31 / 34
31.
しおりを挟む 3日目朝、ベッドから起きた僕は早速火の消えたたき火跡に向かって皿とツボの様子を見た。
これは・・・・あちゃーツボの方はだめっぽい。皿は表面が少しひび割れているが使えないことは無いが、ツボの方は底や外壁がひび割れてこのまま水を入れたら漏れそうだ。うーん、何が悪かったんだろう?粘土の練り具合かな?もっと厚く作ったほうがよかったのか?これは色々試してみよう。
僕はツボの割れ目に粘土を刷り込み修復すると外に放置する。これで夕方には乾燥しているはず。
さて今日は森の中を探索しよう。現在小屋を中心に10分ほど東に泉が南にウルフに遭遇した場所があり南に漂着した砂浜がある。探索はサバイバルの基本なのでもっと島全体を歩こう。
まず南に行くことにする。基本的に森が広がっており何か新しい発見は無かった。30分ほど歩くと森を抜け一面足首の高さまで伸びる雑草の草原に着いた。その草原を歩いていると
キュー
角が生えた兎が現れこちらを威嚇している。【鑑定】してみると
---------------------
角兎
ランク1
カテゴリー:【獣】
解説:角の生えた兎。見つかると頭の角で攻撃してくる。
入手可能な素材
・???
----------------------
角兎という魔物らしい。さらに【鑑定】レベルが3に上昇して魔物から得られる素材もわかるようになった。これは便利。
角兎は頭の角を突き出しながらこちらに突進をしてくる。僕は【牙のナイフ】とりだし構える。前回のウルフの時のように石を投げた戦いではなく、今回は武器があるんだ。十分角兎を引き付けた後、突進を横に躱し動きを止めた所を【牙のナイフ】で切り付けるとダメージエフェクトが出て角兎も痛がった。
それを何度か繰り返すと角兎は地面に倒れポリゴン化し素材を落とした。
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の脚の肉。動き回る角兎の身体を支えているため肉は引き締まっている
----------------------
初のお肉ゲット。これはたき火で焼けばおいしいかもとお肉の調理法を考えていると突然横から衝撃が来て吹き飛んだ。横を確認すると知らない間にもう一匹角兎がいて僕に突進してきたみたいで、吹き飛んだ僕に向けてさらに突進を繰り出す。
僕は慌てて横に飛ぶと角兎は勢いをつけすぎたのか偶然僕の後ろにあった木にぶつかり身動きが取れなくなった。どうやら角が刺さって動けないようだ。ラッキー、僕はその隙に角兎を何度も攻撃し倒すことに成功した。但し何も素材は落とさなかった。でもこの方法は使えるかも
そこで平原にいる角兎を一匹ずつおびき寄せ同じように倒した。素材集めもかねて昼までその方法を繰り返していると合計10匹の角兎を倒せて
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:50
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても何日化すると回復する。
----------------------
角兎の皮
ランク1
カテゴリー:【皮】
耐久度:40
解説:角兎の皮。少し切り傷があるが問題なく使えるだろう
----------------------
新しく2種類のアイテムが手に入った。どうやら【鑑定】では数までは教えてくれないみたいだ。レベルが上がれば教えてくれるのだろうか。更に各素材についても面白いことが分かった。例えば【角兎の肉】なら
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の胸の肉。角兎の中なら比較的柔らかい肉
-----------------------
先ほどは足の肉だが、今度は胸の肉だった。どうやら肉にも部首があるらしい。味の違いも気になるところだ。次に角だが
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:30
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても数日たつと回復する。何度も固いものと衝突してボロボロになっている
----------------------
一度作戦が失敗して何度か【牙のナイフ】で攻撃を受けて倒したところ耐久度が低下した角を手に入れた。皮でも同じようなことが起きた。どうやら倒し方によってドロップするアイテムの耐久度に変化が生じる用だ。角だけを見ると最初のように一度も角兎の攻撃を受けずに倒すか、角を狙い一撃で折ると耐久度が高い角が出た。角がおられると角兎はすぐに逃げていったが。
角兎を9体倒した時に
≪おめでとうございます。あなたは魔物を合計10体倒しました。SPが1増えます≫
角兎を10体倒すと
≪おめでとうございます。種族【兎】を合計10体倒しました。新しく【兎キラー】を覚えました。【兎キラーLv1】は種族【兎】に対するダメージがUPします≫
SPとスキルを覚えた、ラッキー。どうやら各種族の魔物を倒すことによりダメージ増加のスキルを覚える用だ。僕は南側の探索を終え、一度小屋へと戻った。
小屋へと戻った僕は早速【たき火】を作り料理の準備をする。といっても先ほど手に入れた【角兎の肉】を枝の先を【石のナイフ】で鋭くして作った串にさして焼くだけだが。ちなみに枝で作った串は【鑑定】しても認識してくれなかった。朝修繕したツボを【たき火】に入れるのも忘れない。
そして焼けた肉を皿に乗せると
---------------------
角兎の焼き串肉
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
解説:角兎の肉を串にさして焼かれたワイルドな料理。塩があればさらにおいしかっただろう
----------------------
【料理】として認識されたようだ。早速食べてみると・・・外で食べる焼いた肉の味はおいしかった。ただ解説にあったように塩は欲しい。近場に海があるから浅い皿の様なもので海水を取ってきて水分を飛ばせばできるかもしれない。でも確か結構高温じゃなかったらおいしい塩はできなかったはず。でも試しに作ってみよう。
だけどこれで食料については解決した。次は水だけどこれに関してはツボが完成したら解決するはずだから午後はまた探索しよう。
これは・・・・あちゃーツボの方はだめっぽい。皿は表面が少しひび割れているが使えないことは無いが、ツボの方は底や外壁がひび割れてこのまま水を入れたら漏れそうだ。うーん、何が悪かったんだろう?粘土の練り具合かな?もっと厚く作ったほうがよかったのか?これは色々試してみよう。
僕はツボの割れ目に粘土を刷り込み修復すると外に放置する。これで夕方には乾燥しているはず。
さて今日は森の中を探索しよう。現在小屋を中心に10分ほど東に泉が南にウルフに遭遇した場所があり南に漂着した砂浜がある。探索はサバイバルの基本なのでもっと島全体を歩こう。
まず南に行くことにする。基本的に森が広がっており何か新しい発見は無かった。30分ほど歩くと森を抜け一面足首の高さまで伸びる雑草の草原に着いた。その草原を歩いていると
キュー
角が生えた兎が現れこちらを威嚇している。【鑑定】してみると
---------------------
角兎
ランク1
カテゴリー:【獣】
解説:角の生えた兎。見つかると頭の角で攻撃してくる。
入手可能な素材
・???
