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三章

百六十四話 密談(クフタリアの場合)

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「さて、ここなら邪魔は入らんだろう」

 促されるまま入った部屋は、高そうな調度品の並んだまさに『応接室』といった感じの部屋だ。
 感じというか、文字通り応接室だろうな。
 つか、新しい街に行くたびに門で揉めるのと密談はセットのお約束イベントか何かか?
 王都で全く同じことやったばかりなんだが……

 とりあえずエリスはチェリーさんに預かってもらい、今は一対一だ。
 相手が相手だからな。一応、この密閉空間でエリスを人質に取られないようにというのと、単純に一網打尽にされないようにって考えかチェリーさん達は外で待ってもらった。

「さて、それで話というのはさっきも少し口に出したが、まぁ仕事の話だな」
「こんな所までついて来ておいて言うのも何だが、裏組織が大っぴらにしたくねぇ、しかもそのくせ外部の人間に任せたい仕事とか、ろくでもない内容だと言ってるようなもんじゃねぇか? 子供を連れている手前、はっきり言って後ろ黒い仕事なんて真っ平御免なんだが」
「まぁ、そう思われても仕方ねぇがな、別に内容を聞いてから無理そうなら断ってくれても構わん。強要するつもりはねぇから、まずは話だけでも聞いてくれや」

 つまり、無理やりやらせるような緊急の要件ではないって事か?
 本当に強要するつもりが無いというのなら、依頼は純粋に実力を買ってという話になるが……

「その前に、何で俺なのか聞かせてもらっても? 実力という意味では優勝したキルシュに頼む方が確実なんじゃねぇか?」
「何故かと言われれば、お前があのキルシュヴァッサーと切り結べるだけの実力を示したからってのが一つ」

 キルシュヴァッサー? 確か字はロータインだったよな? キルシュの傭兵としての通り名的なものか?
 しかも、言い方からして準優勝だからというよりも、キルシュとまともに戦えたという事の方を評価されてる印象だなこれ。
 まぁ、何となく予感はしてたんだよな。
 俺が準決勝で戦ったおっさんがそれなりに知られた傭兵団の切り込み隊長をやってたというが、キルシュとははっきり言ってしまうと、比べるのもおこがましい程に実力の開きがあった。
 俺にすら勝てない程度の奴の名が多少なりとも知られているなら、たとえ年齢的に傭兵歴が短かろうが……いや、むしろあの若さでアレ程の強さを見せるキルシュの名が知られてない方がおかしいだろう。
 参加者の情報を集めているこのおっかないお兄さんの事だ。「あの」という枕詞をつけた事や、俺の知らない通り名みたいなのも知っているみたいだし、相当深い情報まで握ってるんだろう。
 その上で、そのキルシュと手加減されてでも、それなりにやりあったことを評価されたという訳だ。
 だからこそ、この話が腑に落ちない。
 そこまで強さを把握していながら何故キルシュではなく俺にその話を振る?

「加えて、お前の疑問の答えともなるが、既にキルシュヴァッサーには話を振ったが、すぐに街を発つらしくてな。すげなく断られちまったってのが一つ」

 あぁ、なるほど。俺に声を掛ける前に、既に本命に声をかけて断られてたのか。それなら俺に声がかかったのにも納得がいく。
 単に俺への依頼はセカンドプランだったって話な訳だ。

「さらに言えば開店休業状態の協会での仕事を引き受けてるからというのも理由の一つ、だな」
「うん? それはどいう……」

 俺の情報を調べたって言ってたし、当然協会に登録したことも知ってるだろうさ。
 しかし、なんでここで協会が絡む? どういう事だ?

「質問が多いぜ。そろそろこっちの話も聞いてもらいてぇんだがな?」
「……そうだな、ソレじゃ聞くだけ聞かせてもらおうか」

 確かにこっちが聞き続けるだけになってるな。
 これ以上ゴネても大人げないだけだし、まずは話を聞いてみないとこっちも判断がつかないか。

「やっと聞く気になってくれたか。さて、お前さんには何処から伝えようか……」

 えぇ……それくらい先に決めといてくれよ。というか説明で迷うくらい面倒臭い内容ってことかよ……

「そうさな、兎にも角にもまずは受けてもらいたい仕事の内容からか。今回お前さんに依頼したいのはこの街の地下で見つかった遺跡の探索だ」
「遺跡の? そういうのはもっと専門家とかに任せた方が良いんじゃないのか? 遺跡探索なんてやった事無いぞ」
「それはお前たちの潜った後の話だな。任せたいのは調査ではなく探索……要するに調査の為の地形把握だ。入り口を発見した奴らが少し潜ったが襲われて逃げ帰ってきてな、野獣だけでなく魔物を見たという話も出ている」
「それで、大会で結果を出して見せた俺に、露払いも兼ねた経路の事前確認といった感じか」

 ……思ったより普通の内容だった。
 今のところ、おかしな内容は無いし、イリーガルな仕事って気配も感じねぇな。

「そういう事だ。本来なら個人的な伯爵家からの依頼という形で引き受けて貰おうかとも思ったが、出来ればあまりとりたくない手でな」
「何でだ? そっちにとっても直接取引なら一番手っ取り早くて楽なんじゃないか?」
「この国では貴族ってのは何かと監視の目が厳しくてな……まぁ詳しい話は省くが少なくない金を動かす場合はその用途や金の流れなんかを全て王に報告する義務があって、まぁ、ありていに言うと色々面倒臭いんだよ」

 そういや、貴族は一度やらかして粛清騒ぎなんて起きてる訳だから、色々締め付けがあってもおかしくないか。
 しかも、つい最近貴族がクーデターを企てたりもしてたからな。妙な嫌疑を向けられない為にも迂闊な行動を取る訳にはいかない訳だ。

「だが協会に登録しているとなれば話が早い。指名依頼として貴族家から協会に依頼を出してそれを引き受けて貰うという形であれば、協会を通している以上は別途金の流れを示す書類何ぞを作らずに済むし、変に痛くもない腹を探られる心配もない」
「それで協会登録している俺がちょうどいいって訳か。世知辛い話だな」
「この手の話は、まぁお偉方と揉めないのが一番楽に稼げる……とまぁ、それは良い。それで仕事の内容の方についてだが、さっきも言ったように遺跡の先行探索と、可能であれば重要そうな物品の持ち帰りだが、これは罠等の危険もある為、持ち帰った分追加報酬を出すという形で、必須という訳では無い」

 重要なのはマッピングで、宝探しは必須ではないと。
 遺跡は街の地下って話だし、入り口は当然封鎖しているだろうから盗掘に合う心配もないだろうし、俺が何も持ち帰らなかったとしても後の調査で回収すれば良いわけだ。
 
「報酬に関しては協会の査定次第だが、其れとは別に持ち出す事の出来た品から一つだけ好きな物を……といった所だ」
「良いのか? あんまり期待は出来ないが、もしかしたらとんでもない値打ち物が出てくるかもしれないぞ?」
「まぁ、法に引っ掛かりかねないほどの、あまりにヤバ過ぎる物が出ちまった場合は諦めてもらう事にはなるがな。だが、個人で持ち出せるものの価値など大抵たかが知れているのさ」
「わかった。その判断も協会に任せればいいのか?」
「あぁ、それで構わん。追加報酬分の内容も依頼票を出すときに併記しよう。他に何か聞きたいことは?」
「禁則事項的な物は? 仕事を受けた後に思いもよらない条件で膨大な罰則金を請求されるとかは勘弁したいからな」
「遺跡の過度な損壊等だな。魔物が本当に出るとなればある程度は許容するが、其れにも限度がある」

 まぁ、これから調査しようって遺跡がぶっ壊されたら、そりゃ怒るわな。

「あとは無暗に部外者を依頼に引き込まない事。仕事を受けてくれるのなら、探索へ参加する者は事前にこちらに知らせてほしい。何処で野党共が聞きつけて潜り込んでくるか知れたものではないから、その盗掘対策にな。特段注意するべきはこの二つだな。他細かい常識的な点については依頼票に全て明記する予定だ」
「わかった。あと最後にもう一点」
「なんだ?」
「魔物が出る可能性があるという話だったが、俺はまだ魔物と戦った経験はない。こちらの手におえない様な化け物が出張ってきた場合は当然撤退する事になるが、その場合依頼の達成は困難だろ。そうなった時の違約金とかがどうなるか……」
「ふむ……確かに、そうなる可能性もあるか。そうだな……」

 受け取れる報酬よりも違約金のほうが高すぎるようなら、リスク・リターンから色々と考える必要がある。
 協会で受けたような討伐依頼なら兎も角、全く経験のない仕事内容に危険度も不明となれば、高すぎるリスクを背負い込む訳にはいかないからな。

「ではその場合、魔物遭遇箇所までの探索状況によって歩合で報酬を出そう。それとは別に、ヤバい魔物の遭遇地点の正確な情報をこちらが無料で買い取る事で違約金を相殺する形でどうだ?」
「俺はそれで構わないが……良いのか? 随分と破格の対応だと思うんだが」
「普通ならこんな無防備な提案はしねぇよ。お前たちの素性は既にきっちり調査済みだし、今回はこっちから頼む形だからな。多少の融通は利かす。それにな、お前さんの実力は大会決勝で確認してる。そのお前が手に負えない程の魔物が巣食っているとなれば、本気の討伐隊を編成する必要も出てくる。その際の危険地帯の情報ってのは決して安くねぇ。相殺額としては十分だ」

 調査済みの取引相手だから信用しますよってか。
 無条件に信頼してますとか言われるよりはよっぽど納得できるか。
 ――さて、とりあえず今聞くべき事はこれくらいか。他にもあるかもしれんが今は思い浮かばんな。

「こちらから聞きたい情報はそれくらいだな」
「ふむ……それで、受けてもらえるのかな?」
「受ける分には問題ないと思う。実際には依頼票を見てから最終判断を下すつもりだけど、余程変な条件でも加えられない限りは今のところ依頼として受けていいと思ってる」
「それは助かる」
「ただし、すぐに動くというのは無理だ。こちらも先約が有るから明日いきなりと言われても困る」

 製品版の方のPvPイベントがあるって話だからな。
 流石に仕事を放り出して、遺跡探索とするわけにもいかない。

「ああ、その辺は大丈夫だ。そもそも指名依頼として協会に色々登録するのにも、内容が内容だけに協会側の審査だけで数日はかかるだろうからな」
「役所仕事かよ。まぁコッチにとっては都合がいいか」
「そう言ってやるなよ。確かに傍から見れば他所から持ち込まれた依頼を掲示するだけで何日かかってんだ……とか思うかもしれんがな。未調査の遺跡の探索依頼なんて、協会としても色々と条件や依頼難度の設定とかで手間取るだろうさ。依頼人が貴族ってだけで国に提出する依頼金関連の資料なんかも別途必要になるだろうしな」
「それもそうか……」

「何にせよ受けてくれるというのなら助かる。宿については今使っている宿の宿泊期間を延長しておくから、同じ宿をそのまま使ってくれ」

 お、これはラッキーだな。
 節約のためにもっと安い宿を探そうと思ってたが、手間が省けた上に宿代も節約できる。

「あいよ……あぁ、それと依頼につれていく予定の仲間なんだが」
「表の三人だろう? 判ってる。二部屋分を延長しておく」
「流石情報通。話が早くて助かるわ。キルシュが街を離れるというなら現状それ以外に助っ人を頼む予定はないから、探索は四人でやるつもりだ」
「了解した。もし何らかの理由で増えるようなら、出発前に協会に申請してくれ」
「わかった。その時はそうする」

 さて、勝手に仕事受けちまったが、チェリーさんとかにも説明しねぇとな。
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