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番外編
#箸休め 内見
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※蒼空の買主の正吾の借金返済を助ける為に、哲也が二人の家を買い取る際の小噺です。
お目汚しすみません。。。
この二人はずっとこんな感じです。
身体の関係はあるけど、ラブは一方からしか無いみたいな。
なんだかんだ言って元々親友だし、櫂は懐が深い男なので、「とりあえずはコイツの我儘にトコトンつきやってやるか。俺の身体一つで蒼空達に良い事があるんなら、安いもんだ。」と結構酷い事されてるはずなのに、そこまで悲壮感出てないですね…。
まだツガイの凛空が哲也のせいでどういう目に遭ったのかちゃんと知らないからっていうのもあるかもしれませんが…。それを知った時、果たして二人の関係はどう変化するのか……。
ーーーーーーーーーーーーーー
薄暗い地下室には、もうすぐ還暦になる男の苦悶に耐える声とブィ~ンという機会音。それからテレビから流れる監視カメラの映像の音声だけが響き渡っていた。
哲也は今日、売りに出ているという正吾の家を買いに行くらしい。ついでに蒼空の様子や蒼空の事をどう思っているかを聞いてこようか?なんて言うから、俺は一も二も無く飛びついた。
その結果がこれだ。
「じゃあ、俺が出かけて帰って来るまで、ずっとコレを入れられたらいいよ?
監視カメラで見てるから、勝手に外したらダメだよ?勝手に外したら俺、契約の途中でも帰ってきちゃうからな?」
とニヤニヤしながら差し出してきたものは、エネマグラ型のアナルプラグだった。
しかも、その大きさや太さは通常のものよりも一回り大きい。その太さもさることながら、特筆すべきは点は電源が付いていて中で振動する様に出来ている事だろう。こんな凶悪な仕様は見たことが無い。
そもそもエネマグラを始めとする前立腺マッサージ器は、人が呼吸をするたびに無意識に肛門を締めたり緩めたりする原理を利用して前立腺を刺激し続けるものだ。
この短期間で既に哲也に極限まで開発されてしまっている俺だ。わざわざ自分で意図的に肛門を締めて前立腺を刺激しなくても、中に入れて呼吸するだけで自然と前立腺が刺激されてナカイキしてしまう。一度ナカイキし始めると更に肛門が収縮するので、尚の事激しく前立腺が刺激されてナカイキが止まらなくなり…の無限ループに入る。
これは、俺の意識がある限りは一日中続く。いや、哲也曰く気を失っているだけで身体はぴくぴくし続けているらしいから、正確に言えば入れられている限りは半永久的にイキ地獄が続く。
それなのに、この太さ。更には振動まで加わるとは、凶暴な事この上ない。
コイツに何か頼むときには必ず交換条件として何かコイツの願いを叶えなくてはならない。
俺は交換条件を事前に聞いておかなかったことを後悔したが、正吾の口から語られる蒼空が知れるのなら、事前に聞いていたとしても答えはYESだっただろう。
仕方ない。俺は覚悟を決めた。
俺はそのプラグを恐る恐る自ら自分の身体の中へ迎え入れた。この太さもだが、一番奥の先っぽの角度が俺の前立腺に対して凄い圧迫感でアプローチしてくる。ギザギザについた先っぽの先の凹凸が、俺の前立腺を捉えて離さない。
ニヤリ顔の哲也に電源のスイッチを渡され、不安九割期待一割で自らスイッチを入れる。案の定、俺はすぐにナカイキが止まらなくなった。
それなのに、哲也はのろのろとシャワーを浴び、のろのろと髭を剃り、俺の痴態を見ながらのろのろと着替えて出かける準備をする。
コイツ…わざとやってやがる。
でも正吾の口から、蒼空をどう思っているかの話は聞きたい。同じ地下奴隷の飼い主同士なら、本音が聞けるかもしれない。
俺はコイツが帰って来るまでこれを耐えるしかない。
「あ゛あ゛あ゛~~~」
もう、早くもイキ過ぎて辛い。身体中汗と白濁でベトベトだ。
それなのにコイツはじゃあ、行ってくるね。なんてニヤニヤと言い残してやっと家を出た。
ここから正吾の家までは一時間以上かかる。その上、不動産売買契約を結ぶには重要事項説明書を読んだりとそれなりに時間がかかるだろう。俺は予想されるイキ地獄の長さに、唾を呑んだ。
あれから一時間以上、やっと待ちに待った哲也がテレビ画面に現れた。今そこに映し出されているのは正吾邸の地下室の監視カメラである。
哲也がニヤニヤとした顔で俺に向かって手を振っている。正直ムカつくが、俺はもうそれどころではない。もう辛い。早く…早く帰ってきてくれ。
俺との事を面白おかしく正吾にぺらぺらとしゃべりやがって。ほら、正吾が引いているじゃないか。
そんな事はどうでもいいんだ。俺は蒼空が元気にしているか聞きたいんだ。
「君の地下オメガはどんな子かい?どんなところが気に入ってるんだい?」
「そうですね。私のオメガは凄く凛としていて芯が強い子なんです。
仕事で疲れて帰って来ても彼の笑顔を見るだけで癒されるんです。
ちょっと暴走し過ぎちゃうところもあるんですけど、いつも私の身体を気遣ってくれて、私の為に何が出来るかを考えてくれて、私の事をとても大事に考えてくれている、凄くいい子ですよ。」
もしや、思っていた以上に二人の関係は良好なのかもしれない。
「そうなんだ。一日にどれくらい愛し合うの?」
「えっ!それは…一応一日一回までと決めています。」
そうか、息子のそういう話を聞かされるのは複雑だ。
「へえ~君は優しいアルファなんだね。うちのはさ、大体一日最低三回はしてるんだ。もう歳だと言っても、アルファだから身体も丈夫だし、好き勝手させてもらってるよ。」
コラ!俺の話はいい。もっと蒼空の話を聞かせてくれ。
「あっアルファだったんですか…それは凄いですね。確かにアルファなら、体力ありそうですね……。」(引きつり顔)
ほら見ろ。正吾くんが引いているじゃないか。
「そうなんだよ。道具とかも使わないとね。もう最近はこっちの体力が持たなくて大変なんだ。
君の地下オメガとのプレイでも道具とか使うの?」
う~ん。それは聞きたい様な、聞きたくない様な…。
「そっそうなんですか…。えっとぉ…うちは全くそういうのはしてないんです。
例え道具でも自分以外のものを彼の大切なところに触れさせたくないというか。
すみません。ずっと気が付かなかったんですが私、人一倍独占欲が強いみたいで。」
うんうん。蒼空の事をとても大切にしてくれているんだな。正吾くんは良いアルファだな。これなら安心して蒼空を任せられる。
「そうかぁ。まぁそういう考え方もあるよね。いいなぁ~初心だねぇ。」
お前もその考え方にシフトしてくれていいんだぞ。俺は別に合意の元でお前としている訳じゃないからな。
「はい。うちのオメガは私が初めてだったので、オーソドックスな事しかしていません。」
うんうん。良いことだ。
「オーソドックスねぇ~そうなの?でも君、隠してるけど多分ドSでしょ?」
そっそうなのか?確かにちょっとそうなんじゃないかと思っていたが、実際はどうなんだろう。
「え…わかるんですか?」
「そりゃあ見てれば解るよ。快楽責め、いいよね。
俺も自分の地下アルファを快楽責めにするの好きなんだ。」
おい!監視カメラの映像を見てる事を匂わせるなよ。だから俺の事はいいってば。
「そっ、そうなんですか…。」(引き気味)
ほら。正吾がまた引いている。
「そうそう。今もお留守番して貰ってるんだけどね。中にエネマグラ型のバイブを入れて来たんだ。
きっと今頃イキ地獄を味わってて、早く俺に帰ってきて欲しいという考えで頭の中が一杯になっていると考えると、凄く征服欲が満たされない?」
「はぁ…。それは凄いですね。」
「だろう?君もいつかお仕置きでやってみるといいよ。」
オイ!正吾に勧めるな!俺の蒼空がこんな酷い目に遭うなんて、絶対にダメだ。
「いえ…自分は…。まぁ、機会がありましたら。」
機会があっても、やっちゃダメだぞ。
「ははははははは。これ、サービス。今うちの子に使ってるのとお揃いだから。今日は君と話せてよかったよ。」
コラ!なんてものを正吾に渡すんだ!正吾、使わないよな?俺の大事な一人息子の蒼空に使ったりしないよな?
「あっえっとぉ…ありがとうございます。」
何!?受け取っただと??
「じゃあ、ここ買う事にしたから。契約締結しに行こうか。」
「はい!ありがとうございます!」
あー辛い!
なんとか思考を保とうと意識しているが、もう辛すぎる。多分後はもう契約だけだろう。大事な話は大体聞けたはずだ。とにかく正吾君が蒼空を大切にしてくれているという事だけは伝わってきた。俺は理性を手放す事にした。
もうひたすらイグ~~~と頭の中がスパークして、目の裏にチカチカと星が飛んでいる。俺はもう彼らの会話の中身なんてほとんど頭の中に入って来ていない。
哲也、哲也、お願いだから早く帰ってきてくれ!!!もうこれ以上はイケない。辛い。
辛すぎてもうイキたくないんだ!早く!早く帰ってきてくれ!!!!
