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商都ハーレン
7-14 神級装備の脅威
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皆を引き連れ外に出てきたのだが、ソシアが何か言いたそうにしている。おそらくポーチを目ざとく見つけて、自分にもくれって事だろうが、自分から言ってくるとあげたくなくなるんだよな。
とりあえず暫く放置だな。何でもかんでもクレクレ言ってくるのもいい加減うざくなってきた。
「さて、パエルさんの盾が完成しましたので今から検証します。フェイ、サリエさんの時と同じように初級から雷以外で頼む。時々反射させるからシールドとシェルを掛けておくんだぞ」
「了解です。じゃあいきますよ。【ファイアボール】【アクアボール】………………キャ! びっくりした!」
「反射させるって言っただろ。今から全部反射させるから、シールドは余裕をもってリバフするんだぞ」
「うん、了解です。…………【ウィンダガボール】ふぅ……兄様、次は物理いきますね」
「ああ頼む、物理は【ブリザガボール】と【ストーンガスピア】だけでいいぞ」
どうやら問題ないようだ。食らった魔法を任意のタイミングでしっかり吐いてお返ししてくれている。ストック中は完全反射状態にもできるので魔法での攻撃は、攻撃した方が被害を受けるだろう。
「【クリーン】ふむ、魔法で表面が焦げましたが【クリーン】を掛ければ傷1つない状態です。この龍の浮彫のような部分で受ければ魔法は反せますので、周りの状況をしっかり見て後ろに回り込まれさえしなければパエルさんが負傷する事は無いでしょう」
「上級魔法まで無効化してしまうのですね」
「無効化ならまだ可愛いですが、そっくりそのままこっちはMPを使わずに反射してしまうので凶悪ですよ。ドレイン効果までありますからね。俺みたいな魔法特化の者からすればこの盾は天敵ですね」
「ありがとうリョウマ君、一生大事にしますね」
「はい、頑張ってSランク冒険者になってくださいね。只その盾はパエルさん専用ですので子孫に後継する事ができません。パエルさんの寿命がその盾の寿命です。付与効果は無くなりますが、ブラックメタルの特性は残るので力が異常に強い者なら只硬い盾としては使えますが、一般人には扱えない品になります」
「解りました。私一代限りの物と考えて使わさせていただきます」
もしパエルさんに子孫ができ、俺との関係が老いた時でも良好だったら、子孫にこの盾を後継してあげても良いと思ってはいる。まぁ、パエルさんが善人だから子孫が善人とは限らないので、今はまだその事は伝えないでおく。
「夕飯まで時間もありますし、パエルさん、ちょっとワニの尻尾でも受けてみます?」
「エッ? どういう事でしょうか?」
「実は前回行った時、湖の側に【テレポ】の地点登録をしてあるので、すぐに行けるんですよ」
「今すぐ行けるって事でしょうか?」
「パエルさんさえよければ、サリエさんの剣の試し切りもかねて前回のリベンジです。俺とサリエさんと3人で行ってみませんか?」
「ん! 試し切りしたい! パエル行こ!」
「う~っ、また3人だけでズルい!」
「ソシアにはこれあげるから、黙って留守番しててほしい。そうだ、居残り組はジャガイモの皮むきをしててくれないかな? 美味しいお菓子を作ってあげますよ」
「リョウマ、これは?」
「開けてみて……皆はこっちです。マチルダさんはこれだったかな。パエルさんのもあります。コリンさんもサーシャさんのも買ってあるのでどうぞ」
「ネックレス! 可愛い猫のだ! この人の知ってるよ、最近有名な錬金術師の作ったものだよね?」
「デザインはそうだけどね、付与は俺が付けてある。他の人のは10万ほどの物ですが、俺の付与で数十億の価値があるそうですよ」
「後ろにスイッチとダイヤルがあるのでONにして魔力を込めてみてください」
「な! リョウマ君、これ【エアコン】魔法の付与ですね!」
「マチルダさん正解です。それと【快眠快便】と【疲労回復】の付与が付いてますので、ぐっすり寝られて【疲労回復】効果で疲れもあまりないので今後は身体強化もしやすくなるでしょう」
「それと、このポーチもあげましょう」
「そう、それよ! サリエさんが着けてるので聞いたんだけど、教えてくれないのよ!」
「ん、もしリョウマが他の人の分は用意していなかったら騒ぎになると思って黙ってた」
「サリエさん、賢明な判断です。でもちゃんと用意してあります」
「それ、すごく可愛いポーチよね。ありがとうリョウマ!」
「可愛いだけじゃないから。これ【時間停止】付きのアイテムポーチだから皆の前では使っちゃダメだぞ。悪用されるのは嫌だからこれも【個人認証】機能を付けたので使い方はフェイにでも聞いて大人しくイモの皮剥いといてね。フェイ、ジャガイモそっちでも持ってたよな? 50個程皮むきしといてくれるか? ワニ狩ったらすぐ戻ってくる」
「50個もですか? 解りました兄様。気を付けていってらっしゃいです」
国宝級のプレゼントに涙をためてお礼を言ってくる『灼熱の戦姫』のメンバーをを放って置いて、3人で湿原の深部に【テレポート】でやってきた。
「すぐ近くに居ますね。パエルさん、あえてワニの尻尾で受けてみませんか? シールドは勿論張っておきます」
「かなり怖いけどやってみます」
「インパクトの時に盾を足で地面に踏みこんで耐えるのがその盾のコツです。サリエさんはパエルさんが尻尾を受け止めたら【魔切般若】の切れ味をワニの首で試してみてください」
「ん! やってみる!」
「2人とも無理はしないでいいですからね。安全第一で検証しましょう」
2人に【マジックシールド】【プロテス】【シェル】を掛けてあげ、俺は離れて様子を見る事にした。
パエルさんはワニにそっと近づき至近距離で威圧を込めて挑発し、盾でぶちかましを当てた。
このワニは体高2mちょいあり、口を開けたら人間ぐらい一飲みにできそうだ。
全長は尻尾の先まで入れたら12m程ある。地球でも9m程のが捕らえられたことがあるらしいから、こっちの世界にしては小さいと言えるのかもしれない。俺からすれば恐竜にしか見えないレベルだけどね。
大きく口を開けて噛み付きにきているが、上手く盾でカウンター気味に当てて躱している。パエルさんがバックステップで大きく後ろに下がったタイミングを狙っていたのか、ワニは90度体の向きを捻ったかと思った次の瞬間、例の撓るような尻尾が跳んできた。
ズドンッ!
至近距離で大砲をくらったぐらいの衝撃がありそうだったが、パエルさんは盾を地面に踏み込んで地面を30cm程抉りながら後退し、見事に耐えきった。
「サリエさんの番です!」
「ん! 逝ってくる!」
「だからそのネタはダメですって!」
サリエさんは勢い良く飛び出してワニに向かったのだが、いつものように2本抜かずに【魔切般若】を両手で握り、下からワニの柔らかい白い部分に思い切り斬りつけた。
なんと一撃でワニの首が9割ほど切れていた。サリエさんの剣はショートソードなので切断するにはリーチが足らなかったのだ。俺も驚いたが、切ったサリエさんが一番驚いていた。2人でワニを倒してしまったのだ。もう実力はブラックランク冒険者と言ってもいいだろう。
首の骨を切断されたワニは何度か痙攣した後すぐに息絶えた。
「2人ともお見事です! パエルさん、盾見せてください。【クリーン】うん、掠り傷1つないです。バッチリですね」
「上手く受ければワニの尻尾も耐えられました。凄い盾です!」
パエルさんは少し興奮気味で、とても嬉しそうにしてくれている。
「サリエさん【魔切般若】で一撃でしたね」
「ん! シュパッて切れた! 殆ど抵抗がなかったから超びっくりした! リョウマ、この剣凄い切れ味!」
「リョウマ君、衝撃はかなりありましたが、ほとんどが地面に吸収されて私自身は余裕でした! この盾、本当に凄いです!」
「盾は使う人が下手だと本来の力は出せないんですよ。真正面で受けたり、態とずらしていなしたり、パエルさんもその盾に慣れるまではあまり盾の優秀さを過信しないように気を付けてくださいね。2人でワニが狩れるんです。2人ともこれでSランク冒険者ですね」
2人はお互いに顔を見合わせて、にっこり笑った。
「ん、ありがとう。リョウマのおかげ」
「リョウマ君、ありがとう。盾に見劣りしないように頑張ります」
「じゃあ、帰るとしますかね」
『……マスター、牛が近くに居ますよ。せっかくですので狩って帰られてはどうですか?』
『そうなの? あ、ホントだ近いね。うん、数も12頭でお手頃だし狩って帰るよ。情報ありがとうな』
「近くに牛がいるので狩って帰ります。数は12頭です。パエルさん、盾のぶちかましで首を狙ってみてください。切断はできないでしょうけど、どれくらい切れるか見たいです。サリエさんは牛なら切断できるでしょうから上手く躱しながら首を狙って見てください。2人とも囲まれないように注意してくださいね」
