哀しみの散花

如月はるな

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哀しみの散花

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「ジャンヌさん・・・」
   アナベルは失神してしまったジャンヌをソファまで運んだ横たえた。ジャンヌの股間からは血と混じった精液がまだ流れ出ている。そんな状況の中でもゲームは続いている。王と貿易相手国の商人達は歓声を上げ、行われているゲームに夢中だ。
   今行われているゲームは『綱渡り』と言う競技だ。張られた綱をまたいで全裸の女性が歩くと言う単純なゲームだが、綱には媚薬が塗られており、進むにつれて媚薬で身体が火照り、性的欲求が増して、綱の所々に結ばれているコブに股間を押し付けている。左右に張られたロープを二人で競い合うのだが、女性は目隠しをされ、乳首を細い糸で結び、招待客である貿易商人が引っ張っるのだ。
   途中で座り込んだりして負けた者は、商人が連れてきた剣闘士に犯されるのだ。 
   剣闘士は優に二メートルを超えた身体と、股間に付いた男性器を見せびらかせた。男性器は大きさを自慢するラドリウスの比ではない。尋常ではない大きさだ。まさに肉棒だ。
   その初めのレースにジャンヌは負け、最初の犠牲者となった。剣闘士の肉棒に犯されたジャンヌの悲鳴が耳を離れない。剣闘士は二人いて、もう一人はすでに肉棒を大きく勃起させ、次の犠牲者を待っている。
「ハハハ、ケイトの負けだな」
「お、お許しください!」
   ケイトの懇願は聞き入れられる事は無い。大きな剣闘士にその場で押し倒され、媚薬でゆるくなっている女陰に肉棒が押し込まれる。
「ヒィーーー、い、痛い、痛い、む、無理です!」
   そんな言葉をききいれる者達では無い。
「そら、もっと押し込め!」「入るぞ、入るぞ!」
   男達はケイトの周りに集まり、剣闘士に犯される様を笑いながら見ている。
「アアアーーーー!!」
   ケイトの絶望的な悲鳴が上がる中、剣闘士はケイトの乳房を掴み、腰を上下させて到底受け居られるはずの無い容量の肉棒を埋没させていく。
   アナベルは正視出来ず横を向いた。次は自分の番だと。
「アナベル」
   呼ばれた。アナベルはジャンヌのそばを離れ中央に歩いていく。
「こちらはアナベル。そちらはフローリスです」
「どちらも可愛いな」
「では、ワシはアナベルとやらに賭けよう」
「そうか。では俺はフローリスだな」
   二人は全裸になり、目隠しをされる。乳首に糸を巻かれ引っ張られる。
(い、痛い・・・)
   きつく巻かれた糸は引っ張っられるだけで痛みが走る。
「さあ、始めよう」
   ロープに股がされ、少しでも動かないと容赦なく糸を引かれるのだ。
(どうしよう、ジンジンしてきた)
   塗られている媚薬がアナベルの秘部を刺激する。思いとは裏腹に身体が火照ってくるのを止められない。
「あ、あああ・・あ・・ん・・」
「ほら、もっと早く歩かないと負けるぞ」
   相手のフローリスの姿は見えない。負けたら剣闘士に犯される。
   アナベルは必死に歩を進めようとするが、コブが有るとそこに秘部を擦り付けてしまう。そうしなければ火照りが収まらないのだ。
「おい、いつまでそこで擦ってるつもりだ」
   商人の嘲笑の声がかけられる。
(ああん、もっともっと・・・)
   しかし、コブは小さく欲する奥まで届かない。
「ほら、歩け」
   引っ張られアナベルは歩を進める。その股間からは
糸を引くほどの愛液が垂れてる。
「あっ、あっ、ああん・・・」
(ほ、欲しい・・・)
   負ければあの剣闘士の肉棒で奥をかき回して貰える・・・ジャンヌの姿を見て恐怖した事を忘れて、あの肉棒でかき回して欲しいと思ってしまった。
「あああーー、も、もう駄目です!」
   フローリスの声だ。どうやらフローリスは耐えきれず、自分の手で秘部を掻きむしった様だ。
「はははは。さあ、次はフローリスだ」
   アナベルは目隠しを取られた。その視線の先にフローリスが剣闘士に押し倒される姿があった。
(フローリス・・・)
   アナベルの耳にフローリスの悲鳴が届く。勝った自分が何もされないかと言うとそうでは無い。
「さあ、お前の身体の火照りを冷めさせてやろう」
   アナベルの糸を引いていた男は、アナベルの股間に手をやりそこの感触を確かめていた。
「欲しいだろ?」
   嫌らしく笑い、アナベルの身体を支えバイオレットの部屋のベッドに横たえたると、舐める様にキスしてきた。
「はう、あ、あ、あん」
(もどかしい・・・たまらない)
   アナベルの手は男の下半身に伸び、股間に触る。
「欲しいのか」
「ほ、欲しいです」
   男は服を脱ぐと、勃起してない雄芯をアナベルの口元へ持っていく。
「欲しいなら、お前の望む形にしてみろ」
   アナベルら雄芯を含み、転がす様に舐め回し、チュッチュッと吸った。男もする気があったためか、直ぐに固くなった。
「ほら、股を広げろ」
   素直にアナベルは大きく脚を開いた。
「凄いヨダレだな」
「は、早く・・・」
「淫売め」
   酷い言葉だが、今のアナベルには気にする余裕はなかった。
「あああーー!」
   一気に押し込められた雄芯。それをアナベルは喜んで飲み込んだ。
(き、気持ち・・・良い・・・)
   自ら腰を振り、男の身体に脚を巻きつけた。
「はぁ、はぁ、もっと、もっと・・・」
「気持ち良いのか、淫売」
「はい、気持ち良いです、あああーーん」 
   ズクンズクンと激しく抽送され、一度めの爆発が来て、男はアナベルの体内に吐露する。
「もう一戦行くぞ」
   アナベルの中に留めたまま、男はゆっくりと腰を動かす。
「来て下さい、もっと激しくして下さい」
   快楽の為、アナベルはメスに落ちて行く。
(本当に私は淫売だ。娼婦以下だ)
   そう心の中で思いながらも、身体は快楽のため貪る事をやめられない。
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