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最高のもっふもふを目指して!
もふもふLv3→4→5→Lv6&ウルル
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「ねぇ、うちに来ない?」
私は思わず泣きそうなるが、すぐに立ち上がり返事をする。
「行きたいっ!」
そして、私はアジノの胸に飛び込んだ。
子供であるアジノの体は、私の体を受け止めきれずにゴロンと後ろに倒れた。
雨が降った後だった事もあり、ゴロンの後にベチャリという音がした。
私はやっちまったと思い、慌ててごまかすようにペロリとアジノの頬を一舐めした。
「……すごい。まるで言葉を理解してるみたい」
ほんとに理解しているんだけどね。
アジノは胸に飛び込んでしまった私の事を不快には思っていないようだった。
ゴロンと木の陰から出た顔、その視線の先は雲ひとつない青空で、表情に出ないものの私の事を驚いているようだった。
すでに両親とは話を付けていたのだろう。
アジノの家に着くと、堂々と家の玄関から風呂場まで一直線で連れてかれた。
ただ、家の中に入る時の事なのだが、足に付いた汚れ等があるためにちょっと躊躇してしまったのは言うまでもない。
「今から洗うけど、逃げないでね?」
「むしろお願いします!」
私はわしゃわしゃと洗われた。
今度は普通の石鹸のようで、肌がピリピリする事もない。
「泡を洗い流すね」
「お願いします」
ざばー!
顔からお湯をぶっ掛けられる。
当然だが、くるのが分かっていたので目を閉じ息を止めることができた。
これが私で無ければ気管にお湯や石鹸の泡が入り込んだ可能性が高い。
やっぱり、今までに犬を飼った経験はなさそう……。顔周りは急がずに丁寧に洗おう?ま、私の場合は一声かけてからのざばー!の方が早いからいいけどね。
「よし」
洗い終わった事を悟った私は、ブルブルさせて全身から水滴を飛ばした。
「……むー」
目の前にいたアジノはその水滴の被害に遭いジト目で私を見ていた。
「ご、ごめん……」
普通の石鹸で洗われたせいか、アジノの指先が私の肌を撫でていくときに毛に妙な引っかかりを感じる。
私の前世である人間知識によると、ボディソープで髪を洗ったかのような感じらしい。
私を洗い終わると、にびしょびしょだったアジノは服を脱ぎ自身もお風呂を済ませる。
その後、ドライヤー等が無い為か体をタオルで入念に拭かれた。
ちなみに、私が汚してしまった床の掃除はアジノの父親がやってくれていたらしい。
そして、いよいよその時が来た。
生き物を飼うならば必須と言える重要イベントで、私にとっては輪をかけて重要なイベントだ。
未だ毛が乾かない私やアジノ、そしてアジノの両親がそのイベントの為にリビングに集まった。
「じゃぁ、そろそろその子の名前を決めるとしましょうか!」
明るくハキハキとした口調でそう言ったのはアジノの母親だった。
アジノやアジノの父親とは違い物静かな感じはせず、明るく元気な印象。
ちなみに、アジノの母親の名前はミリーヌで、父親はフェルと言うらしい。
私の名前決めイベントきたーーー!!!!
「うん」
「そうだな」
明るく元気な母親ミリーヌに物静かな父とその娘アジノが簡素な感じで同意する。
「私のなまえかぁ……」
今まで考えた事なかったけど、ここで決まった名前でずーっと呼び続けられると思うと私にとってかなり重要イベントだ!
変な名前が付けられないようにする為にも、姿勢をよくして頭良さそうに見せないと!
だらしなく寝そべってたからって、ゴロ美 とか ゴロりん みたいな名前が付いたら恥ずかしくてもうお外歩けない!!
私は姿勢を正すように両足を揃え、顔を上げて座った。
個人的にはカッコイイのがいいなぁ。
私の人間知識から引っ張り出すと、星の名前とか割といい気がする、シリウスとかスピカとかアルタイル、レグルス、アルナイル、アルファルドなんかも捨てがたい……。
私は白い狼なんだし無難にハクロウ、白のドイツ語でヴァイスもありかなー。
かっこよさはないけど、ミルクやシロくらいなら我慢してもいいかな?
「……ん。ゴロリゲスはどう?」
「なんですとっ!?」
ゴロリゲスってなに!?
つーかどうやってそこに行き着いた!!
あ、ありえないよっ!アジノちゃん!!
「い、一応聞くけどどういう意味なの?」
「最初に出会った時にね。ゴロリしてお腹を見せてくれたから」
そこからきたのかゴロリゲス!!
くぅ!やっぱ第一印象って大事なんだね!
失敗したこんちくしょー!