「ん、頑張る!」
「はい、やってみます!」
とりあえず暫く放置だな。何でもかんでもクレクレ言ってくるのもいい加減うざくなってきた。
「さて、パエルさんの盾が完成しましたので今から検証します。フェイ、サリエさんの時と同じように初級から雷以外で頼む。時々反射させるからシールドとシェルを掛けておくんだぞ」
「了解です。じゃあいきますよ。【ファイアボール】【アクアボール】………………キャ! びっくりした!」
「反射させるって言っただろ。今から全部反射させるから、シールドは余裕をもってリバフするんだぞ」
「うん、了解です。…………【ウィンダガボール】ふぅ……兄様、次は物理いきますね」
「ああ頼む、物理は【ブリザガボール】と【ストーンガスピア】だけでいいぞ」
どうやら問題ないようだ。食らった魔法を任意のタイミングでしっかり吐いてお返ししてくれている。ストック中は完全反射状態にもできるので魔法での攻撃は、攻撃した方が被害を受けるだろう。
「【クリーン】ふむ、魔法で表面が焦げましたが【クリーン】を掛ければ傷1つない状態です。この龍の浮彫のような部分で受ければ魔法は反せますので、周りの状況をしっかり見て後ろに回り込まれさえしなければパエルさんが負傷する事は無いでしょう」
「上級魔法まで無効化してしまうのですね」
「無効化ならまだ可愛いですが、そっくりそのままこっちはMPを使わずに反射してしまうので凶悪ですよ。ドレイン効果までありますからね。俺みたいな魔法特化の者からすればこの盾は天敵ですね」
「ありがとうリョウマ君、一生大事にしますね」
「はい、頑張ってSランク冒険者になってくださいね。只その盾はパエルさん専用ですので子孫に後継する事ができません。パエルさんの寿命がその盾の寿命です。付与効果は無くなりますが、ブラックメタルの特性は残るので力が異常に強い者なら只硬い盾としては使えますが、一般人には扱えない品になります」
「解りました。私一代限りの物と考えて使わさせていただきます」
もしパエルさんに子孫ができ、俺との関係が老いた時でも良好だったら、子孫にこの盾を後継してあげても良いと思ってはいる。まぁ、パエルさんが善人だから子孫が善人とは限らないので、今はまだその事は伝えないでおく。
「夕飯まで時間もありますし、パエルさん、ちょっとワニの尻尾でも受けてみます?」
「エッ? どういう事でしょうか?」
「実は前回行った時、湖の側に【テレポ】の地点登録をしてあるので、すぐに行けるんですよ」
「今すぐ行けるって事でしょうか?」
「パエルさんさえよければ、サリエさんの剣の試し切りもかねて前回のリベンジです。俺とサリエさんと3人で行ってみませんか?」
「ん! 試し切りしたい! パエル行こ!」
「う~っ、また3人だけでズルい!」
「ソシアにはこれあげるから、黙って留守番しててほしい。そうだ、居残り組はジャガイモの皮むきをしててくれないかな? 美味しいお菓子を作ってあげますよ」
「リョウマ、これは?」
「開けてみて……皆はこっちです。マチルダさんはこれだったかな。パエルさんのもあります。コリンさんもサーシャさんのも買ってあるのでどうぞ」
「ネックレス! 可愛い猫のだ! この人の知ってるよ、最近有名な錬金術師の作ったものだよね?」
「デザインはそうだけどね、付与は俺が付けてある。他の人のは10万ほどの物ですが、俺の付与で数十億の価値があるそうですよ」
「後ろにスイッチとダイヤルがあるのでONにして魔力を込めてみてください」
「な! リョウマ君、これ【エアコン】魔法の付与ですね!」
「マチルダさん正解です。それと【快眠快便】と【疲労回復】の付与が付いてますので、ぐっすり寝られて【疲労回復】効果で疲れもあまりないので今後は身体強化もしやすくなるでしょう」
「それと、このポーチもあげましょう」
「そう、それよ! サリエさんが着けてるので聞いたんだけど、教えてくれないのよ!」
「ん、もしリョウマが他の人の分は用意していなかったら騒ぎになると思って黙ってた」
「サリエさん、賢明な判断です。でもちゃんと用意してあります」
「それ、すごく可愛いポーチよね。ありがとうリョウマ!」
