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第一球 入部
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「むふふ、俺は今日この日を待っていた。」
天領高校の野球部キャプテン宇川は、上機嫌に教室をでた。彼の所属する天領高校野球部は、創部数年目の若い部だった。
公式大会に出ても、大敗を喫することが多く。部員数も昨年に、彼がキャプテンになってからようやく試合ができる位の人数になっている。しかし、今年の入部希望者の中にある名前を発見してから、宇川はこのチームに期待を抱いた。
穂波 仁
全日本の中学選抜の捕手。マスクを被った試合の八割を完封にしているという逸話を持つ男だ。そんな奴がなぜ、天領高校に入ったのかという疑問を持ちながら、宇川はグラウンドに向かった。今日は、新入部員との顔あわせだ。
グラウンドには、新入部員がアップしていた。
「おお、一人でかいのがいる!!アイツが穂波か‼」
宇川は心踊らせながら、グラウンドに向かう。
「キャプテン、ようやく来たね。新入部員、集合してくれ。」
副キャプテンの、西丸が、新入部員を集める。全員に自己紹介を求める。先ほどのデカイ奴が、一番右端にいた。
「しかし、今回は野球部の入部者が多いな。」
「近くにあった、もう一つの野球部がなくなったからね。あそこと偏差値は同じくらいだから、野球をしたいから、こっちに来たということじゃない。」
「なるほど、野球で進学選ぶやつが来てるってことか・・よーし、新入部員!!自己紹介を頼む。名前、出身中学、経験ポジション、希望ポジションだ。」
そういうと、左端のやつから順に答えていく。そして、右端の大男の番になる。
「東原 一、東中出身、投手やってました。希望も投手っす。」
「え?」
宇川は、頭をかしげる。
「東原?穂波じゃないの?」
「はい、東原っす。」
「穂波は、僕です。」
東原の横に、ひょっこりと男が現れた。小柄な男が、そこには、立っていた。
「穂波仁、神蔵中学出身。捕手希望です。」
宇川は、今年もダメかなあと、思っていた。
天領高校の野球部キャプテン宇川は、上機嫌に教室をでた。彼の所属する天領高校野球部は、創部数年目の若い部だった。
公式大会に出ても、大敗を喫することが多く。部員数も昨年に、彼がキャプテンになってからようやく試合ができる位の人数になっている。しかし、今年の入部希望者の中にある名前を発見してから、宇川はこのチームに期待を抱いた。
穂波 仁
全日本の中学選抜の捕手。マスクを被った試合の八割を完封にしているという逸話を持つ男だ。そんな奴がなぜ、天領高校に入ったのかという疑問を持ちながら、宇川はグラウンドに向かった。今日は、新入部員との顔あわせだ。
グラウンドには、新入部員がアップしていた。
「おお、一人でかいのがいる!!アイツが穂波か‼」
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「キャプテン、ようやく来たね。新入部員、集合してくれ。」
副キャプテンの、西丸が、新入部員を集める。全員に自己紹介を求める。先ほどのデカイ奴が、一番右端にいた。
「しかし、今回は野球部の入部者が多いな。」
「近くにあった、もう一つの野球部がなくなったからね。あそこと偏差値は同じくらいだから、野球をしたいから、こっちに来たということじゃない。」
「なるほど、野球で進学選ぶやつが来てるってことか・・よーし、新入部員!!自己紹介を頼む。名前、出身中学、経験ポジション、希望ポジションだ。」
そういうと、左端のやつから順に答えていく。そして、右端の大男の番になる。
「東原 一、東中出身、投手やってました。希望も投手っす。」
「え?」
宇川は、頭をかしげる。
「東原?穂波じゃないの?」
「はい、東原っす。」
「穂波は、僕です。」
東原の横に、ひょっこりと男が現れた。小柄な男が、そこには、立っていた。
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