259 / 330
四章
二百四十七話 首都アレスタンティアⅡ
しおりを挟む
シアが様子を見に行ったのを竜車の中から眺めること数分。
エレクたちと合流したシアはといえば――
「……何やってんだアイツ」
盛大に相手をキレさせていた。
相変わらずこの位置からじゃ何を言ってるのか聞き取れないが、少なくとも相手がキレているのはここから見てもよく分かる。
仲裁目的だったのか、ただの状況確認のためだったのか知らないが、状況を余計悪化させてどうするんだよ。
思わず事情の確認のために駆けつけたくなるところだが、ここはじっと我慢だ。俺と街門との関係を考えると、ここで俺が関われば何かもっと良くない方へ話が転がるような気がしてならない。
やり取りの内容が気になって仕方ないが、ここは待機一択だ。
身を潜め、門や門兵とは極力接触を抑える…………つもりだったんだけどなぁ。
「おい! やはり一人中に隠れてるぞ!」
「!?」
シア達の動きに気を取られ過ぎていた。
気がついたときには竜車の入り口が押し開けられて、兵士が押し入って来ていた。
というか、強引に他人の竜車に押し入るとか抜き打ちチェック的なやつか? この街の門兵はかなり強い権限を持ってるみたいだな。こんな強引なやり方だと、商品に機密性の高いものも扱うことがあるだろう商人とかが結構反発しそうだと思うんだが。
「おい、隠れていたお前! 外に出ろ! 抵抗すれば容赦はしない」
「あー……はいはい、わかりましたよ」
正直かなり想定外の出来事だったが、慌てる必要は特にねぇわな。
竜車の中に潜んではいたが、こちとら何も悪いことはしてないわけだしな。変に狼狽えずに堂々と受け答えしておけばいいだろう。
正直、竜車の中で身柄確保しておいてくれたほうが良かったんだけどな。門の前に姿をさらさずに済むし。
いや、この場合はもうトラブルに巻き込まれてるんだからもう今更か……
身を隠そうが何しようが、門に関わればトラブルはもう避けられんのか俺は。冗談で言っていたが、これはもう本当に呪いか何かなんじゃねぇのか……?
「兄貴!」
そのまま、兵士につれられてシアやエレク達のところへつれてこられてしまった。
いきなり分断されて詰め所とかの取り調べ室に連れ込まれたらどうしようと、ちょっとだけ焦っていたのは内緒だが、どうやらその心配はないようだ。良かった。
それにしても、そもそもエレク達と門兵達は一体何が原因で揉めていたんだ?
ここまで来てしまった以上、そのへんの話は知っておきたいんだが。主に興味的な理由で。
「やはり匿っていたようだな。これをどう釈明するつもりだ?」
「兄貴は俺達にとって兄弟子だ! 貴族とは何の関係もないだろう!」
「ならば何故一人竜車の中に潜んでいたのだ? 大方返送するだけではボロが出るからと匿っていたんだろう」
「それは、説明しただろ! ジンクスが……」
「そんな苦しい出任せ、信じるとでも思っているのか?」
なにか俺を置き去りにして激しく口論しているエレクと門兵だが、会話の内容を聞く限り、つまりはこういう事か?
・エレク達が誰ぞの貴族を匿っていると因縁をつけられた。
・強制捜査をしてみれば、竜車の中に隠れていた男(俺)が見つかった。
・事情を離してもまるで信じてもらえない。
こうして事実だけを並べてみれば、怪しすぎるなんてもんじゃねーな。疑われても仕方がない。
ただし――
「此奴は儂と一緒に旅をしていただけだ、ティンガルからそこの冒険者達と契約して同行して来ただけだというのに、何故そのような因縁をつけられねばならぬ」
「それが本当であればな。 もしお前たちの言うことが本当だと言い張るのであれば、その男が保守派の貴族でないと証明してみせろ」
うわ、無茶なこと言いやがる。それっていわゆる悪魔の証明ってやつだろ。
「話にならぬな。疑いをかけるのであれば証明すべきは貴様らであろう。この男が貴族であるという確固たる証拠を示してみせろ」
「何だと!?」
いや、何だとも何も、それが普通……なのは日本的な考え方なのか?
