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学園ロワイヤル編 1日目
1-1-12 命名?オリジナル魔法?
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調理室の中からはガタガタと物色している音がする。
引き出しから匂いがするのか、取り出し方が分からず無理やり引っ張り出そうとしているようだ。
夢中になってるようだし、このまま背後から心臓に剣をまた差し込んでやろうとそっと近づいたのだが、振り返って気付かれてしまった。
クソッ! 相変わらず敏感な奴らだ!
向こうはまだ腰に剣を刺したままだ……そのまま真正面から首を目掛けて思いっきり剣を差し入れた。
「ゲッ! マジかよ! クソッ!」
いくら経験が無いからと言っても、真正面から首に剣を刺し入れたら、当然まともに血飛沫を浴びるのは少し考えれば分かる事だ。
全身に返り血を浴び、腹立たしくケリを放って強引に剣を抜く……目の前のオークは失血死を狙い、後ろのオークに狙いを付けたのだが既に槍を構えて臨戦態勢だった。
剣と槍の間合いの差は2倍程ある……迂闊に飛び込むと刺されてしまう。
横で血を噴出して倒れている仲間を見たオークは、フゴフゴブヒブヒと大きな声で喚きだした!
クソッ、まさかコイツ仲間を呼んでるのか?
慌てて飛び掛かろうとした瞬間、レベルアップで白黒の世界になった。
『ん? 1体でレベルが上がった?』
『……そのようです。【殺害強奪】予想以上なチートですね。残った1頭でまたレベルが上がりそうです』
『システムちゃんは俺がポンポンレベルが上がるのは反対なのか?』
『……マスター、システムちゃんは嫌です。私に名前をお付け下さい。それと実力の伴わないレベルアップは将来的に危険です。弱いオークで地力をつける必要があるのです。MMOでもパワーレべリングが嫌いだったマスターならご存じなはずです』
『それもそうだな。でもこの返り血、何とかならないかな? 臭いし気持ち悪い……』
『……【クリーン】を使えば良いのではないですか? 確定キーを押すまでは、この亜空間内なら魔法の試射は何度でもできますよ』
『そうか、獲得確定にリターンキーを入れない限り、いろいろ試せるんだったな。じゃあ、早速【クリーン】おお! 綺麗になった! 凄いなこれ! なんか顔のべたつきなんかも無くなったぞ!』
『……マスター?』
『ああ、そうだったね、名前ね。うーん、シス子!』
『……却下です!』
『ユグドラシルの分体だからユグちゃん!』
『……悪くはないですが、ユグドラシル様とは別物ですので却下です!』
『ナビシステムだからナビー!』
『……却下です! 安易な物ばかり、ちゃんと考えてください! 私なんかどうでも宜しいのですね。悲しくなってきました……』
『いや、『ナビー』ってダメか? 俺がナビシステムって付けた由来はナビゲイト、ナビゲイターからきてるんだけどな。ナビゲイターってのは最高時速200kmほどで車を走らせる超危険なレースで、その車の助手席で運転者に先の道案内をする人なんだよ。当然そんな速度の車に乗るんだ、事故ればどっちも命の危険が有る……お互いに信用し合って2人で命を預け合っているパートナーなんだ。俺たちの世界で車のナビゲーターの代りをするシステムの事をカーナビって言ってるんだけど、俺が死んだらお前も一心同体なんだろ? 関係性はナビゲーターに似てないか? 俺をナビするナビゲーターのナビー、結構良くないか?』
『……運命共同体でパートナーですか。ナビゲーターのナビー。凄く良い名前に思えてきました! 少しお待ちください……現在この世界にナビーという名前はいませんね。フムフム過去に3人。マスター! 『ナビー』気に入りました! 今から『ナビー』とお呼びください! この世界でオンリーワンです!』
ウワー、結構チョロイ奴……楽でいいや!
『……聞こえてますが! チョロくて良かったですね! 楽できて良かったですね!』
『思考を読みやがった!……悪かったって! でも良い名前だろ?』
『……』
『そうだ、ポイント振らなきゃな! ウワッ! 後15分しかないじゃん!』
『……まぁ、良いでしょう。結構ポイントも奪ってますね。それ振れば余裕じゃないですか?』
『AP4ポイントも奪ってるのか! 本来はもらえるの9Pだったろ?』
『……そうです。それ以外はあのオークが持ってた技やスキルの熟練度レベルがポイント還元された物ですね』
『具体的にはどういう事だ? もっと分かり易く説明してくれ』
『……あのオークが持ってたのは【剣術】Lv3、【身体強化】Lv3、【気配察知】Lv2、【隠密】Lv2です。マスターが持っていなかった【気配察知】Lv2、【隠密】Lv2を奪って獲得していますよね。そして【剣術】Lv3、【身体強化】Lv3になってレベルが1つずつ増えているはずです。ですが元からLv2を持っていたので両方で差分4P使われずに還元されたのですね。足すと13ポイントになります』
やっぱり【気配察知】持ってたんだな……Lv2だとあの距離まで近づかないと分からないのか。
『AP13ポイントとステータスポイント128ポイントを振れるんだな……ここでオリジナルは創れるのか?』
『……不可能です。既存魔法はAPを振ればいいのですが、マスターのオリジナル魔法はこの亜空間内では創る事はできません。あくまでここはレベルアップ用の異空間です。APポイントを振り、それに見合った肉体に調整するための空間です。【クリーン】で消えてるように見える血も現実世界に戻れば被ったままなのでご注意を。目に入って目を瞑った隙を狙われ槍で刺されたりしないように』
『血も被った状態に戻るのか。うん、目は注意だな。あいつを倒せば直ぐレベルが上がるんだったな。でもさっきの奴、オークのクセに【剣術】Lv3とか油断できないな。俺より腕は上って事だよな?』
『……あくまで相手はオークです。同じ【剣術】Lv3でも全く別物です。油断はダメですけどオークがバカなのは事実です。剣術だけLv3でも馬鹿だと応用ができないので脅威ではないですね。それに普通はLv1か、Lv2までです。ですが、さっきの個体は技系スキルを4種も持ってました。もうすぐ上位種に進化する個体だったのかもしれませんね』
『上位種って、オークソルジャーとかか?』
『……そうです。格順にオークソルジャー、オークウォーリアー、オークナイト、オークジェネラル、オークキングですね。今のマスターでもナイト以上は即逃げしてください』
『やっぱ強いのか……よし決めた経験値も欲しいが、まずは目の前の敵だ!』
・【身体強化】Lv3→Lv5 9ポイント消費 残4ポイント
・【剣術】Lv3→Lv4 4ポイント消費 残0ポイント
これで楽勝だろう。試しに剣を振ってみたがさっきまでと全然違う。オークで負ける気がしない。
これ、まとめて5体ぐらい行けるんじゃないか? 間違いなく100mを6・7秒で走れるだろう。【身体強化】Lv10とかになったら、チーター抜かせるんじゃないか?
異世界怖え~、ポイント振るだけで人間辞められるんだぜ。やっぱ早急に俺だけでもガンガンレベル上げないとヤバいな。菜奈や他の娘たちを守んなきゃだよな……城崎さん狙いも注意がいるし、何より佐竹と遭遇したら即殺し合いになるはずだ。
皆の所に戻るの、ちょっとレベル上げてからにするかな。
『うわっ! もう時間切れか! よし、気合を入れ直して逝ってくる!』
『……マスターお気をつけて、逝ってらしゃいませ!」
『クククッ、お前も変に乗りいいよな』
リターンを押して戦場に戻ってくる。
すぐに襲ってきたが、心臓目掛けて突いてきた槍を軽くかわし、そのままの体の流れで剣を斜めに切り下げ、槍を持ってるオークの手を切り落とす。
後は首チョンパでまたレベルアップした。全く危なげなく倒せた……オークは俺の動きに全くついてこられなかったのだ。【身体強化】Lv5スゲーと思ってしまった。
『なんか余裕だったな』
『……そうですね。格差があり過ぎてあまり見ていても面白くないです』
『いやいや、危ない目に遭っちゃダメだろ! 何、危険な事言ってんだよ! 嫌だな~ナビーちゃん、そういうのはマジ止めてね? 面白そうとかで危険なエリアに誘導しないでね?』
あのオークは何持ってたのかな? どれどれ、【槍術】Lv1か。【嗅覚強化】Lv2はせっかくだし戻ったら未来ちゃんをクンクンしてみるか。獲得APはレベルアップポイントの12Pと奪った2Pで14Pか。SPも204Pあるから無駄にキープするよりどこかに割り振っておくかな。
・【剣術】Lv4→Lv5 5ポイント消費 残9ポイント
・【クリーン】獲得 1ポイント消費 残8ポイント
オークの血がどうしても気持ち悪いから、既存魔法の【クリーン】を取ることにした。
この生活魔法は、剣の血糊を落としたりもできるので、他にもいろいろ役立ちそうだ。
残り8Pは出てからオリジナルに使う。こっからはチートしまくってやる!
リターンを押して現実世界に戻った。すぐにMAPで周りを確認し警戒する。
よしゴフゴフ言ってたけど仲間は気付いてなかったようだ。
今のうちにオリジナル魔法の追加だ。
これもかなりチートだけど【殺害強奪】で奪ったポイントをこっちの世界でも振れるようにしときたいからな。
【魔法創造】
1、【カスタマイズ】
2、・ステータス画面上のカスタマイズが可能になる
・インベントリのカスタマイズが可能になる
・ステータスやHP・MPのポイントを操作できる
・アビリティポイントの操作ができる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
やっぱりできたか、【殺害強奪】と比べたら大したものじゃないもんな。
じゃあ、どんどん行こうか!
【魔法創造】
1、【マジックシールド】
2、・無属性魔法シールドを発生し、物理・魔法ともダメージを吸収し無効化する
・ダメージ吸収量は熟練レベルが反映される
・シールドの展開時間は熟練レベルが反映される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
まぁ、習得レベル制限はあるものの、これは既存であるから、創れて当然だよな。
【魔法創造】
1、【プロテス】
2、・物理防御力が上がる
・物理防御力の効果量及び効果時間は熟練度が反映される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
【魔法創造】
1、【シェル】
2、・魔法防御力が上がる
・魔法防御力の効果量及び効果時間は熟練度が反映される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
これもまたズルの極み系だけど、経験値増量が有りならいけるかな?
【魔法創造】
1、【獲得AP増量】
2、・レベルアップ時に得られるアビリティポイントが増量される
・得られる増加量は熟練度が反映される
・ON・OFFできる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
【魔法創造】
1、【獲得HP増量】
2、・レベルアップ時に得られるヒットポイントが増量される
・得られる増加量は熟練度が反映される
・ON・OFFできる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
【魔法創造】
1、【獲得MP増量】
2、・レベルアップ時に得られるマジックポイントが増量される
・得られる増加量は熟練度が反映される
・ON・OFFできる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
うわ~、全部認められちゃったよ……創主様本当にいいの? 後でやっぱり回収とかなしですよ?
【魔法創造】
1、【リストア】
2、・ユグドラシルのデータから対象の過去情報をラーニング
・闇属性の時間魔法で任意の時間まで対象物の時間を巻き戻す
・ナビーのサポートで適正時間を調整してもらえる
・巻き戻す時間により消費MPが比例して増える
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
よし、修復魔法も完成だ。これでAPも使い切ったな。
SPも204PあったがMPに100P攻撃力に104振って使い切った。
現在のステータスはこんな感じだ。
【小鳥遊龍馬】
HP:688
MP:432
レベル:4
種族:人族
性別:男
年齢:15
職業:・・・
攻撃力:712
防御力:589
敏捷力:693
知力:842
精神力:428
運:212
魅力 :340
SP:0
AP:0
《スキル》
《既存魔法》
【身体強化】Lv5
《生活魔法》
【クリーン】
《オリジナル魔法》
特殊支援系
【インベントリ】【ナビ・システム】
【カスタマイズ】【殺害強奪】【リストア】
【獲得経験値増量】Lv2【獲得AP増量】Lv1
【獲得HP増量】Lv1【獲得MP増量】Lv1
【周辺探索】Lv1
【マジックシールド】Lv1【プロテス】Lv1【シェル】Lv1
戦闘支援系
【剣術】Lv5
【槍術】Lv1
【隠密】Lv2
【気配察知】Lv2
【嗅覚強化】Lv2
結構凄い事になってる気がする。オークで俺に勝てるか?
『なあナビー、これでもナイトに勝てないか?』
『……マスターって頭逝ってるでしょ! なにめちゃくちゃやってるんですか! 1:1ならキングに勝てますよ!』
『えっ! そこまでなの? でもなんでナビーが怒るんだよ! 一心同体なんだから褒めてくれよ』
『……なんか理不尽過ぎて納得できません! 皆、死に物狂いの命がけでレベルアップするのに……何ですその【マジックシールド】Lv1でダメージ吸収1000って。オークじゃ削り切る前にマスターにボコボコじゃないですか。創主様が何考えてるのかさっぱり理解できません!』
『1000も吸収してくれるんだ? スゲーな! でもMP結構使うんだろ? 一応想定してSP100使ってMP量増やしたけど、432じゃ全然少ないよな?』
『……【リストア】以外、基本全部MP消費は5です』
『ん? 5って何が?』
『……初級魔法のMP消費量は全て5です。中級魔法で50、上級魔法で100です。本来【マジックシールド】のような上位スキルは種族レベル30以上にならないと獲得できないのですよ! どうして種族レベル4の人間が上級スキルをしれっと得ているんですか! それに獲得できてもLv1で1000吸収はありえないでしょ!』
『ナビーが怒る意味が解りません……死亡率が下がったのです。喜んでほしいのですが』
俺的にはやったぜ! 褒めて、褒めて~ってな気分なのに、ナビーは憤慨して褒めてくれない。
でも消費がたったの5って?
『ナビー、初魔法使ってみるのでサポートよろしく』
『……了解です。ですが【クリーン】にサポートはいらないのでは?』
『【リストア】を使って剣を新品のようにしたい。今持ってるやつの中ではどれが良い物か判るか?』
『……この部屋で先ほど倒した剣持ちのオークの物で、鋼の剣です。ちなみに今マスターが持っている物は鉄の剣です。錆びて刃もボロボロなのであまり切れないですよね』
『ありがとう。新品まで戻すのにMP結構使うか? 気絶とかしたらヤバいから、事前にいくら使うか分かるなら教えてほしい』
『……約6年分の巻き戻しで新品状態に戻ります。消費MPは300ですね。1年で約50消費されるようです。中級魔法扱いなのかもしれないですね。残が132もあれば問題ないと思いますので、剣の切れ味が上がった方が今後の展開が良くなると思われますのでGOです』
『解った』
先に血生ぐさいので【クリーン】!
オークは【インベントリ】に入れて、床も【クリーン】そして【リストア】。
武器が青白く発光して光が治まったら、そこには綺麗な剣があった! スゲーかっこいい!
『……鋼の剣は、初級冒険者から中級中位冒険者にかけて幅広く使われる汎用剣ですね。50万ジェニー前後で売られています』
『ジェニーってのはこの世界の通貨単位だったな? 50万の価値はどれぐらいだ?』
『……一般家庭の約3カ月分の収入ですね。平均月収は15万ぐらいです』
『結構高いんだな……3カ月分か。婚約指輪並とか装備品は高いな』
さて、時間を掛け過ぎても皆が心配する……あと数レベル上げて帰るかな。
一応メールだけは入れておこう……菜奈怒ると結構怖いし。
引き出しから匂いがするのか、取り出し方が分からず無理やり引っ張り出そうとしているようだ。
夢中になってるようだし、このまま背後から心臓に剣をまた差し込んでやろうとそっと近づいたのだが、振り返って気付かれてしまった。
クソッ! 相変わらず敏感な奴らだ!
向こうはまだ腰に剣を刺したままだ……そのまま真正面から首を目掛けて思いっきり剣を差し入れた。
「ゲッ! マジかよ! クソッ!」
いくら経験が無いからと言っても、真正面から首に剣を刺し入れたら、当然まともに血飛沫を浴びるのは少し考えれば分かる事だ。
全身に返り血を浴び、腹立たしくケリを放って強引に剣を抜く……目の前のオークは失血死を狙い、後ろのオークに狙いを付けたのだが既に槍を構えて臨戦態勢だった。
剣と槍の間合いの差は2倍程ある……迂闊に飛び込むと刺されてしまう。
横で血を噴出して倒れている仲間を見たオークは、フゴフゴブヒブヒと大きな声で喚きだした!
クソッ、まさかコイツ仲間を呼んでるのか?
慌てて飛び掛かろうとした瞬間、レベルアップで白黒の世界になった。
『ん? 1体でレベルが上がった?』
『……そのようです。【殺害強奪】予想以上なチートですね。残った1頭でまたレベルが上がりそうです』
『システムちゃんは俺がポンポンレベルが上がるのは反対なのか?』
『……マスター、システムちゃんは嫌です。私に名前をお付け下さい。それと実力の伴わないレベルアップは将来的に危険です。弱いオークで地力をつける必要があるのです。MMOでもパワーレべリングが嫌いだったマスターならご存じなはずです』
『それもそうだな。でもこの返り血、何とかならないかな? 臭いし気持ち悪い……』
『……【クリーン】を使えば良いのではないですか? 確定キーを押すまでは、この亜空間内なら魔法の試射は何度でもできますよ』
『そうか、獲得確定にリターンキーを入れない限り、いろいろ試せるんだったな。じゃあ、早速【クリーン】おお! 綺麗になった! 凄いなこれ! なんか顔のべたつきなんかも無くなったぞ!』
『……マスター?』
『ああ、そうだったね、名前ね。うーん、シス子!』
『……却下です!』
『ユグドラシルの分体だからユグちゃん!』
『……悪くはないですが、ユグドラシル様とは別物ですので却下です!』
『ナビシステムだからナビー!』
『……却下です! 安易な物ばかり、ちゃんと考えてください! 私なんかどうでも宜しいのですね。悲しくなってきました……』
『いや、『ナビー』ってダメか? 俺がナビシステムって付けた由来はナビゲイト、ナビゲイターからきてるんだけどな。ナビゲイターってのは最高時速200kmほどで車を走らせる超危険なレースで、その車の助手席で運転者に先の道案内をする人なんだよ。当然そんな速度の車に乗るんだ、事故ればどっちも命の危険が有る……お互いに信用し合って2人で命を預け合っているパートナーなんだ。俺たちの世界で車のナビゲーターの代りをするシステムの事をカーナビって言ってるんだけど、俺が死んだらお前も一心同体なんだろ? 関係性はナビゲーターに似てないか? 俺をナビするナビゲーターのナビー、結構良くないか?』
『……運命共同体でパートナーですか。ナビゲーターのナビー。凄く良い名前に思えてきました! 少しお待ちください……現在この世界にナビーという名前はいませんね。フムフム過去に3人。マスター! 『ナビー』気に入りました! 今から『ナビー』とお呼びください! この世界でオンリーワンです!』
ウワー、結構チョロイ奴……楽でいいや!
