女神様から同情された結果こうなった

回復師

文字の大きさ
上 下
88 / 184
学園ロワイヤル編 9・10日目

1-10-1 雅の刀?美咲の刀?

しおりを挟む
 出発前日、今日は全体的に皆ゆっくりするよう伝えてある。明日の出立のために英気を養ってほしいからだ。

 料理部員は体育館の皆に夕飯を差し入れるのだと、朝から調理に勤しんでいる。

 優・みどり・愛華・亜姫・沙希ちゃんは格技場のやつらの狩りに午前中は付き合うそうだ。回復魔法だけではなく、多少戦闘ができるようになりたいのだろう。教頭たちの暴言を聞いて、多少危機管理力が上がったみたいだ。良い事だと思う。


 朝食後に俺は雅に捕まった。

「ん! 出発前に武器造ってくれるって言った!」

 そうでした! おねだりしてくる雅はちょっと可愛いな。

「明日出発だから今日しかないか……じゃあ、今から造るか?」
「ん、どうやって作るの? 見てていい?」

「武器を造るところ見たいのか?」
「うん、自分の専用武器ができるところ見たい」

 フィリアと桜に出かけると伝え、グラウンドにやってきた。
 鍛冶場はログハウスに組み込んであるから、家を出すためにある程度広い場所がいる。

 ログハウスを出すと雅が驚いた。

「んんっ! 小屋!? 家? これ魔法?」
「見た目魔法だけど、実際は【インベントリ】内に出し入れしているだけなんだよね。流石にこの質量を【亜空間倉庫】に入れたとか思われたらヤバいでしょ? 召喚魔法だってごまかすつもりなんだ」

「ん~、それでも変に思われると思う」


 中に入って雅は凄い凄いと叫びながらいろいろ走り回って探索していた。

「ん! 龍馬とお風呂に入る! サウナ入りたい!」
「武器を造ってから入ろうか? 鍛冶場は熱いだろうから汗かくしね」

「ん、そうする」
「雅、鍛冶場に入るにあたって、注意事項がある。凄く集中するから俺の邪魔したら駄目だぞ。話しかけたら集中が乱れる。こっちから話しかけない限り、雅は一切しゃべっちゃ駄目だ。守れるか?」

 うん、とうなずきを返してくる。
 元々、毒舌だが無口な娘だ。心配はしていないが、注意はしておく。

「それと、どのくらい時間が掛かるかわからないけど、その間トイレとかの席立ちも控えるように。どうしても我慢できないならそっと静かに出て行くんだ。声はかけないようにね。トイレは先に済ませておいてね」

 俺の造った魔道具トイレに驚いていた。
 まぁ、お尻洗浄機能とかビデ洗浄とかは日本でもあるけど、俺のは使用後の【クリーン】で一発浄化が売りなんだよね。糞尿だけではなく、体や衣服も一緒に浄化でき、使用後のトイレ内の匂いも綺麗に無くなる優れものだ。

 鍛冶場に行く前に雅の体をくまなく計測する。体に合った長さにするためだ。
 特に手のサイズは何度もチェックし、握りには細心の注意をはらった。計測後、柄の握り部分と鞘はナビーに丸投げした。

『ナビー、準備できてるか?』
『……はい。炉の温度も上がり既に2本差し込んで真っ赤に熱しています。すぐに打てますよ』

『ありがとう』

 残念ながら、ログハウスの鍛冶場の炉では、ブラックメタルを融解させるほどの火力が得られない。
 【インベントリ】内のナビー工房にある武器工房の鍛冶場で基礎となる精錬を行い、不純物を除去してから刀の元になる長さの棒状にしてもらっている。

 後はそれを熱して叩いて、理想の形に整形していくのだ。

 俺は炉の前の椅子に座り、すでに熱せられ真っ赤に焼けた小太刀の原型をペンチの化け物みたいなやつで挟んで引き抜く。金床に乗せ、ブラックメタルの槌に魔力を込め、イメージどおりに仕上がるように想いをのせてぶっ叩く。錬成魔法にイメージをのせる俺独自の製法だ。形を整えながら30回ほどぶっ叩いたら再度炉に戻す。

 今度はメイン武器になる太刀の方だ。こちらはブラックメタルの純度が小太刀の方より高いので、かなり硬い。
 50回ほど連続で叩いて再度炉に戻す。それを交互に繰り返し、刀に俺のイメージを叩き込んでいく。

 叩いては炉に戻すを繰り返し、5回目に小太刀の方がイメージの叩き込みと整形が終える。
 水に浸け一気に冷やし【インベントリ】の工房に預け研磨を掛けてもらう。

 太刀の方はまだ叩かないといけない。結構な重労働だが、後ろで雅の熱い視線が注がれている。可愛い娘に応援されているんだから頑張らない訳にはいかない。汗だくになりながら必死で叩き続ける。

 20分ほど叩き続けて、やっとこちらも研磨に回せる。研磨の終えた小太刀を取出し錬成魔法で仕上げに入る。その際に付与魔法でエンチャント強化も施す。最後の仕上げに刀の根元に俺作と判るように印を刻んで完成だ。

 一旦【インベントリ】に仕舞って鞘の方にも付与を施す。

 太刀にも同様の作業を施しやっと完成だ。2本同時だったので、3時間もかかった。

 うーん、ヤバい物ができてしまった。正直言うと俺もほしいかも。


「雅、できたぞ! 魔刀【魔食夜叉】(まじきやしゃ)と【魔切般若】(まきりはんにゃ)と命名した。どっちもヤバい」

 雅に2本の刀を手渡す。

「【魔食夜叉】は魔法を喰らう。火・水・風・雷の4属性だけだけど刀で受けることによって魔法攻撃を吸収して無効化できる。そして食った魔法を任意のタイミングで吐かせることができるのが最大の特徴かな。石や氷のような物理魔法は吸収できないので注意するんだぞ」

 雅の目がめっちゃ爛々として武器を眺めている。

「【魔切般若】は魔法を切る。全属性を切り裂くから上手く扱えば無敵だぞ。最大の特徴は結界まで切れる事だ。シールドを張られてもこれで切り裂ける。こちらは物理魔法でもなんでも切り裂けるから、使い勝手がいいはずだ。これで美咲先輩だけじゃなくて雅もシールド持ち相手に特攻がかけられるな」

「ん! 綺麗! どっちも凄い! これ2本とも貰っていいの?」

「勿論だ。雅は二刀流だしな。握りも雅に合わせて以前のモノより細くしてある。それと、どちらも少しだけ刀身を長くしてあるので慣れるまでは間合いに注意するんだぞ。詳細はこんな感じだ」

 【魔食夜叉】(ミスリル70%・ブラックメタル25%・鋼5%)
  武器特性
  ・火・水・風・雷の魔法を剣で受けることにより吸収できる
  ・吸収した魔法は任意のタイミングで吐き出させることができる

  付加エンチャント
   ・魔法吸収
   ・吸収反射
   ・刀身強化
   ・重量半減


 【魔切般若】(ブラックメタル90%・ミスリル鋼5%・鋼5%)
  武器特性
  ・全属性の魔法を切断できる
  ・結界を切る事が出来る

  付加エンチャント
   ・魔法切断
   ・結界切断
   ・接触切断
   ・重量半減

 鋼が5%入ってるのは、融解した時に金属どうしが混ざりやすくなるからだ。

「ん! 龍馬ありがとう! 大好き!」

 雅に抱きつかれてディープなキスをされた。お子ちゃまなのに、マセてやがる。可愛いからいいけどね。
 頭を撫でてよしよしすると目を細めて気持ちよさげな顔をする。

「ん、刃紋が綺麗……黒い刀と燻し銀の刀。どっちもカッコいい!」

 かなり気に入ってくれたようだ。3時間も叩き続けて汗だくになり、かなり疲労も溜まってしまった。

「ん! お風呂の後、マッサージしてあげる!」

 約束どおり雅と入浴する。汗を大量に鍛冶場で掻いたので今回サウナは中止だ。脱衣所はかなり広く取ってあり、マッサージ台を造ってある。
 マッサージ台は俯せになっても、鼻が押し潰れないように、顔部分に穴が開いている専用のマッサージ台だ。