「えーと、最後のゲスは何かしら?」
「"げんき"で"すばやい"いからゲス」
「そ、そう……。でも、さすがにそれは却下ね」
私は必死で首を縦に振り却下に同意した。
「むぅ……」
却下されて不満そうに次の名前を考えるアジノ。
そんなアジノちゃんとは対照的に私は内心ホッとしたのだった。
そして、アジノの母親には絶対忠誠を誓う事を心に決めた。
ありがとう!アジノちゃんのお母さんのミリーヌ様!一生付いて行きますぜ!!
「そうだな。さとうなんてどうだろうか?」
さとう?佐藤かな?
「一応聞くけど、どういう意味?」
「深い意味はないよ。白いから調味料の砂糖」
砂糖じゃなく佐藤と思えば我慢できなくもない気もする……。
んー……。でもやっぱり違うのがいいなぁ。
「シンプルすぎね。それになんだか味気ない感じがするわね」
「甘いはずだけど……」
「おだまりっ!」
しかし、アジノちゃんもその父親のフェルもネーミングセンスがないっぽいなぁ。
これはやはりミリーヌ様に期待するしかないのかも。
せめてミルクやシロレベル以上でありますように!!
私はまるで神に祈る思いでミリーヌ様を見た。
「……ゴロリ丸」
「ゴロリから離れなさい!却下です!!」
「……塩ならどうだろう?」
「あなたは調味料から離れなさい!可愛くもないし、かっこ良くもないでしょ!!」
そうだそうだ!
もうちょっと、まともなのにしてくれ!!
「「むぅ」」
フェルとアジノ、二人揃って不満そうに考える姿はまさに親子だった。
そんな親子の姿に苦笑を浮かべつつ、ついにミリーヌ様が名前を提案する。
「そうねぇ、シロップなんてどう?白いし女の子みたいだし可愛いでしょ?」
カッコイイわけじゃないけど、普通に妥協点は超えたー!
これなら変な名前になる事はなさそうでよかったー!
「……却下」
「なんでよ?」
「それなら砂糖でもいいじゃないか」
いやいや、砂糖よりはかなりマシだと思うけど?
「はぁ……。仕方ないわね別の名前にしましょう。だから砂糖も却下ね?」
シロップも砂糖もそう変わらないと思ったのだろう。
アジノの父フェルは不満そうにムスっとしていた。
「……じゃぁ、しろごはん」
「それも却下ね」
「……むぅ」
ミリーヌ様の言うとおり!
しろごはんにするくらいならシロだけの方がまだいいよ!
「それじゃあ……」
それからも色々な没ネームが量産された。
だが、やはりと言うべきか最後はアジノの母ミリーヌの案が採用となった。
アジノとその父フェルのネーミングセンスのなさに、内心焦っていた私は座っていただけなのにドッと疲れたのだった。
そして、この時より私はウルルになった。狼に似ている点と女の子というところから、ウルフとガールでウルルという名前にしたそうな。
「狼に似ているんじゃなくて、狼なんだけどねー。好都合だけどなんでバレないんだろー?」
その理由は簡単だ。
まず、狼は決して人には懐かないと思われていた点。
そして、狼と犬の交雑によって生まれた狼犬を飼っている人がいる点だ。
つまりだ、人に対して好意的に見えるように振舞っていた事と、狼犬が広く認知されていた事により無意識に純潔の狼とは誰も考えなかったのだ。
「でもやっぱり……。もっと、カッコイイ名前が良かったなー……」
妥協できる範囲にはあるものの、可愛いよりカッコイイがいいなと思う私だった。
それから数日が過ぎたある日の事だった。
アジノと散歩に出かけた私は、その道中でやたらと偉そうな女の子に出会った。
「ふふっ、貧相な犬ですこと。やはりこの町にいる犬もたいした事なさそうね」
な、なんだ?
こっちを見て、いきなり失礼な事を言う子供は……。
年はアジノより1つか2つ上かという感じの偉そうな感じの女の子で、見た感じ服装も裕福そうに見えた。
「うげっ……。お、お前は……」
そこに、アルベスと散歩をしていたアグまでやってきた。
「あら?誰かと思えばアグじゃないの。少しはまともな飼い主らしくなったのかしら?」
「俺は元からまともな飼い主だっ!」
「あんな、無様をさらしておいて?元からまともですって?面白すぎてヘソで紅茶が沸いちゃいますわ」
「ぐぬぬぬ……」
よく分からんが、アグとこの失礼な女の子は知り合いらしいな。
まともな飼い主とか無様とか言ってるあたり、犬関連の因縁の間柄ようだ。
「まだ、この町に来たばかりですけど、パッと見た感じまた私の圧勝のようですわね!」
「そ、そんな事ないぞ!特に、そこの白い犬のウルルは超が付くほど賢いんだからな!!」
「は?」
「……アグ、それってどういうこと?」
アグの言っている意味が分からない私とアジノだった。
私は思わず泣きそうなるが、すぐに立ち上がり返事をする。
「行きたいっ!」
そして、私はアジノの胸に飛び込んだ。
子供であるアジノの体は、私の体を受け止めきれずにゴロンと後ろに倒れた。
雨が降った後だった事もあり、ゴロンの後にベチャリという音がした。
私はやっちまったと思い、慌ててごまかすようにペロリとアジノの頬を一舐めした。
「……すごい。まるで言葉を理解してるみたい」
ほんとに理解しているんだけどね。
アジノは胸に飛び込んでしまった私の事を不快には思っていないようだった。
ゴロンと木の陰から出た顔、その視線の先は雲ひとつない青空で、表情に出ないものの私の事を驚いているようだった。
すでに両親とは話を付けていたのだろう。
アジノの家に着くと、堂々と家の玄関から風呂場まで一直線で連れてかれた。
ただ、家の中に入る時の事なのだが、足に付いた汚れ等があるためにちょっと躊躇してしまったのは言うまでもない。
「今から洗うけど、逃げないでね?」
「むしろお願いします!」
私はわしゃわしゃと洗われた。
今度は普通の石鹸のようで、肌がピリピリする事もない。
「泡を洗い流すね」
「お願いします」
ざばー!
顔からお湯をぶっ掛けられる。
当然だが、くるのが分かっていたので目を閉じ息を止めることができた。
これが私で無ければ気管にお湯や石鹸の泡が入り込んだ可能性が高い。
やっぱり、今までに犬を飼った経験はなさそう……。顔周りは急がずに丁寧に洗おう?ま、私の場合は一声かけてからのざばー!の方が早いからいいけどね。
「よし」
洗い終わった事を悟った私は、ブルブルさせて全身から水滴を飛ばした。
「……むー」
目の前にいたアジノはその水滴の被害に遭いジト目で私を見ていた。
「ご、ごめん……」
普通の石鹸で洗われたせいか、アジノの指先が私の肌を撫でていくときに毛に妙な引っかかりを感じる。
私の前世である人間知識によると、ボディソープで髪を洗ったかのような感じらしい。
私を洗い終わると、にびしょびしょだったアジノは服を脱ぎ自身もお風呂を済ませる。
その後、ドライヤー等が無い為か体をタオルで入念に拭かれた。
ちなみに、私が汚してしまった床の掃除はアジノの父親がやってくれていたらしい。
そして、いよいよその時が来た。
生き物を飼うならば必須と言える重要イベントで、私にとっては輪をかけて重要なイベントだ。
未だ毛が乾かない私やアジノ、そしてアジノの両親がそのイベントの為にリビングに集まった。
「じゃぁ、そろそろその子の名前を決めるとしましょうか!」
明るくハキハキとした口調でそう言ったのはアジノの母親だった。
アジノやアジノの父親とは違い物静かな感じはせず、明るく元気な印象。
ちなみに、アジノの母親の名前はミリーヌで、父親はフェルと言うらしい。
私の名前決めイベントきたーーー!!!!
「うん」
「そうだな」
明るく元気な母親ミリーヌに物静かな父とその娘アジノが簡素な感じで同意する。
「私のなまえかぁ……」
今まで考えた事なかったけど、ここで決まった名前でずーっと呼び続けられると思うと私にとってかなり重要イベントだ!
変な名前が付けられないようにする為にも、姿勢をよくして頭良さそうに見せないと!
だらしなく寝そべってたからって、ゴロ美 とか ゴロりん みたいな名前が付いたら恥ずかしくてもうお外歩けない!!
私は姿勢を正すように両足を揃え、顔を上げて座った。
個人的にはカッコイイのがいいなぁ。
私の人間知識から引っ張り出すと、星の名前とか割といい気がする、シリウスとかスピカとかアルタイル、レグルス、アルナイル、アルファルドなんかも捨てがたい……。
私は白い狼なんだし無難にハクロウ、白のドイツ語でヴァイスもありかなー。
かっこよさはないけど、ミルクやシロくらいなら我慢してもいいかな?
「……ん。ゴロリゲスはどう?」
「なんですとっ!?」
ゴロリゲスってなに!?
つーかどうやってそこに行き着いた!!
あ、ありえないよっ!アジノちゃん!!
「い、一応聞くけどどういう意味なの?」
「最初に出会った時にね。ゴロリしてお腹を見せてくれたから」
そこからきたのかゴロリゲス!!
くぅ!やっぱ第一印象って大事なんだね!
失敗したこんちくしょー!
