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第29話 遠足⑤
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「みんな聞いてくれ!」
「なんだ?」
「ゴブリンたちの行動に異常が見られるらしい。一度に出てくるゴブリンの数が多くなっているみたいだ。ガイトス先生からは森の奥の偵察と苦戦している学園生徒の救援を頼まれた。僕は上位種が存在しているかもしれないと考えている。それでも皆はついてきてくれるか?」
「俺は行きますよ。ユーリ様。貴方の僕ですから」
「私も行くぜ? どうせ力がいるだろ?」
「エレンが行くなら俺も行く」
「ユーリ君を守りたい」
「ユーリを助けたい」
「すまない。助かる」
皆して行きたいって言うとは思わなかったな。こんなこと聞くまでもなかったようだ。僕一人では上位種が出てきたらどうにもならないだろうな。皆がいてくれてよかった。
「僕一人じゃ非力かもしれない。でも、皆がいればどんなことがあったって乗り越えられると思うんだ。だから、行こう! 森の奥へ」
皆が一様に頷いた。
◆
森に入り、30分ほど歩いた。道中警戒を怠らずに進んだ。途中何グループか苦戦しているところがあったから、救援をして進んだ。概ね順調だった。しかし、このあたりからゴブリンが出てこなくなったような気がする。皆もその違和感を感じているようで警戒している。
「なんかおかしくないか?」
トールがポロっと意見を零した。
「僕もおかしいとは思っている。ここまでゴブリンが出ないのは逆におかしいと思う。気をつけながら先に進もう」
そして、少し進んだ時、僕の目の前にある情報が映し出された。
◆
都市名:なし
為政者:ゴブリンキング
人 口:5050
兵 数:5000
防衛力:5000
幸福度:30
財 力:0
交易力:0
ゴブリンにより統治されている場所。50人もの女性が性奴隷として存在。
◆
目を疑った。これまで僕は【都市鑑定】を使ったことはなかった。理由は【人物鑑定】しか必要無かったからだ。しかし、強制的に表示されることは神様からは聞いていない。そのことは今は後だ。
問題は、街ができているということだ。少なくともゴブリンキングがいることは間違いない。しかも、兵数が5000だ。ゴブリン一体がどの程度の力を持っているのかは分からないが、規模が大きいのは分かる。そして、やはり女性が囚われていたようだ。無事であれば助け出さなければ。
「皆、聞いてくれ! 今僕のスキルで、ゴブリンの勢力規模が見えた」
「はぁ!? 何だそのスキルは?」
「エレン。ごめん、今はそのことをしゃべっている暇はない。兵数は5000、統率者はゴブリンキングだ」
「嘘だろ!? あのゴブリンキングがいるのか?」
「ごめん。ゴブリンキングって何なのかな? 私詳しくなくて」
「知っていなくても無理はないよ。セシリア。ゴブリンキングっていうのは街一つを滅ぼせる可能性を持つ魔物だ」
「そ、それってやばいんじゃ?」
「やばい。だから早く対応を取らなければいけない。恐らく、森の入り口付近にいたゴブリンは斥候だったんだろう。そうであれば、ゴブリンが攻めてくる可能性も考慮しないといけない。ミルト、本部まで矢文を届けてくれ。至急応援が必要だ。僕たちも撤退しながら、呼びかけていこう」
「「「「「分かった」」」」」
こうして、僕たちの撤退作戦は始まった。ここまで深く来ている人たちは中々いないようで、入り口付近の人は、ガイトス先生の号令によって撤退することができた。途中レオ兄とも合流して、深くにいる先輩たちも一度引き上げることにした。
◆
「ガイトス先生!」
「ユーリ! よく戻ってきてくれた! 今は作戦を立てることが先だ。お前のスキルについては後でじっくり聞くからな」
「分かりました。それで、学園の生徒は?」
「今点呼中だ。Aクラスは全員揃っている」
良かった。今の所順調そうだ。後はBクラスの生徒だけだな。
「え!? ドルトス君がいない!!!! 皆ドルトス君を知らない!?!?!?!?」
「確かあいつは奥に行くとか言ってました。『よゆーだ。』とか言って」
「その話はほんとう!?」
「確かに俺はそう聞きました。なぁ?」
「「「うん」」」
「そんなぁ。」
「どうした!?」
「ガイトス先生! ドルトス君がいないのです! 一刻も早く助けに行かなくては!」
「ドルトスが!?」
「高貴な身分のお方です! 万が一何かあれば私の出世どころか命が!!!!!」
「こんな時にも自分のことが心配か! まぁいい。貴方はBクラスの生徒の避難と騎士団への連絡をお願いします!」
「は、はい!」
ドルトスのやつ、最悪なことをしでかしてくれた。自分がどういう立場にあるのか分かっているのか。自分の力量も分からないやつがでしゃばるなよ!!!
「ユーリ、今の話聞いたか?」
「はい。ドルトスのやつですね。ほんとはあんな奴助けなくてもいいと思っていますが、そういう訳にもいかないでしょう」
「そうだ。あいつは腐っても公爵家だ。死なせると今後の学園自体も無事か分からない」
「そうですね。まずいです。助けに行かないと」
「ユーリ!」
「レオ兄! ドルトスの奴が……」
「聞いていた」
「レオ兄から、生徒に呼びかけてもらえませんか? 『ゴブリンの討伐を手伝ってほしい』と。僕のスキルでは、ゴブリンはおよそ5000、少数精鋭では太刀打ちできません!」
「5、5000!? 確かにそれでは俺たちだけではどうにもならなそうだ。万が一ドルトスが接敵していた場合、戦闘は逃れられないだろう。騎士団は早くても1時間って所だ。皆には覚悟をして貰うことになるかもしれない。俺からで良ければ呼びかけよう」
「ありがとうございます! レオ兄」
「なに、弟からの頼みだ。受けないはずがないだろう」
「時間がないぞ。レオルグ、ユーリ。取り掛かろう」
「「はい!」」
ドルトスのために戦わせなければならないのは癪だ。だが、それじゃなくてもこの規模のゴブリンは放置することはできない。
その時、僕の頭の中に新たなスキルの能力が浮かんだ。
――その名も【領地化】
「なんだ?」
「ゴブリンたちの行動に異常が見られるらしい。一度に出てくるゴブリンの数が多くなっているみたいだ。ガイトス先生からは森の奥の偵察と苦戦している学園生徒の救援を頼まれた。僕は上位種が存在しているかもしれないと考えている。それでも皆はついてきてくれるか?」
「俺は行きますよ。ユーリ様。貴方の僕ですから」
「私も行くぜ? どうせ力がいるだろ?」
「エレンが行くなら俺も行く」
「ユーリ君を守りたい」
「ユーリを助けたい」
「すまない。助かる」
皆して行きたいって言うとは思わなかったな。こんなこと聞くまでもなかったようだ。僕一人では上位種が出てきたらどうにもならないだろうな。皆がいてくれてよかった。
「僕一人じゃ非力かもしれない。でも、皆がいればどんなことがあったって乗り越えられると思うんだ。だから、行こう! 森の奥へ」
皆が一様に頷いた。
◆
森に入り、30分ほど歩いた。道中警戒を怠らずに進んだ。途中何グループか苦戦しているところがあったから、救援をして進んだ。概ね順調だった。しかし、このあたりからゴブリンが出てこなくなったような気がする。皆もその違和感を感じているようで警戒している。
「なんかおかしくないか?」
トールがポロっと意見を零した。
「僕もおかしいとは思っている。ここまでゴブリンが出ないのは逆におかしいと思う。気をつけながら先に進もう」
そして、少し進んだ時、僕の目の前にある情報が映し出された。
◆
都市名:なし
為政者:ゴブリンキング
人 口:5050
兵 数:5000
防衛力:5000
幸福度:30
財 力:0
交易力:0
ゴブリンにより統治されている場所。50人もの女性が性奴隷として存在。
◆
目を疑った。これまで僕は【都市鑑定】を使ったことはなかった。理由は【人物鑑定】しか必要無かったからだ。しかし、強制的に表示されることは神様からは聞いていない。そのことは今は後だ。
問題は、街ができているということだ。少なくともゴブリンキングがいることは間違いない。しかも、兵数が5000だ。ゴブリン一体がどの程度の力を持っているのかは分からないが、規模が大きいのは分かる。そして、やはり女性が囚われていたようだ。無事であれば助け出さなければ。
「皆、聞いてくれ! 今僕のスキルで、ゴブリンの勢力規模が見えた」
「はぁ!? 何だそのスキルは?」