しっかし、相変わらずというかなんというか、シアは部外者に対して言葉がキッツいな。言ってることは正論だが言い方が攻撃的すぎて煽っているようにしか聞こえんぞ。
もしかしたら何か目的があって意図的に煽ってるのか?
「第一、貴様ら悪魔の証明も知らぬのか? 真実を証明することは出来ても、無かったことを証明する事は誰にも出来ん。そんな子供でも知っている常識であろうよ。そんな当たり前の常識すら持ち合わせず、出来もしない証明を矯正するような貴様らの言葉に従う理由が一体何処にある?」
あ、やっぱりこの世界にも悪魔の証明って存在するのか。まぁ概念的な問題だしな、類義語があってもおかしくないか。
それにしても、そんな無茶を押し付けるってことは相手も悪意があってゴリ押ししているってことか?
「貴様! 我らは貴族の方々の命を受けてここを守っておるのだ! 如何な理由があろうと、その我々に楯突こうというのであれば、それは貴族を敵に回すことと同義だと理解しているんだろうな!?」
「それは異なことを言う。おまえたちの言葉を信じるのであればこやつは貴族なのだろう? 貴族の使い走りごときが貴族を付け狙うとは一体どういう了見だ?」
「その貴族は保守派の貴族の子息であると情報提供があったのだ。我々革新派が捉えて何が悪い!」
情報提供……? タレコミがあったってことか?
いや、自作自演の線もあるが……何故俺に目をつける? この街には今初めて来たばかりだ。わざわざこんな真似をして捉えようとする意図がまるでわからない。
アルヴァストの時のように頭がおかしくなっているようには見えないし……
「情報提供のう? その情報が正しいと何故断言できるのだ? 断言してもいいがこやつはこの国に訪れたのは初めてじゃぞ? 案内した儂とてもう覚えておらん程この国には戻ってきておらん。その情報、出どころがかなり怪しいと思うのじゃが……もし言いがかりでないというのなら、どこから仕入れた情報なのか開示できるのかの?」
「何故貴様らに証明する必要がある! 我々は……」
「証明できないと。にもかかわらず貴様らは他国の旅行客を捕まえると。此奴は母国であるアルヴァストでそれなりの地位の者と繋がりがある。それを問答無用で冤罪をかけようというのであれば、儂は一度帰国してこの事を伝えねばならんのだが、当然構わぬよな?」
「アルヴァ……何だその国は。聞いたこともないぞ。だが、そんな話をされて、お前を逃がすと思うのか?」
「ふむ……知らぬ、か」
あ、今のは俺にも解ったぞ。キレてる相手へ唐突に俺の国の名前を出して情報を仕入れようとしたな。シアもこっちへ一瞬視線を向けてきたから俺の勘違いじゃないはずだ。
でも、この騎士は聞いたこともないと即座に切り捨てた。つまり、本当に知らないってことだろう。首都ともなればもしかしたら何かしらの情報が手に入るんじゃないかと少し期待はしていたんだが……こんな大きな街でもアルヴァストの情報がないとなると、本格的に北の国境を越えた先へ行かないと帰るための手立てはなさそうだな……。
エレクたちと合流したシアはといえば――
「……何やってんだアイツ」
盛大に相手をキレさせていた。
相変わらずこの位置からじゃ何を言ってるのか聞き取れないが、少なくとも相手がキレているのはここから見てもよく分かる。
仲裁目的だったのか、ただの状況確認のためだったのか知らないが、状況を余計悪化させてどうするんだよ。
思わず事情の確認のために駆けつけたくなるところだが、ここはじっと我慢だ。俺と街門との関係を考えると、ここで俺が関われば何かもっと良くない方へ話が転がるような気がしてならない。
やり取りの内容が気になって仕方ないが、ここは待機一択だ。
身を潜め、門や門兵とは極力接触を抑える…………つもりだったんだけどなぁ。
「おい! やはり一人中に隠れてるぞ!」
「!?」
シア達の動きに気を取られ過ぎていた。
気がついたときには竜車の入り口が押し開けられて、兵士が押し入って来ていた。
というか、強引に他人の竜車に押し入るとか抜き打ちチェック的なやつか? この街の門兵はかなり強い権限を持ってるみたいだな。こんな強引なやり方だと、商品に機密性の高いものも扱うことがあるだろう商人とかが結構反発しそうだと思うんだが。
「おい、隠れていたお前! 外に出ろ! 抵抗すれば容赦はしない」
「あー……はいはい、わかりましたよ」
正直かなり想定外の出来事だったが、慌てる必要は特にねぇわな。
竜車の中に潜んではいたが、こちとら何も悪いことはしてないわけだしな。変に狼狽えずに堂々と受け答えしておけばいいだろう。
正直、竜車の中で身柄確保しておいてくれたほうが良かったんだけどな。門の前に姿をさらさずに済むし。
いや、この場合はもうトラブルに巻き込まれてるんだからもう今更か……
身を隠そうが何しようが、門に関わればトラブルはもう避けられんのか俺は。冗談で言っていたが、これはもう本当に呪いか何かなんじゃねぇのか……?
「兄貴!」
そのまま、兵士につれられてシアやエレク達のところへつれてこられてしまった。
いきなり分断されて詰め所とかの取り調べ室に連れ込まれたらどうしようと、ちょっとだけ焦っていたのは内緒だが、どうやらその心配はないようだ。良かった。
それにしても、そもそもエレク達と門兵達は一体何が原因で揉めていたんだ?
ここまで来てしまった以上、そのへんの話は知っておきたいんだが。主に興味的な理由で。
「やはり匿っていたようだな。これをどう釈明するつもりだ?」
「兄貴は俺達にとって兄弟子だ! 貴族とは何の関係もないだろう!」
「ならば何故一人竜車の中に潜んでいたのだ? 大方返送するだけではボロが出るからと匿っていたんだろう」
「それは、説明しただろ! ジンクスが……」
「そんな苦しい出任せ、信じるとでも思っているのか?」
なにか俺を置き去りにして激しく口論しているエレクと門兵だが、会話の内容を聞く限り、つまりはこういう事か?
・エレク達が誰ぞの貴族を匿っていると因縁をつけられた。
・強制捜査をしてみれば、竜車の中に隠れていた男(俺)が見つかった。
・事情を離してもまるで信じてもらえない。
こうして事実だけを並べてみれば、怪しすぎるなんてもんじゃねーな。疑われても仕方がない。
ただし――
「此奴は儂と一緒に旅をしていただけだ、ティンガルからそこの冒険者達と契約して同行して来ただけだというのに、何故そのような因縁をつけられねばならぬ」
「それが本当であればな。 もしお前たちの言うことが本当だと言い張るのであれば、その男が保守派の貴族でないと証明してみせろ」
うわ、無茶なこと言いやがる。それっていわゆる悪魔の証明ってやつだろ。
「話にならぬな。疑いをかけるのであれば証明すべきは貴様らであろう。この男が貴族であるという確固たる証拠を示してみせろ」
「何だと!?」
いや、何だとも何も、それが普通……なのは日本的な考え方なのか?
しっかし、相変わらずというかなんというか、シアは部外者に対して言葉がキッツいな。言ってることは正論だが言い方が攻撃的すぎて煽っているようにしか聞こえんぞ。
もしかしたら何か目的があって意図的に煽ってるのか?
「第一、貴様ら悪魔の証明も知らぬのか? 真実を証明することは出来ても、無かったことを証明する事は誰にも出来ん。そんな子供でも知っている常識であろうよ。そんな当たり前の常識すら持ち合わせず、出来もしない証明を矯正するような貴様らの言葉に従う理由が一体何処にある?」
あ、やっぱりこの世界にも悪魔の証明って存在するのか。まぁ概念的な問題だしな、類義語があってもおかしくないか。
それにしても、そんな無茶を押し付けるってことは相手も悪意があってゴリ押ししているってことか?
「貴様! 我らは貴族の方々の命を受けてここを守っておるのだ! 如何な理由があろうと、その我々に楯突こうというのであれば、それは貴族を敵に回すことと同義だと理解しているんだろうな!?」
「それは異なことを言う。おまえたちの言葉を信じるのであればこやつは貴族なのだろう? 貴族の使い走りごときが貴族を付け狙うとは一体どういう了見だ?」
「その貴族は保守派の貴族の子息であると情報提供があったのだ。我々革新派が捉えて何が悪い!」
情報提供……? タレコミがあったってことか?
いや、自作自演の線もあるが……何故俺に目をつける? この街には今初めて来たばかりだ。わざわざこんな真似をして捉えようとする意図がまるでわからない。
アルヴァストの時のように頭がおかしくなっているようには見えないし……
「情報提供のう? その情報が正しいと何故断言できるのだ? 断言してもいいがこやつはこの国に訪れたのは初めてじゃぞ? 案内した儂とてもう覚えておらん程この国には戻ってきておらん。その情報、出どころがかなり怪しいと思うのじゃが……もし言いがかりでないというのなら、どこから仕入れた情報なのか開示できるのかの?」
「何故貴様らに証明する必要がある! 我々は……」
「証明できないと。にもかかわらず貴様らは他国の旅行客を捕まえると。此奴は母国であるアルヴァストでそれなりの地位の者と繋がりがある。それを問答無用で冤罪をかけようというのであれば、儂は一度帰国してこの事を伝えねばならんのだが、当然構わぬよな?」
「アルヴァ……何だその国は。聞いたこともないぞ。だが、そんな話をされて、お前を逃がすと思うのか?」
「ふむ……知らぬ、か」
あ、今のは俺にも解ったぞ。キレてる相手へ唐突に俺の国の名前を出して情報を仕入れようとしたな。シアもこっちへ一瞬視線を向けてきたから俺の勘違いじゃないはずだ。
でも、この騎士は聞いたこともないと即座に切り捨てた。つまり、本当に知らないってことだろう。首都ともなればもしかしたら何かしらの情報が手に入るんじゃないかと少し期待はしていたんだが……こんな大きな街でもアルヴァストの情報がないとなると、本格的に北の国境を越えた先へ行かないと帰るための手立てはなさそうだな……。
2
お気に入りに追加
629
あなたにおすすめの小説

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。

異世界へ五人の落ち人~聖女候補とされてしまいます~
かずきりり
ファンタジー
望んで異世界へと来たわけではない。
望んで召喚などしたわけでもない。
ただ、落ちただけ。
異世界から落ちて来た落ち人。
それは人知を超えた神力を体内に宿し、神からの「贈り人」とされる。
望まれていないけれど、偶々手に入る力を国は欲する。
だからこそ、より強い力を持つ者に聖女という称号を渡すわけだけれど……
中に男が混じっている!?
帰りたいと、それだけを望む者も居る。
護衛騎士という名の監視もつけられて……
でも、私はもう大切な人は作らない。
どうせ、無くしてしまうのだから。
異世界に落ちた五人。
五人が五人共、色々な思わくもあり……
だけれど、私はただ流れに流され……


教え上手な龍のおかげでとんでもないことになりました
明日真 亮
ファンタジー
子爵家の長男であるレアンデル=アリウスは、剣は得意だが魔法が大の苦手。
生まれ持った火の紋章の加護により得意になるはずの火魔法も上手く使えない。
そのせいで通っている学園でも同級生にバカにされる日々を送っていた。
そんなある日、レアンデルは森の中で龍と出会う。
その龍はあらゆる知識を修め、龍の世界でも教鞭を執るほどの教え好き。
レアンデルの秘められた力に気付いた龍は自らの知識や経験を叩きこむ。
レアンデルの成長と出会いの物語。
紋章とは。龍とは。そして秘められた力とは――

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる