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最高のもっふもふを目指して!
兄弟達のその後
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「ねぇ、また大きくなったんじゃない?」
「だね~。もう今のリーダーくらいありそう」
そんな話をしだしたのは俺の兄弟達だった。
当然だが、チビのあいつはいないけどな……。
俺の所為で母さんとあいつが群れからいなくなってしまった。
だが、いつまでも落ち込んでもいられない。
「まだまだだ。今の俺じゃリーダーには勝てない」
「体の大きさの話じゃないの?」
「大きさもまだ負けてる」
一度やりあったからわかる。
リーダーは強い、体の大きさも力も確かに群れの中では一番だ。
その体の大きさと力を利用した力押しの戦い方を好んでもいた。
でもそれだけだ。
そういうやり方じゃいけない事を俺はもう知っている。
経験も賢さだって必要なんだ。
それをあいつから学んだ。
「まだって事はもしかして?」
「ああ、俺はいつかリーダーより強くなってみせる」
「かっこいい!」
んでもって、あいつを群れに戻してやるんだ。
俺の所為で追放させてしまったあのチビをな。
同時刻のあのチビ。
「いやぁ、困っちゃうなー。えへへー、もうそんなにお肉は食べられないよー。でも、明日食べるから捨てないで置いてー……。ぐへっ、ぐへへへっ……(妄想中)」
「そろそろ、おしゃべりは無しだ。獲物が近い」
獲物の匂いが濃くなり、狼の優れた嗅覚が近い事を教えてくる。
「うん」
「分かった」
「まかせて」
俺の兄弟達はそれを聞いて自分の役割を理解しバラバラに走り去って行った。
もう、子供の時のような競争はしない。
協力して狩をする事を俺達は覚えた。
どれもあのチビに教わった事だ。
「まったく、あのときの俺はホントにバカだった……」
俺は物陰に隠れ、一人反省をした。
これから俺がするのはチビがしてた待ち伏せだ。
なんせ、今狙っている相手は雄の鹿だ。
頭には立派な角を持ち、後ろ足による蹴りが危険な相手。
だが、そんな鹿も待ち伏せで喉元さえ抑えれば怖くはない。喉元に喰らい付けば、角も後ろ足による蹴りも飛んでくる事はないのだから。
「よーし!逃げろ逃げろー!」
「もう!ふざけないのっ!それよりもっと右側に寄せて!」
「りょうかーい!」
連携も今ではバッチリだ。
後は俺がミスしなければ、しっかり仕留められる。
狩で力をつけて、今のリーダーを追い越し、母さんの仇の熊も倒して、あのチビが群れに戻ってこれるようにしないといけない。
「それが俺に出来る罪の償い方だよな……」
「そろそろだよー!」
「ご馳走ゲットォ!」
兄弟達の声に、別のことを考えていた俺はビクッとする。
いけない、いけない。
今は狩に集中しないとだな!
「今だっ!!」
目の前に飛び出してきた鹿の首を狙い、見事に雄の鹿を仕留めた。
「なかなかの大物だねー」
「うんうん!」
「ちょっとくらい食べてもいいかなー?」
「リーダー達に見せてからにしなさいって」
「これで順位が上がったりしないかな?」
「どうだろうねー?」
待ち伏せも戦略の一つ……。
俺は目の前の仕留めた獲物を見て、子供の時に言われた事を改めて納得をした。
俺は間違いだらけだな。なんで待ち伏せを卑怯なんて言ってしまったのか……。
「どうしたの?リーダー達を呼ばないの?」
「あ、ああ……。そうだな呼ぼう」
俺はリーダー達を遠吠えで獲物を仕留めた事を知らせて、それから食事を済ませた。
やがて日が沈みゆく空を見て俺は思ってしまう。
チビは天才だ……。そして俺が馬鹿だったんだ……。
無かった事にはならない過去の過ちが、いまも心の中で疼いてしまってた。
同時刻のチビ。
見上げた空は、青さを失い、日は沈みかけ、空は茜色に輝いていた。
「……私は結構バカなのかもしれない!!」
その日の夜の事だった。
俺はリーダーに呼び出された。
理由は知らない。
「今日はなかなかの獲物を仕留めていたな」
「まあな……」
「緊張でもしてるのか?なに、お前の働き振りを見て少し褒めてやろうと思って呼んだだけだ」
褒めてくれるらしいが、俺は少しも嬉しいとは思わなかった。
一番に褒めて欲しかったのは俺の母さんだ。
感謝をしたい相手は助けてくれて、狩の仕方を教えてくれたチビだ。
「そうか」
「あんまり嬉しそうじゃないな。ま、それも当然か。前に負かした相手だしな」
「……」
「力こそまだ未熟だが、お前はすでに私に並ぶほどの大きさになってきている。そのうち力でも私を超え――」
「超えてやる」
リーダーの目つきが若干キツイものに変わるが、俺は気にしない。
今は無理でも、いずれは超えてやるつもりの相手だ。
この際ハッキリ言ってやってもいいかもしれないと思った。
んでもって俺がリーダーになる!
「それはつまり、お前がリーダーになる、と?」
「今は無理だがな。その内なるつもりだ」
「今すぐでもいいんだぞ?」
リーダーは俺を挑発してきた。
今であれば勝てるのが向こうも分かっているんだろう。
なので、俺は挑発には乗らない。無視をする。
「賢いふりはやめろ。そういうところはお前の父親そっくりだな。賢いふりをして逃げてばかりで、相手の隙をつくような卑怯な奴だった」
……我慢だ。無視をしろ。
「だがな、必要なのはそんな卑怯な手段じゃない。本当に必要なのは大きい体とそれに見合う強い力だけだ」
違う、そんな単純な力だけじゃダメだ。
それは母さんを死なせてしまった時の俺の考えだ。
「この間追放した奴なんかは群れにはいらん。あんな小さい体ではこずるい手しか使えんだろうな」
ブチンッ!
俺の中で何かが切れた音がした。
「上等だぁ!今すぐその座から引き摺り下ろしてやるぅ!!」
俺は我慢しきれなかった。
結果は言うまでもないが俺の負けだ。
だが、不思議と後悔はない。
何もせずに耐え続けるより、ボコボコにされてでも負けた方がスッキリする。
「ねぇ、大丈夫?」
「ああ、ちょっと転んだだけだ」
「転んだだけって感じじゃなくない?」
「まぁ。リーダーとまた喧嘩でもしたんだろうけどね」
群れのリーダーと喧嘩なんて良くない事の筈で、距離を取られても仕方ない事だろう。
でも、それを察しながらもいつも通りに俺に接してくれる、そんな兄弟達に感謝した。
俺はいい兄弟を持ったと改めて思う。
もっと早くにそこにも気付くべきだった。そうであったなら、あのチビにも少しは良くしてあげられた筈だ。
次の日。
「おし、今日も大物狙っていくぞ!」
「えー、たまには楽したいなー」
「文句言わないの!リーダーの座を狙っているんだからこれくらい付き合わないとね」
「そういや何でリーダー狙ってるの?」
兄弟達の視線が俺に集まる。
「俺が強くなるためだ。そんでもって母さんの仇を討つ!」
「……うん。私も仇を討ちたい」
「だね」
「僕もそう思う」
俺達兄弟にとっての苦過ぎる経験で、因縁の相手だ。
俺だけじゃなく、兄弟達も同じ気持ちがあった事に俺は嬉しく思う。
「そんでもって、あのチビ……。追放された俺達の兄弟を群れに連れ戻してやりたい」
「……あのままお別じゃ寂しいもんね」
「べ、別に寂しくて連れ戻すんじゃないって!」
「あははっ!別に恥ずかしがらなくてもいいのに」
「恥ずかしいわけでもない!」
「あの子、今頃どうしてるかなぁ……。元気でやってるといいけど」
俺はその心配はしてなかった。
なんせ、あのチビは力は弱いが俺よりずっと頭がいいし、総合的には俺より強いと思っていたからだ。
「心配はいらない。あのチビは俺より強い。今頃、一人で大物を仕留めて余裕顔でお腹を満たしてるに違いない」
「そうだね。あの子、あの時すごかったもんね」
「僕達だけじゃ勝てないような相手に、凄い戦い方してたもんね」
「今頃は、一人でもっと強くなってたりして?」
ありうるな。
なんたって一匹狼で生きていくのは難しい。
群れで狩をしている俺達より獲物を捕まえる確立はずっと低い筈だ。
だが、不思議とあのチビなら俺達より楽に狩をする姿が目に浮かんだ。
同時刻のあのチビ。
あのチビは内心ニヤリとしコロッケを食べた。
サクっとした衣にホクホクなじゃがいもの香りに挽肉の香りが衣の中から顔を出す。
味ももうしぶなく美味しかった。
ただ、店主の人!不思議がっている場合じゃないよっ!
だって、私の胃袋はまだまだ余裕があるんだからねっ!
兄弟達の予想とはかなり違うものの、楽に美味しい食べ物にありついていたあのチビだった。
「だね~。もう今のリーダーくらいありそう」
そんな話をしだしたのは俺の兄弟達だった。
当然だが、チビのあいつはいないけどな……。
俺の所為で母さんとあいつが群れからいなくなってしまった。
だが、いつまでも落ち込んでもいられない。
「まだまだだ。今の俺じゃリーダーには勝てない」
「体の大きさの話じゃないの?」
「大きさもまだ負けてる」
一度やりあったからわかる。
リーダーは強い、体の大きさも力も確かに群れの中では一番だ。
その体の大きさと力を利用した力押しの戦い方を好んでもいた。
でもそれだけだ。
そういうやり方じゃいけない事を俺はもう知っている。
経験も賢さだって必要なんだ。
それをあいつから学んだ。
「まだって事はもしかして?」
「ああ、俺はいつかリーダーより強くなってみせる」
「かっこいい!」
んでもって、あいつを群れに戻してやるんだ。
俺の所為で追放させてしまったあのチビをな。
同時刻のあのチビ。
「いやぁ、困っちゃうなー。えへへー、もうそんなにお肉は食べられないよー。でも、明日食べるから捨てないで置いてー……。ぐへっ、ぐへへへっ……(妄想中)」
「そろそろ、おしゃべりは無しだ。獲物が近い」
獲物の匂いが濃くなり、狼の優れた嗅覚が近い事を教えてくる。
「うん」
「分かった」
「まかせて」
俺の兄弟達はそれを聞いて自分の役割を理解しバラバラに走り去って行った。
もう、子供の時のような競争はしない。
協力して狩をする事を俺達は覚えた。
どれもあのチビに教わった事だ。
「まったく、あのときの俺はホントにバカだった……」
俺は物陰に隠れ、一人反省をした。
これから俺がするのはチビがしてた待ち伏せだ。
なんせ、今狙っている相手は雄の鹿だ。
頭には立派な角を持ち、後ろ足による蹴りが危険な相手。
だが、そんな鹿も待ち伏せで喉元さえ抑えれば怖くはない。喉元に喰らい付けば、角も後ろ足による蹴りも飛んでくる事はないのだから。
「よーし!逃げろ逃げろー!」
「もう!ふざけないのっ!それよりもっと右側に寄せて!」
「りょうかーい!」
連携も今ではバッチリだ。
後は俺がミスしなければ、しっかり仕留められる。
狩で力をつけて、今のリーダーを追い越し、母さんの仇の熊も倒して、あのチビが群れに戻ってこれるようにしないといけない。
「それが俺に出来る罪の償い方だよな……」
「そろそろだよー!」
「ご馳走ゲットォ!」
兄弟達の声に、別のことを考えていた俺はビクッとする。
いけない、いけない。
今は狩に集中しないとだな!
「今だっ!!」
目の前に飛び出してきた鹿の首を狙い、見事に雄の鹿を仕留めた。
「なかなかの大物だねー」
「うんうん!」
「ちょっとくらい食べてもいいかなー?」
「リーダー達に見せてからにしなさいって」
「これで順位が上がったりしないかな?」
「どうだろうねー?」
待ち伏せも戦略の一つ……。
俺は目の前の仕留めた獲物を見て、子供の時に言われた事を改めて納得をした。
俺は間違いだらけだな。なんで待ち伏せを卑怯なんて言ってしまったのか……。
「どうしたの?リーダー達を呼ばないの?」
「あ、ああ……。そうだな呼ぼう」
俺はリーダー達を遠吠えで獲物を仕留めた事を知らせて、それから食事を済ませた。
やがて日が沈みゆく空を見て俺は思ってしまう。
チビは天才だ……。そして俺が馬鹿だったんだ……。
無かった事にはならない過去の過ちが、いまも心の中で疼いてしまってた。
同時刻のチビ。
見上げた空は、青さを失い、日は沈みかけ、空は茜色に輝いていた。
「……私は結構バカなのかもしれない!!」
その日の夜の事だった。
俺はリーダーに呼び出された。
理由は知らない。
「今日はなかなかの獲物を仕留めていたな」
「まあな……」
「緊張でもしてるのか?なに、お前の働き振りを見て少し褒めてやろうと思って呼んだだけだ」
褒めてくれるらしいが、俺は少しも嬉しいとは思わなかった。
一番に褒めて欲しかったのは俺の母さんだ。
感謝をしたい相手は助けてくれて、狩の仕方を教えてくれたチビだ。
「そうか」
「あんまり嬉しそうじゃないな。ま、それも当然か。前に負かした相手だしな」
「……」
「力こそまだ未熟だが、お前はすでに私に並ぶほどの大きさになってきている。そのうち力でも私を超え――」
「超えてやる」
リーダーの目つきが若干キツイものに変わるが、俺は気にしない。
今は無理でも、いずれは超えてやるつもりの相手だ。
この際ハッキリ言ってやってもいいかもしれないと思った。
んでもって俺がリーダーになる!
「それはつまり、お前がリーダーになる、と?」
「今は無理だがな。その内なるつもりだ」
「今すぐでもいいんだぞ?」
リーダーは俺を挑発してきた。
今であれば勝てるのが向こうも分かっているんだろう。
なので、俺は挑発には乗らない。無視をする。
「賢いふりはやめろ。そういうところはお前の父親そっくりだな。賢いふりをして逃げてばかりで、相手の隙をつくような卑怯な奴だった」
……我慢だ。無視をしろ。
「だがな、必要なのはそんな卑怯な手段じゃない。本当に必要なのは大きい体とそれに見合う強い力だけだ」
違う、そんな単純な力だけじゃダメだ。
それは母さんを死なせてしまった時の俺の考えだ。
「この間追放した奴なんかは群れにはいらん。あんな小さい体ではこずるい手しか使えんだろうな」
ブチンッ!
俺の中で何かが切れた音がした。
「上等だぁ!今すぐその座から引き摺り下ろしてやるぅ!!」
俺は我慢しきれなかった。
結果は言うまでもないが俺の負けだ。
だが、不思議と後悔はない。
何もせずに耐え続けるより、ボコボコにされてでも負けた方がスッキリする。
「ねぇ、大丈夫?」
「ああ、ちょっと転んだだけだ」
「転んだだけって感じじゃなくない?」
「まぁ。リーダーとまた喧嘩でもしたんだろうけどね」
群れのリーダーと喧嘩なんて良くない事の筈で、距離を取られても仕方ない事だろう。
でも、それを察しながらもいつも通りに俺に接してくれる、そんな兄弟達に感謝した。
俺はいい兄弟を持ったと改めて思う。
もっと早くにそこにも気付くべきだった。そうであったなら、あのチビにも少しは良くしてあげられた筈だ。
次の日。
「おし、今日も大物狙っていくぞ!」
「えー、たまには楽したいなー」
「文句言わないの!リーダーの座を狙っているんだからこれくらい付き合わないとね」
「そういや何でリーダー狙ってるの?」
兄弟達の視線が俺に集まる。
「俺が強くなるためだ。そんでもって母さんの仇を討つ!」
「……うん。私も仇を討ちたい」
「だね」
「僕もそう思う」
俺達兄弟にとっての苦過ぎる経験で、因縁の相手だ。
俺だけじゃなく、兄弟達も同じ気持ちがあった事に俺は嬉しく思う。
「そんでもって、あのチビ……。追放された俺達の兄弟を群れに連れ戻してやりたい」
「……あのままお別じゃ寂しいもんね」
「べ、別に寂しくて連れ戻すんじゃないって!」
「あははっ!別に恥ずかしがらなくてもいいのに」
「恥ずかしいわけでもない!」
「あの子、今頃どうしてるかなぁ……。元気でやってるといいけど」
俺はその心配はしてなかった。
なんせ、あのチビは力は弱いが俺よりずっと頭がいいし、総合的には俺より強いと思っていたからだ。
「心配はいらない。あのチビは俺より強い。今頃、一人で大物を仕留めて余裕顔でお腹を満たしてるに違いない」
「そうだね。あの子、あの時すごかったもんね」
「僕達だけじゃ勝てないような相手に、凄い戦い方してたもんね」
「今頃は、一人でもっと強くなってたりして?」
ありうるな。
なんたって一匹狼で生きていくのは難しい。
群れで狩をしている俺達より獲物を捕まえる確立はずっと低い筈だ。
だが、不思議とあのチビなら俺達より楽に狩をする姿が目に浮かんだ。
同時刻のあのチビ。
あのチビは内心ニヤリとしコロッケを食べた。
サクっとした衣にホクホクなじゃがいもの香りに挽肉の香りが衣の中から顔を出す。
味ももうしぶなく美味しかった。
ただ、店主の人!不思議がっている場合じゃないよっ!
だって、私の胃袋はまだまだ余裕があるんだからねっ!
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