お目汚しすみません。。。
この二人はずっとこんな感じです。
身体の関係はあるけど、ラブは一方からしか無いみたいな。
なんだかんだ言って元々親友だし、櫂は懐が深い男なので、「とりあえずはコイツの我儘にトコトンつきやってやるか。俺の身体一つで蒼空達に良い事があるんなら、安いもんだ。」と結構酷い事されてるはずなのに、そこまで悲壮感出てないですね…。
まだツガイの凛空が哲也のせいでどういう目に遭ったのかちゃんと知らないからっていうのもあるかもしれませんが…。それを知った時、果たして二人の関係はどう変化するのか……。
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薄暗い地下室には、もうすぐ還暦になる男の苦悶に耐える声とブィ~ンという機会音。それからテレビから流れる監視カメラの映像の音声だけが響き渡っていた。
哲也は今日、売りに出ているという正吾の家を買いに行くらしい。ついでに蒼空の様子や蒼空の事をどう思っているかを聞いてこようか?なんて言うから、俺は一も二も無く飛びついた。
その結果がこれだ。
「じゃあ、俺が出かけて帰って来るまで、ずっとコレを入れられたらいいよ?
監視カメラで見てるから、勝手に外したらダメだよ?勝手に外したら俺、契約の途中でも帰ってきちゃうからな?」
とニヤニヤしながら差し出してきたものは、エネマグラ型のアナルプラグだった。
しかも、その大きさや太さは通常のものよりも一回り大きい。その太さもさることながら、特筆すべきは点は電源が付いていて中で振動する様に出来ている事だろう。こんな凶悪な仕様は見たことが無い。
そもそもエネマグラを始めとする前立腺マッサージ器は、人が呼吸をするたびに無意識に肛門を締めたり緩めたりする原理を利用して前立腺を刺激し続けるものだ。
この短期間で既に哲也に極限まで開発されてしまっている俺だ。わざわざ自分で意図的に肛門を締めて前立腺を刺激しなくても、中に入れて呼吸するだけで自然と前立腺が刺激されてナカイキしてしまう。一度ナカイキし始めると更に肛門が収縮するので、尚の事激しく前立腺が刺激されてナカイキが止まらなくなり…の無限ループに入る。
これは、俺の意識がある限りは一日中続く。いや、哲也曰く気を失っているだけで身体はぴくぴくし続けているらしいから、正確に言えば入れられている限りは半永久的にイキ地獄が続く。
それなのに、この太さ。更には振動まで加わるとは、凶暴な事この上ない。
コイツに何か頼むときには必ず交換条件として何かコイツの願いを叶えなくてはならない。
俺は交換条件を事前に聞いておかなかったことを後悔したが、正吾の口から語られる蒼空が知れるのなら、事前に聞いていたとしても答えはYESだっただろう。
仕方ない。俺は覚悟を決めた。
俺はそのプラグを恐る恐る自ら自分の身体の中へ迎え入れた。この太さもだが、一番奥の先っぽの角度が俺の前立腺に対して凄い圧迫感でアプローチしてくる。ギザギザについた先っぽの先の凹凸が、俺の前立腺を捉えて離さない。
ニヤリ顔の哲也に電源のスイッチを渡され、不安九割期待一割で自らスイッチを入れる。案の定、俺はすぐにナカイキが止まらなくなった。
それなのに、哲也はのろのろとシャワーを浴び、のろのろと髭を剃り、俺の痴態を見ながらのろのろと着替えて出かける準備をする。
コイツ…わざとやってやがる。
でも正吾の口から、蒼空をどう思っているかの話は聞きたい。同じ地下奴隷の飼い主同士なら、本音が聞けるかもしれない。
俺はコイツが帰って来るまでこれを耐えるしかない。
「あ゛あ゛あ゛~~~」
もう、早くもイキ過ぎて辛い。身体中汗と白濁でベトベトだ。
それなのにコイツはじゃあ、行ってくるね。なんてニヤニヤと言い残してやっと家を出た。
ここから正吾の家までは一時間以上かかる。その上、不動産売買契約を結ぶには重要事項説明書を読んだりとそれなりに時間がかかるだろう。俺は予想されるイキ地獄の長さに、唾を呑んだ。
あれから一時間以上、やっと待ちに待った哲也がテレビ画面に現れた。今そこに映し出されているのは正吾邸の地下室の監視カメラである。
哲也がニヤニヤとした顔で俺に向かって手を振っている。正直ムカつくが、俺はもうそれどころではない。もう辛い。早く…早く帰ってきてくれ。
俺との事を面白おかしく正吾にぺらぺらとしゃべりやがって。ほら、正吾が引いているじゃないか。
