女神様から同情された結果こうなった

回復師

文字の大きさ
上 下
139 / 184
王都街道編 8・9日目

2-8-2 【飛翔】の恐怖?シープドッグ?

しおりを挟む
 熱発者と疲労者多数の為、本日の移動を中止にした。久しぶりのゆっくりとした休憩とあって、皆ホッとした顔をしている。お屋敷の方でゆっくり寛ぎたい気はあるのだが、今日はログハウスの方で待機する事にした。

「アウッ! 雅、もっと優しく頼む!」
「ん、これ以上優しくはムリ」

 俺の横で美弥ちゃん先生も叫びまくってる……リーダー会議に出ていた俺と先生が、朝食後にマッサージ治療を受けているのだ。他の料理部の娘たちは全員先に治療済みだとの事。


「菜奈ちゃん痛い! ンギャー! もうイイです! 治りました!」
「美弥ちゃん先生、まだ赤いからダメだよ! すぐ良くなるからちょっとの間我慢して!」

 筋肉痛のマッサージは、軽度のものならイタ気持ち良いのだが、ここまで悪化したものだと軽く押しただけで激痛が走る。特にふくらはぎはヤバい! 涙モノの激痛を耐え、【ボディースキャン】の赤い項目がなくなったら嘘のように痛みが引いていた。

『……マスター、体を慣らすために、少しだけ軽い運動をお薦めします』
『体を動かしておいた方が良いのか?』

『……はい。筋肉の増加は破壊と再生の繰り返しで増やす事ができるのです。破壊して再生したので、ほんの少しだけ増えているはずです。ですが通常の再生ではなく、ヒールによるものですので、体に馴染ませる必要があるのです。そうしなければ、通常より急速に増加した分の筋肉もすぐに失われます』



 という訳で、平原でハティと追いかけっこをしてやった。昨晩のハティの夢を叶えてやろうと思ったのだ。
 他の者にも軽い運動をするように言ってある。

「ハティ、俺から逃げて見ろ! 追いかけっこだ!」
「ミャン♪」

 むっちゃ嬉しそうに逃げているのだが……速すぎて追いつけない。距離が開きすぎると、俺を待っているぐらいだ……これでは夢の再現ではないな。王種に成ったハティは、チーターより遥かに速い。

『……マスター、ハティに舐められちゃいます……ガンバ!』

 犬種は自分より下に見た者に対しては、あまりいう事を効かない。テレビでやっていたのだが、舐められている飼い主が威厳を取り戻すために、バイクで犬がへばるまで散歩させるというものがあった。

 自分より体力がある飼い主を上とみなすらしい……ハティに舐められたくはないな。

『……ハティは普通の狼と違い、知能は今では10歳の人間ほどあります。マスターを親のように慕ってますので、本当に舐めたりは致しませんよ』

『そうだろうけど……でもなんか負けたくない』

 練習がてら【飛翔】を使って追いかけた……のだが……この魔法ヤバい!

『ナビーありがとう! お前がいなかったら死んでたな……』
『……危なかったです……危険な気はしていたのですが、あそこまでとは……』

 数日前に何気なく思いついて創った魔法だ。【フロート】のようなフヨフヨと浮くのではなく、高速飛行はできないものかと考え付いた魔法だ。

 【飛翔】魔法
 ・重力魔法の応用で、この星の磁力を使い、リニアのように反重力を利用して前に進む
 ・【レビテガ】を応用し全方位に移動可能
 ・飛翔中は【ウィンドシールド】で風圧を防御する
 ・命にかかわるような制動はプロテクトされ発動しない
 ・ナビーによって自動制御可能

 逃げるハティを捕まえた俺は、そのままハティを抱っこして上空に飛び立ったのだが、どこまで速度が出るか試そうとしたのが失敗だった。

 反重力……これが半端ない速度を生み出すとも知らず加速させたのだが『ドンッ!』という音速の壁を突き破る衝撃波とともに、あっという間にマッハ2を超えたのだ。

 身の回りに何も囲いが無い状態でのマッハ2は本当に怖かった。

 『命にかかわるような制動はプロテクトされ発動しない』という設定をしていたのだが、これでは甘かったようだ。俺は急激なGに耐えられず、上空でブラックアウトしてしまったのだ。その間に高速で地上に落下したのだが、ナビーの自動制御で命拾いしたのだ。ハティは今、俺の横で尻尾を股の間に挟んでプルプル震えている。

「ハティごめんよ。あそこまで速いと思わなかったんだ……」
『こわかったです……さすがご主人さまです……でも、あれはもういやです……』

「うん。俺も怖かった……次からはナビーに任せるよ」
『あ! でも、おいかけっこは楽しいです! またしたいです』

「分かった。またしよう」

 やっぱ追いかけっこはハティ的に楽しいのか……。
 少し前に作ったハティ用のフリスビーや骨のおもちゃを使って1時間ほどハティを遊んであげていたら、高畑先生からコールが鳴る。

『はい。どうしましたか?』
『今、良いかな? 実はお願いがあって……ちょっときてほしいのだけれど』

 この感じだと、あまり俺にとって良い事では無さそうだ……。 


 宿泊施設に行くと、1人の女子が俺に訴えてきた。

「小鳥遊先輩! 1レベルだけで良いので、レベルを上げるのを手伝ってください!」

 同じように5人ぐらいの女子がお願いしてくる。その中に剣道部の女子が交じっている。

「他の娘はともかく、小山先輩は散々レベル上げしてあげたでしょ」
「そうなんだけど、至急欲しい魔法があるのです! お願い小鳥遊君!」

「何の魔法です? 1レベルだけで良いって事は、生活魔法ですか?」
「うん……今更だけど【クリーン】が欲しいの……ここにいる人全員そうよ」

「マジでなんで今更【クリーン】なんです? それに【クリーン】持ちは一杯いるので、誰かにお願いすればいいでしょ?」

 この剣道部の小山先輩は格技場男子と同じで、技術系以外一切無駄振りしたくないといって、必要だからと薦めた生活魔法を取ってこなかった人なのだ……何で今更?

「恥ずかしいけど言うわ! 2日前に生理になって、あの魔法の重要性に気付いたの……他の娘も大体同じ理由です。支給されたナプキンなんかあっという間に無くなっちゃって、今タオルを切った布を当てているのだけれど、【クリーン】持ちの娘は自分でさっとこっそり処理できるの。持ってない私たちは人にお願いしないといけないので、20分毎とかちょっと言いにくくて……ナプキンと違って、ただの布だと、20分もしないうちに嫌な感じになるの……ほら、あなたもお願いして!」

「龍馬先輩! お願いします! 1レベルだけで良いので手伝ってください!」
「小山先輩……下級生を焚き付けないでください」

「だって……大影さんと柴崎先輩が、あなたはロリコンだから、私が言うより年下のその娘が言った方が連れて行ってくれる可能性が高いって……」

「なっ! なんて事言うんだ、あの問題児共!」 
「「待って、違うの! 小山さん! あなた何バラしてるのよ!」」

 こっそり後ろに居やがった!
 ロリコンか……実際中学生に手出ししているので何を言われても仕方がないのかな。

「まぁ、別にロリコンでイイです。ロリコンなので俺より年上の大影先輩と柴崎先輩には興味ないので! で……【クリーン】欲しい人が6人いるんですね? APが1ポイントも余ってないから、至急お願いしたいと?」

 問題児2人が違うの! とか言ってるが無視だ!

「ええ、お願いします。今日を逃したらもう街に着いちゃうのでしょ? 中々自分たちだけじゃすぐにレベル上げに街の外には出れないでしょうから、できれば今日お願いしたいのよ」

「言ってる事は解るんですけど、俺だって疲れてるんですよ? ゆっくり休みたいです……」
「……でもさっきハティちゃんを追っかけて爆走してたよね? 疲れているという割にはとても楽しそうに人間辞めちゃってるぐらい凄く元気そうだったけど……」

 見られてた……。

「そういうあなたたちは筋肉痛は大丈夫なのですか?」
「正直凄く痛いけど……この不快感から逃れられるなら、無理してでも行くわ」

 既に終わって生理じゃない者もいるそうで、全員足が痛くても、レベル上げに行きたいそうだ。

 正直この人たちの事は知った事じゃない……生活魔法の【クリーン】と【アクア】【ファイア】【ライト】はAP1ポイントで得られるから取っておけと何回か薦めているのだ。

 全部取ってもたった4ポイントなのに、これまで俺のお薦めを無視してきたこの娘たちが悪い。

「あなたの言いたい事は解ってます! でもお願い!」

『……マスター、ナビーもその娘たちはどうでも良いのですが、料理部の数名のレベル上げに行かれてはどうです? もう直ぐレベル30に成れる子が数名居ます。それに茜のレベルがちょっと低いので、町中で心配です』

