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幸せの場所
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再び車に乗り込むと、家に向かうかと思いきやまたどこかに行くらしい。
「あの……今度は何処へ・・・」
「アシを確保する」
「アシ?」
「毎回俺がお前の送り迎えする訳にはいかないからな。自分で通える為のアシだ」
「はぁ~、そうですよね」
でもまた、英にお金を払わせるのは申し訳ない。が、悠にお金は無い。祖父母が悠の為に年金から貯蓄はしてくれていた。悠もバイトや就職してからは少しづつではあるが貯めてはいたが、介護費や亡くなった時の葬儀費用と、貯めていたお金は殆ど使い果たしてしまった。
着いたのは車の販売店だった。
(えっ? 車?)
ショールームに並べてあるのは高級車ばかりだ。
(え、えっ、えええーーー!)
「いらっしゃいませ、英様」
「うん。世話になる」
ビップルームに通されるとすぐさまコーヒーとお菓子が出てきた。と、カタログ。
英はそのカタログを悠の前に置いた。
「へっ?」
「好きなのを選ぶと良い」
「す、好きなのって・・・」
車体が大きい。左ハンドル。おまけにバカ高い!
「お、俺、軽か軽トラックしか運転したことないです」
「・・・軽自動車の事か」
「はい。田舎は農道とか狭い道が多いので、軽は便利なんです」
「・・・・・」
「・・・・・」
英と担当の人は黙りこんでしまった。
「・・・ここに軽は・・・」
「・・・置いてありません」
「・・・だよな」
カタログをめくって行くと自転車のページがあった。
「あ、俺、自転車で……」
よく見るとブランド品らしく、自転車といえ高価だ。
(東京には高いものしか無いのか)
「見せろ」
英はカタログを引っ張るとじぃっと見入る。
「自転車を見せてもらおう」
「はい。こちらです」
自転車コーナーに連れて行かれる。
流石にブランド物。悠の目には眩しい。
悠を無視して英と店員が真剣にああだこうだと話してる。
「おい、これはどうだ」
「は、はい、それですか」
車で有名な某メーカーの自転車だ。
「はい、格好いいですね」
何気なく値札を見て驚く。軽自動車が買える値段だった。
「む、むり、無理です。今の俺には高い……」
「誰がお前に払えと言った」
「えっ? でも携帯の代金も立て替えて貰ったのに」
「立て替え?」
「えっ?」
「これにしよう」
「えええーーー!」
購入決定。代金は英がカードで支払った。ヘルメットは販売店の担当者がプレゼントしてくれた。
「何から何まで……ありがとうございます」
悠は深々と頭を下げた。
英は悠を振り返り一言言った。
「まだ欲しいものはあるか」
「えっ? 欲しいものですか」
「ああ。あれば買いに行くぞ」
「一番欲しいものは・・・お墓と仏壇かな……」
「はっ?」
英と担当者がビックリして顔を見合わせる。
「台風で土砂崩れがあってお墓が流されちゃって……
家は無事だったんですけど、屋根に穴が空いちゃって、仏壇も駄目になっちゃったんで・・・あれ?」
英と担当者は黙りこんでいる。
「あ、変な話して、ごめんなさい、ハハハ」
「そんな大変なことが・・・」
担当者の男性は少し涙ぐんでいる様に見える。
「あ、でも、お墓と仏壇は絶対俺が、俺の稼いだお金で買うので立て替えは無用です!」
悠はきっぱりと英を見て宣言する。
「わかった」
自転車は折りたためるので英の車のトランクに入れられる。
「じゃあ、これでひとまず終了かな」
「はい。何から何までありがとうございます」
悠は深々と頭を下げた。車に自転車を積み込み、発進する。今度はマンションに向かう様だ。
地下駐車場に入ると早速自転車を下ろし、空いてるスペースに自転車を置く。
上に上がると、西脇が待っていた。
「来たか」
英が西脇に声を掛ける。
「ああ。部屋の中に置いてあるぜ」
悠が部屋に入るとベッドとタンスが置かれていた。
「わあーーー!」
(家具が……)
「奨眞の命令でな。最低限の家具を揃えろと」
「あ、あ、ありがとうございます!」
悠は西脇の後ろにいる英に抱きついた。
「う、嬉しいです!」
「あ、ああ・・・」
抱きつかれたは良いが、どうしたら良いか分からず英はただ立ちすくむ。
「ベッドだぁーーー!」
悠は次にベッドにダイブした。
「フカフカです。気持ち良いーー」
本当に嬉しいのだろう。何度も何度も寝返りをうち、ベッドの感触を楽しんでる。
「これで一通り生活するのに必要なものは揃ったな」
「だな。昼飯にしようぜ。腹減った」
「俺、何か作りましょうか?」
西脇と英は顔を見合わせる。
「だったら天ぷら食べたいな。昼じゃないぜ。夕食にだ。先輩、天ぷら好きなんだよな」
西脇の鼻の下が急にながくなる。
「だったら天ぷらの食材買って来ましょう」
と、部屋を出ようとして気がつく。
「あ、すいません。もう、持ち合わせがありませんでした」
肩を落とす。
「なら、俺が払うから一緒に行こう」
そう言うと西脇は悠の背中を押した。
「なら俺は何か出前取って置く」
「はいよ。行こう行こう」
エレベーターの一番近くが 英の駐車スペースだ。隣が西脇らしい。
「わぁ、西脇さんの車も凄い。これ、ベンツですよね」
「ああ。奨眞に買ってもらった」
「えっ?」
「あいつ金だけは持ってるから、気に入ったやつにはすぐに欲しいものは与えたがるんだよ。まあ、俺もちゃっかりそれに乗っかってこの車買ってもらった」
そう言うとガハハと笑った。
「お前は何の車の買ってもらったんだ?」
「えっ? 車……自転車の事ですか?」
「はあ? 自転車!」
西脇は英の駐車してる車の後ろにひっそりと停めておいた自転車を覗き込む。
「ブランド物だと自転車でも高いんですね。ビックリしました」
「・・・お前……欲ねぇなぁ」
昨日は徒歩で行ったスーパーにベンツで乗り込む。
「天ぷらと言えば海老だな」
海鮮売り場に行く。西脇が目をつけたのは伊勢海老だった。
「た、高いですよ!」
「んだよ。食いたく無いのか」
「・・・た、食べたいです」
「よっし!」
西脇の買い方は豪快だ。欲しいものを片っ端からカゴに放り込んで行く。
悠は他にサツマイモ、かぼちゃ、 茄子、シシトウなどの野菜を入れる。あとは光が好きだと言うデザートなどを買い込む。
「こんなに食材を買ったのは初めてです」
「俺もだ。普段は外食や出前が多いからな」
「・・・」
今回は車なので手が痛くならないので助かる。
部屋に残った英は出前の電話をした後、悠の部屋に入ると運び込まれた家具を見て満足気に笑みを浮かべた。自分のセンスに自画自賛する。
ベッドの上にただ一つの荷物であるリュックが置かれている。持ち上げて見ると結構重い。何が入っているのか、好奇心に負けて開けてしまう。
中にあったのはわずかな着替えと位牌が三つ。
『真柴義一』『真柴美つ』もう一つは共同で名前が記されてる。『真柴幸太郎・奈津子』
(悠を育てた祖父母と関係者か)
中に戻して部屋から出る。窓から外を見やると西脇の車が戻って来るのが見えた。
「変わった子だ・・・」
悠は今まで自分の周りに居た人種とは違う。来るものは拒まず、去る者は追わない。それが英の信条だ。
「さて、夕飯が楽しみだな」
「あの……今度は何処へ・・・」
「アシを確保する」
「アシ?」
「毎回俺がお前の送り迎えする訳にはいかないからな。自分で通える為のアシだ」
「はぁ~、そうですよね」
でもまた、英にお金を払わせるのは申し訳ない。が、悠にお金は無い。祖父母が悠の為に年金から貯蓄はしてくれていた。悠もバイトや就職してからは少しづつではあるが貯めてはいたが、介護費や亡くなった時の葬儀費用と、貯めていたお金は殆ど使い果たしてしまった。
着いたのは車の販売店だった。
(えっ? 車?)
ショールームに並べてあるのは高級車ばかりだ。
(え、えっ、えええーーー!)
「いらっしゃいませ、英様」
「うん。世話になる」
ビップルームに通されるとすぐさまコーヒーとお菓子が出てきた。と、カタログ。
英はそのカタログを悠の前に置いた。
「へっ?」
「好きなのを選ぶと良い」
「す、好きなのって・・・」
車体が大きい。左ハンドル。おまけにバカ高い!
「お、俺、軽か軽トラックしか運転したことないです」
「・・・軽自動車の事か」
「はい。田舎は農道とか狭い道が多いので、軽は便利なんです」
「・・・・・」
「・・・・・」
英と担当の人は黙りこんでしまった。
「・・・ここに軽は・・・」
「・・・置いてありません」
「・・・だよな」
カタログをめくって行くと自転車のページがあった。
「あ、俺、自転車で……」
よく見るとブランド品らしく、自転車といえ高価だ。
(東京には高いものしか無いのか)
「見せろ」
英はカタログを引っ張るとじぃっと見入る。
「自転車を見せてもらおう」
「はい。こちらです」
自転車コーナーに連れて行かれる。
流石にブランド物。悠の目には眩しい。
悠を無視して英と店員が真剣にああだこうだと話してる。
「おい、これはどうだ」
「は、はい、それですか」
車で有名な某メーカーの自転車だ。
「はい、格好いいですね」
何気なく値札を見て驚く。軽自動車が買える値段だった。
「む、むり、無理です。今の俺には高い……」
「誰がお前に払えと言った」
「えっ? でも携帯の代金も立て替えて貰ったのに」
「立て替え?」
「えっ?」
「これにしよう」
「えええーーー!」
購入決定。代金は英がカードで支払った。ヘルメットは販売店の担当者がプレゼントしてくれた。
「何から何まで……ありがとうございます」
悠は深々と頭を下げた。
英は悠を振り返り一言言った。
「まだ欲しいものはあるか」
「えっ? 欲しいものですか」
「ああ。あれば買いに行くぞ」
「一番欲しいものは・・・お墓と仏壇かな……」
「はっ?」
英と担当者がビックリして顔を見合わせる。
「台風で土砂崩れがあってお墓が流されちゃって……
家は無事だったんですけど、屋根に穴が空いちゃって、仏壇も駄目になっちゃったんで・・・あれ?」
英と担当者は黙りこんでいる。
「あ、変な話して、ごめんなさい、ハハハ」
「そんな大変なことが・・・」
担当者の男性は少し涙ぐんでいる様に見える。
「あ、でも、お墓と仏壇は絶対俺が、俺の稼いだお金で買うので立て替えは無用です!」
悠はきっぱりと英を見て宣言する。
「わかった」
自転車は折りたためるので英の車のトランクに入れられる。
「じゃあ、これでひとまず終了かな」
「はい。何から何までありがとうございます」
悠は深々と頭を下げた。車に自転車を積み込み、発進する。今度はマンションに向かう様だ。
地下駐車場に入ると早速自転車を下ろし、空いてるスペースに自転車を置く。
上に上がると、西脇が待っていた。
「来たか」
英が西脇に声を掛ける。
「ああ。部屋の中に置いてあるぜ」
悠が部屋に入るとベッドとタンスが置かれていた。
「わあーーー!」
(家具が……)
「奨眞の命令でな。最低限の家具を揃えろと」
「あ、あ、ありがとうございます!」
悠は西脇の後ろにいる英に抱きついた。
「う、嬉しいです!」
「あ、ああ・・・」
抱きつかれたは良いが、どうしたら良いか分からず英はただ立ちすくむ。
「ベッドだぁーーー!」
悠は次にベッドにダイブした。
「フカフカです。気持ち良いーー」
本当に嬉しいのだろう。何度も何度も寝返りをうち、ベッドの感触を楽しんでる。
「これで一通り生活するのに必要なものは揃ったな」
「だな。昼飯にしようぜ。腹減った」
「俺、何か作りましょうか?」
西脇と英は顔を見合わせる。
「だったら天ぷら食べたいな。昼じゃないぜ。夕食にだ。先輩、天ぷら好きなんだよな」
西脇の鼻の下が急にながくなる。
「だったら天ぷらの食材買って来ましょう」
と、部屋を出ようとして気がつく。
「あ、すいません。もう、持ち合わせがありませんでした」
肩を落とす。
「なら、俺が払うから一緒に行こう」
そう言うと西脇は悠の背中を押した。
「なら俺は何か出前取って置く」
「はいよ。行こう行こう」
エレベーターの一番近くが 英の駐車スペースだ。隣が西脇らしい。
「わぁ、西脇さんの車も凄い。これ、ベンツですよね」
「ああ。奨眞に買ってもらった」
「えっ?」
「あいつ金だけは持ってるから、気に入ったやつにはすぐに欲しいものは与えたがるんだよ。まあ、俺もちゃっかりそれに乗っかってこの車買ってもらった」
そう言うとガハハと笑った。
「お前は何の車の買ってもらったんだ?」
「えっ? 車……自転車の事ですか?」
「はあ? 自転車!」
西脇は英の駐車してる車の後ろにひっそりと停めておいた自転車を覗き込む。
「ブランド物だと自転車でも高いんですね。ビックリしました」
「・・・お前……欲ねぇなぁ」
昨日は徒歩で行ったスーパーにベンツで乗り込む。
「天ぷらと言えば海老だな」
海鮮売り場に行く。西脇が目をつけたのは伊勢海老だった。
「た、高いですよ!」
「んだよ。食いたく無いのか」
「・・・た、食べたいです」
「よっし!」
西脇の買い方は豪快だ。欲しいものを片っ端からカゴに放り込んで行く。
悠は他にサツマイモ、かぼちゃ、 茄子、シシトウなどの野菜を入れる。あとは光が好きだと言うデザートなどを買い込む。
「こんなに食材を買ったのは初めてです」
「俺もだ。普段は外食や出前が多いからな」
「・・・」
今回は車なので手が痛くならないので助かる。
部屋に残った英は出前の電話をした後、悠の部屋に入ると運び込まれた家具を見て満足気に笑みを浮かべた。自分のセンスに自画自賛する。
ベッドの上にただ一つの荷物であるリュックが置かれている。持ち上げて見ると結構重い。何が入っているのか、好奇心に負けて開けてしまう。
中にあったのはわずかな着替えと位牌が三つ。
『真柴義一』『真柴美つ』もう一つは共同で名前が記されてる。『真柴幸太郎・奈津子』
(悠を育てた祖父母と関係者か)
中に戻して部屋から出る。窓から外を見やると西脇の車が戻って来るのが見えた。
「変わった子だ・・・」
悠は今まで自分の周りに居た人種とは違う。来るものは拒まず、去る者は追わない。それが英の信条だ。
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