『……聞こえてますが! チョロくて良かったですね! 楽できて良かったですね!』
『思考を読みやがった!……悪かったって! でも良い名前だろ?』
『……』
『そうだ、ポイント振らなきゃな! ウワッ! 後15分しかないじゃん!』
『……まぁ、良いでしょう。結構ポイントも奪ってますね。それ振れば余裕じゃないですか?』
『AP4ポイントも奪ってるのか! 本来はもらえるの9Pだったろ?』
『……そうです。それ以外はあのオークが持ってた技やスキルの熟練度レベルがポイント還元された物ですね』
『具体的にはどういう事だ? もっと分かり易く説明してくれ』
『……あのオークが持ってたのは【剣術】Lv3、【身体強化】Lv3、【気配察知】Lv2、【隠密】Lv2です。マスターが持っていなかった【気配察知】Lv2、【隠密】Lv2を奪って獲得していますよね。そして【剣術】Lv3、【身体強化】Lv3になってレベルが1つずつ増えているはずです。ですが元からLv2を持っていたので両方で差分4P使われずに還元されたのですね。足すと13ポイントになります』
やっぱり【気配察知】持ってたんだな……Lv2だとあの距離まで近づかないと分からないのか。
『AP13ポイントとステータスポイント128ポイントを振れるんだな……ここでオリジナルは創れるのか?』
『……不可能です。既存魔法はAPを振ればいいのですが、マスターのオリジナル魔法はこの亜空間内では創る事はできません。あくまでここはレベルアップ用の異空間です。APポイントを振り、それに見合った肉体に調整するための空間です。【クリーン】で消えてるように見える血も現実世界に戻れば被ったままなのでご注意を。目に入って目を瞑った隙を狙われ槍で刺されたりしないように』
『血も被った状態に戻るのか。うん、目は注意だな。あいつを倒せば直ぐレベルが上がるんだったな。でもさっきの奴、オークのクセに【剣術】Lv3とか油断できないな。俺より腕は上って事だよな?』
『……あくまで相手はオークです。同じ【剣術】Lv3でも全く別物です。油断はダメですけどオークがバカなのは事実です。剣術だけLv3でも馬鹿だと応用ができないので脅威ではないですね。それに普通はLv1か、Lv2までです。ですが、さっきの個体は技系スキルを4種も持ってました。もうすぐ上位種に進化する個体だったのかもしれませんね』
『上位種って、オークソルジャーとかか?』
『……そうです。格順にオークソルジャー、オークウォーリアー、オークナイト、オークジェネラル、オークキングですね。今のマスターでもナイト以上は即逃げしてください』
『やっぱ強いのか……よし決めた経験値も欲しいが、まずは目の前の敵だ!』
・【身体強化】Lv3→Lv5 9ポイント消費 残4ポイント
・【剣術】Lv3→Lv4 4ポイント消費 残0ポイント
これで楽勝だろう。試しに剣を振ってみたがさっきまでと全然違う。オークで負ける気がしない。
これ、まとめて5体ぐらい行けるんじゃないか? 間違いなく100mを6・7秒で走れるだろう。【身体強化】Lv10とかになったら、チーター抜かせるんじゃないか?
異世界怖え~、ポイント振るだけで人間辞められるんだぜ。やっぱ早急に俺だけでもガンガンレベル上げないとヤバいな。菜奈や他の娘たちを守んなきゃだよな……城崎さん狙いも注意がいるし、何より佐竹と遭遇したら即殺し合いになるはずだ。
皆の所に戻るの、ちょっとレベル上げてからにするかな。
『うわっ! もう時間切れか! よし、気合を入れ直して逝ってくる!』
『……マスターお気をつけて、逝ってらしゃいませ!」
『クククッ、お前も変に乗りいいよな』
リターンを押して戦場に戻ってくる。
すぐに襲ってきたが、心臓目掛けて突いてきた槍を軽くかわし、そのままの体の流れで剣を斜めに切り下げ、槍を持ってるオークの手を切り落とす。
後は首チョンパでまたレベルアップした。全く危なげなく倒せた……オークは俺の動きに全くついてこられなかったのだ。【身体強化】Lv5スゲーと思ってしまった。
『なんか余裕だったな』
『……そうですね。格差があり過ぎてあまり見ていても面白くないです』
『いやいや、危ない目に遭っちゃダメだろ! 何、危険な事言ってんだよ! 嫌だな~ナビーちゃん、そういうのはマジ止めてね? 面白そうとかで危険なエリアに誘導しないでね?』
あのオークは何持ってたのかな? どれどれ、【槍術】Lv1か。【嗅覚強化】Lv2はせっかくだし戻ったら未来ちゃんをクンクンしてみるか。獲得APはレベルアップポイントの12Pと奪った2Pで14Pか。SPも204Pあるから無駄にキープするよりどこかに割り振っておくかな。
・【剣術】Lv4→Lv5 5ポイント消費 残9ポイント
・【クリーン】獲得 1ポイント消費 残8ポイント
オークの血がどうしても気持ち悪いから、既存魔法の【クリーン】を取ることにした。
この生活魔法は、剣の血糊を落としたりもできるので、他にもいろいろ役立ちそうだ。
残り8Pは出てからオリジナルに使う。こっからはチートしまくってやる!
リターンを押して現実世界に戻った。すぐにMAPで周りを確認し警戒する。
よしゴフゴフ言ってたけど仲間は気付いてなかったようだ。
今のうちにオリジナル魔法の追加だ。
これもかなりチートだけど【殺害強奪】で奪ったポイントをこっちの世界でも振れるようにしときたいからな。
【魔法創造】
1、【カスタマイズ】
2、・ステータス画面上のカスタマイズが可能になる
・インベントリのカスタマイズが可能になる
・ステータスやHP・MPのポイントを操作できる
・アビリティポイントの操作ができる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
やっぱりできたか、【殺害強奪】と比べたら大したものじゃないもんな。
じゃあ、どんどん行こうか!
【魔法創造】
1、【マジックシールド】
2、・無属性魔法シールドを発生し、物理・魔法ともダメージを吸収し無効化する
・ダメージ吸収量は熟練レベルが反映される
・シールドの展開時間は熟練レベルが反映される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
まぁ、習得レベル制限はあるものの、これは既存であるから、創れて当然だよな。
【魔法創造】
1、【プロテス】
2、・物理防御力が上がる
・物理防御力の効果量及び効果時間は熟練度が反映される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
【魔法創造】
1、【シェル】
2、・魔法防御力が上がる
・魔法防御力の効果量及び効果時間は熟練度が反映される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
これもまたズルの極み系だけど、経験値増量が有りならいけるかな?
【魔法創造】
1、【獲得AP増量】
2、・レベルアップ時に得られるアビリティポイントが増量される
・得られる増加量は熟練度が反映される
・ON・OFFできる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
【魔法創造】
1、【獲得HP増量】
2、・レベルアップ時に得られるヒットポイントが増量される
・得られる増加量は熟練度が反映される
・ON・OFFできる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
【魔法創造】
1、【獲得MP増量】
2、・レベルアップ時に得られるマジックポイントが増量される
・得られる増加量は熟練度が反映される
・ON・OFFできる
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
うわ~、全部認められちゃったよ……創主様本当にいいの? 後でやっぱり回収とかなしですよ?
【魔法創造】
1、【リストア】
2、・ユグドラシルのデータから対象の過去情報をラーニング
・闇属性の時間魔法で任意の時間まで対象物の時間を巻き戻す
・ナビーのサポートで適正時間を調整してもらえる
・巻き戻す時間により消費MPが比例して増える
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
よし、修復魔法も完成だ。これでAPも使い切ったな。
SPも204PあったがMPに100P攻撃力に104振って使い切った。
現在のステータスはこんな感じだ。
【小鳥遊龍馬】
HP:688
MP:432
レベル:4
種族:人族
性別:男
年齢:15
職業:・・・
攻撃力:712
防御力:589
敏捷力:693
知力:842
精神力:428
運:212
魅力 :340
SP:0
AP:0
《スキル》
《既存魔法》
【身体強化】Lv5
《生活魔法》
【クリーン】
《オリジナル魔法》
特殊支援系
【インベントリ】【ナビ・システム】
【カスタマイズ】【殺害強奪】【リストア】
【獲得経験値増量】Lv2【獲得AP増量】Lv1
【獲得HP増量】Lv1【獲得MP増量】Lv1
【周辺探索】Lv1
【マジックシールド】Lv1【プロテス】Lv1【シェル】Lv1
戦闘支援系
【剣術】Lv5
【槍術】Lv1
【隠密】Lv2
【気配察知】Lv2
【嗅覚強化】Lv2
結構凄い事になってる気がする。オークで俺に勝てるか?
『なあナビー、これでもナイトに勝てないか?』
『……マスターって頭逝ってるでしょ! なにめちゃくちゃやってるんですか! 1:1ならキングに勝てますよ!』
『えっ! そこまでなの? でもなんでナビーが怒るんだよ! 一心同体なんだから褒めてくれよ』
『……なんか理不尽過ぎて納得できません! 皆、死に物狂いの命がけでレベルアップするのに……何ですその【マジックシールド】Lv1でダメージ吸収1000って。オークじゃ削り切る前にマスターにボコボコじゃないですか。創主様が何考えてるのかさっぱり理解できません!』
『1000も吸収してくれるんだ? スゲーな! でもMP結構使うんだろ? 一応想定してSP100使ってMP量増やしたけど、432じゃ全然少ないよな?』
『……【リストア】以外、基本全部MP消費は5です』
『ん? 5って何が?』
『……初級魔法のMP消費量は全て5です。中級魔法で50、上級魔法で100です。本来【マジックシールド】のような上位スキルは種族レベル30以上にならないと獲得できないのですよ! どうして種族レベル4の人間が上級スキルをしれっと得ているんですか! それに獲得できてもLv1で1000吸収はありえないでしょ!』
『ナビーが怒る意味が解りません……死亡率が下がったのです。喜んでほしいのですが』
俺的にはやったぜ! 褒めて、褒めて~ってな気分なのに、ナビーは憤慨して褒めてくれない。
でも消費がたったの5って?
『ナビー、初魔法使ってみるのでサポートよろしく』
『……了解です。ですが【クリーン】にサポートはいらないのでは?』
『【リストア】を使って剣を新品のようにしたい。今持ってるやつの中ではどれが良い物か判るか?』
『……この部屋で先ほど倒した剣持ちのオークの物で、鋼の剣です。ちなみに今マスターが持っている物は鉄の剣です。錆びて刃もボロボロなのであまり切れないですよね』
『ありがとう。新品まで戻すのにMP結構使うか? 気絶とかしたらヤバいから、事前にいくら使うか分かるなら教えてほしい』
『……約6年分の巻き戻しで新品状態に戻ります。消費MPは300ですね。1年で約50消費されるようです。中級魔法扱いなのかもしれないですね。残が132もあれば問題ないと思いますので、剣の切れ味が上がった方が今後の展開が良くなると思われますのでGOです』
『解った』
先に血生ぐさいので【クリーン】!
オークは【インベントリ】に入れて、床も【クリーン】そして【リストア】。
武器が青白く発光して光が治まったら、そこには綺麗な剣があった! スゲーかっこいい!
『……鋼の剣は、初級冒険者から中級中位冒険者にかけて幅広く使われる汎用剣ですね。50万ジェニー前後で売られています』
『ジェニーってのはこの世界の通貨単位だったな? 50万の価値はどれぐらいだ?』
『……一般家庭の約3カ月分の収入ですね。平均月収は15万ぐらいです』
『結構高いんだな……3カ月分か。婚約指輪並とか装備品は高いな』
さて、時間を掛け過ぎても皆が心配する……あと数レベル上げて帰るかな。
一応メールだけは入れておこう……菜奈怒ると結構怖いし。
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