『3rdジョブの獲得ができるのか……沙織・穂香・綾ちゃんが確かレベル29だったな』
『……はい。みどり・愛華・亜姫がレベル18なので2ndジョブが狙えますね。行く場所によっては美加と薫がレベル28なので上がる範囲内かと』

『レベル30以下は全員レイドで連れて行くかな……どっかレべ上げに良い魔獣は居ないか?』
『……森だとハニービーが良かったのですけど……草原だと蟻塚か牛か馬あたりでしょうか。羊も居ますね』

『どれが一番近くて経験値が良い?』
『……近くて経験値が良いのは蟻塚です。ですが、お肉も得られる馬か羊が良いのではないですか?』


 どうやらどっちも食用にできて、凄く美味しいそうだ。牛はまだあるから、馬刺し食いたいな……羊でソテーとかジンギスカンも良い。


 昼食後、種族レベルが30以下のうちの娘たちと、【クリーン】が欲しい6人を引き連れて羊を狩に行った。
 俺的には馬刺しが食べたかったのだが『馬刺しは食べたいけど、馬ちゃんは可哀想でしょ!』とか言い出したので断念したのだ……『羊はイイのかよ!』と思ったが、言うと睨まれそうなので賢い俺は黙っておく。


 羊は拠点から3km弱の所で80頭ほどで群れていた。この羊は魔獣だそうなので狩り尽くさせてもらおう。
 普通の獣は繁殖でしか増えないが、魔獣は数が減ったら魔素溜まりからユグドラシステムの管理調整で勝手に湧いて増えるそうなのだ。


 この草食の羊たちは、牛や馬と一緒で近付いたらすぐ逃げ出すらしい……そこで俺はある事を考えついた。

『ナビー、ハティに羊追いをやらせてみたい……できるかな?』
『……普通の羊はこの世界でも犬やテイムした魔獣に追わせて放牧してますが、そこの羊はサンダーウールマトンという魔獣ですのでどうでしょうか? やってみる価値はあるかもです』

『今すぐハティに、シープドッグの動画を見せ、やり方を教えてこっちに追い込んでくれるよう仕込んでくれ』

『……了解です』

 1分ほど動画を見ていたハティから頼もしい声が掛かる。

『こんなのかんたんだよ~。こっちにおいこむね』
『おお! 頼むぞハティ!』



「今からハティが羊の群れをこっちに追い込みます。俺が狩りますので、【クリーン】獲得組はレベルが上がった者からレイドPTから外していきますのでそのつもりでいてください」

 今回例の白黒世界に誰かがレベルアップする度に、毎回行く事になるが仕方がない。
 俺の【カスタマイズ】を教えるわけにいかないからね。


 少し経ってMAPを見ていたのだが、大回りをして後ろから羊を追いたてに行ったハティの様子が変だ。
 追いに行ったハティが、羊の群れに追われてこっちに走ってきているのだ……。

『……ハティは動画のように最初吠えて威嚇したのですが、ちっちゃなハティが可愛い声で吠えても全くの無視でした……そこで最後尾の一頭に【サンダーボール】を放ったのですが、牛同様仲間が襲われると怒り狂って攻めてきました』

『で、ハティはビビって逃げてきてるんだね……』
『……ハティは雷系も得意ですが、あの羊も雷属性ですからね。殆ど効果がありません』

 あの羊のウールは高額で売れるそうなのだ……なのでハティには風系は羊の毛が痛むので使うなと言ってある。



 羊の群れを引き連れて帰ってきたハティの第一声がこれだった。

『ナビーのうそつき~!』

 どうやら吠えても全く怯まないし、雷を撒き散らしながら体当たりで突進攻撃をしてきて逆に囲まれたそうだ。

『ハティ、こっちに誘導できたので結果オーライだ。良くやった!』


 めちゃくちゃ不満そうだったが、お肉を後でご褒美にあげると言ったら、尻尾を振って喜んだ。こういう所は、犬っぽくて単純で扱いやすいよな……。

 残念ながら、赤ちゃんハティは舐められて、シープドックは無理なようだ。
しおりを挟む
感想 523

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~

夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。 が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。 それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。 漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。 生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。 タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。 *カクヨム先行公開

処理中です...