 入浴後の雅のマッサージは最高だった。
 【アクアフロー】を指に纏って指圧してくるのだが、小さな指がツボに刺さるように入って凄く効く。

「雅~上手いぞ~♪ さっきの疲れが全部消えたみたいだ~」




 お風呂で雅と遊んだ後、茶道室に戻った。美咲先輩がきていて、雅の腰の日本刀を目敏く見つける。

「あれ? その腰の後ろにクロスに差しているのって日本刀じゃないですか? この世界にも日本刀はあるのですね?」
「ん! これはさっき龍馬が打ってくれた最強の刀!」

「あはは、雅ちゃん。最強なのは私が持っている、フィリア様が創ってくれたこの神刀だよ」
「ん! フィリアの刀より龍馬の刀の方が凄い!」

 何やら2人の間で譲れない何かのスイッチが入ったようだ。夕食の準備を終えた料理部員がなにやら喧嘩腰の2人を見に集まってきた。

「何をしておるのじゃ2人とも、下らない事で争うでない」

 場を収めにフィリアがやんわりと止めに入る。だがこれが却ってまずかった。

「ん! 下らなくない!」
「そうです! フィリア様の斬鉄剣の方が凄いに決まってます! 神刀ですもの、これが1番です!」  

「ん! 龍馬の刀の方が絶対凄い!」

 なにやら雅は分が悪そうで涙目になっている。

「困ったやつらじゃ、どっちも引かぬならお互いに打ち合ってみればよかろう? まぁ、妾が神力を込めて作り出した斬鉄剣には敵わぬだろうがのぅ」

 あ~あ、とうとう銘が斬鉄剣になっちゃったよ。なにせ作製者のフィリアが言っちゃったんだもん。

「ん! 龍馬! 打ち合ってもいい?」

 さっき造ったばかりだ、苦労を知っているので、雅はちゃんと俺に聞いてきた。

『……マスター! ナビーも興味があります! マスターがあれほど念を込めた魔刀が、フィリア様の神力を込めた神刀に劣らないとナビーは信じています!』

『いくらなんでもむちゃだろ? 雅もナビーも変に期待しすぎだ』

「仕方ないな、折られたら直してやるから、遠慮しないで本気で打ち合ってみろ。腕は圧倒的に美咲先輩の方が上だから、折られても気にする必要はないぞ」

「ん! 絶対負けない!」

 いや無理でしょ、フィリアが神の時に創った物だよ。神刀だよ、それと比べちゃ駄目でしょ。

 2人は対峙してお互いの太刀を抜き、互いの武器を切るつもりで刀を打ち合った。
 キンッと金属の高音質な音が茶道室に響き渡る。

「「「ああああっ! 折れた!」」」

 そこには勝ち誇ったような薄ら笑いを浮かべた雅と泣き崩れた美咲先輩の姿があった。

『……やりました! 流石ナビーのマスターです! 圧勝です♪』

 ナビーちゃん、大興奮である。


「嘘じゃろ? 妾の神刀が龍馬の刀に折られたのか?」

 雅は打ち合った刃先の刃こぼれを気にしていたが、暫く眺めていた後にこう言った。

「ん! 刃こぼれ1つ無い!」

 俺の刀を頭上に掲げ、勝鬨を上げる。

「神の頃に創った物が、龍馬の造ったものに劣るとは……なんて奴じゃ!」

「フィリア様! 明日の出発までに斬鉄剣を直してください!」
「うっ……煽っておいてすまぬのじゃが、妾にはもう神力が使えぬので直せぬのだ……どうしたものかの」

 暫く折れた刃先を持って泣き崩れていた美咲先輩が急に立ち上がった。

「そうだ! 龍馬君、私にも雅ちゃんと同じモノを打ってください! フィリア様のより優れているのですから私もやはりそっちが良いです! 両刃の西洋剣より、片刃の日本刀の方が百倍カッコいいですしね!」

 それを聞いたフィリアが半べそをかいている。だが仕方がない、腕は美咲先輩の方が遥かに上なのに、雅に一太刀であっけなく折られてしまったのだ。しかも俺の刀は刃こぼれ1つしていない。圧倒的にポテンシャルに差があるのだ。

『ナビーどういうことだ?』
『……フィリア様のイメージしたモノより、マスターがイメージしたモノの方が上だったって事です』

「兄様! 菜奈も斬鉄剣が欲しいです!」
「龍馬君! 私も欲しいわ!」

 菜奈と桜に懇願されてしまった。


 佐竹たちが気になるが、その前に5本ほど新たに刀を造る事になった。
 だがこれだけは言っておく【斬鉄剣】じゃない! 【魔切般若】だ!
しおりを挟む
感想 523

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~

夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。 が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。 それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。 漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。 生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。 タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。 *カクヨム先行公開

処理中です...