----------------------
角兎という魔物らしい。さらに【鑑定】レベルが3に上昇して魔物から得られる素材もわかるようになった。これは便利。
角兎は頭の角を突き出しながらこちらに突進をしてくる。僕は【牙のナイフ】とりだし構える。前回のウルフの時のように石を投げた戦いではなく、今回は武器があるんだ。十分角兎を引き付けた後、突進を横に躱し動きを止めた所を【牙のナイフ】で切り付けるとダメージエフェクトが出て角兎も痛がった。
それを何度か繰り返すと角兎は地面に倒れポリゴン化し素材を落とした。
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の脚の肉。動き回る角兎の身体を支えているため肉は引き締まっている
----------------------
初のお肉ゲット。これはたき火で焼けばおいしいかもとお肉の調理法を考えていると突然横から衝撃が来て吹き飛んだ。横を確認すると知らない間にもう一匹角兎がいて僕に突進してきたみたいで、吹き飛んだ僕に向けてさらに突進を繰り出す。
僕は慌てて横に飛ぶと角兎は勢いをつけすぎたのか偶然僕の後ろにあった木にぶつかり身動きが取れなくなった。どうやら角が刺さって動けないようだ。ラッキー、僕はその隙に角兎を何度も攻撃し倒すことに成功した。但し何も素材は落とさなかった。でもこの方法は使えるかも
そこで平原にいる角兎を一匹ずつおびき寄せ同じように倒した。素材集めもかねて昼までその方法を繰り返していると合計10匹の角兎を倒せて
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:50
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても何日化すると回復する。
----------------------
角兎の皮
ランク1
カテゴリー:【皮】
耐久度:40
解説:角兎の皮。少し切り傷があるが問題なく使えるだろう
----------------------
新しく2種類のアイテムが手に入った。どうやら【鑑定】では数までは教えてくれないみたいだ。レベルが上がれば教えてくれるのだろうか。更に各素材についても面白いことが分かった。例えば【角兎の肉】なら
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の胸の肉。角兎の中なら比較的柔らかい肉
-----------------------
先ほどは足の肉だが、今度は胸の肉だった。どうやら肉にも部首があるらしい。味の違いも気になるところだ。次に角だが
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:30
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても数日たつと回復する。何度も固いものと衝突してボロボロになっている
----------------------
一度作戦が失敗して何度か【牙のナイフ】で攻撃を受けて倒したところ耐久度が低下した角を手に入れた。皮でも同じようなことが起きた。どうやら倒し方によってドロップするアイテムの耐久度に変化が生じる用だ。角だけを見ると最初のように一度も角兎の攻撃を受けずに倒すか、角を狙い一撃で折ると耐久度が高い角が出た。角がおられると角兎はすぐに逃げていったが。
角兎を9体倒した時に
≪おめでとうございます。あなたは魔物を合計10体倒しました。SPが1増えます≫
角兎を10体倒すと
≪おめでとうございます。種族【兎】を合計10体倒しました。新しく【兎キラー】を覚えました。【兎キラーLv1】は種族【兎】に対するダメージがUPします≫
SPとスキルを覚えた、ラッキー。どうやら各種族の魔物を倒すことによりダメージ増加のスキルを覚える用だ。僕は南側の探索を終え、一度小屋へと戻った。
小屋へと戻った僕は早速【たき火】を作り料理の準備をする。といっても先ほど手に入れた【角兎の肉】を枝の先を【石のナイフ】で鋭くして作った串にさして焼くだけだが。ちなみに枝で作った串は【鑑定】しても認識してくれなかった。朝修繕したツボを【たき火】に入れるのも忘れない。
そして焼けた肉を皿に乗せると
---------------------
角兎の焼き串肉
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
解説:角兎の肉を串にさして焼かれたワイルドな料理。塩があればさらにおいしかっただろう
----------------------
【料理】として認識されたようだ。早速食べてみると・・・外で食べる焼いた肉の味はおいしかった。ただ解説にあったように塩は欲しい。近場に海があるから浅い皿の様なもので海水を取ってきて水分を飛ばせばできるかもしれない。でも確か結構高温じゃなかったらおいしい塩はできなかったはず。でも試しに作ってみよう。
だけどこれで食料については解決した。次は水だけどこれに関してはツボが完成したら解決するはずだから午後はまた探索しよう。
34
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
鈍感モブは俺様主人公に溺愛される?
桃栗
BL
地味なモブがカーストトップに溺愛される、ただそれだけの話。
前作がなかなか進まないので、とりあえずリハビリ的に書きました。
ほんの少しの間お付き合い下さい。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
【完結】雨降らしは、腕の中。
N2O
BL
獣人の竜騎士 × 特殊な力を持つ青年
Special thanks
illustration by meadow(@into_ml79)
※素人作品、ご都合主義です。温かな目でご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる