうと瞳には涙を溜めて、嫉妬という悪鬼の形相で瀾を睨み付けた。
「やっぱり…
アンタのせいじゃない!!
アンタが編入してからよ!
お姉様が、変わったのもアンタが現れたせいじゃない!
それまでお姉様は少なからず私に笑ってくれてたわ!!
それなのに!!
声を掛けられないほどに、いつも悲しそうな顔をしてた!!」
早希は瀾に掴みかかる。
「アンタ、お姉様に何したのよ!!
返してよ!!
輝李様と一緒にいたくせに何が不満なの!!
何もしてこなかったアンタみたいなバカに!!
今まで努力してきた私の…
乙お姉様まで盗らないでよ!!」
早希はユサユサと瀾を揺らし、最後にこう言った。
「アンタなんか消えればいい!!
大ッ嫌い!!
私の乙様を返して!!!!」
その言葉を力一杯言った時だった。
ヒュッという素早い風と共に早希の目の前を銀色の何かか通り抜けた気がした。
二の腕のジャケットはパックリと口を開き、中にスゥーっと涼しい風が通り抜ける。
途中から、ずっと俯いていた瀾が静かに顔をあげた。
「…ウルサイ」
その瞳は黒く鋭い光を帯びていた。
瀾の手には果物ナイフが握られていた。
乙の部屋から出る時に持ち出したのだろうか。
たかが果物ナイフ…しかし、今の瀾の力は果物ナイフすらメスへと変わる程だった。
瀾は、殺意にすら似た瞳で早希に言葉を放つ。
「お前モ、アイツモ私の邪魔をする!!
呼ばレタから来タノニ…」
それは早希に放たれた言葉にしては何処か虚ろだった。
早希は、数歩後ずさると顔から血の気が引き、壁に寄りかかりその場に立っていることすら儘ならなくなるほど膝が震えていた。
「な…何をいってるの…?
貴女、気でもおかしくなったの!?」
早希の言葉を遮るように瀾の発狂めいた声が響く。
「ウルサイ!!うるさい!!
ウルサイ!!!あ゙ぁ゙あ゙ぁあ─!!」
次に降り下ろされるナイフを死にもの狂いで避けると早希の腰は砕け、船内に悲鳴が響いた。
「きゃあぁあ──!!!」
グルリと振り向いた瀾の顔は、既に普段の瀾の顔ではなかった。
「だ、誰か!!誰かぁ!!!」
早希は、立たない腰に後退り必死に叫んだ。
再び、瀾の腕が上がると早希は思わず目を閉じた。
「野中ッ!!」
暗闇の中で駆け寄る1つの足音と突き飛ばされる衝撃があった。
微かに目を開けると、目の前には乙がしゃがみ、早希の前で降り下ろされる瀾の腕を掴んでいた。
「早希!!なにやってる!!
ここは任せて早く逃げろ!!」
「あ…ああ…ああ…」
しかし、早希の腰は完全に砕けて動ける状態ではなかった。
瀾は一瞬、驚いた顔を見せたが乙を視界に入れると再び表情を戻した。
「また、ソノ子を庇ウノ!!」
「違う!!」
「嘘ダ!!!」
「嘘じゃない!!」
「ウソツキ!!嘘つき!!!」
「野中ッ!!」
「チガウ!!!野中ジャナイ!!!」
「どうして嘘だと思うんだ!!
お前は俺が傍に居ることを許してくれたんじゃないのか!!」
乙の必死の言葉も虚しく、瀾は発狂し続けた。
「チガウ!!チガウ!!チガウ!!
オ前ジャナイ!!!
違う…チガウチガウ違う!!」
瀾の持つナイフは両腕に変わり、乙の右肩の肉を裂き、その身を半分ほど埋めた。
「ゥアッ!!…ッ…!!」
「いやぁあ!!!」
早希の悲鳴と共に、瀾の腕には、生々しい肉を切り裂く感触…
瀾の瞳には、いつの間にか一筋の証が流れていた。
乙は、目を伏せると小さく口を開いた。
「やっぱり…俺を恨んでいるんだろう?
…ッ…あの日…俺が救わなかった事を…」
「………」
瀾の中で微かな声が響く。
『違う…』
次の瞬間、乙はナイフごと瀾の手を押さえると、鋭い眼光で見上げた。
「ッ…俺を恨んでいるなら何故躊躇った!!
躊躇うな!!瀾ッ!!!
お前が与える罰ならいくらでも受けてやるっ!!!」
そう言うとその腕に力を込めた。
ゆっくりと飲み込まれていくナイフに激痛を伴い、苦痛に呻きながらも乙の肩に少しずつ飲み込まれていく。
「…ぐっ…ううッ…つッ…」
瀾の中の声は先程よりハッキリと聞こえた。
『止めて…そんな事を望んだんじゃない…!
止めて!!お願い!!』
じわりじわりと突き刺さるナイフに最後の力を込めて乙が一気に柄まで突き刺した!!
「うっ…グウッ…!!!」
その時、瀾の悲鳴が響いた。
『やめてぇぇ!!!!』
途端に早希の声と一人の女性の声も響く。
「いやぁあ!!!!」
「乙様!!!!何をしてるんです!!」
早希はその光景を目の当たりにし、通常の状態ではいられなかった。
「人殺し!!人殺し人殺し!!!」
駆け寄ってきたのは、医療班でもある由佳だった。
早希を抱き締めると、背中をトントンと押さえながら落ち着かせる。
「シィシィシィ…もう大丈夫よ
シィシィ、シィ…」
チラリと振り向くと乙は、血塗れの手を瀾の頬に伸ばした。
「ドウシテ…」
「瀾が望むなら…腕の一本ぐらいくれてやる…ッ…」
そして、乙は由佳に言葉も絶え絶えに口を開いた。
「由佳…早希の事…」
「お任せください、そんな事より乙様の手当てを!!」
「…俺は…いい…」
そう言うと、肩のナイフを一気に抜き海へ放り投げた。
湧き出る血しぶきが瀾の顔に掛かると、まるで電池でも切れたように乙の腕の中で崩れた。
「…ッ!!!」
乙は瀾を抱き抱え、その場から立ち上がる。
「乙様、いけません!!
そんな傷で動いては!!」
「…ここにいる方が…マズイ…だろ…」
と、数歩歩き出したが、やがてその場で崩れ落ち、その意識を遠くに投げたのだった。
「乙様!!!」
乙の頭の中で由佳の声が遠くで響いていた。
どのくらい時間が経っただろうか、乙が目を覚ますと肩には治療がされて包帯が巻かれており、横には瀾が寄り添って眠っていた。
窓の外は既に暗く、体を起こそうとすれば忽ち右肩に激痛が走る。
「グッ!!」
「…痛イ?」
いつの間にか起きていた瀾は、乙を起こすのを手伝った。
心配そうに覗き込む瀾の頭を撫でると微かに笑顔を見せた。
「平気だ…瀾は大丈夫か?」
瀾の掌には、果物ナイフを強く握った後がついていた。
乙が上から押さえつけた力で付いたのだろう。
乙は瀾を左腕で抱き締めた。
「ごめんな…
また瀾に辛い思いをさせてしまった…」
「大丈夫…」
お互いの唇が重なり、瀾が覆い被さると乙のワイシャツをほどいてゆく。
「な、瀾…今日は…」
「乙様、何もしなくていい…」
瀾は乙の胸に頭を預け囁いた。
「乙様の存在ガ欲しィ…」
瀾の言葉と傷口から来る熱に頭が朦朧とし、その身を預けるしかなかった。
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