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五章

三百八話 サルマーレの鍛冶屋?Ⅰ

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「読みは悪くなかったんだがなぁ」

 思い立って動いたものの、そう都合よく話が転がるとは限らないって訳だ。
 鍛冶屋自体はすぐに見つかった。必需品関連と言うことで、予想通り大通りに何件も見つけることが出来た。ただ、そこからが問題だ。
 まさか、どこもかしこも忙しくて仕事を受けられないとは。
 今思い返してみると予兆はあったんだよなぁ。そのサインを深く考えてなかっただけだ。
 まぁ何かといえば法国と戦争の話だ。

 戦争があれば武器が必要になる。この街は法国の後ろ盾のおかげでアルタヤから奪い取ったようなものだ。当然法国が戦争に突入するなら武器を供給することになる。つまりこれ以上にないくらいの稼ぎ時という訳だ。それが何を意味するかというと、要するに今の武器屋はクソ忙しい。
 
「だからといって、門前払いされるとはなぁ」

 別に、難しい修理をしてくれとかそういう訳じゃなく、武器の整備の知識がある……それこそ弟子の一人にでも見てもらえればそれで良かったんだが、どうやらそんな時間すらも惜しいらしい。
 結局、何件も店を回るたびに追い返され、さてどうした物かと考えていたところで追い出される際にとある店の紹介を受けた。
 そして今まさに、その店の前に到着したというわけなんだが……

「ここは本当に鍛冶屋なのか……?」

 一歩踏み入れ、最初に感じたことと言えば。何というか、ものすごく雑然としていた。店番は居ないし、カウンターに明かりも灯っていない。とても営業風には見えないな。
 それに、散らかってるのは間違いないんだが、その散らかってるものがどうにも鍛冶屋のようには見受けられない。どっちかと言うと医者とか研究者とかって感じで、よく分からないモノや高級なはずの皮紙がそこら中にとっちらかっている。一体どういう場所なんだここは?
 ……取り敢えず、鍵はかかってないし中に店主は居ると思うんだが……コレを掻き分けていくのか。面倒臭いな。
 まぁ、ここに来るまでそれなりに時間掛かってるし面倒臭いとか言ってられんか。まぁ居なかったらその時は諦めよう。
 なにはともあれ、先ずはこの店の店主の在宅確認を……

「お? 同業かい?」
「っ!?」

 ビックリした!?
 どうやら先客が居たらしい。見た感じ店主には見えんし、同業と問うような発言から考えると傭兵か何かだろうかね?
 てっきり誰も居ないのかと思って居たんだが、部屋の中、入口の壁にもたれかかっていたようだ。
 相変わらず漫画の主人公のように壁越しに気配を察知するような器用な真似ができない俺としては、心臓に悪い現れ方をするのは止めてほしいんだが。

「そういうアンタは?」
「ちょいと武器の手入れを……と軽い気持ちで表通りの店に入ったらたらい回しにされてな。挙げ句修理したけりゃここに行けと店から追い出されたのさ。俺は鍛冶屋に入ったはずなんだがなぁ」
「似たようなもんか」

 こっちは多少優しくに教えてもらったが、結果的には何も変わらんし。

「まぁ、同業なら分かるだろ。戦争が近くてどこも戦準備に大忙しだ。だからといって客を追い出すのはどうかと思うがな」
「全くだ。そもそもここ、本当に武器の整備なんてしてもらえるのか? 鍛冶屋には見えないんだけど」
「そう思うよなぁ」
「いやいや、店主を前にしてずいぶん好き勝手言ってくれるじゃないか。普通もうちょっとは気を使わないかい?」
「あれ? もう一人いたのか」
「おい、酷いな!?」

 いや、まじで全然気が付かなかったし。
 というかこいつが店主なのか。何というか今まで回ってきた鍛冶屋の親方連中とは見た目からかけ離れてるな。ガッチリ体型でいかにも力仕事してますって感じの表通りの店主たちと違って、何というか……それなりに力仕事もしてるんだろうが、武器職人というよりはホームセンターにいるような自動車修理工って感じがする。単に俺のイメージだけど。
 あれ? でも武器を修理……じゃないけど整備してほしい訳だから、イメージ通りでも何の問題もないのか。

「アンタも武器の整備が目的なんだろう? この男の分が先だからもう少し待ってもらう事になるぞ」
「ああ、それで構わない。今日中に終わるならそれで良い」
「それは整備の度合い次第だな。どこまでがお望みなんだい?」
「研ぎと油差しくらいは頼みたい。戦い続きで簡単な手入れすら出来てなかったからな」
「それくらいなら間違いなく今日中に終わるね」
「ならアンタに頼む」

 というか他に選択肢がない。

「時間はどれくらい掛かりそうだ?」
「今は二人分だけだからねぇ。今やってる作業も合わせて数刻もかからないよ」
「なら俺も待たせてもらうわ」
「そうかい、なら適当にその辺で待っててくれ」
「わかった」

 そして、店主また黙って研ぎを始めた。
 することもないので改めて部屋の中を見回してみると、この店に入った時の印象とは違って確かにこの部屋は炉や金床に水場といった鍛冶道具がきっちり揃っている。しかも中々に年季が入った代物のように見える。

「それにしても、アンタは何でこんな所で修理なんてしてるんだ? こう言っちゃ何だが、この店の構えは鍛冶屋には見えないんだよなぁ俺には」

 作業を再開してまだ数分と経ってないと思うんだが、ただ待ってるのに空きたのか傭兵の男が唐突に鍛冶屋の男に話しかけ始めた。
 仕事を失って以来、一人で要ることに慣れてたから俺にとっては無言の時間に特に何も思うことはなかったが、どうやらあの傭兵には耐え難い時間だったらしい。

「まぁ、そう感じてもおかしくはないだろうね。実際ここは鍛冶屋ではないし。そもそも僕にとってこんなのは本業ではない小遣い稼ぎの様なものだからねぇ」
「鍛冶師じゃないのか? おい、本当に手入れ任せて大丈夫なんだろうな?」

 そこはちょっと俺も聞き捨てならんのだが?
 傭兵の男の言い分も最もだ。自分の命を預ける武器を素人仕事で駄目にしてもらっては困る。

「心配しなくても、そこらの鍛冶師に出して内弟子の手に渡るよりはまともな仕上がりにしてやるよ」
「鍛冶市でもないと自分で言う割りに、随分な自信じゃないか」
「僕の本業は魔具制作でねぇ。別に武器が専門というわけではないんだけど、魔剣なんかの制作の為に武器の扱いの知識なんかもそれなり以上にあると言うだけだよ」
「魔剣なんてそこらの剣に魔紋刻むだけじゃないのか? 鍛冶屋の知識なんぞ要らんだろ」

 そうなのか?
 魔剣なんて言うくらいだから、てっきりそう簡単に手に入る物じゃないと思ってたんだが、意外とそうでもないのか。
 
「そんな訳がないだろう。そんな簡単に作れるのなら国の騎士たちは全員魔剣を持ち出すし、普通の鍛冶師なんて仕事を失って世の中から魔剣以外の剣は消えちまうだろうさ」
「……だが、実際に魔剣なんて言うほど希少ってほどでもないだろう? 値は張るがお高い武器屋なんかではこれ見よがしに飾ってるなんてよく見るぜ? それって要するに作るのに一手間かかるけど言うほどレアな訳じゃないってことだろ? 何か違うのか?」
「違うに決まってるだろう。魔剣鍛冶師にそんなこと言っったら君、張り倒されるよ?」

 ……そうでもあるらしい。
 俺もアルヴァストの武器屋で魔剣の展示を見た事があるから、程度の違いはあれこの傭兵の言ってることとほとんど同じような認識だったんだけど。

