177 / 330
三章
百六十八話 三度、始まりの街へⅢ
しおりを挟む
「眠そうねぇ」
「実際眠いんだよなぁ」
「まぁ、キョウくん的には退屈な内容だったものね」
スタッフや出演者が集まり、簡単な事前説明ミーティングが終わったのがつい今しがた。
といっても、主に内容はステージ上でのやり取りに対する打ち合わせが殆どで、俺の関わる内容は殆どなかった。
ぶっちゃけ、参加者として呼ばれたからその場に居るには居たが、居る意味は特に無かったよなアレ。あくびを出さなかっただけでも褒めてほしい位だ。
「俺もエリス達と一緒に外で待ってりゃよかったよ」
「流石にそれはどうなん?」
「まぁ、よろしくないから参加したんだけどさ。仕事だし」
大人は面倒くさい。
参加する意味無さそうだと判っていても、何らかの形で関わった時点で『参加しないと』な空気になる。
会社の部署内とか、小さな集まりであれば必要最低限で良いやって雰囲気になるが、同じ会社内ですら大きな会議になると「俺ここにいる意味あるのか?」って会議に呼ばれる事多かったしな。
こっちはゲーム開発に集中したいのに、「ブレインストーミングだ!」とか言われて、何故か末端の俺が呼ばれたり、ほんと在職中は会議が面倒くさかった。
しかもブレストとか言いながら、口を出すとウザがられ、結論が出るまで何時間も拘束されるのな。アレの何処がブレストなのか…………おっと、思考が愚痴っぽくなってきた。
「キョウくんとSADさんは今日は特に何もやる事無いんだから、寝てても良いんじゃない? 特に用事もないでしょ?」
「そうさなぁ……」
さっきのミーティングでは殆ど俺に関わる内容は無かったが、その殆どではない内容というのが、PvPトーナメントのシード枠だ。
前回のセミイベントでの種目別上位2チームの参加者と、エキシビジョンで勝利した俺とSADは事前にシード枠確定が告知されていたらしい。
という訳で、今日の予選は俺は不参加で良いという訳だ。
今は確かに眠いが、退屈なミーティングのせいで眠かっただけで、別に睡眠時間が足りてないという訳じゃない。
というか昨日は疲れがたまっていたのか、泥のように眠りこけてたからな。気が付いたら日が沈みかけてて、流石にビビった。
これじゃ夜寝れねぇよ、どうしよう……とか思いながら夜も爆睡したからぶっちゃけ普段よりもはるかに睡眠時間は多く取ってるくらいだ。
これで、一日目をまた寝て過ごすってのもなんか勿体なく感じるんだよな。
「予選はインスタンスでやってるんだろ? となると大会みたいに観客席から観戦する事も出来ないだろうし……」
「本部の疑似モニターからなら試合は見られるみたいだけど?」
「モニター越しか、それはそれでなんか味気ないんだよな。というか他のプレイヤーが視れないのに自分だけ観戦するのも、テスター特権で情報収集するみたいでフェアじゃねぇし」
「あ~それは確かに」
ズルは良くない。
ズルして勝っても嬉しくないってのもあるけど、単純に周りから何言われるか分かったモンじゃない。特に公式プレイヤーともなればやらせだなんだと騒がれて、企業ブランドその物を落としかねない。
当然関わってたプレイヤー全員にも変な目が向けられかねない。たった一人のズルによってだ。
こちとら、そんなところで要らない責任なんて背負い込みたかないのだよ。
ゲームでチートしたいなら一人用ゲームでやってどうぞ。対戦や共闘ゲームでのチートは即刻排除すべしが俺のポリシーだ。
「観戦も出来ないとなると、さてどうしたもんか。今回はちゃんと宿も確保してくれてるから街中駆けずり回る必要もないし、レベル上げの為に遠出するほど時間もないしなぁ」
前回でも物足りなさを感じて別の街に移ろうとしていたし、流石にもうこの街の周辺の雑魚じゃ稼ぎにならんだろう。
雑魚狩りに全くの意味がないという事は無いかもしれないが、それに時間をかけるかと言われると……
「ショッピングに行っても、買ったものは向こうに持ち帰れないしねぇ」
「アイテムがらみは殆ど意味ないな。今回みたいなイベントでもない限りほぼ向こう側で生活してるし」
「散歩がてら街の散策は?」
「前回のでエリスに付き合って全区画制覇したなぁ」
あの時は都会の景色が何でも新鮮だったから確かに楽しんでたけど、今更もう一回と言われても流石にな。
「……何もないわね」
「打つ手がねぇな」
この後やることが全く思い浮かばん。
「チェリーさんはこの後の生放送で出演するんだろ?」
「ええ。まぁ後って言っても始まるまであと6時間近くあるんだけどね」
まだ昼過ぎだからなぁ。
ミーティングは昼飯休憩挟んで3時間程だったが、本番は20時からの生放送だ。
スタッフは会場設営だったり色々準備があるが、演者は時間を持て余し気味だった。といっても、大抵はログアウトして時間までは別の事やってるんだろうけどさ。
だから、本当の意味で時間を持て余してるのなんてログアウトできない俺くらいだろう。
「エリスは夜までどうしたい?」
「探検!」
「ワン!」
「探検か~」
エリスにとっては同じ町の探検でもどうやら構わないらしい。
そういや俺もガキの頃、同じ場所に毎度秘密基地作り直しては遊んでたっけか。子供の頃は同じ景色でも楽しみ方を見つける特性みたいなのがあるのかもしれん。
単に大人の方が歳食って、考え方がスれてるだけかもしれんが。
「キョウも行く?」
「いや、俺は今は探検って気分じゃないからハティと遊んどいで」
「わかった! 行こ、ハティ!」
「ワン!」
元気だねぇ。
AIでも子供は風の子か。健全な事で何よりだ。
「ちゃんと暗くなる前には帰って来いよ~!」
「はーい!」
大人に囲まれて気を使ってるより、ああやって遊びまわってる姿を見る方が安心する。
「って、そうじゃなくて。俺自身がどうしようって話だよ」
「もういっその事、鍛錬でもして時間潰したら?」
「鍛錬……鍛錬か……」
こっち来てまでやることが鍛錬ってのもなんか悲しくなるが、マジで他にやることが思い当たらないんだよな。
「……そうだな。どうせ寝るなら、身体動かして爆睡するか」
「え、マジでやんの? 冗談のつもりだったんだけど」
「だって本気で他にやる事ねェもん」
レベル上げも、買い物も、観光も無ければ残ってるのはもうプレイヤースキル上げ位しか思いつかん。
生産スキル上げも、せっかく作った素材類すらこっちに置きっぱなしになっちまうし、そんな事の為に金を消費するのも何かどぶに捨てた感があって嫌なんだよな。
いつ何が起きて、こっちでまた野宿の危機に陥るかもしれんし。
「じゃあさ、最近私たちがガーヴさんから仕込まれてる技の練習でもしない? 最近あまりガーヴさん所に顔出してなかったでしょ? 暇なときに技の事伝えるように言われてたんだ」
「へぇ、それはちょっと興味あるな」
村を出る直前頃だと、俺はまだ戦闘よりも生活力スキルの方を優先してた頃合いだ。
だからガーヴさんよりも村のおばちゃん連中とよく顔合わせてたし、日課の鍛錬は欠かした事は無かったが、当然ながら新技とかは全然知らない。
「なら、この後少しやろっか。私の練習にもなるし、流石に今日は夜の鍛錬やってる余裕もないだろうから、その代わりに今の内に少しはね」
「そうだな……うん、そうしよう」
強くなろうと思うようになったんだ。新しい技が手に入るというなら是非もない。
「なら、街の外に行こうか。今も街中じゃプレイヤーアタック出来ない仕様になってるから、手合わせとか考えると街の外に出ないと出来ないっぽいのよね」
「了解。それじゃサクッと外に移動するか」
「実際眠いんだよなぁ」
「まぁ、キョウくん的には退屈な内容だったものね」
スタッフや出演者が集まり、簡単な事前説明ミーティングが終わったのがつい今しがた。
といっても、主に内容はステージ上でのやり取りに対する打ち合わせが殆どで、俺の関わる内容は殆どなかった。
ぶっちゃけ、参加者として呼ばれたからその場に居るには居たが、居る意味は特に無かったよなアレ。あくびを出さなかっただけでも褒めてほしい位だ。
「俺もエリス達と一緒に外で待ってりゃよかったよ」
「流石にそれはどうなん?」
「まぁ、よろしくないから参加したんだけどさ。仕事だし」
大人は面倒くさい。
参加する意味無さそうだと判っていても、何らかの形で関わった時点で『参加しないと』な空気になる。
会社の部署内とか、小さな集まりであれば必要最低限で良いやって雰囲気になるが、同じ会社内ですら大きな会議になると「俺ここにいる意味あるのか?」って会議に呼ばれる事多かったしな。
こっちはゲーム開発に集中したいのに、「ブレインストーミングだ!」とか言われて、何故か末端の俺が呼ばれたり、ほんと在職中は会議が面倒くさかった。
しかもブレストとか言いながら、口を出すとウザがられ、結論が出るまで何時間も拘束されるのな。アレの何処がブレストなのか…………おっと、思考が愚痴っぽくなってきた。
「キョウくんとSADさんは今日は特に何もやる事無いんだから、寝てても良いんじゃない? 特に用事もないでしょ?」
「そうさなぁ……」
さっきのミーティングでは殆ど俺に関わる内容は無かったが、その殆どではない内容というのが、PvPトーナメントのシード枠だ。
前回のセミイベントでの種目別上位2チームの参加者と、エキシビジョンで勝利した俺とSADは事前にシード枠確定が告知されていたらしい。
という訳で、今日の予選は俺は不参加で良いという訳だ。
今は確かに眠いが、退屈なミーティングのせいで眠かっただけで、別に睡眠時間が足りてないという訳じゃない。
というか昨日は疲れがたまっていたのか、泥のように眠りこけてたからな。気が付いたら日が沈みかけてて、流石にビビった。
これじゃ夜寝れねぇよ、どうしよう……とか思いながら夜も爆睡したからぶっちゃけ普段よりもはるかに睡眠時間は多く取ってるくらいだ。
これで、一日目をまた寝て過ごすってのもなんか勿体なく感じるんだよな。
「予選はインスタンスでやってるんだろ? となると大会みたいに観客席から観戦する事も出来ないだろうし……」
「本部の疑似モニターからなら試合は見られるみたいだけど?」
「モニター越しか、それはそれでなんか味気ないんだよな。というか他のプレイヤーが視れないのに自分だけ観戦するのも、テスター特権で情報収集するみたいでフェアじゃねぇし」
「あ~それは確かに」
ズルは良くない。
ズルして勝っても嬉しくないってのもあるけど、単純に周りから何言われるか分かったモンじゃない。特に公式プレイヤーともなればやらせだなんだと騒がれて、企業ブランドその物を落としかねない。
当然関わってたプレイヤー全員にも変な目が向けられかねない。たった一人のズルによってだ。
こちとら、そんなところで要らない責任なんて背負い込みたかないのだよ。
ゲームでチートしたいなら一人用ゲームでやってどうぞ。対戦や共闘ゲームでのチートは即刻排除すべしが俺のポリシーだ。
「観戦も出来ないとなると、さてどうしたもんか。今回はちゃんと宿も確保してくれてるから街中駆けずり回る必要もないし、レベル上げの為に遠出するほど時間もないしなぁ」
前回でも物足りなさを感じて別の街に移ろうとしていたし、流石にもうこの街の周辺の雑魚じゃ稼ぎにならんだろう。
雑魚狩りに全くの意味がないという事は無いかもしれないが、それに時間をかけるかと言われると……
「ショッピングに行っても、買ったものは向こうに持ち帰れないしねぇ」
「アイテムがらみは殆ど意味ないな。今回みたいなイベントでもない限りほぼ向こう側で生活してるし」
「散歩がてら街の散策は?」
「前回のでエリスに付き合って全区画制覇したなぁ」
あの時は都会の景色が何でも新鮮だったから確かに楽しんでたけど、今更もう一回と言われても流石にな。
「……何もないわね」
「打つ手がねぇな」
この後やることが全く思い浮かばん。
「チェリーさんはこの後の生放送で出演するんだろ?」
「ええ。まぁ後って言っても始まるまであと6時間近くあるんだけどね」
まだ昼過ぎだからなぁ。
ミーティングは昼飯休憩挟んで3時間程だったが、本番は20時からの生放送だ。
スタッフは会場設営だったり色々準備があるが、演者は時間を持て余し気味だった。といっても、大抵はログアウトして時間までは別の事やってるんだろうけどさ。
だから、本当の意味で時間を持て余してるのなんてログアウトできない俺くらいだろう。
「エリスは夜までどうしたい?」
「探検!」
「ワン!」
「探検か~」
エリスにとっては同じ町の探検でもどうやら構わないらしい。
そういや俺もガキの頃、同じ場所に毎度秘密基地作り直しては遊んでたっけか。子供の頃は同じ景色でも楽しみ方を見つける特性みたいなのがあるのかもしれん。
単に大人の方が歳食って、考え方がスれてるだけかもしれんが。
「キョウも行く?」
「いや、俺は今は探検って気分じゃないからハティと遊んどいで」
「わかった! 行こ、ハティ!」
「ワン!」
元気だねぇ。
AIでも子供は風の子か。健全な事で何よりだ。
「ちゃんと暗くなる前には帰って来いよ~!」
「はーい!」
大人に囲まれて気を使ってるより、ああやって遊びまわってる姿を見る方が安心する。
「って、そうじゃなくて。俺自身がどうしようって話だよ」
「もういっその事、鍛錬でもして時間潰したら?」
「鍛錬……鍛錬か……」
こっち来てまでやることが鍛錬ってのもなんか悲しくなるが、マジで他にやることが思い当たらないんだよな。
「……そうだな。どうせ寝るなら、身体動かして爆睡するか」
「え、マジでやんの? 冗談のつもりだったんだけど」
「だって本気で他にやる事ねェもん」
レベル上げも、買い物も、観光も無ければ残ってるのはもうプレイヤースキル上げ位しか思いつかん。
生産スキル上げも、せっかく作った素材類すらこっちに置きっぱなしになっちまうし、そんな事の為に金を消費するのも何かどぶに捨てた感があって嫌なんだよな。
いつ何が起きて、こっちでまた野宿の危機に陥るかもしれんし。
「じゃあさ、最近私たちがガーヴさんから仕込まれてる技の練習でもしない? 最近あまりガーヴさん所に顔出してなかったでしょ? 暇なときに技の事伝えるように言われてたんだ」
「へぇ、それはちょっと興味あるな」
村を出る直前頃だと、俺はまだ戦闘よりも生活力スキルの方を優先してた頃合いだ。
だからガーヴさんよりも村のおばちゃん連中とよく顔合わせてたし、日課の鍛錬は欠かした事は無かったが、当然ながら新技とかは全然知らない。
「なら、この後少しやろっか。私の練習にもなるし、流石に今日は夜の鍛錬やってる余裕もないだろうから、その代わりに今の内に少しはね」
「そうだな……うん、そうしよう」
強くなろうと思うようになったんだ。新しい技が手に入るというなら是非もない。
「なら、街の外に行こうか。今も街中じゃプレイヤーアタック出来ない仕様になってるから、手合わせとか考えると街の外に出ないと出来ないっぽいのよね」
「了解。それじゃサクッと外に移動するか」
2
お気に入りに追加
629
あなたにおすすめの小説
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?

Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる