女神様から同情された結果こうなった

回復師

文字の大きさ
上 下
180 / 184
王都バスツアー編

4-8 握りずし?再出発?

しおりを挟む
 見かねた雅たちが擁護しにきてくれ、やっと正座から解放された。
 当然カエルローションの話になり、雅たちのツルツルでスベスベの肌に触り、その劇的な美肌効果に年長者たちは喰いついてきた。

「先生、その美肌ローション使ってみたいな~」

「「「私も使いたい」」」

「皆、それほど必要性無いじゃないか……皆、綺麗な肌だろう。それと美肌ローションじゃなくてカエルローションね」

「あなたのネーミングセンスなんかどうでもいいから、早く出しなさいよ!」

「大影先輩……そんなに必死にならなくても、十分綺麗な肌ですよ」
「ごめんなさい……また語気が荒くなってました……それと、ちゃんと美紀って呼んで……」

 わざと大影先輩って言ったら予想以上にシュンとなってしまった。

「カエルローションはそんなに沢山ないので、俺が管理します」

「じゃあ、私とカエル狩りに行きましょう。食べても美味しいのよね? それに湖周辺に他に食材はないのかな?」

 採取好きな桜が他の食材の事を聞いてきた。

「これとか、もう少し欲しいとは思っている……」

 【インベントリ】から魚を1匹取り出す。

「鮭? 大きいけど鮭よね?」

「うん。カエルのオスを狩った時に、周りに浮いてきた魚の中に何匹か混じってたんだけど……もう直ぐ産卵に入るようで、メスは卵を持っていたんだ」

「「「イクラ丼!」」」

「そこはイクラって言おうよ! なんで卵のうちから丼扱いなんだよ!」

「シャケが遡上してくるんだね? 季節ものだろうし、是非欲しいわね……」

「後、湖から出ている支流の何本かで、ハマグリサイズの大きなシジミも獲れるみたいだね。食材なら後はナマズや水牛が美味しいそうだよ」



 一度皆をログハウスのリビングに集めて、再度採取や狩りに向かうか話し合う事にした。

「ルフィーナとか採取が得意なんだろ? 詳しくないか?」
「そうですね……湖の周辺なら、辛い香草がお薦めです。あれを人参に少し付けて齧るととても美味しいです」

『……ワサビの事を言っているようですね。鮭の遡上する川の支流に群生しています。シジミもその支流で獲れるので行ってみてはどうですか?』

 一カ所で色々獲れるなら良いかもね。

「ルフィーナの言ってる辛い香草ってこれの事だろ? これは既に擦って直ぐ食べられるようにしてあるものなんだけど、どうかな?」

 練りチューブのワサビを出して、少量小皿に出して渡してみる。
 ルフィーナはクンクン匂いを嗅いだ後、指で少量すくってペロリと舐めた。

「クッ~~~! ご主人様これです! 緑辛草です!」

 人参スティックを出してあげたら、嬉しそうにワサビを付けて齧っていた……短い尻尾がフリフリされていて可愛い。

 美味しそうに食べるルフィーナを見て、チロルが味見して涙目になっている……これもなんか可愛い。


『……ルフィーナを連れて行けば、ハコベやナズナ、セリなんかも採取できそうですね。春になればもっと色々採取できるのですが、この時期はキノコ類や自然薯とかのほうが美味しいですね』

『そうだな……牛も美味しいんだよな?』
『……前回はヌーの群れに近い個体でしたが、今回はバッファローに近い魔獣ですね。というより水牛です。ウォーターバッファローという名ですので……』

『なんのひねりも無く水牛だね……美味しいの』
『……らしいです。少し硬めのお肉だそうですが、煮込み料理には最適だそうです』


「龍馬君、行こうよ! 優先順位はカエル>鮭>水牛>シジミ>ワサビ>ナマズ>周辺のキノコや薬草でいいよね?」

「でも、今日は時間あまり無いしね……あと2時間もすれば日が暮れちゃうよ」
「じゃあ、明日の朝一から行こうよ」

「ちょっと待ってくれないか! いくらあの凄く速い鉄の乗り物が有って、当初の予定より早く着くといっても、私もできるだけ急いで王都に戻りたいのだよ……」

「あっ……バグナーさん、ごめんなさい……すっかり忘れてました」
「サクラさん……依頼料を通常の倍出しても、食事代にもなってないかもしれないが……一応私が護衛の依頼主で、できるだけ早く王都に戻りたいんだ……」

 まぁ、桜たちは物珍しさも有って、この世界の高級食材を惜しみなく使ってるからね。一通り調理し終えるまでは色々な食材を試すだろうから、暫くは高級食材が続くだろう。

「桜、とりあえず王都入りしよう。ワニを狩った場所に地点登録はしてきたから、王都で一段落してから来ないか?」

「そうね……分かった。皆もそれで良い?」
「「「はーい」」」

「じゃあ、夕飯まで少し時間があるので、美肌ローション出してよ」

「「「美肌ローション?」」」
「桜先輩? 美肌ローションって何ですか?」

 あぁぁ……お屋敷で話を聞いてなかった組まで興味を持っちゃったよ。特に山本先生が興味津々だ……確か28歳だったかな……マイヤーまで聞き耳を立てている。

「美肌ローションじゃないよ、カエルローションだよ……カエルの背中から採ったネバネバの液体だよ。気持ち悪いよ?」

「龍馬君……なんでそうやって嘘吐くの? 私、嘘吐きは嫌いだって言ってるよね? どうして出し惜しみするのかな?」

「だって1匹から採れる量ってそれほど多くないんだよ……この人数で定期的に使われてしまったら、何日もしないうちにカエル狩りに行かなきゃいけなくなるじゃないか……」

「ん、でも5倍ぐらいにお湯で薄めて使える……パック的に使うなら少量で済む」
「そうだけど……雅、カエルパック気に入ったのか?」

「ん、ツルツルのスベスベ。あれは凄く良い物」

 皆が雅に群がって触りまくっている。

「龍馬君……まさかとは思うけど……パック的に使うんじゃなくて、雅たちに使ったみたいに無駄に使うローションプレイがしたいって事じゃないよね?」

 はい、そうです。桜、美弥ちゃん、未来とローションプレイがしたいです……でも、皆の前では流石に言えない。

「今度私が相手になって使わせてあげるから……ね? ケチらないで出してくれるよね?」

 桜が相手してくれるなら文句はない! むしろ大歓迎だ! カエル2匹分のローションを強化ビンに入れ桜に手渡す……ハーブとオレンジの2種の香りを楽しんでもらうためだ。

 態度が急に変わって皆には少し引かれたが、そんな事は桜とのヌルヌルプレイと比べたら大した事じゃない。


「むぅ~~! 兄様、顔がエッチィです!」
「あれを塗ってマッサージすると、めっちゃ気持ち良いので菜奈にも後でやってあげるよ」

 菜奈が超不機嫌なので、ご機嫌を取っておく……菜奈はしっかりフォローしておかないと、いつ不満が爆発するかもしれない危険人物だからね。


 女子たちはカエルローションを持って、全員直ぐにお風呂に向かった。
 そう……レイラさんたちも含めた女子全員だ。


「セバス……マイヤーもまだ美には執着が有るんだな」
「はい。歳より若く見える事を自慢しているほどですからね……私もその方が嬉しいので、それなりにお金は使わせていました」

「そうか……ならこれをあげよう。お風呂上りに使うといい。顔に付ける化粧水と乳液だ。桜たちのような肌になるだろう。使い方があるそうなので、うちの娘たちの誰かに聞くと良い」

「ありがとうございます! 妻も喜ぶと思います」


 肌を大事にするなら、乳液やら化粧水とかにやたらお金が要るからね……若い頃からやってないと、老後に差が出るそうだ。特に紫外線対策は大事なんだと菜奈が言っていた……そういえば菜奈は結構お高い日焼け止めを使っていたな……50mlで6千円ほどの日焼け止めクリームだ。

 コンビニで1000円ほどの物が有るよって言ったら、『シミができたらどうするのよ! 責任とって菜奈と結婚してくれるの? 兄様が色白好きだから高いの付けてるのに!』って言われた事がある。



 俺は女子が居ない間に、ログハウスの武器工房へ籠った。ちょっと面白い事を考え付いたからだ……クッククッ……想像しただけでにやけてしまう。



 まだ日のあるうちに、騎士の虐めを止めさせるために、お昼同様の立食会を行った。

 女子たちはカエルローション効果で皆ご機嫌さんだ。料理部はノリノリで美味しいものを作ってくれた。

 夕飯のメニュー

 ・スッポン鍋(バイトタートル使用)
 ・カニ鍋(シザークラブ使用)
 ・オークステーキ
 ・牛ステーキ(ロース使用)
 ・握りずし(シャケ・イクラ・カニ(生と茹で)・ウナギ・牛タタキ・塩カルビ・ダシ巻き卵)
 ・米飯、パン


「うちの執事のセバスに聞きました。こういう立食形式の場合、多少の食器はお持ち帰りしても良いそうですね。こちら側がそういう事を知らなかったので、お昼に食器を持ち帰ろうとした騎士を責めるのはもう止めてください」

「リョウマ殿、確かに若い騎士の中にはそういう行為を行うものも居ますが、普通は行儀の悪い愚かな行為として捉えています」

「行儀は確かに悪いですが、貧乏騎士の援助って意味も有るそうじゃないですか? こちら側としては問題にしたくないので、ここだけの事としてもう許してあげてください」

「それは上にも報告するなという事ですか?」
「そうです。お昼から夕方まで、ネチネチと3人を責めたのでしょう? もうそれで十分でしょう? こちらが罪を問わないと言っているのに、ネチネチといびって……うちの三田村から聞きましたが、その若い3人の騎士はそれほど悪い人とは思えないそうです。それに、うちの娘たちが今の状況を不快に思っています」

「申し訳ありません……では、3人の処分は今回私の一存で何も無かった事に致します。ご配慮感謝します。ほら、お前たちも……奥方様たちに感謝するのだな」

「「「申し訳ありませんでした! 二度とこのような恥ずかしい行為は致しません!」」」

 茜が出てきて、一言答えた。

「はい、謝罪をお受けします。でも今回も食器は持って行かないでくださいね。幾ら安い品でも、持って行かれると後で私たちが困りますので」



 俺の苦労も知らず、三田村先輩は握りずしをバクバク食っていた。

「ウナギめっちゃウマッ! イクラも本物のヤツだな! 可愛い娘に握ってもらっているから100倍旨いな!」
「三田村先輩……またそういう余計な事を……」

 綾と亜姫と優ちゃんの3人が握ってくれていたのだが、めっちゃ引いてるよ。
 あ……優ちゃん介護用手袋付けちゃったよ。

「違うんだ……なんかごめん……」

 余計な事を言うから、磯崎さんまで睨んでる……。

 でも、確かに美味しい。この世界で寿司が食べられるとは思っていなかった。海に行っていないからネタは少ないが、有る食材でよくこれだけ作れたものだ。

「ご主人様、カニ美味しいです!」
「リョウマ君、このカメ鍋も最高ね!」

 レイラさんたち、王都に着いたらちゃんと出て行ってくれるんだろうな……心配になってきた。



 立食会は盛況に終えた。特に握りずしは好評だった。
 これでこの後の道中、三田村先輩たちが騎士たちとぎくしゃくしなきゃいいけどな~。


 翌朝、騎士たちより先に俺たちは出発する。
 テントを片付ける手間もいらないし、騎士より後だとバスが通れないからだ。



 さて、少し飛ばして今日中に王都に行こうかね。

 ***********************************************
 お読みくださりありがとうございます。

 責められた騎士の1人が、皆を巻き込んだトレイン自殺を図るというネタを仕込むつもりでしたが、進行が遅すぎるかなと思い止めました。

 その為の食器泥棒だったのですが……機会があれば別口でまた考えます。
しおりを挟む
感想 523

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~

夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。 が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。 それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。 漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。 生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。 タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。 *カクヨム先行公開

処理中です...