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四章
二百二十五話 未知との遭遇Ⅶ
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「ずいぶん時間がかかったようじゃな」
「時期的な問題もあって中々良い枯れ木が見当たらなくてな」
結局落ちている木の枝で適当な者は見つからなかった。今回薪を用意できたのは、偶然倒木を見つけたからだ。
そこそこ大きな倒木だったので、表面は兎も角芯の方が生木だったらどうしようかとも思ったが、幸い倒れて時間が経っていたようで枝を落として水気が残っているようなことは無かった。
根元から倒れていたので枝は取り放題で、多少雨で湿気ってはいるがこればかりはどうしようもない。それに量は十分だろう。
「まぁ、この季節だものな。これだけの量を確保できただけで上出来か」
「今回は偶然倒木見つけたおかげで何とかなったけど、この時期で薪を探す場合、どういうのを探せばいいんだ?」
「何じゃ、野宿には慣れてないのか?」
「乾期なら兎も角、雨季の森は初めてでなぁ」
実際は乾期も雨季も慣れてないんだがな。
森といえばクフタリアへの道中を思い出すが、あそこは危険すぎて野宿なんてせずに駆け抜けたからな……
「薪なんて落ちてる枝を拾って燃やす程度の考えだったんだよ」
「ふむ……旅慣れていないのなら仕方が無いか。そうじゃな……この時期の雨林で乾いた枯れ枝なぞ、そう見つからんだろう? そういう時は最悪生木でも構わんのじゃ」
「え、生木って薪には向いて無いんじゃないのか?」
「まぁ、向いては居ないが、枯れ木が無いなら仕方ないじゃろ? それに生木でも並べるようにしてやれば意外と綺麗に燃えるもんじゃ。多少匂いと煙が多く出るがな」
そうなのか。
にわか知識での悪い先入観ってやつか。特に分かってないのに、てっきり生木は薪にならないと思い込んでたわ。
試したことも詳しい事も知らないのに、そう思い込んじまっていたのは、生木は水分を含んで『火が付きにくそう』というイメージと、『それらしい話』の組み合わせで勝手に思い込みの印象を固めちまっていたんだな。
「全然知らなかった」
「そう思い込んでいる者は意外と多いでな。生木は燃やすなと子供の頃に教わる事が多い。実際には生木も燃えるが煙を出す。金持ちの煙突のある家でなら兎も角、平屋暮らしの庭で生木なんぞ燃やせば近所から嫌がられるからの」
あぁ、こっちの世界だとそういう理由で生木を燃やさないように言われるのか。
そして、俺の様に『生木は燃やしてはいけない』と刷り込まれる訳だ。
「これで一つ賢くなったの」
「いやホントにな」
こんな基本的で簡単な事を知らなかった……いや思い込みで気付けていなかったというのも馬鹿な話だ。
経験が俺と大して変わらないエリスやチェリーさんじゃこんな事判らなかっただろうし、あのまま旅に出たら野宿で途方に暮れてたかもしれないな。
「さて、一つ賢くなったところで薪を分けようか。一度にこんなには使わんからな」
「分かった」
「縛るものはそこら中にあるだろうから、適当に縛って……そうじゃな、その量なら細い枝を一抱え分で良い。他は今回で使い切るじゃろ。この島はそこまで広くないでな、明日にはこの島を出る予定じゃが、大陸側に上陸してからを考えると焚き付け用を確保しておいていいだろう。この時代、海の向こうがどうなっているのか判らんからな」
そうか、島を出てからすぐ街につくとは限らないのを考えると確かに最低限を確保しておくべきか。一晩分の薪の量は持ち歩くには量が多すぎるから、火を点ける用の細い枝だけを持ち歩く訳だな。この辺りはまぁ、経験云々じゃなくて
