愛しすぎて

十四日

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出会い編

烏山 視点

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俺は橙利にフラれた事があった。

俺の家は古からのヤクザで、親父は任侠を掲げる『烏山組』の組長で俺はその跡取り息子。

白髪まじりの髪に着物姿、腕を組んみ鋭い目つきで組員に指示する親父の背中は大きく見えた。

憧れ…う~ん、古臭いとは思った。

素人や一派人には喧嘩は売らないが、同業者に売られた喧嘩は買う。

喧嘩はぜってぇ負けねぇのがモットーのヤクザ。


橙利に初めて会ったのは、俺が5歳の時。

親父が口癖のように、

『橙利ちゃんは可愛い!』

と連呼していた。

あの親父の口から可愛いって言葉が出てくるとは、俺や組員は驚きだ。

正直言って、気持ち悪い。

若頭の奈良間は親父の言葉に賛同していた。

橙利…どんな奴だろう。

親父はよく、橙利って奴の家に行くから気になって俺はこっそり親父の愛車、ロールス・ロイス・ファントムのトランクに忍び混んだ。

屋敷は西洋的なデザインで白を貴重にした屋敷。

屋敷の囲む塀は高く、塀の上には屋敷に似合わない、有刺鉄線が張り巡らされていた。

そして、数十台の防犯カメラがあちらこちらに設置されていた。

その防犯カメラで、俺が隠れていたのが即バレた。

「この!馬鹿ガキが!」

ボゴッ!

親父がめちゃくちゃ怒り、強烈なゲンコツを頭に受けた。

「イッてぇ!」

あまりの痛さで少し涙が出そうになったが、ヤクザの跡取りが泣きベソをかくわけにはいかねぇと必死で我慢をした。

「烏山さん。そんな強く殴ったら、馬鹿になりますよ」

親父の後ろに立っていた4人の男の1人、顔が綺麗に整った長身の男が口を開く。

「橙真君。こいつはもう馬鹿だからな、手遅れだ」

親父は呆れ顔で言う。

親父の容赦ない言葉もヒットする。

ひでぇ!

「しかし、すごいなぁ。車のトランクに隠れるとか、テレビか小説だけだと思った」

橙真と負けず劣らずの男が感心する。

「有馬…子供が車のトランクにいたら、危ないから」

と感心していた男の腕に肘で突っ込んみを入れる男は、眼鏡のブリッジを中指でクイっと上げる。

「橙真兄さん、一応主治医に見せますか?」

橙真を少し幼くした男が橙真に聞く。

「あははは、主治医の先生に見せても馬鹿は治らんよ。勇橙君」

親父が笑いながら俺の頭をバシバシと叩く。

い、痛いぞ…クソッ親父。

やり返したいが、親父には勝てないので俺は大人しくやられるしかなかった。

「いや、烏山さんの殴られた後遺症じゃなく、トランクにいた時の後遺症です。酸欠とか…」

気にかけてくれるなんて、いい奴なんだと俺の中で勇橙の好感度が上がったが小声で『後から何かあった時、後味が悪いし』と呟きが聞こえ、それが本音かと俺の中の勇橙の好感度が急激に下がった。

「見せるほどでもないよ。今もピンピンしてるし、酸欠になって頭に行ってない血が流れて利口になれば良かったがな」

親父は叩くのを止め、今度は頭を鷲掴みするとズドーンと重圧を入れる。

お、重っ…!

ふと、4人の男達の膝ぐらいの背で、俺と変わらない歳の奴が同情の眼差しで、俺を見ていた。

見てんじゃねぇよ!

俺は同情の眼差しで見る奴を睨んだ。

気づいて止めないのか、鈍感で止めないのか分からないが、同情の眼差しは止めようとしなかった。

ちなみに後々、親父の後ろにいた4人は橙利の兄貴1と兄貴2、家庭教師に秘書で俺と同じ歳の和真だとわかった。

和真の同情の眼差しは、和真も祖父の重圧がズドーンらしい。

「かずま!あそぼ!」

親父の重圧に耐えていると、屋敷の奥から可愛い女の子が駆け寄って和真にしがみつく。

女の子を見た瞬間、俺は殴られた痛みや重圧が嘘みたいに吹き飛んだ。

俺は思わず、女の子を凝視した。

親父の何人もいる愛人や若頭の奈良間の女、烏山組のシマのキャバ嬢と比べられないほどに美しく、『妖精』ような可愛い女の子。

俺の中で庇護欲と欲求不満が渦巻く。

俺は俺の頭に乗ってる親父の手をパシッと退かす。

「お、どうした?」

突然の俺の行動に驚いた親父の声が聞こえるが、無視をし女の子に声をかけようとゆっくり近寄る。

近づく俺に気づいた女の子は俺の顔を見た瞬間、驚いた顔をして和真の後ろに隠れてしまった。

俺はショックを受けた。

「あはは、お前は嫌だってよ」

笑いながら親父が言う。

い、嫌…。

親父の強烈な一言で俺は意識を無くした。

それから、意識が戻ったのは2日。

見覚えのある天井が目の前に広がり、親父、奈良間に組員が視界に入る。

目が覚めた俺に、

「いや~お前がフラれたショックで寝込むなんてな」 

と親父がゲラゲラ笑いながら言う。

奈良間や組員は笑いを堪えているのか肩が震えていた。

俺も自分がショックで寝込む野郎とは思わなかった。

クソッ、恥ずかしい!

後からこのネタで親父に何度も揶揄われた。

「ま、お前は橙利君に近づくの禁止だから」

そして、親父に橙利に近づくことを禁止された。


橙利とは同じ美月学園中高一貫教育学校中学校に通っているが中学はクラスが離ればなれで、話す機会がなかった。

それにあの時から橙利に近づくのは禁止だった。

だが、ひと目でも見たさで、学園では橙利の教室や食堂にトイレをこっそり見たり、車で橙利の家の前まで橙利を見ていた。

車は親父や奈良間に止められると思い、内緒で暇そうな下っ端の赤橋に運転手をさせた。

休日。一日中、門の外で待っているが誰も出て来なかった。

「クソッ。ほとんど家から出ないのかよ!」

「出したら、危ないからですよ」

苛立ち車内で叫ぶ俺をよそに赤橋が面倒くさそうな顔でタバコを吸っている。

「ってか、赤橋。仮にも組長の息子に対して態度がおかしくねぇか」

「え?何がですか?」

「スパスパと組長の息子の前でタバコを吸うって」

「坊っちゃんはダメですよ。組長に禁止令されているので」

「吸わねぇよ、吸ったらクレジットカード止められるからな」

「カード止められたら、最悪ですもんね」

親父は俺がタバコを吸ったら、カードを止めると組員全員に言った。

カードを止められたら死活問題だから吸わない。

それにタバコには一度も手をつけてない。

肺はクリーンだ。

親父に『タバコ吸ってこれ以上馬鹿になったら橙利ちゃんに顔向けできない』と橙利の名前を出された。

俺は橙利の名前には逆らえなかった。

一週間前にも女共と遊んでいた時、親父や奈良間に『橙利が…』と名を出され、それから女遊びもやめた。

ま、最初は気が乗らなかったが橙利に触れられない欲求不満と女の方から声をかけてきたから一晩だけ食っただけだ。

結局、女は橙利の代わりにはならないなら止めても苦ではなかった。

今の俺は橙利しか考えられなかった。

「出て来ませんね」

俺が思いふけていると赤橋はまだスパスパとタバコを吸い続ける。

「おい、知ってるか。タバコを吸ってねぇ奴の前でタバコの火のついた先から立ち上る副流煙って言う煙を吸ってねぇ奴が吸うとタバコを吸ってる状態になるらしいぞ」

「マジですか!坊っちゃん、副流煙なんて難しい事よく知ってますね」

遠回しに止めろっと言っていたが、赤橋は感心するだけでタバコ吸い続けた。

俺がミラー越しで赤橋を睨む。

俺に睨まれている事に気づき。

「暇ですもん」

「暇って、お前…暇だからタバコ吸うのかよ」

俺はため息をこぼす。

「いいじゃないですか。坊っちゃんのワガママでストーカーに付き合ってますし、大目に見てくださいよ」

「ス、ストーカーじゃねぇよ!」

「いや、ストーカーですよ。学園でもこそこそ、食堂でもチラチラ、トイレではジロジロ。これをストーカーと言わず何と言うんですか」

「ちげぇよ!黙ってタバコ吸ってろ!」

俺は背中を椅子背に深々と凭れかかり、腕を組んだ。

「さっきは止めろって止めてたのに…坊っちゃんは外見はカッコイイのに中身が…」

赤橋が小声でブツブツ文句を言う。

止めろって分かってたじゃねぇか!あと、一言多いし!

俺は後で赤橋をシメると思いながら、屋敷を見ていると丁度、隣の家から和真が出てきた。

橙利の家の隣人は天下の警視総監で和真の祖父。

和真も一緒に住んでいる事は、調べで分かった。

そして、橙利の側に居られるようになったのが3歳からだと事も調べで分かり、そんな早くから!と正直悔しかった。

俺は急いで車のドアを開け、外へ飛び出す。

「え⁈ちょ、ぼ、坊っちゃん!どこへ!」

赤橋が呼び止めるが俺は聞かずに和真に駆け寄る。

「おい!」

俺は門を潜ろうとする和真に声を掛けた。

和真は振り返り、俺を見ると目を丸くした。

「あ、橙利にフラれた…」

和真の言葉が胸にグサッと刺さる。

「う…、俺は烏山 彰だ」

「知っている、烏山さんの息子」

「息子は止めろ、彰だ。お前だって警視総監の孫って呼ばれるの嫌だろ」

俺の言葉に和真は渋い顔して頷く。

和真も俺と同じで何かするたびに親父や祖父の名が付いて回り、自身を見てくれない事に苛立っていた。

家同士は敵だが、教育環境は同じだ。

「で、何か?もしかして、ストーカー?」

「ち、ちげぇよ!ストーカーじゃあねぇよ」

ス、ストーカーって…赤橋と同じ事を言われた。

「お前に聞きたい。どうしたら、橙利に会える?」

同じ歳の和真に聞けば、橙利が笑顔で迎えてくれるかもしれないと俺は望みを託すが、

「橙利に会うって…。橙利は今、彰の家にいるぞ」

「…え?」

俺は驚愕する。


「クソ親父!橙利が来てるって何で言わねぇんだよ」

和真と別れ、すぐに自分の家に向かうよう赤橋に急がせた。

俺は家に着いてすぐ、ドスドスと家の長い廊下を歩く。

親父は会合に参加しているため、連絡が取れない。

なら、奈良間が知っているはずと連絡するが繋がらない。

「おい、奈良間はどこにいる!」

俺は俺の後についてくる家で働く、下っ端の若井に聞く。

いつもなら、朝帰りの俺を玄関で仁王立ちで待ち構え、グチグチと長い説教をするが、玄関で出迎えたのは若井だけだった。

若井に橙利の事を尋ねるが『さぁ、知らないです』と首を振った。

橙利は本当に家に来てるのか?

「若頭なら、まだ部屋でお休みです」

「なんだ、体調が悪いのか?」

忙しいと組員の説教で若いのに血圧が上がったかと思った。

『若頭がいつも頭抱えている問題は、坊っちゃんの事です』とボソッと岩井は呟くが俺は無視した。

「いえ、自分が会った時は元気でした。ただ今日は一日中、休むとしか伺っておりません」

「わかった、部屋に行ってくる」

体調に問題ないなら、他に何かあったか…?

「自分が行きましょうか?」

若井は俺に気を遣い、奈良間の部屋に行くっと言ったが、俺は断った。

若井と別れ、奈良間の所へ向かった。

奈良間は母屋から少し離れた離れ屋で暮らしている。

小さながらキッチンやお風呂、トイレが付いて母屋に行かなくてもほとんどの生活が離れ屋で出来る。

「奈良間、居るか!」

奈良間の離れ屋の前で声をかけてみたが、返事がない。

「奈良間、入るぞ!」

俺はゆっくり引き戸を開ける。

部屋に静けさに包まれていた。

声が聞こえない、まだ寝てるのか。

俺は離れ屋の玄関で靴を脱ぎ、中へ入った。

ふと、室内があたたかい。

暖房が入ってんのか…?

俺は奥へと進み、目の前の襖を開けた。

襖を開けた俺の目に映る光景に驚倒した。

布団に上半身裸の奈良間と、奈良間の腕の中にいるもう一人。

一瞬、女を連れ込んでいるのかと思ったが、明らかに成人した女より小さな体で女じゃなく、男。

そして、俺がよく知り、探していた人物。

気持ち良さそうな寝顔の橙利がそこにいた。

俺はフツフツと怒りが込み上げ、

「奈良間ー!」

俺は思わず、叫んぶ。

俺が叫んでも橙利はピクリともしない。

一度寝たら、起きないんだろう。

「うるせぇ!誰だ、騒いでる奴は!指詰めさせんぞ!」

俺の叫びに奈良間が寝ぼけながら、上半身を起こし怒鳴り返す。

奈良間が上半身を起こした拍子に橙利のかかっていた布団が捲られた。

さらに、俺は絶句した。

橙利は何も着てなく、全裸だからだ。

な、奈良間ー!(怒)

奈良間は俺だと未だに気付かず、頭を掻き不機嫌に俺を見上げる。

「あ…」

俺と目が合い、奈良間は大きく目を見開いた。

「坊…おはようございます」

奈良間が気まずい表情になる。

その表情に俺は激怒する。

《なんで、橙利が奈良間の布団の中で寝てるんだ!しかも、裸で!どうやって連れ込んだ!》

橙利を起こさないように奈良間に近づき、小声で怒鳴った。

《ご、誤解です、坊!橙真さんと勇橙さんがどうしても外せない用事があるとかで最近、ストーカーもいるみたいだから1人にはさせられないと組長に相談しまして、組長がここで預かるからと夜中に橙利君を連れて来たんです!組長は会合があるから俺に橙利君を任せたと置いて行ったんです!》

奈良間も小声で言い訳する。

《そんで、親父がいない事をいい事にてめぇの部屋に連れ込んだと!裸の2人が布団の中で寝るなら!やる事は一つだろが!何が誤解だ!》

《一つじゃ、ありませんよ!二つです!》

《あ"あ"、セックスの他にナニすんだよ!》

《添い寝ですよ!橙利君は1人では寝れないから一緒に寝てただけですよ!ちなみに俺も橙利君も寝る時は裸で寝ます》

《どこの世界に!裸で添い寝だけすんだよ!ヤルことやった後に余韻に浸るだろ!それに、美味しいそうな子羊が目の前で『どうぞ、食べて下さい』と無防備に転がってて何もしないって『据膳、食わぬは男の恥』だろうが!》

親密度が有りすぎだろうと奈良間に嫉妬した。

俺は奈良間に鋭く睨み付ける。

《お、落ち着いてください、坊。やってない事に腹が立ってるんですか?違いますよね》

俺は怒りで自分が訳の分からない発言をしていると分かっているが興奮して止まらない。

《ヤってたら承知しないが…す、好きな奴が他の男と裸で抱き合って寝てる姿見せられ、冷静にいられるんだよ!》

《冷静に考えて下さい。相手は15歳ですよ!坊と同じ歳で俺とは親子ほどに離れてるですよ》

《お前、ロリコンかよ!15歳の奴を連れ込んだのかよ!》

《俺にはそんな変癖ありませんよ!》

《ねぇのかよ!》

俺のツッコミに奈良間は少し考え。

《いや、橙利君ならありかも》

《あるのかよ!》

何だ、このやり取りは!

《とにかくですね!俺たちはまだそんな関係じゃありません!》

奈良間は断言しますと真剣に顔で言う。

《これから、あるのかよ!さっき、そんな変癖ありませんよって言ったよな》

こいつをどうしてやろうかと俺が思っていると、

「う~ん」

小声でもうるさかったのか、橙利が小さく唸り、起きそうになった。

橙利が起きそうになって、俺の頭がパニックになった。

「や、ヤバイ!」

「ぼ、坊!」

俺は急いで離れ屋を飛び出した。

飛び出した俺は母屋と離れ屋の間にある池の側でしゃがみ込み頭を抱えた。

思わず、逃げてしまった。

また、橙利が俺の顔を見て、和真の後ろに隠れたように奈良間の後ろに隠れる姿を見たくなかった。

俺は橙利の事となると臆病になる。
 
「あ!坊っちゃーん。橙利坊っちゃんの居場所が分かりました!」

赤橋と岩井が母屋の方から手を振って、駆け寄って来た。

俺は2人の姿を見て、眉根を寄せる。

「いや~先輩に聞いたら。坊っちゃんに内緒で組長が連れて来て、坊っちゃんに見つからないように若頭の離れ屋で泊まらせているそうです」

赤橋がベラベラとしゃべり、『もー先輩、いくら坊っちゃんのストーカーに付き合ってるからって、オレだけでも伝達して欲しいですよ』と文句を言う。

「おれは寝坊してたんで、先輩が言い忘れたそうで。坊っちゃん、若頭に橙利坊っちゃんを取られちゃいますね」

と若井が顔をニヤニヤさせる。

今の俺の心境を分かってない2人に、俺は『よしっ!』と気合いを入れ立ち上がった。

「赤橋、若井」

俺は2人の名前を呼ぶ。

いきなり俺に呼ばれ、2人はきょとんとした顔で『はい』と答える。

「ボビナムで心身ともに励まし鍛えるから付き合え」

「「ボビナム⁇」」

聞いたことない言葉に2人は首を傾げる。

「分かんないなら、スマホで検索しろ」

俺は言い捨てる。

そして、俺は母屋にある道場へ歩き出した。

臆病な俺は俺じゃねぇ、喧嘩は負けねぇのがモットー。

奈良間や他の奴らに取られる?

上等だ!

奈良間と他の奴らとまだ同じ土俵に立ってねぇんだ、これから同じ土俵に立って、取り返してやる!

橙利が1人なるトイレで待ち受け漢を決めてヤる。

ヤるときは誰も来ない学園の階段の踊り場で。

覚悟を決めた俺の心は晴れ晴れとした。

俺の後ろでは赤橋と岩井がボビナムを調べる為、スマホで検索していた。

「ぼ、坊っちゃん!ボビナム、ヤバイですよ!」

「マジですか!飛んで、相手の首に両脚挟んで回してますよ!オレ達を回すんですか!」

検索で出た内容に2人の叫ぶが、俺は完全無視を決め込んだ。
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