「エレン。ごめん、今はそのことをしゃべっている暇はない。兵数は5000、統率者はゴブリンキングだ」
「嘘だろ!? あのゴブリンキングがいるのか?」
「ごめん。ゴブリンキングって何なのかな? 私詳しくなくて」
「知っていなくても無理はないよ。セシリア。ゴブリンキングっていうのは街一つを滅ぼせる可能性を持つ魔物だ」
「そ、それってやばいんじゃ?」
「やばい。だから早く対応を取らなければいけない。恐らく、森の入り口付近にいたゴブリンは斥候だったんだろう。そうであれば、ゴブリンが攻めてくる可能性も考慮しないといけない。ミルト、本部まで矢文を届けてくれ。至急応援が必要だ。僕たちも撤退しながら、呼びかけていこう」
「「「「「分かった」」」」」
こうして、僕たちの撤退作戦は始まった。ここまで深く来ている人たちは中々いないようで、入り口付近の人は、ガイトス先生の号令によって撤退することができた。途中レオ兄とも合流して、深くにいる先輩たちも一度引き上げることにした。
◆
「ガイトス先生!」
「ユーリ! よく戻ってきてくれた! 今は作戦を立てることが先だ。お前のスキルについては後でじっくり聞くからな」
「分かりました。それで、学園の生徒は?」
「今点呼中だ。Aクラスは全員揃っている」
良かった。今の所順調そうだ。後はBクラスの生徒だけだな。
「え!? ドルトス君がいない!!!! 皆ドルトス君を知らない!?!?!?!?」
「確かあいつは奥に行くとか言ってました。『よゆーだ。』とか言って」
「その話はほんとう!?」
「確かに俺はそう聞きました。なぁ?」
「「「うん」」」
「そんなぁ。」
「どうした!?」
「ガイトス先生! ドルトス君がいないのです! 一刻も早く助けに行かなくては!」
「ドルトスが!?」
「高貴な身分のお方です! 万が一何かあれば私の出世どころか命が!!!!!」
「こんな時にも自分のことが心配か! まぁいい。貴方はBクラスの生徒の避難と騎士団への連絡をお願いします!」
「は、はい!」
ドルトスのやつ、最悪なことをしでかしてくれた。自分がどういう立場にあるのか分かっているのか。自分の力量も分からないやつがでしゃばるなよ!!!
「ユーリ、今の話聞いたか?」
「はい。ドルトスのやつですね。ほんとはあんな奴助けなくてもいいと思っていますが、そういう訳にもいかないでしょう」
「そうだ。あいつは腐っても公爵家だ。死なせると今後の学園自体も無事か分からない」
「そうですね。まずいです。助けに行かないと」
「ユーリ!」
「レオ兄! ドルトスの奴が……」
「聞いていた」
「レオ兄から、生徒に呼びかけてもらえませんか? 『ゴブリンの討伐を手伝ってほしい』と。僕のスキルでは、ゴブリンはおよそ5000、少数精鋭では太刀打ちできません!」
「5、5000!? 確かにそれでは俺たちだけではどうにもならなそうだ。万が一ドルトスが接敵していた場合、戦闘は逃れられないだろう。騎士団は早くても1時間って所だ。皆には覚悟をして貰うことになるかもしれない。俺からで良ければ呼びかけよう」
「ありがとうございます! レオ兄」
「なに、弟からの頼みだ。受けないはずがないだろう」
「時間がないぞ。レオルグ、ユーリ。取り掛かろう」
「「はい!」」
ドルトスのために戦わせなければならないのは癪だ。だが、それじゃなくてもこの規模のゴブリンは放置することはできない。
その時、僕の頭の中に新たなスキルの能力が浮かんだ。
――その名も【領地化】
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