「魔剣に限らず、魔具というのは素材や作りからして通常の武器とは全く別のものだよ。よく考えてみなよ。普通の剣に炎の紋を刻んだら炎の剣になるとして、そんな燃え盛る鉄の剣をアンタは振り回せるのかい? 熱した鉄の棒を握るんだ。間違いなく大火傷だよ?」
「む……それは確かに……」
「そもそも、相手を焼き斬れるような火力の炎で刀身を燃やしたりしたら、加熱で刀身は曲がっちまうだろうし、それどころか最悪溶けて使い物にならなくなる。そしてアンタも傭兵ならそんな道具は知ってるだろう?」
「バーンエッジだな」

 あ、そういうのは実際に存在するのか。名称と話の流れからするに、使い捨ての火炎剣って事か?
 戦場で使えるのかとか、費用対効果が釣り合ってるかとか色々と問題はあるだろうけど、用途的には色々ありそうだもんな。

「アレをアンタは魔剣と呼ぶかい?」
「いや、アレは使い捨ての道具扱いだな……」

 まぁ、普通に考えればそうだよな。武器ってのはそれ単体で機能するように作らてている。そんな普通の武器に魔法を付与しても無用な負荷が掛かりすぎて武器の寿命を縮めるだけにしかならなさそうだ。

「付与する術に適した素材に適した素材に、適した製法。その二つを正しい知識で組み合わせる技量と経験。それらがあって初めて実用的な魔剣というのは生み出せるんだよ。武器の形をして何かの効果が付与されただけの物は魔剣とは呼べないね」
「逆に言えば希少な素材を入手できる伝手と製法さえあれば誰でも作れるのか?」
「なら、アンタは剣を作れるのか? どうやって剣が作られているのかくらいは知ってるだろう?」
「そりゃ、知っちゃいるが、流石に無理だろ。俺は鍛冶屋じゃねぇんだ。方法を知ってるだけで今まで一度も武器なんて作ったことがないんだぞ? 剣のような形をした鉄くずになるのが関の山だ」

 ま、そうだよな。ド素人が作ろうとしても金属製の鋭い十字架型オブジェになるのが落ちだ。というか最悪そのオブジェすら作れないかもしれない。それでも形にさえなってくれれば時間をかけて研げば刃くらいは付けられるかもしれないが、耐久性だとかそういうのは素人ではどうしようもない。

「判ってるじゃないか。それが答えだよ」
「んん?」
「いくら武器を作ってきたと言っても、それで魔具が作れるかとなると話は別だ。剣には剣の、魔具には魔具の全く違う知識と経験が求められるのさ。それに武器に求められる適性もね」
「求められる適正?」
「武器ってのは人が作る以上、性能に限界がある。性能……刃の鋭さや耐久力、重さ靭やかさとか色々あるが、まぁ今回は説明のために分かりやすく『切れ味』としようか。通常、武器の出来ってのは使った素材の耐久力に対して、どれだけ『切れ味』を無駄なくつぎ込めるのかで決まる。解るかい?」
「あ、ああ。それくらいは流石に」
「で、名の知れた名剣っていうのは……実際に見せて説明したほうが早いか。う~ん、そうだな、コレで例えてみようか」

 そう言って拾い上げたのは粘土……? それに親指でグリグリと穴を開けて水を注いで見せる。

「この土の器が剣で、注がれた水が剣に与えられる『切れ味』だとしよう。そして……」

 いい加減に凹ませただけの粘土の器を、指で伸ばし大きくお椀型に整えて見せた。大した手際だ。

「こうして、薄く広げてやれば、それだけ器は大きくなり中に入る水……『切れ味』もたくさん注ぎ込めるようになる。こうやって剣という鋼の器に沢山切れ味が込められた剣が良剣ってやつさ。だけど薄く大きくすれば良いってもんじゃない。あまりやりすぎると……」

