女神様から同情された結果こうなった

回復師

文字の大きさ
上 下
107 / 184
王都街道編 1~3日目

2-3-4 提供者?雅の身体検査?

しおりを挟む
 雅が丸呑みにされるという心臓が止まるかと思ったほどの事件があったが、その後は特に危険な魔獣も襲ってくることもなく、目的の地点まで辿り着いた。

 大きな川辺での野営も今日が最後という事もあって、罠も追加で作ってある。料理部の娘たちが自分で罠を設置してみたいというので任せてみる事にする。

「うなぎや川エビ、モクズガニがいるポイントは、あまり流れが速くない緩やかなカーブの辺が多く居るよ。あと水草が生えてたり、大きな岩の周りとかもいいね」

「「「はーい!」」」

 2人1組で居そうな場所をワイワイと相談しながら楽しげに罠を仕掛けていっている。変な場所に仕掛けてる娘たちもいたが、今回は勉強になるだろうから良いと思う。明日の朝が楽しみだと、皆の笑顔が眩しい。


 罠を仕掛け終え、料理部の娘たちがモクズガニの塩茹でにするか、味噌汁にするかで会議しているのをぼんやりと聞いていたら、ナビーが声を掛けてきた。

『……マスター、厄介な魔獣に気付かれたようです』
『MAPに反応は無いけど?』

『……草原と森の入り口周辺でオークを狩っていた黒狼たちなのですが、マスターたちが森のオークを狩りまくったので、草原に下りてくるオークが激減したため、少し腹を空かせているようです』

 ハティの仲間の白狼たちのテリトリー以外は大体狩ってしまっているのだ。オークは魔獣なので、魔素溜まりからまた勝手に生れ出てくるので他の獣が飢えて死ぬことは少ないと考えていたのだが……一定期間の間は魔獣の生息域が変わってくるのは仕方がないようだ。

『気付かれたとはどういう事だ?』
『……オークが少なくなっているので広範囲を索敵中に、獣道に残ったマスターたちの匂いを発見したようです』

『まぁ、100人規模の大移動だし、見つからない方がおかしいよな』
『……ですね。黒狼たちは30匹ほどの群れで匂いを辿って、追尾を始めています。速度から計算すると、早ければ明日の昼ごろには追いつかれますね。遅くても明日の夜には襲ってくるでしょう』

『解った。確か白狼よりバカだが凶暴性は上なんだよな?』
『……ええ、知能は劣るので白狼のような高度な連携はしてこないですが、単独でも怯むことなく特攻してきます。白狼より一回り大きく、牙の攻撃威力も上ですね』

『どっちの方が危険なんだ?』
『……そもそも白狼は人間を襲いません。単体での危険度は黒狼の方が上ですが、群れとなると白狼たちの方が圧倒的に危険です』

 俺は夕飯前に、皆を集めて注意を行う。

「どうも狼の群れに匂いを追われているようです。奴らは30頭ほどの群れで、ハティの群れと対立している黒狼のようです。白狼より一回り体が大きいのですが、知能は低く、かなり凶暴だそうです。ですが、白狼と違って連携などのような高度な狩りをしてこないそうなので、単独撃破で倒せるそうです」

「小鳥遊君、いつも思うんだけど……その情報はどこから得ているの?」
「秘密です……俺のオリジナルのスキルからとだけ言っておきましょう。あまり自分の手持ちスキルを公開するのは危険な事ですので、深く追求はしないでください」

「手持ちのスキルを公開する危険性は以前にも説明を受けたので十分理解しているのですけど、やはり気になります。それと、新たに排卵周期に入った者が2名増えたようですので、薬をお願いできるかしら? これまで我慢してきてた者も、皆の効果を聞いてやはり欲しいそうなの……飲むタイプ2本と注入タイプ2本いいかしら?」

「分かりました……薬の需要と供給が合わなくなってきたので、他の男子にも提供してもらいますね」

「「「ちょっと待って!」」」

「それって格技場の男子のアレを使って薬を作るって事?」

 何人かの女子が待ったをかけてきた。
 顔を真っ赤にして聞いてきた女子は、体育館組の中で最初に俺の薬を飲んでくれた人だ。

「そうなりますね。今現在使ってる薬は全て俺のモノを使っていますが、婚約者たちからちょっと不満の声も上がっています。でも効果が確認されてないのに他の男子に提供させるのもどうかと思ってこれまで声を掛けていませんでしたが、この2日で効果の確認は得たので、男子にも協力を得て本格的に量産に入りたいと思います」

「私はあなたのだからと思って、勇気を出して飲んだの……他の男子のモノなんか飲みたくない。我慢したほうがマシだわ。あ、別にあなたが好きって事じゃないのよ……好意は持ってるけどね」

 他の女子からも同じような意見が沢山出た。
 どうも俺を命の恩人としてかなり好意的に思ってくれているようで、中には好きだと告白する者までいたほどだ。気持ちは嬉しいのだが、俺1人で賄える量ではない。

「気持ちは嬉しいのですが、幾ら街に着くまででも、俺1人では賄えませんし、婚約者たちにも申し訳ないですので了承できません。何人男子が協力してくれるか分かりませんが、使う使わないはあなたたちの判断に委ねますので、検討してみてください」

 かなりの大議論になったが、最終的に提供者が判るように表示してほしいとの事になった。
 そのせいもあってか、男子の提供者は渋っている。

「三田村先輩! お願いしますよ!」
「嫌だよ! だって俺のだけ誰も使ってくれなかったとかの事態が起きたら、俺マジで3日ほど寝込むぞ……」

 絶対ないと言い切れないのが三田村先輩だ……痛いほどその気持ちは解る。俺も最初に性欲を我慢するのが辛くても、体育館の女子に俺のモノでできた薬を拒否された時、解っててもちょっとへこんだしな。

