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笑顔
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私の会社の先輩に、いつもニコニコしている人がいる。うちの課長は横暴すぎて何人かやめていくのに、この先輩は課長の言うことを顔色一つ変えずにニコニコとこなしているのだ。
上から受けたストレスを、後輩にぶつけるなんてことをしない。むしろ、後輩から慕われている。しかも、怒ったことをみたことがない。本当に仏のような人だ。
しかし、私は気づいてしまった。彼女が、たまに机の引き出しに手を入れているのを。食いしん坊な私は、美味しいお菓子でも入っているのではないかと、思っていた。
ある時、机の中身を確認できる機会が訪れた。仕事が残っていた私は、遅くまで残っていた。私は、ふとその先輩の机を見ると例の引き出しが、少し開いていた。
私は、開いてるなあと位にしかおもわず。仕事をもくもくと続けていたが、一度気になると、頭の中は引き出しのことで一杯になってしまった。
私は、周りに誰もいないことを確認して、引き出しをゆっくり開けた。
引き出しの中には、小さなぬいぐるみが一つ入っていた。小さな針が無数に刺さり、一瞬何か分からなかった。私は、小さい悲鳴を上げた。嫌な汗が背中をつたう。彼女は、嫌なことがあると、このぬいぐるみに針を。私は、恐ろしくなって職場を後にした。
翌日、私は昨日のことを考えながら、会社に行った。先輩は相変わらずニコニコしている。ただ、私の机の上に針が一本刺さっていた。昨日の夜には、なかったのに。
上から受けたストレスを、後輩にぶつけるなんてことをしない。むしろ、後輩から慕われている。しかも、怒ったことをみたことがない。本当に仏のような人だ。
しかし、私は気づいてしまった。彼女が、たまに机の引き出しに手を入れているのを。食いしん坊な私は、美味しいお菓子でも入っているのではないかと、思っていた。
ある時、机の中身を確認できる機会が訪れた。仕事が残っていた私は、遅くまで残っていた。私は、ふとその先輩の机を見ると例の引き出しが、少し開いていた。
私は、開いてるなあと位にしかおもわず。仕事をもくもくと続けていたが、一度気になると、頭の中は引き出しのことで一杯になってしまった。
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