「えーと、最後のゲスは何かしら?」
「"げんき"で"すばやい"いからゲス」
「そ、そう……。でも、さすがにそれは却下ね」
私は必死で首を縦に振り却下に同意した。
「むぅ……」
却下されて不満そうに次の名前を考えるアジノ。
そんなアジノちゃんとは対照的に私は内心ホッとしたのだった。
そして、アジノの母親には絶対忠誠を誓う事を心に決めた。
ありがとう!アジノちゃんのお母さんのミリーヌ様!一生付いて行きますぜ!!
「そうだな。さとうなんてどうだろうか?」
さとう?佐藤かな?
「一応聞くけど、どういう意味?」
「深い意味はないよ。白いから調味料の砂糖」
砂糖じゃなく佐藤と思えば我慢できなくもない気もする……。
んー……。でもやっぱり違うのがいいなぁ。
「シンプルすぎね。それになんだか味気ない感じがするわね」
「甘いはずだけど……」
「おだまりっ!」
しかし、アジノちゃんもその父親のフェルもネーミングセンスがないっぽいなぁ。
これはやはりミリーヌ様に期待するしかないのかも。
せめてミルクやシロレベル以上でありますように!!
私はまるで神に祈る思いでミリーヌ様を見た。
「……ゴロリ丸」
「ゴロリから離れなさい!却下です!!」
「……塩ならどうだろう?」
「あなたは調味料から離れなさい!可愛くもないし、かっこ良くもないでしょ!!」
そうだそうだ!
もうちょっと、まともなのにしてくれ!!
「「むぅ」」
フェルとアジノ、二人揃って不満そうに考える姿はまさに親子だった。
そんな親子の姿に苦笑を浮かべつつ、ついにミリーヌ様が名前を提案する。
「そうねぇ、シロップなんてどう?白いし女の子みたいだし可愛いでしょ?」
カッコイイわけじゃないけど、普通に妥協点は超えたー!
これなら変な名前になる事はなさそうでよかったー!
「……却下」
「なんでよ?」
「それなら砂糖でもいいじゃないか」
いやいや、砂糖よりはかなりマシだと思うけど?
「はぁ……。仕方ないわね別の名前にしましょう。だから砂糖も却下ね?」
シロップも砂糖もそう変わらないと思ったのだろう。
アジノの父フェルは不満そうにムスっとしていた。
「……じゃぁ、しろごはん」
「それも却下ね」
「……むぅ」
ミリーヌ様の言うとおり!
しろごはんにするくらいならシロだけの方がまだいいよ!
「それじゃあ……」
それからも色々な没ネームが量産された。
だが、やはりと言うべきか最後はアジノの母ミリーヌの案が採用となった。
アジノとその父フェルのネーミングセンスのなさに、内心焦っていた私は座っていただけなのにドッと疲れたのだった。
そして、この時より私はウルルになった。狼に似ている点と女の子というところから、ウルフとガールでウルルという名前にしたそうな。
「狼に似ているんじゃなくて、狼なんだけどねー。好都合だけどなんでバレないんだろー?」
その理由は簡単だ。
まず、狼は決して人には懐かないと思われていた点。
そして、狼と犬の交雑によって生まれた狼犬を飼っている人がいる点だ。
つまりだ、人に対して好意的に見えるように振舞っていた事と、狼犬が広く認知されていた事により無意識に純潔の狼とは誰も考えなかったのだ。
「でもやっぱり……。もっと、カッコイイ名前が良かったなー……」
妥協できる範囲にはあるものの、可愛いよりカッコイイがいいなと思う私だった。
それから数日が過ぎたある日の事だった。
アジノと散歩に出かけた私は、その道中でやたらと偉そうな女の子に出会った。
「ふふっ、貧相な犬ですこと。やはりこの町にいる犬もたいした事なさそうね」
な、なんだ?
こっちを見て、いきなり失礼な事を言う子供は……。
年はアジノより1つか2つ上かという感じの偉そうな感じの女の子で、見た感じ服装も裕福そうに見えた。
「うげっ……。お、お前は……」
そこに、アルベスと散歩をしていたアグまでやってきた。
「あら?誰かと思えばアグじゃないの。少しはまともな飼い主らしくなったのかしら?」
「俺は元からまともな飼い主だっ!」
「あんな、無様をさらしておいて?元からまともですって?面白すぎてヘソで紅茶が沸いちゃいますわ」
「ぐぬぬぬ……」
よく分からんが、アグとこの失礼な女の子は知り合いらしいな。
まともな飼い主とか無様とか言ってるあたり、犬関連の因縁の間柄ようだ。
「まだ、この町に来たばかりですけど、パッと見た感じまた私の圧勝のようですわね!」
「そ、そんな事ないぞ!特に、そこの白い犬のウルルは超が付くほど賢いんだからな!!」
「は?」
「……アグ、それってどういうこと?」
アグの言っている意味が分からない私とアジノだった。
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