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レイフォード皇子×悪役令息
呼び止める声
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「ジェノヴィ様、お待ちしておりました。さあ早く……って土まみれじゃないですか!?まさか……城の者になにか投げつけられ……!?」
目の前で、ワタワタと慌てている亜麻色髪のイケメンは、ジェノヴィの専属執事『ルークス』
ルークスは、ジェノヴィが幼い時から仕えており、ジェノヴィがここまで貴族令息としての教育を耐えてきたのもこの男がいたからにほかならない。
ルークスは、すぐさま換えの上着を取り出し、瞬時に汚れた服と入れ替えた。
「あ、ごめん。つい嬉しさのあまり地面にローリング決め込んじゃって……」
てへ♡と顔を傾けると、ルークスはフ、と口元を緩めて微笑む。ルークスは、このジェノヴィの貴族らしからぬゆるゆるの口調を聞いても、特に呆れたりすることもなく、主人に対する忠誠をしっかりと向けている。
「全く……ジェノヴィ様は……。ですが、酷い目に遭わされていないようで、安心致しました。」
(ルークス……ほんといい執事だなあ……俺には勿体ないくらいだよ……)
心の中でほろりと感動の涙を流しつつ、馬車に乗り込もうとした……その時だった
「見つけたぞ!ジェノヴィ・ディエゴロード!!」
ーえ、この声って……
今まさに、ジェノヴィが馬車に乗り込もうとしたその時、声のする方を振り向くと……
そこには、先程ジェノヴィに追放処分を言い渡した張本人『レイフォード第1皇子』が馬に乗って呼び止めたのだった。
(どぅええぇーーーー!?!?ななななんで……!?!?)
目の前で、ワタワタと慌てている亜麻色髪のイケメンは、ジェノヴィの専属執事『ルークス』
ルークスは、ジェノヴィが幼い時から仕えており、ジェノヴィがここまで貴族令息としての教育を耐えてきたのもこの男がいたからにほかならない。
ルークスは、すぐさま換えの上着を取り出し、瞬時に汚れた服と入れ替えた。
「あ、ごめん。つい嬉しさのあまり地面にローリング決め込んじゃって……」
てへ♡と顔を傾けると、ルークスはフ、と口元を緩めて微笑む。ルークスは、このジェノヴィの貴族らしからぬゆるゆるの口調を聞いても、特に呆れたりすることもなく、主人に対する忠誠をしっかりと向けている。
「全く……ジェノヴィ様は……。ですが、酷い目に遭わされていないようで、安心致しました。」
(ルークス……ほんといい執事だなあ……俺には勿体ないくらいだよ……)
心の中でほろりと感動の涙を流しつつ、馬車に乗り込もうとした……その時だった
「見つけたぞ!ジェノヴィ・ディエゴロード!!」
ーえ、この声って……
今まさに、ジェノヴィが馬車に乗り込もうとしたその時、声のする方を振り向くと……
そこには、先程ジェノヴィに追放処分を言い渡した張本人『レイフォード第1皇子』が馬に乗って呼び止めたのだった。
(どぅええぇーーーー!?!?ななななんで……!?!?)
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