女神様から同情された結果こうなった

回復師

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王都街道編 6・7日目

2-6-5 管理ノート?ホットケーキ?

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 皆、ステ振り作業は終えたようだな。

 三田村先輩も、今回渋々【クリーン】を獲得したようだ。剣士なら血糊の処理の必要性は知ってなければいけない。元々【亜空間倉庫】Lv1は取っていたようだ。無いと布団などが持ち運べないからね。狩った獲物などを入れるために、Lv3は有った方が良いと薦めたのだが、今は必要ないと却下された。


 うちのメンバーの現在のレベルも分からなくなると大変なので、ノートにまとめてある。
 今回、皆結構レベルが上がったので更新しとくかな。

 レベル順に纏めてあるのだが、獲得スキルなどは別紙にしてある。

 ・白石菜奈   Lv35 1st:大賢者  2nd:魔法騎士 3rd:回復師
 ・フィリア   Lv33 1st:大賢者  2nd:魔法騎士 3rd:回復師
 ・城崎桜    Lv31 1st:大剣士  2nd:魔法騎士 3rd:大戦士
 ・名取雅    Lv31 1st:魔法騎士 2nd:アサシン 3rd:大賢者
 ・栗林未来   Lv31 1st:回復師  2nd:大賢者  3rd:魔法剣士
 ・森里美弥   Lv30 1st:回復師  2nd:大賢者  3rd:魔法剣士
 ・間宮沙織   Lv29 1st:大賢者  2nd:回復師
 ・小西穂香   Lv29 1st:大戦士  2nd:大剣士
 ・長谷川綾   Lv29 1st:大剣士  2nd:大戦士
 ・山下美加   Lv28 1st:大賢者  2nd:魔法剣士
 ・大谷薫    Lv28 1st:大剣士  2nd:大戦士
 ・中森優    Lv27 1st:回復師  2nd:大賢者
 ・森田沙希   Lv26 1st:回復師  2nd:魔法剣士
 ・有沢みどり  Lv18 1st:回復師
 ・山本愛華   Lv18 1st:回復師
 ・中屋亜姫   Lv18 1st:回復師
 ・竹中茜    Lv15 1st:調理師 


 余談だが、何人か気になるメンバーの情報も得ている。

 ・柳生美咲   Lv31 1st:大剣士  2nd:大戦士  3rd:拳闘士
 ・三田村国一郎 Lv27 1st:大剣士  2nd:大戦士
 ・水谷泉    Lv24 1st:拳闘士  2nd:戦士
 ・三月裕介   Lv24 1st:拳闘士  2nd:戦士
 ・柴崎友美   Lv21 1st:魔法剣士 2nd:回復師
 ・岡本絵里   Lv18 1st:剣士


 桜と雅が菜奈やフィリアと差があるのは【経験値増量】のパッシブの差だ。菜奈やフィリアは初期の頃からその効果の恩恵を得ている。レベル差はともかく、基本ステータスの方は大分差が出ているようで、雅には見せられないな。初期の頃から俺に好き好きアピールしていた雅だ。もっと早く恩恵の出るパッシブスキルが欲しかったと、先日拗ねられたばかりなのだ。

 茜のレベルが低いのを何とかしないとな……この世界の住人の20歳ぐらいの成人男性の平均レベルが大体15~18ぐらいなのだ。

 普通に生活しているだけでも、種族レベル10ぐらいまでは、日々の生活で得られる経験値で勝手に上がるのだ。生活で得る経験値は当然微々たるモノだから、ある程度で中々上がらなくなってくる。それが大体種族レベル10~15ぐらいなのだ。茜は丁度その位置にいるのだが、だからといって弱くはない。

 【身体強化】Lv10とか一般人では居ないのだ。名が知れ渡っている上級冒険者でもLv7とか8なのだ。
 【身体強化】Lv10だけで人間辞めちゃってるレベルなので、中級冒険者ぐらいなら軽く倒せる程度には強いはずだけど、良からぬ奴らに狙われて捕まったりしないか心配なのだ。

 うちのメンバーには、1人で軍を相手にできる程強くなってほしいと思っている。過保護なのは分かっているんだけど、皆可愛いから心配なのだ。



「皆、もう良いかい? 元の世界に戻るよ?」
「「「はーい!」」」


 拠点に戻ったら、速攻で茜がやってきて味見させろと言ってきた。

「龍馬君! これは良い物よ! くどさが無くてえぐみも無く、すっごく甘くて濃厚よ! あ~~ホットケーキが食べたくなってきちゃった!」

「「「ホットケーキ!」」」

「おい、茜!……アレどうするんだよ!」
「あ……粉はあるからできるけど……この蜂蜜はあげないわよ!」

「茜、この蜂蜜60リットルほど有るんだけど……」
「えっ!? そんなに採ってきたの?」

「巣が15mほどもあって、これでも半分ほどなんだよ。もっと採っても良いそうなんだけど、もう直ぐ真冬だから多めに残してきたんだよ。そうしてあげると毎年この時期にその巣で蜜が採れるんだって」

「そんなにあるなら、作ってあげても良いわよ?」
「「「やった~!」」」

 俺たちの会話に聞き耳を立ててた女子から歓声が上がった。俺もホットケーキは好きだから、気持ちは分かる。
 俺たちはこっそり内緒で売店から盗ってきたスナック菓子を食べているけど、他の人はおそらくあれから甘いものは食べてないだろうしね。


