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四章
二百三十九話 RPGでよくある奴Ⅰ
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一晩明けて、俺達はとりあえず情報収集をいったん切り上げ、旅支度をするために手分けして必要な資材を買い集めることになった。
流石にクフタリアの様に何日も滞在していたわけではないので、買い出しと言っても店を探すだけでも一苦労だ。
この街は港から広がって、山二つを抱え込むほどのかなり大きな街だ。アルヴァストの王都程ではないが、かなりの大都市だったクフタリアよりもさらに二回りは大きい。
とはいっても、闘技場産業で潤っているクフタリアと違って、こちらはかなり牧歌的というか、田舎街といった印象が強い。まぁ、港まで進むと石造りの街が広がっているんだが、そういうのは港周辺の一部の一等地だけで、山を一つ挟むほど港から離れてくると、大分落ち着いた……いや、木造づくりの、田舎風景といった言葉がピッタリな雰囲気の街並みに代わる。
スラムのように荒れている訳ではないが、街自体にどことなく静かな印象を受ける。王都やクフタリアの活発と比べると、これだけ大きな街なのに感じる雰囲気はハイナ村の印象に近い。
そういえば、この街まで同行した貴族が住む家も、豪華な貴族街というよりは、閑静な住宅街といった雰囲気の場所だった。
そんな様子なので、いかに街全体が巨大だと言っても、買い出しとかいろいろ考えると、ほぼ活動範囲は港周辺に絞られてくる。
いかに広いと言っても港周辺のみという事であれば、俺の物覚えの悪い頭でもある程度の地形や店の位置の把握くらいは何とかなるから、正直助かる。施設集中型の都市万歳だ。
まぁ、都市の政治を司るような場所に用は無いので、俺が行動するのはもっぱら歓楽街や商店街っぽい通りだけ……まぁ要するに今までの街での活動と何の違いも無かったりする。
「ありがとう、助かったよ」
「商品を買ってくれる客へのちょっとしたオマケだ。助かったと思うならまた買ってってくれ」
「あいよ!」
国は違っても、情報収集の基本的なやり方は通用するらしい。
適当な店に入って品物を買いつつ、支払いついでの世間話で情報を集めるというシンプルな方法だが、シンプルだからこそ通用するという物もあるんだよな。
特に、今回の様に一般の旅行者が知りたい情報以上の者が無い場合は、相手も警戒する事も無いという事なのか、結構気軽に色々な情報を教えてくれる。
これが『○○の組織に関する何かの知識が~~』とかになれば警戒もされるだろうし、聞く相手だって選ばなきゃいけなくなったりして難易度が跳ね上がってくるんだろうけど、今の俺達にとってはむしろそういう面倒ごとからは距離を置きたい訳だから、小難しい事は考えなくても良いというのは楽でいい。
駆け引き初心者の俺としては、これくらいの難易度で練習するのが一番丁度いい。
「う……」
ぐぎゅるという腹の音から空を見上げてみれば太陽? が中天を通り過ぎている。
もう昼過ぎか。なれない事に集中している内に時間の経過も忘れて情報収集に没頭していたらしい。そりゃ色々腹も減る訳だ。
待ち合わせの場所も食事ができる場所だし丁度いい。少々早い気もするが一度戻って腹ごしらえしておこう。
◇◇◇
「で、何がどうしてこうなってるんだ?」
「お? キョウか。そんな所で突っ立ってないでさっさと来い」
待ち合わせの店に来てみれば、何故か俺より先に来て一杯ひっかけていたと思われるシアと……
「何だぁ? テメェは。この女のツレか!?」
なんかガラの悪い男とその取り巻きが。
チンピラに絡まれたのか……とも思ったが、どうやらその取り巻きは割と冷静らしく、普通にいきり立ったガラの悪い男を宥めていた。
何だこの状況……
「シア、説明。簡潔に」
「舐めた口きいたから分からせてやろうかとな」
……つまりチンピラに絡まれたシアがチンピラらしい返し方で煽った訳だ。
で、チンピラの仲間は良識人だったから、一触即発の段階で何とかとどまってると。
「何か、ウチのツレがすんません……」
「あっ、いや、ウチのリーダーも喧嘩っ早くて申し訳ない……」
「何やってんだよ、他所のパーティの女に因縁つける真似して! 一緒に居る私たちが恥ずかしいんだからやめてよね!」
よかった、他の人はちゃんと話の通じる人たちだ……!
「つか、お前も何やってんだよ大人げねぇな。年長者だろうに何言われたってんだよ」
「……フン、別段儂は大人しく対応しておったというのに、ピンポイントで儂を苛立たせるような言をぶつけるこ奴が悪いんじゃ」
いや、ホント何言われたんだよ。
「今回のは全面的にウチが悪い。申し訳ない」
「オイ! 何でお前が謝ってるんだよ!? 悪いのは舐めた口きいたこの女だろ!」
「先に強引に話しかけたのはアンタでしょうが……」
「俺は一人だと思って仲間に誘ってやっただけだろうが!」
仲間に? 旅装備で一人で食事していたシアに目を付けたって事か?
まぁ、同行者がいるなら同道した方が襲撃対応とか警戒とか一人でやらなくていい分楽と言えば楽なのは間違いないが……
「……と、向こうは言ってるが、実際はどうなんだ?」
「『なぁアンタ、一人なのか? なら俺達と一緒に行こうぜ』『結構じゃ、連れが居るゆえ。そもそもどこに向かうのかもわかってないじゃろう』『この街から旅を目指すのなら王都は必ず通るだろ? 俺達は近く王都へ向かうんだよ』『確かに王都へ歯向かうが、連れが居るといったじゃろう』『なら、その娘も一緒に面倒見てやるからさ』『……連れは男なのじゃが? ソレにお主よりはまぁマシじゃからな。わざわざ足手まといを増やす理由は無いじゃろ』……と言った感じじゃな」
突然、一人芸始めるからちょっとびっくりしたわ。
これは、シアと相手の会話の再現か。……というか
「会話内容全部覚えてるんかい」
「丸ごと暗記してるという訳ではない。こんな感じの会話じゃったというだけじゃ」
口調まで寄せてずいぶんスラスラと言うから、全部暗記してんのかと思った……
しかし、シアの言葉を信じるなら最初の二言三言までは大人しく対応して、流石に面倒になって突き放した言い方に変えたって感じか。
念のために相手のパーティの反応を見ると、俺と目が合った、相手パーティの女性が頷き返してきた。という事は、シアの言ってることが正しいんだろうな。
で、あのキレてる奴は底で大人しく引き下がれば良いものの、キレ散らかして周りに迷惑かけていると。
そりゃパーティメンバーも恥ずかしい思いするだろうなぁ。
「こんなヒョロい奴がお前の連れだってのか。ふざけんな! これのどこが俺よりツエェってんだ」
う、最近はアルヴァストでの協会仕事やトレーニング、こっちに来てからもシアのしごきとかで結構肉付きは良くなってきたと思うんだが、まだ傍から見るとヒョロく見えるんか……
「どこが……と言われても、どう見ても強いじゃろ。お主の戦ってる所を見たことは無いが、歩き方や所作等で相手の練度はある程度は測れるもんじゃ。お主、ただ力に任せて剣を振り回すだけじゃろう?」
「まぁ、俺たちは田舎から出て来たからな。戦い方と言ったら森で獣相手に武器を振り回して覚えた程度なんだ」
「おい、誰と話してる! 俺を無視するんじゃねぇ!」
うわ、目の前の男をガン無視して他の仲間に話しかけてる。アレって人によっては超不機嫌になるんだよな。ましてや目の前で既に不満を爆発させてる男からしてみれば完全に煽られてるように感じるだろうに。
……もしかして、シアの方も涼しい顔して、結構イラっと来てるのか?
「貴族共が身に着けてる剣術とか言うのを知らないって話か? あんな物無くても俺達はツエェ!」
どうなん? とお仲間の方に視線を飛ばすと
「自慢するつもりはないけど、王都で仕事する傭兵の中では私たちは人数は少ないけどそれなりに名前は知れてきているわよ」
「へぇ、凄いな」
俺もこんな場所に来てしまっているが、駆け出しの協会員として仕事をスタートさせた身だ。知名度を上げる事の難しさは理解しているつもりだ。
世間様ってのは、思った以上に特定の個人に対して無関心な物だ。名前が知れる程の活躍って事は、かなり大きな仕事をしたか、草の根活動的に多く地味な仕事を周りが認知するほど繰り返したって事だろう。なかなかできる事じゃない。
……と、割と本気で感心してるんだが。
「あぁ? 何だテメェ舐めてんのか?」
素直に声に出してまで褒めたのに、相手はそう受け取らなかったらしい。
……めんどくせぇ。
流石にクフタリアの様に何日も滞在していたわけではないので、買い出しと言っても店を探すだけでも一苦労だ。
この街は港から広がって、山二つを抱え込むほどのかなり大きな街だ。アルヴァストの王都程ではないが、かなりの大都市だったクフタリアよりもさらに二回りは大きい。
とはいっても、闘技場産業で潤っているクフタリアと違って、こちらはかなり牧歌的というか、田舎街といった印象が強い。まぁ、港まで進むと石造りの街が広がっているんだが、そういうのは港周辺の一部の一等地だけで、山を一つ挟むほど港から離れてくると、大分落ち着いた……いや、木造づくりの、田舎風景といった言葉がピッタリな雰囲気の街並みに代わる。
スラムのように荒れている訳ではないが、街自体にどことなく静かな印象を受ける。王都やクフタリアの活発と比べると、これだけ大きな街なのに感じる雰囲気はハイナ村の印象に近い。
そういえば、この街まで同行した貴族が住む家も、豪華な貴族街というよりは、閑静な住宅街といった雰囲気の場所だった。
そんな様子なので、いかに街全体が巨大だと言っても、買い出しとかいろいろ考えると、ほぼ活動範囲は港周辺に絞られてくる。
いかに広いと言っても港周辺のみという事であれば、俺の物覚えの悪い頭でもある程度の地形や店の位置の把握くらいは何とかなるから、正直助かる。施設集中型の都市万歳だ。
まぁ、都市の政治を司るような場所に用は無いので、俺が行動するのはもっぱら歓楽街や商店街っぽい通りだけ……まぁ要するに今までの街での活動と何の違いも無かったりする。
「ありがとう、助かったよ」
「商品を買ってくれる客へのちょっとしたオマケだ。助かったと思うならまた買ってってくれ」
「あいよ!」
国は違っても、情報収集の基本的なやり方は通用するらしい。
適当な店に入って品物を買いつつ、支払いついでの世間話で情報を集めるというシンプルな方法だが、シンプルだからこそ通用するという物もあるんだよな。
特に、今回の様に一般の旅行者が知りたい情報以上の者が無い場合は、相手も警戒する事も無いという事なのか、結構気軽に色々な情報を教えてくれる。
これが『○○の組織に関する何かの知識が~~』とかになれば警戒もされるだろうし、聞く相手だって選ばなきゃいけなくなったりして難易度が跳ね上がってくるんだろうけど、今の俺達にとってはむしろそういう面倒ごとからは距離を置きたい訳だから、小難しい事は考えなくても良いというのは楽でいい。
駆け引き初心者の俺としては、これくらいの難易度で練習するのが一番丁度いい。
「う……」
ぐぎゅるという腹の音から空を見上げてみれば太陽? が中天を通り過ぎている。
もう昼過ぎか。なれない事に集中している内に時間の経過も忘れて情報収集に没頭していたらしい。そりゃ色々腹も減る訳だ。
待ち合わせの場所も食事ができる場所だし丁度いい。少々早い気もするが一度戻って腹ごしらえしておこう。
◇◇◇
「で、何がどうしてこうなってるんだ?」
「お? キョウか。そんな所で突っ立ってないでさっさと来い」
待ち合わせの店に来てみれば、何故か俺より先に来て一杯ひっかけていたと思われるシアと……
「何だぁ? テメェは。この女のツレか!?」
なんかガラの悪い男とその取り巻きが。
チンピラに絡まれたのか……とも思ったが、どうやらその取り巻きは割と冷静らしく、普通にいきり立ったガラの悪い男を宥めていた。
何だこの状況……
「シア、説明。簡潔に」
「舐めた口きいたから分からせてやろうかとな」
……つまりチンピラに絡まれたシアがチンピラらしい返し方で煽った訳だ。
で、チンピラの仲間は良識人だったから、一触即発の段階で何とかとどまってると。
「何か、ウチのツレがすんません……」
「あっ、いや、ウチのリーダーも喧嘩っ早くて申し訳ない……」
「何やってんだよ、他所のパーティの女に因縁つける真似して! 一緒に居る私たちが恥ずかしいんだからやめてよね!」
よかった、他の人はちゃんと話の通じる人たちだ……!
「つか、お前も何やってんだよ大人げねぇな。年長者だろうに何言われたってんだよ」
「……フン、別段儂は大人しく対応しておったというのに、ピンポイントで儂を苛立たせるような言をぶつけるこ奴が悪いんじゃ」
いや、ホント何言われたんだよ。
「今回のは全面的にウチが悪い。申し訳ない」
「オイ! 何でお前が謝ってるんだよ!? 悪いのは舐めた口きいたこの女だろ!」
「先に強引に話しかけたのはアンタでしょうが……」
「俺は一人だと思って仲間に誘ってやっただけだろうが!」
仲間に? 旅装備で一人で食事していたシアに目を付けたって事か?
まぁ、同行者がいるなら同道した方が襲撃対応とか警戒とか一人でやらなくていい分楽と言えば楽なのは間違いないが……
「……と、向こうは言ってるが、実際はどうなんだ?」
「『なぁアンタ、一人なのか? なら俺達と一緒に行こうぜ』『結構じゃ、連れが居るゆえ。そもそもどこに向かうのかもわかってないじゃろう』『この街から旅を目指すのなら王都は必ず通るだろ? 俺達は近く王都へ向かうんだよ』『確かに王都へ歯向かうが、連れが居るといったじゃろう』『なら、その娘も一緒に面倒見てやるからさ』『……連れは男なのじゃが? ソレにお主よりはまぁマシじゃからな。わざわざ足手まといを増やす理由は無いじゃろ』……と言った感じじゃな」
突然、一人芸始めるからちょっとびっくりしたわ。
これは、シアと相手の会話の再現か。……というか
「会話内容全部覚えてるんかい」
「丸ごと暗記してるという訳ではない。こんな感じの会話じゃったというだけじゃ」
口調まで寄せてずいぶんスラスラと言うから、全部暗記してんのかと思った……
しかし、シアの言葉を信じるなら最初の二言三言までは大人しく対応して、流石に面倒になって突き放した言い方に変えたって感じか。
念のために相手のパーティの反応を見ると、俺と目が合った、相手パーティの女性が頷き返してきた。という事は、シアの言ってることが正しいんだろうな。
で、あのキレてる奴は底で大人しく引き下がれば良いものの、キレ散らかして周りに迷惑かけていると。
そりゃパーティメンバーも恥ずかしい思いするだろうなぁ。
「こんなヒョロい奴がお前の連れだってのか。ふざけんな! これのどこが俺よりツエェってんだ」
う、最近はアルヴァストでの協会仕事やトレーニング、こっちに来てからもシアのしごきとかで結構肉付きは良くなってきたと思うんだが、まだ傍から見るとヒョロく見えるんか……
「どこが……と言われても、どう見ても強いじゃろ。お主の戦ってる所を見たことは無いが、歩き方や所作等で相手の練度はある程度は測れるもんじゃ。お主、ただ力に任せて剣を振り回すだけじゃろう?」
「まぁ、俺たちは田舎から出て来たからな。戦い方と言ったら森で獣相手に武器を振り回して覚えた程度なんだ」
「おい、誰と話してる! 俺を無視するんじゃねぇ!」
うわ、目の前の男をガン無視して他の仲間に話しかけてる。アレって人によっては超不機嫌になるんだよな。ましてや目の前で既に不満を爆発させてる男からしてみれば完全に煽られてるように感じるだろうに。
……もしかして、シアの方も涼しい顔して、結構イラっと来てるのか?
「貴族共が身に着けてる剣術とか言うのを知らないって話か? あんな物無くても俺達はツエェ!」
どうなん? とお仲間の方に視線を飛ばすと
「自慢するつもりはないけど、王都で仕事する傭兵の中では私たちは人数は少ないけどそれなりに名前は知れてきているわよ」
「へぇ、凄いな」
俺もこんな場所に来てしまっているが、駆け出しの協会員として仕事をスタートさせた身だ。知名度を上げる事の難しさは理解しているつもりだ。
世間様ってのは、思った以上に特定の個人に対して無関心な物だ。名前が知れる程の活躍って事は、かなり大きな仕事をしたか、草の根活動的に多く地味な仕事を周りが認知するほど繰り返したって事だろう。なかなかできる事じゃない。
……と、割と本気で感心してるんだが。
「あぁ? 何だテメェ舐めてんのか?」
素直に声に出してまで褒めたのに、相手はそう受け取らなかったらしい。
……めんどくせぇ。
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