 さらに薄く広く引き伸ばしていた所で、薄くしすぎた所に穴が空いたのか器は破れて、水が溢れてしまった。

「まぁ、こんな感じに器が壊れてしまうのさ。この器をどれだけ薄く大きく、しかし耐久性は維持した上で水という名の『切れ味』を注ぎ込む事が出来るかってのが鍛冶屋の腕ってやつだね。名剣ってのはこの壁の薄さと強度の限界を突き詰めたような一種の芸術品のようなもの。世の鍛冶屋はそんな武器を作り出すために心血を注いでいるわけだけど……この名剣、実は魔剣には決してなりえない」
「何故だ?」

 それは俺も気になる。名剣っていうくらい優れてるんだから、さっき言ってた適した素材とかの問題はあるにせよ、魔剣作りの土台に使う分には最適なんじゃないのか?

「あまりに無駄なく性能を引き出されているせいで、魔具たる術式を付与する余地が何処にも残ってないからさ。名剣ってのはコレ以上無いってほど素材の限界まで性能が注ぎ込まれている。波々と水を注がれた器のようにね。そこになにか別の性能を付与しようとすれば、水は溢れ出てしまう」
「意味がないって事か?」
「意味がないだけなら良いんだけどね? 場合によってはさっきの器のように穴が空いてしまう。そうなれば武器としてはもうおしまいさ。そういう意味では、さっき例に出したバーンエッジと同じだね。刀身という器の限界を越えて無理に性能を詰め込めば耐久性という大きな代償を支払うことになる。最悪一度も使うこと無く自壊しかねないのさ。だからこそ、必要な素材を必要な方法で加工し、その上で武器としての実用的な性能を残したまま望む能力を付与する……そんな真似を武器だけに全てを賭してきた連中に出来ると思うか?」
「あ~……何を言ってるか、大体わかった」

 これはハクスラ系のゲーム経験者ならなんとなくピンとくるかもしれんな。
 要するに名剣ってやつは物理全振りの武器で、魔剣ってのは属性とか会心率とかのオプション付きの武器だと思えば良い。
 エンドコンテンツなんかで手に入る最終装備はバランス調整の問題で様々な性能がありながらも、性能的には横並びになるようになっている。
 同じ最強武器でも、物理攻撃力110の剣と物理攻撃力90だけど20の火属性追加ダメージがついた武器……みたいな感じで。
 このステータス的な限界値が武器の強度であり、名剣ってのは武器として限界まで攻撃力が盛られているせいで、オプションを付ける余地がないと言う訳だ。限界を超えて120なんて攻撃力の武器もあったりするが、そういう武器は大抵耐久値が極端に少なかったり『会心率マイナス』のようなバッドステータスが追加されてることが多い。これが器の限界を超えるデメリットという事なんだろう。

「だから魔剣を作る者は、武器の性能とは別に付与する能力や、性能とのバランスなんかも考えながら土代となる武器を作らなきゃならない。ソレこそ場合によっては意図的に武器の性能を落としたりしてね」
「あの頑固そうな職人共が、自分の武器の性能をわざと落とすとか、許すとは思えないな」
「実際その通りさ。たとえ、魔剣として完成した時の性能がとてつもなく高いと判っていたとしてもね。だから彼らには魔剣が作れない。せいぜいが使い捨てのモドキまでなのさ。鍛冶屋は材料を組み合わせて剣を作るが、魔剣制作は、その剣も材料の一つに過ぎないと理解するのが最初の一歩だからね」

 そうやって区分してみれば、確かに剣と魔剣ってのは製造理念がまるで別物なのか。

「俺ぁこの歳まで、魔剣って言えば鍛冶の秘術で作った最強の剣を元に、魔法使いの最高の知識で魔剣を作り上げる……とか思ってたんだがなぁ。ちょっとショックだ」
「さっきも言ってたが秘伝の技術? 何だそれは。そこらの鍛冶屋が秘伝だの何だの大層な技術をみんな持ってると思うのかい?」
「鍛冶の親方なんて呼ばれる連中ならその店独自の秘技とかがあったりするんじゃないのか?」
「そういった技術の存在を否定はしないさ。でもそんな凄い技術があったら、こんな田舎の表通りで庶民的な鍛冶屋なんぞやってないで今頃首都の一等地で有数の武器職人として名を売ってるだろうよ」

 そりゃそうだ。

「結局の所職人なんてのは、熱した鉄を自分の感覚任せに叩いて伸ばして形を整えてるだけなのさ。ぶっちゃけただの感と経験だけだよ。現に武器専門ではない僕がちょっとカジッただけの知識で商売出来てるだろう? まぁ大抵の人はそのカジる程度すらしないんだけどね。専門的な職なんてのはどれも似たようなもんなのさ。アンタだって、どうすれば戦い方を覚えられるんだって問われたら、死ぬほど武器を振るだけでいいって思うんじゃないか?」
「あー……言われてみると確かにな。ソレを簡単だって思うところがあるが、本当に簡単なら俺らの食い扶持がなくなっちまうわな」
「どんな技術だって、ちゃんと覚える気で時間をかければ、それこそ秘伝なんてなくたって、誰だって『そこそこ』までは身につくものさ。誰よりも上をなんて目指し始めると、途端に難しくなるもんだがね。鍛冶屋の技術を勘と経験だけと言ったけど、決して馬鹿にしてるわけじゃない。ソレしか頼りに出来ない中で、達人ってのはその勘と経験によって常軌を逸した性能の武具を作ったりするものなのさ」

 勘と経験か。まぁ職人ってのはそういうもんだよなぁ。現代のような高温を量る温度計みたいな便利なものもない以上、炉の温度一つをとっても『このくらい』という経験頼りの作業になる。炉に焚べる薪の量、炉へ投入する鉄鉱石の量、鋼を叩く回数。そういった一つ一つが全てそうだ。
 そういうのは鍛冶をやらない人は知る由もないし、だから何も知らない一般人的には経験だけで伝えられる技術を、特別な秘伝の技術みたいに感じるんだろうな。

「でもまぁ、こんな田舎で燻ってるような鍛冶屋じゃぁな。もし連中に秘伝なんてあるとしたら、それは如何に安く鉄を仕入れる人脈と、一本の剣を安く、大量に作るかっていう方面の知恵だろうよ。ソレも仕事という意味では正解の一つさ」

 鍛冶を職業としている以上、それで食っていく必要がある。すごい武器が作れるならもっと良いところに店を構えるだろうし、でなければ質より量で商売に走るのも当然ってわけか。そして薄利多売で儲けを出す仕組みを作ることこそが秘伝であると。

「話は戻るが、アンタが武器の作り方を知ってるのに武器が作れないのと同じ。製作作業ってのは武器に限らず手順を書き残すだけじゃ伝えられないような経験則の集合体だ。コレばかりは知識ある奴から伝授されながら成功を繰り返して覚えるか、自力で無数の失敗を繰り返して覚えるしか無い。楽をする方法なんて無いし、相応の時間と金がかかるんだ。より複雑な魔具ともなれば尚更ね」
「まぁ、確かにその通りだわな」
「魔剣に限らず、魔具の研究ってのは希少な素材を山程使って失敗作の山を踏み越えることになる。当然、かかる研究費用も膨大だ。だからこそ魔具は希少で値が張るんだ。よっぽど都会の有名店でもない限り、4~5本も置いてあれば魔剣の店として自慢して良いくらいに」

 そういえば、首都であるアルヴァストの表通りにあった武器屋でも陳列されてた魔剣って10本も無かったような気がするな。
 あの時は結構魔剣ってあるんだなとか思ったけど、確かに大商店でも10本程度しか揃えられないって考え方もあるのか。

 それにしてもコイツ、実は得意分野だと饒舌になるタイプだな? 魔剣絡みの話になった途端口数増えて喋りも早くなったぞ。ステレオタイプのオタクタイプって久々に見たからなんかちょっと和むわ。
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