「でも1人でも利用者が居たら凄くないですか? 精飲とか恋人でもなかなかないですからね。まして膣内に精子を受け入れるとか、こちらの住人なら普通の行為ですが、俺たちからすれば結婚した女性だけですよね? 多少なり好意がないと安易にできない行為だと思うのですよ」


 結局提供者は3人だけだった、超ノリノリの水谷先輩、渋々ながら俺の説得に応じた三田村先輩、そして彼女が説得してくれて、同じく渋々提供する事になった三月先輩だ。

「吉井先輩は彼氏の精液の提供とか良いのですか? うちの婚約者たちはかなり不満なようでしたが」
「正直に言えば嫌なんだけどね……でも、あなただけに提供させて自分たちは知らん顔とかしたくないの」

「そうですか。立派な心がけですね」
「それに三月君のも良い匂いだから、そんなに皆に嫌がられたりはしないと思うけどな……」

「今のは既に経験済みってのを何気に皆の前で公開しちゃいましたね」

「あ! 私ったらミスったわ! 聞かなかった事にして!」
「「「イヤ無理でしょ! 三月! 羨ましいぞ~! コノヤロー!」」」

 三月先輩は男子一同からもみくちゃにされている。
 とりあえずこの3人に空の試験管を5本渡した。できるだけ頑張って出してくれという意図を込めての5本だ。


「それで、狼はどうするのですか?」
「隊列を少し変えます。来るのが分かってるので最前列を男子たちに任せて、最後尾に主力を置いて移動しましょう。襲撃時は結界を張るので中央に集まるようにして、後は主力組で各個撃破です。必ず5人1組で攻撃してください」

 昼まではこれまで通りで、黒狼が近くにきたら話し合った戦闘隊形に変えることにした。

「それと、今晩の夕飯にモクズガニが味噌汁として一匹ずつ付くそうです。昨日のように匂いが出ないように、ログハウス内で今調理中ですのでもう少しお待ちください。その間に男子の入浴時間としますが、男子は良いですか?」

「「「ああ、宜しく頼む」」」

 お風呂を男子に提供して、入浴後は一度湯を抜き【クリーン】で浄化した後再度湯を張る。面倒だが、男子が使った後の湯は絶対嫌だという者が多かったので仕方がない。文句があるなら入るなと言いたいところだが、女子たちのお風呂への執着は恐ろしいものを感じるので、そういう発言は絶対禁句だ。

 俺は外の大浴場に行かずにログハウスの浴場で今入っている。理由は雅だ……今日の雅の事が頭から離れず、雅を抱っこしてお風呂に入っているところだ。

「雅が喰われたと思って心臓が止まったかと思ったぞ」
「ん、油断してた……凄く動きも早くて一瞬だった」

「もう、痛いところはないか?」
「ん、どこも痛くない。大丈夫」

 雅はそういうが全身くまなくチェックした。

「ん……龍馬、そんなに隅々見られたら恥ずかしい……」
「よし、大丈夫のようだな。もう一度抱っこだ! 雅はスベスベしてて気持ちいいな」

 こちらの世界では無駄毛というモノは一切ない。腕や足、背中などにも産毛すら生えていないのだ。勿論脇や陰毛も一切ない。俺の場合、髭もないので凄く楽でいい。

 無駄毛がないので、更にスベスベ感が倍増しているのだ。雅も俺にくっ付かれて体を撫で回されているのに、嫌な顔一つしない。むしろ体を摺り寄せてくるほどだ。雅、可愛い。

「ん、龍馬……今日美弥ちゃんとエッチするの?」

 あ、そうだった。
 そういえば美弥ちゃん先生、夕方ちょっと辛そうにしていたな。

「そうだね。処女を散らせば随分楽になるそうだから、できるだけ早い方が良いね」
「ん、解ってる。でも先生が羨ましい……」

「雅も何時か俺が頂く。今はまだ雅が未成熟だから仕方ないよ。ほら、こうしただけでも痛いでしょ?」

 雅の膨らみかけのおっぱいを優しく揉んでみた。

「ん! めっちゃ痛い! でも、ちょっと気持ちがいいかも」
「成長中で芯が入ったみたいになってるからそれが痛いんだよ。でも、この段階で刺激を与えるのは成長の促進に繋がるって何かの本に書いてたかな? 都市伝説かもしれないけどね」

「ん! 桜に教えてもらったので大丈夫! きっと私も大きくなる!」

 桜に何を教えてもらったのか、むっちゃ気になる!

「ちなみに何を教えてもらったのかな?」
「ん、乳首は引っ張っちゃダメとか?」

「何で引っ張っちゃダメなんだ?」
「ん、何時も引っ張ってると伸びて変な形になるんだって。黒ずんで色素も濃くなるって言ってた」

 成程、桜の美乳は意識してちゃんと大事に成長育成されたモノなんだな。

「桜のおっぱいはとっても綺麗だから、雅も大事に育成するんだぞ」
「ん! 頑張る!」

 可愛いやつめ~!

 俺の上級回復魔法で怪我は治ってると分かってても、ちゃんと確認するまでは安心できなかったのだ。
しおりを挟む
感想 523

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~

夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。 が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。 それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。 漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。 生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。 タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。 *カクヨム先行公開

処理中です...