 料理部でこれからホットケーキを作ってくれるそうだ。


 俺はちょっとログハウスの自室で休憩だ。

『……マスター、良いモノが出来ました!』
『ん? 何が出来たんだ?』

『……とりあえず、美弥と桜とフィリア様のモノだけですが、夜までには菜奈と雅と未来の分も出来上がります』

『だから何作ったんだよ?』
『……下着です! 彼女たちのサイズに合わせた下着を作ってあげました。フィリア様のは皆のを【リストア】で新品にしたとはいえ、中古品です。この世界の主神で在らせられた御方なのにあまりにも不憫です。最高級下着を作って差し上げました! フィリア様は現在生理中ですので、生理用の幅広下着も3枚作っています』

 【インベントリ】から出してナビーが作った下着を検分してみる。

『すごく良い手触りだ! シルクっぽいけど、もっと綿やアクリルに近いかな? シルクってツルツルし過ぎてあまり馴染めないのだけど、これなら凄く良いかもな。へ~ゴムを使わずに元々ある蜘蛛の糸の弾性をレースにして利用しているんだな』

 速攻でフィリアと美弥ちゃん先生と桜を呼び出した。

「何の用じゃ! 今、茜がほっとけーきなるモノを作ってくれておるのじゃ! 用があるならさっさと申せ!」
「フィリア……お前すっかり茜の料理に魅了されちゃってるね……俺の用よりそっちが優先なんだね」

「うっ……そう拗ねるでない。じゃがとても良い匂いがするのじゃ! あれは間違いなく美味しいモノなのじゃ! 食べ損ねたら後悔するのじゃ……」

「龍馬君、私も途中で抜けてきたのよ……」
「先生もホットケーキ早く食べたいです!」

『……タイミングが悪かったようですね……これでは喜びも半減です。折角ナビーが一生懸命作ったのに……マスターは空気が読めないですね!』

 何て理不尽な……。

「人目を気にする桜は一杯持ってるようだけど、フィリアは皆から分けてもらったものだっただろ? 下着を作ったんだ……例の蜘蛛の糸を使った最高級品だよ」

 そう言って皆に下着を手渡してあげた。

「下着か……妾はブラジャーというモノは無くても良いぞ?」

「ダメよフィリア! 今からちゃんとしてないと形の悪いお乳になるわよ? いいの?」
「そうですよ、大きくなってからでは手遅れなんですよ。その頃にはもう形は出来上がってしまっているのです。膨らみ始めのころから、ちゃんと理想の形に持っていってあげるのです」

「そなたら2人が言うと、凄まじい説得力があるのぅ……フム、有難くいただくとするかのう」

「フィリアには生理用の下着を3枚作ってあるから、今はそっちを着けると良いよ」
「了解じゃ」

「桜のは薄いピンク色、美弥ちゃんのは薄い紫だけど、どう? 着けてみて」

「龍馬君、それって今ここで着けて見せろって事?」
「希望はそうだけど、夜でも良いよ!」

『……マスター、そろそろ桜の性処理もしてあげたいところです』
『桜は自分でしてないの?』

『……ええ、あれ以来おこなってないようですね。恋人が居るのに、自分でするのは虚しいかなと思ってるようです』
『それは分かる! 俺も自分ではしたくないな……でも今美弥ちゃんが周期中だしね……』

『……この人数を相手にするのです……毎回1人では到底追いつかなくなってきますよ? 皆、16歳で解禁するのでしょ? ならここらで……』

『まさか3Pとかいうのか!?』

『……フィリア様は問題ないと思いますよ。後はどうやってカップリングさせるかだと思います。雅も多分問題ないでしょう。菜奈は多分誰であってもダメな気もします……雅とフィリア様なら大丈夫かな? 今晩下着の試着会とかで呼び出して、美弥と桜で試してみてはどうですか? おそらくマスターが桜をその気にさえさせてコトを始めちゃったら、アタフタしつつも見ている美弥は発情中なので我慢できないと思います。先に美弥をその気にさせて、桜に見せつけるのも有りかもですね……』

『美弥ちゃんはともかく、桜は危険な賭けだな……ビンタくらって嫌われないかな?』
『……ないとも言い切れないですが、今更嫌ったりはしませんよ。シェアすると覚悟した時点で嫉妬心も抑えると自分に言い聞かせているのです』


『フィリア、今後夜の性処理が大変になりそうだろ? 2、3人同時とかフィリアは嫌か?』
『念話か? 嫌と言えば嫌じゃが、確かに日に1人相手をしても、番が回ってこぬ可能性の方が高くなってくるのぅ。現に妾はあれ以来一度も相手をしてもらっておらぬ! 桜もそうじゃの? 仕方がない、妾は別にかまわぬが……菜奈が怖いの、桜もどういう態度にでるかの……』

「今晩2人で俺に見せてほしい!」
「先生と桜ちゃんだけ見たいって事ですか?」

「うん。他の娘たちの分も順次作ってるけど、見せてもらえるのって嫁さんだけだしね。とても似合うと思うんだ! 今晩着けて見せてよ!」

「まぁいいわ。なんかとても素敵な下着だし、何なら今着て見せてあげても良いわよ?」
「もう直ぐホットケーキが焼けるからね。ゆっくり見たいってのが本音だ。後、今回初めて作ったモノなので、実際付けてもらっていろいろ検分したいんだ。ダメな点とかあれば修正しないといけないしね」

「ああ、そういうことね。それなら今晩先生と一緒に下着モデルになってあげるわ。正直言うと、フィリアにこの世界の下着は紐だって聞いて、無くなった後どうしようかって、皆と言ってたとこなのよね。作ってくれたのなら凄く嬉しいわ」

「先生も下はともかく、ブラジャーはあまり持っていなかったから凄く助かります!」


 2人を騙すようで悪いけど、今後の計画の第一歩のためだ。1人1人相手をするのは流石に大変だ。最初にこの2人さえ取り込めれば、後の者は何とかなると思う。


 今晩の事を考えながら、ホットケーキを食べに行くのだった。
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