薪を纏めるロープは無いが、蔦ならそこらの木にいくらでも絡まっている。細枝くらいならこれで縛ってやれば持ち運びには問題ないだろう。一本だと千切れちまうかもしれんが、それこそロープの様により合わせてやればそう簡単に切れない筈。
抱えてきた大量の薪から、さらに細い物と、枝先をさらに割いて纏める。
そうして、ただひたすらに非常に地味な作業の果てに、なんとか携帯分の薪を縛り終えて焚き火の場所に戻ってみれば……
「……なぁ、ソレは?」
「お? 今夜は木の実とキノコくらいで済まそうと思っておったんじゃがな? 儂らの気配におびき寄せられたのか、中々良い猪が居たのでな」
「良い猪って……」
転がってる頭だけで俺の上背よりも高いんだが……ハイナ村で複数人掛かりで狩っていた沼猪よりも一回りデカいぞコレ。しかも沼猪と違って転がっている足は引き締まっていて滅茶苦茶強そうなんだけど……
「良かったな。夕飯の品が一品増えたぞ」
「……まぁ、肉が増えるのは大歓迎だな」
倒木から枝を払っている間にこんな大物を仕留めて、その上解体までしたとか一体どんだけ手慣れてるんだコイツ。
いや、手慣れてるとかじゃなくて、そもそも一人で何事も無くあっさりと仕留めるとかどうなってんだ。獣は敵を見つければ当然襲ってくるし、危険を感じれば逃げもする。しっかり準備して時間を掛ければ確かに狩れるかもしれんが……
というか解体が職人並みに手慣れていたとし考えても、残りの時間を考えるととても化け物みたいにデカイこの猪を追い掛け回すような時間は残っていないんだが……まさか出合い頭に一撃で仕留めたんじゃねぇのか?
壁をぶち抜く攻撃力からして、やろうと思えば出来そうな辺りが怖い。
手際よくキャンプと食事を整えるシアに対して、俺は指示に従ってるだけで超かっこ悪い。流石にこれは情けなさ過ぎるのでシアの手際を何とかして覚えることに専念だ。迷いも無駄も無い手つきであっという間に肉を焼き上げていくその手順を頭に叩き込みはしているものの……
「いや、コレは無理だろ……」
「ん?」
キャンプを整える手際……というか手順みたいなのは覚えたつもりだ。肉を焼くのもハイナ村で過ごしていた時に解体も一緒に教わったおかげで何とかなる。だが焚き火に火を点けるのだけは真似できんわ。
あの、触れた物を燃やす槍の穂先を薪の中に突き込めば、あっという間に火が付いたんだが、そんなのあの槍が便利過ぎるだけで、何にも参考になりゃしねぇよ。
そんな理不尽さに軽くイラつきつつも、他の役立つ知識は可能な限り頭に叩き込んでいく。
そうしているうちに手早くシアが夕食を整えていた。
焼いただけの肉と果物という雑な夕食だが、散々歩き通しで空腹の俺には贅沢なごちそうに他ならない。
互いに調味料なんて持ち合わせていないので、焼き上げた肉はそのまま丸かじりだったが、ただ火を通すだけでも意外としっかり味がして驚いた。野宿でも塩とかで味付けするのに慣れた身としては大丈夫かと思ったが、意外といけるな。
「それで、明日には島を出るって言ってたけど、脱出方法にアテはあるのか?」
「そこは流石にな。正しく起きた時のために準備は整っておる」
「そりゃそうだ。良く考えなくても当たり前だわな」
起きる時間を決めていたって事は、そこで何かしらの目的があった筈だ。ならその目的のためにあらかじめ色々な準備がされていてもおかしくない。
つまり、この島を出るまでの手筈は遥か昔に全て整っていて、後はその場所を目指すだけと考えて良い筈だ。そして、明日中に島を出るという事は、その場所までは恐らく半日以内で行ける場所なんだろう。まさか夜の海に繰り出すとは言わない筈……言わないよな?
「さて、明日もそれなりに歩く。喰うだけ食ったら疲れを明日に残さないよう、さっさと寝てしまえ」
「はいよ」
寝る前の鍛錬は……必要ないか。既に身体が悲鳴を上げるほどに歩き詰めだ。
特に夜更かしするような娯楽も無い。言われるがままに横になれば、疲労も手助けしてあっという間に意識は落ちて行った。
「時期的な問題もあって中々良い枯れ木が見当たらなくてな」
結局落ちている木の枝で適当な者は見つからなかった。今回薪を用意できたのは、偶然倒木を見つけたからだ。
そこそこ大きな倒木だったので、表面は兎も角芯の方が生木だったらどうしようかとも思ったが、幸い倒れて時間が経っていたようで枝を落として水気が残っているようなことは無かった。
根元から倒れていたので枝は取り放題で、多少雨で湿気ってはいるがこればかりはどうしようもない。それに量は十分だろう。
「まぁ、この季節だものな。これだけの量を確保できただけで上出来か」
「今回は偶然倒木見つけたおかげで何とかなったけど、この時期で薪を探す場合、どういうのを探せばいいんだ?」
「何じゃ、野宿には慣れてないのか?」
「乾期なら兎も角、雨季の森は初めてでなぁ」
実際は乾期も雨季も慣れてないんだがな。
森といえばクフタリアへの道中を思い出すが、あそこは危険すぎて野宿なんてせずに駆け抜けたからな……
「薪なんて落ちてる枝を拾って燃やす程度の考えだったんだよ」
「ふむ……旅慣れていないのなら仕方が無いか。そうじゃな……この時期の雨林で乾いた枯れ枝なぞ、そう見つからんだろう? そういう時は最悪生木でも構わんのじゃ」
「え、生木って薪には向いて無いんじゃないのか?」
「まぁ、向いては居ないが、枯れ木が無いなら仕方ないじゃろ? それに生木でも並べるようにしてやれば意外と綺麗に燃えるもんじゃ。多少匂いと煙が多く出るがな」
そうなのか。
にわか知識での悪い先入観ってやつか。特に分かってないのに、てっきり生木は薪にならないと思い込んでたわ。
試したことも詳しい事も知らないのに、そう思い込んじまっていたのは、生木は水分を含んで『火が付きにくそう』というイメージと、『それらしい話』の組み合わせで勝手に思い込みの印象を固めちまっていたんだな。
「全然知らなかった」
「そう思い込んでいる者は意外と多いでな。生木は燃やすなと子供の頃に教わる事が多い。実際には生木も燃えるが煙を出す。金持ちの煙突のある家でなら兎も角、平屋暮らしの庭で生木なんぞ燃やせば近所から嫌がられるからの」
あぁ、こっちの世界だとそういう理由で生木を燃やさないように言われるのか。
そして、俺の様に『生木は燃やしてはいけない』と刷り込まれる訳だ。
「これで一つ賢くなったの」
「いやホントにな」
こんな基本的で簡単な事を知らなかった……いや思い込みで気付けていなかったというのも馬鹿な話だ。
経験が俺と大して変わらないエリスやチェリーさんじゃこんな事判らなかっただろうし、あのまま旅に出たら野宿で途方に暮れてたかもしれないな。
「さて、一つ賢くなったところで薪を分けようか。一度にこんなには使わんからな」
「分かった」
「縛るものはそこら中にあるだろうから、適当に縛って……そうじゃな、その量なら細い枝を一抱え分で良い。他は今回で使い切るじゃろ。この島はそこまで広くないでな、明日にはこの島を出る予定じゃが、大陸側に上陸してからを考えると焚き付け用を確保しておいていいだろう。この時代、海の向こうがどうなっているのか判らんからな」
そうか、島を出てからすぐ街につくとは限らないのを考えると確かに最低限を確保しておくべきか。一晩分の薪の量は持ち歩くには量が多すぎるから、火を点ける用の細い枝だけを持ち歩く訳だな。この辺りはまぁ、経験云々じゃなくて
薪を纏めるロープは無いが、蔦ならそこらの木にいくらでも絡まっている。細枝くらいならこれで縛ってやれば持ち運びには問題ないだろう。一本だと千切れちまうかもしれんが、それこそロープの様により合わせてやればそう簡単に切れない筈。
抱えてきた大量の薪から、さらに細い物と、枝先をさらに割いて纏める。
そうして、ただひたすらに非常に地味な作業の果てに、なんとか携帯分の薪を縛り終えて焚き火の場所に戻ってみれば……
「……なぁ、ソレは?」
「お? 今夜は木の実とキノコくらいで済まそうと思っておったんじゃがな? 儂らの気配におびき寄せられたのか、中々良い猪が居たのでな」
「良い猪って……」
転がってる頭だけで俺の上背よりも高いんだが……ハイナ村で複数人掛かりで狩っていた沼猪よりも一回りデカいぞコレ。しかも沼猪と違って転がっている足は引き締まっていて滅茶苦茶強そうなんだけど……
「良かったな。夕飯の品が一品増えたぞ」
「……まぁ、肉が増えるのは大歓迎だな」
倒木から枝を払っている間にこんな大物を仕留めて、その上解体までしたとか一体どんだけ手慣れてるんだコイツ。
いや、手慣れてるとかじゃなくて、そもそも一人で何事も無くあっさりと仕留めるとかどうなってんだ。獣は敵を見つければ当然襲ってくるし、危険を感じれば逃げもする。しっかり準備して時間を掛ければ確かに狩れるかもしれんが……
というか解体が職人並みに手慣れていたとし考えても、残りの時間を考えるととても化け物みたいにデカイこの猪を追い掛け回すような時間は残っていないんだが……まさか出合い頭に一撃で仕留めたんじゃねぇのか?
壁をぶち抜く攻撃力からして、やろうと思えば出来そうな辺りが怖い。
手際よくキャンプと食事を整えるシアに対して、俺は指示に従ってるだけで超かっこ悪い。流石にこれは情けなさ過ぎるのでシアの手際を何とかして覚えることに専念だ。迷いも無駄も無い手つきであっという間に肉を焼き上げていくその手順を頭に叩き込みはしているものの……
「いや、コレは無理だろ……」
「ん?」
キャンプを整える手際……というか手順みたいなのは覚えたつもりだ。肉を焼くのもハイナ村で過ごしていた時に解体も一緒に教わったおかげで何とかなる。だが焚き火に火を点けるのだけは真似できんわ。
あの、触れた物を燃やす槍の穂先を薪の中に突き込めば、あっという間に火が付いたんだが、そんなのあの槍が便利過ぎるだけで、何にも参考になりゃしねぇよ。
そんな理不尽さに軽くイラつきつつも、他の役立つ知識は可能な限り頭に叩き込んでいく。
そうしているうちに手早くシアが夕食を整えていた。
焼いただけの肉と果物という雑な夕食だが、散々歩き通しで空腹の俺には贅沢なごちそうに他ならない。
互いに調味料なんて持ち合わせていないので、焼き上げた肉はそのまま丸かじりだったが、ただ火を通すだけでも意外としっかり味がして驚いた。野宿でも塩とかで味付けするのに慣れた身としては大丈夫かと思ったが、意外といけるな。
「それで、明日には島を出るって言ってたけど、脱出方法にアテはあるのか?」
「そこは流石にな。正しく起きた時のために準備は整っておる」
「そりゃそうだ。良く考えなくても当たり前だわな」
起きる時間を決めていたって事は、そこで何かしらの目的があった筈だ。ならその目的のためにあらかじめ色々な準備がされていてもおかしくない。
つまり、この島を出るまでの手筈は遥か昔に全て整っていて、後はその場所を目指すだけと考えて良い筈だ。そして、明日中に島を出るという事は、その場所までは恐らく半日以内で行ける場所なんだろう。まさか夜の海に繰り出すとは言わない筈……言わないよな?
「さて、明日もそれなりに歩く。喰うだけ食ったら疲れを明日に残さないよう、さっさと寝てしまえ」
「はいよ」
寝る前の鍛錬は……必要ないか。既に身体が悲鳴を上げるほどに歩き詰めだ。
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