そんな事はどうでもいいんだ。俺は蒼空が元気にしているか聞きたいんだ。
「君の地下オメガはどんな子かい?どんなところが気に入ってるんだい?」
「そうですね。私のオメガは凄く凛としていて芯が強い子なんです。
仕事で疲れて帰って来ても彼の笑顔を見るだけで癒されるんです。
ちょっと暴走し過ぎちゃうところもあるんですけど、いつも私の身体を気遣ってくれて、私の為に何が出来るかを考えてくれて、私の事をとても大事に考えてくれている、凄くいい子ですよ。」
もしや、思っていた以上に二人の関係は良好なのかもしれない。
「そうなんだ。一日にどれくらい愛し合うの?」
「えっ!それは…一応一日一回までと決めています。」
そうか、息子のそういう話を聞かされるのは複雑だ。
「へえ~君は優しいアルファなんだね。うちのはさ、大体一日最低三回はしてるんだ。もう歳だと言っても、アルファだから身体も丈夫だし、好き勝手させてもらってるよ。」
コラ!俺の話はいい。もっと蒼空の話を聞かせてくれ。
「あっアルファだったんですか…それは凄いですね。確かにアルファなら、体力ありそうですね……。」(引きつり顔)
ほら見ろ。正吾くんが引いているじゃないか。
「そうなんだよ。道具とかも使わないとね。もう最近はこっちの体力が持たなくて大変なんだ。
君の地下オメガとのプレイでも道具とか使うの?」
う~ん。それは聞きたい様な、聞きたくない様な…。
「そっそうなんですか…。えっとぉ…うちは全くそういうのはしてないんです。
例え道具でも自分以外のものを彼の大切なところに触れさせたくないというか。
すみません。ずっと気が付かなかったんですが私、人一倍独占欲が強いみたいで。」
うんうん。蒼空の事をとても大切にしてくれているんだな。正吾くんは良いアルファだな。これなら安心して蒼空を任せられる。
「そうかぁ。まぁそういう考え方もあるよね。いいなぁ~初心だねぇ。」
お前もその考え方にシフトしてくれていいんだぞ。俺は別に合意の元でお前としている訳じゃないからな。
「はい。うちのオメガは私が初めてだったので、オーソドックスな事しかしていません。」
うんうん。良いことだ。
「オーソドックスねぇ~そうなの?でも君、隠してるけど多分ドSでしょ?」
そっそうなのか?確かにちょっとそうなんじゃないかと思っていたが、実際はどうなんだろう。
「え…わかるんですか?」
「そりゃあ見てれば解るよ。快楽責め、いいよね。
俺も自分の地下アルファを快楽責めにするの好きなんだ。」
おい!監視カメラの映像を見てる事を匂わせるなよ。だから俺の事はいいってば。
「そっ、そうなんですか…。」(引き気味)
ほら。正吾がまた引いている。
「そうそう。今もお留守番して貰ってるんだけどね。中にエネマグラ型のバイブを入れて来たんだ。
きっと今頃イキ地獄を味わってて、早く俺に帰ってきて欲しいという考えで頭の中が一杯になっていると考えると、凄く征服欲が満たされない?」
「はぁ…。それは凄いですね。」
「だろう?君もいつかお仕置きでやってみるといいよ。」
オイ!正吾に勧めるな!俺の蒼空がこんな酷い目に遭うなんて、絶対にダメだ。
「いえ…自分は…。まぁ、機会がありましたら。」
機会があっても、やっちゃダメだぞ。
「ははははははは。これ、サービス。今うちの子に使ってるのとお揃いだから。今日は君と話せてよかったよ。」
コラ!なんてものを正吾に渡すんだ!正吾、使わないよな?俺の大事な一人息子の蒼空に使ったりしないよな?
「あっえっとぉ…ありがとうございます。」
何!?受け取っただと??
「じゃあ、ここ買う事にしたから。契約締結しに行こうか。」
「はい!ありがとうございます!」
あー辛い!
なんとか思考を保とうと意識しているが、もう辛すぎる。多分後はもう契約だけだろう。大事な話は大体聞けたはずだ。とにかく正吾君が蒼空を大切にしてくれているという事だけは伝わってきた。俺は理性を手放す事にした。
もうひたすらイグ~~~と頭の中がスパークして、目の裏にチカチカと星が飛んでいる。俺はもう彼らの会話の中身なんてほとんど頭の中に入って来ていない。
哲也、哲也、お願いだから早く帰ってきてくれ!!!もうこれ以上はイケない。辛い。
辛すぎてもうイキたくないんだ!早く!早く帰ってきてくれ!!!!
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