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写るもの
写るもの 捜査会議
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「これから、捜査会議を始める。」
署長の声で、倉庫の事件の会議が始まる。はっきり言ってわからないばかりの、この状況で倉庫会議を行うのはどうなのか?小宮は、頭の中で異議を唱えながらも、得られた情報を書込んでいく。
「次に、小宮。あの女性から何か得られたか?」
「いえ、なにも。本人が記憶喪失ですから。本人は、男性が見えると言っていますが、なんのことやら、さっぱりで・・」
「そんな戯れ言に惑わされるな。いいか、あの馬車にいたんだから、何かあったに違いない。いいか、些細なことでもいい。あの女性から、何か得られた情報をまとめろ。」
「はい、わかりました。」
小宮は、声を張り答える。だが、あの状態の彼女からはなにも得られないだろう。ならば、彼女の監視をしつつ情報を得ることにしようと、小宮は考えていた。
「では、これにて会議を終了する。全員、全力を尽くせ!!」
「はいっ!!」
会議室から、多くの警官が出ていく。小宮は、彼女のもとに向かう。まずは、自分以外の人間から彼女のことを聞いてみようと思った。
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