「可愛いだけじゃないから。これ【時間停止】付きのアイテムポーチだから皆の前では使っちゃダメだぞ。悪用されるのは嫌だからこれも【個人認証】機能を付けたので使い方はフェイにでも聞いて大人しくイモの皮剥いといてね。フェイ、ジャガイモそっちでも持ってたよな? 50個程皮むきしといてくれるか? ワニ狩ったらすぐ戻ってくる」
「50個もですか? 解りました兄様。気を付けていってらっしゃいです」
国宝級のプレゼントに涙をためてお礼を言ってくる『灼熱の戦姫』のメンバーをを放って置いて、3人で湿原の深部に【テレポート】でやってきた。
「すぐ近くに居ますね。パエルさん、あえてワニの尻尾で受けてみませんか? シールドは勿論張っておきます」
「かなり怖いけどやってみます」
「インパクトの時に盾を足で地面に踏みこんで耐えるのがその盾のコツです。サリエさんはパエルさんが尻尾を受け止めたら【魔切般若】の切れ味をワニの首で試してみてください」
「ん! やってみる!」
「2人とも無理はしないでいいですからね。安全第一で検証しましょう」
2人に【マジックシールド】【プロテス】【シェル】を掛けてあげ、俺は離れて様子を見る事にした。
パエルさんはワニにそっと近づき至近距離で威圧を込めて挑発し、盾でぶちかましを当てた。
このワニは体高2mちょいあり、口を開けたら人間ぐらい一飲みにできそうだ。
全長は尻尾の先まで入れたら12m程ある。地球でも9m程のが捕らえられたことがあるらしいから、こっちの世界にしては小さいと言えるのかもしれない。俺からすれば恐竜にしか見えないレベルだけどね。
大きく口を開けて噛み付きにきているが、上手く盾でカウンター気味に当てて躱している。パエルさんがバックステップで大きく後ろに下がったタイミングを狙っていたのか、ワニは90度体の向きを捻ったかと思った次の瞬間、例の撓るような尻尾が跳んできた。
ズドンッ!
至近距離で大砲をくらったぐらいの衝撃がありそうだったが、パエルさんは盾を地面に踏み込んで地面を30cm程抉りながら後退し、見事に耐えきった。
「サリエさんの番です!」
「ん! 逝ってくる!」
「だからそのネタはダメですって!」
サリエさんは勢い良く飛び出してワニに向かったのだが、いつものように2本抜かずに【魔切般若】を両手で握り、下からワニの柔らかい白い部分に思い切り斬りつけた。
なんと一撃でワニの首が9割ほど切れていた。サリエさんの剣はショートソードなので切断するにはリーチが足らなかったのだ。俺も驚いたが、切ったサリエさんが一番驚いていた。2人でワニを倒してしまったのだ。もう実力はブラックランク冒険者と言ってもいいだろう。
首の骨を切断されたワニは何度か痙攣した後すぐに息絶えた。
「2人ともお見事です! パエルさん、盾見せてください。【クリーン】うん、掠り傷1つないです。バッチリですね」
「上手く受ければワニの尻尾も耐えられました。凄い盾です!」
パエルさんは少し興奮気味で、とても嬉しそうにしてくれている。
「サリエさん【魔切般若】で一撃でしたね」
「ん! シュパッて切れた! 殆ど抵抗がなかったから超びっくりした! リョウマ、この剣凄い切れ味!」
「リョウマ君、衝撃はかなりありましたが、ほとんどが地面に吸収されて私自身は余裕でした! この盾、本当に凄いです!」
「盾は使う人が下手だと本来の力は出せないんですよ。真正面で受けたり、態とずらしていなしたり、パエルさんもその盾に慣れるまではあまり盾の優秀さを過信しないように気を付けてくださいね。2人でワニが狩れるんです。2人ともこれでSランク冒険者ですね」
2人はお互いに顔を見合わせて、にっこり笑った。
「ん、ありがとう。リョウマのおかげ」
「リョウマ君、ありがとう。盾に見劣りしないように頑張ります」
「じゃあ、帰るとしますかね」
『……マスター、牛が近くに居ますよ。せっかくですので狩って帰られてはどうですか?』
『そうなの? あ、ホントだ近いね。うん、数も12頭でお手頃だし狩って帰るよ。情報ありがとうな』
「近くに牛がいるので狩って帰ります。数は12頭です。パエルさん、盾のぶちかましで首を狙ってみてください。切断はできないでしょうけど、どれくらい切れるか見たいです。サリエさんは牛なら切断できるでしょうから上手く躱しながら首を狙って見てください。2人とも囲まれないように注意してくださいね」
「ん、頑張る!」
「はい、やってみます!」
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