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哀しみの散花
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カチリと音がしてドアが開いた。また、王が来たのかとアナベルは頭を起こしてドア方向に恐る恐る向けた。
「お掃除しに参りました」
侍女達であった。安心すると同時に羞恥心が湧き上がって来て、慌ててシーツを身体に巻きつけた。
「アナベル様。こちらへ、立てますか」
ベッドから降りて足を床につけた。痛みで力が入らず思わずよろける。
「ゆっくりで大丈夫です」
侍女がアナベルの身体を支え、ゆっくりと歩を進める。
浴室に連れて行かれ、身体をを湯船に沈める。全身が温められると痛みが和らいだ感じがする。
侍女は傷ついた少女の身体を見つめ、この少女がこれから落ちて行く事を考えていた。
今までに何人もの同じ様な少女を見てきた。妃嬪として召喚され、子を産めば時期王の母となる。そんな事は無い。少女達の行く着く先は地獄だ。
(最近は召喚する女性の年齢が若いわ)
以前は今が一番の美しい盛りの女性達が召喚されていたが、ここ数年は十代の女性たちが多くなってきてる。今が盛りの花は長く保たない。若いツボミなら徐々に咲き誇り長持ちする。
(十年は長いわ)
それでも十年持ちこたえた女性は少ない。
(この子はもつのかしら)
だがそんな事はおくびにも出さない。洗い終えたアナベルの身体を優しく拭きながら、新しいドレスを着せ、綺麗に整えられたベッドに導く。
「今日はゆっくりお休み下さい。何か欲しい物はありますか」
アナベルは弱々しく頭を振った。
「今は・・・何も・・」
侍女達は頭を下げて出て行った。
一人になった部屋で眠れない時を過ごしていた。身体が痛い、それ以上に心が酷く傷ついた。
(お母さん・・お父さん・・)
しばらくは王はアナベルの元を訪れなかった。それが良かったのか、少しは元気を取り戻す事が出来た。鉄格子のはまった窓から外を見やるが、木々に阻まれ街は見えない。それでも、外を見られるだけで心は晴れた。
夕暮れ、赤く染まる空を見ながら食事を摂っていると、いきなりドアが開き王が入ってきた。
「!!!」
驚いてフォークとナイフを落としそうになった。
「元気そうで良かった」
アナベルの真向かいに腰を下ろすと優しく笑った。
「は、はい。お陰様で・・・」
一気に食欲が下がる。
王はアナベルの方に手を伸ばし、髪を、頬を、首筋を、胸を触ってきた。
「下げてくれ」
「はい」
王の言葉に食事の乗っていたトレイは片された。
「おいで」
王に促され、立ち上がると寝室に連れて行かれた。
心がざわつき、呼吸が早くなる。
「また緊張してるのかな」
「は、はい」
寝室に入ると向き合い、顎をつかまれ上を向かされると顔が落ちて来た。目をつむり、キスを受ける。
「可愛いね、アナベル」
優しいフレンチキスから徐々にディープキスに変わっていく。キスの合間に王の手は固い胸を触り、もう片方はドレスの裾をめくり、下着を着けていない女陰に直に触ってきた。
「はぁぁ・・・」
唇が離れるとべッドに押し倒された。
「ここ、まだ痛いかい?」
秘孔に指を差し入れて聞いてきた。
「す、少し・・・」
「そう。アナベルは固い蕾だからね」
グイグイと王は自分の下半身を押し付けてくる。王がすでに勃起しているのがわかる。
「アナベルの中に入りたいと、疼いて仕方ないんだ」
「は、はい・・・」
「脱がして・・・」
耳元で囁かれ、アナベルは王のズボンに手をかけて脱がす。下半身裸になった王の性器が飛び出しアナベルの女陰に触れた。
「あっ・・・」
「入りたい・・・」
アナベルの中は濡れていない。それを承知で王は押し入ってくる。
「ひっ!」
脚を広げられ、強引に入って来た。
「あああーーーー!!」
濡れて無い秘孔内で抜き差しされると、ギシギシと肉が引き連れる。
それでも王は笑みを浮かべ抽送する。
(ククク、苦痛に歪む顔も可愛いな)
更に激しくグリグリと抽送を繰り返す。
「大丈夫かい、アナベル。もう少しだからね」
労わる言葉とは裏腹に王は苦痛に耐える少女を楽しんでいた。
「うっ、出る、出るよ、アナベル、受け止めて」
「はぁぁーーーー!」
精液を吐き出されると、それが潤滑剤となりセックスが少し楽になった。そうなるとアナベルの身体にも変化が起こって来た。
(な、なんだろう? 気持ちが・・・)
三度目のセックスの時、王に激しく抽送されると子宮内がキュンとしたのだ。
「あ・・・あん・・あああーーい、いい・・・」
アナベルは快感を得始めていた。
「そうだ、アナベル、もっと腰を振るうんだよ」
(こ、腰を・・・)
どうやって振るのか分からない。アナベルは脚を王の腰に絡めた。
(ククク、可愛いな)
明日以降はどんな調教してやろうかと、王はアナベルの秘孔を抉りながら考えていた。
アナベルの地獄への入り口は少しずつ開き始めている。
「お掃除しに参りました」
侍女達であった。安心すると同時に羞恥心が湧き上がって来て、慌ててシーツを身体に巻きつけた。
「アナベル様。こちらへ、立てますか」
ベッドから降りて足を床につけた。痛みで力が入らず思わずよろける。
「ゆっくりで大丈夫です」
侍女がアナベルの身体を支え、ゆっくりと歩を進める。
浴室に連れて行かれ、身体をを湯船に沈める。全身が温められると痛みが和らいだ感じがする。
侍女は傷ついた少女の身体を見つめ、この少女がこれから落ちて行く事を考えていた。
今までに何人もの同じ様な少女を見てきた。妃嬪として召喚され、子を産めば時期王の母となる。そんな事は無い。少女達の行く着く先は地獄だ。
(最近は召喚する女性の年齢が若いわ)
以前は今が一番の美しい盛りの女性達が召喚されていたが、ここ数年は十代の女性たちが多くなってきてる。今が盛りの花は長く保たない。若いツボミなら徐々に咲き誇り長持ちする。
(十年は長いわ)
それでも十年持ちこたえた女性は少ない。
(この子はもつのかしら)
だがそんな事はおくびにも出さない。洗い終えたアナベルの身体を優しく拭きながら、新しいドレスを着せ、綺麗に整えられたベッドに導く。
「今日はゆっくりお休み下さい。何か欲しい物はありますか」
アナベルは弱々しく頭を振った。
「今は・・・何も・・」
侍女達は頭を下げて出て行った。
一人になった部屋で眠れない時を過ごしていた。身体が痛い、それ以上に心が酷く傷ついた。
(お母さん・・お父さん・・)
しばらくは王はアナベルの元を訪れなかった。それが良かったのか、少しは元気を取り戻す事が出来た。鉄格子のはまった窓から外を見やるが、木々に阻まれ街は見えない。それでも、外を見られるだけで心は晴れた。
夕暮れ、赤く染まる空を見ながら食事を摂っていると、いきなりドアが開き王が入ってきた。
「!!!」
驚いてフォークとナイフを落としそうになった。
「元気そうで良かった」
アナベルの真向かいに腰を下ろすと優しく笑った。
「は、はい。お陰様で・・・」
一気に食欲が下がる。
王はアナベルの方に手を伸ばし、髪を、頬を、首筋を、胸を触ってきた。
「下げてくれ」
「はい」
王の言葉に食事の乗っていたトレイは片された。
「おいで」
王に促され、立ち上がると寝室に連れて行かれた。
心がざわつき、呼吸が早くなる。
「また緊張してるのかな」
「は、はい」
寝室に入ると向き合い、顎をつかまれ上を向かされると顔が落ちて来た。目をつむり、キスを受ける。
「可愛いね、アナベル」
優しいフレンチキスから徐々にディープキスに変わっていく。キスの合間に王の手は固い胸を触り、もう片方はドレスの裾をめくり、下着を着けていない女陰に直に触ってきた。
「はぁぁ・・・」
唇が離れるとべッドに押し倒された。
「ここ、まだ痛いかい?」
秘孔に指を差し入れて聞いてきた。
「す、少し・・・」
「そう。アナベルは固い蕾だからね」
グイグイと王は自分の下半身を押し付けてくる。王がすでに勃起しているのがわかる。
「アナベルの中に入りたいと、疼いて仕方ないんだ」
「は、はい・・・」
「脱がして・・・」
耳元で囁かれ、アナベルは王のズボンに手をかけて脱がす。下半身裸になった王の性器が飛び出しアナベルの女陰に触れた。
「あっ・・・」
「入りたい・・・」
アナベルの中は濡れていない。それを承知で王は押し入ってくる。
「ひっ!」
脚を広げられ、強引に入って来た。
「あああーーーー!!」
濡れて無い秘孔内で抜き差しされると、ギシギシと肉が引き連れる。
それでも王は笑みを浮かべ抽送する。
(ククク、苦痛に歪む顔も可愛いな)
更に激しくグリグリと抽送を繰り返す。
「大丈夫かい、アナベル。もう少しだからね」
労わる言葉とは裏腹に王は苦痛に耐える少女を楽しんでいた。
「うっ、出る、出るよ、アナベル、受け止めて」
「はぁぁーーーー!」
精液を吐き出されると、それが潤滑剤となりセックスが少し楽になった。そうなるとアナベルの身体にも変化が起こって来た。
(な、なんだろう? 気持ちが・・・)
三度目のセックスの時、王に激しく抽送されると子宮内がキュンとしたのだ。
「あ・・・あん・・あああーーい、いい・・・」
アナベルは快感を得始めていた。
「そうだ、アナベル、もっと腰を振るうんだよ」
(こ、腰を・・・)
どうやって振るのか分からない。アナベルは脚を王の腰に絡めた。
(ククク、可愛いな)
明日以降はどんな調教してやろうかと、王はアナベルの秘孔を抉りながら考えていた。
アナベルの地獄への入り口は少しずつ開き始めている。
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