19 / 22
やっぱり好きかも……
フェアラside
しおりを挟む
今日は平日。ライア様とエンディア様の家庭教師の日。
「カルケア様に会うの気まずいけど、支度しなきゃ……」と鞄に本や羽根ペンを入れた。
カルケア様と会うと決まった訳では無いし、大丈夫よね!
リファンのことも考えていかないと行けないのに……
今日は馬車じゃなくて歩いていこう!
ー玄関ホールー
私が支度を終えて玄関ホールに行くと、リファンがファルと話してた。
こちらに気づいたのか
「あ、フェイ!今から仕事に行くの?」とファル。
「うん!そうだよ。今日は歩いていこうと思って早く出るの(*^^*)」と私は返した。
「ふーん……!!」とファルはなにか思いついたように手を叩いた。
「トリファン!フェイのこと送ってあげて!」と唐突にファルが言い出した。
「……あ、ああ。任せてくれ。」とリファン。
「では、フェイ。護衛と一緒にいってらっしゃ~い」とファル。
「いってきます!」と私。
「じゃあな。」とリファン。
ー2人でバーリン家を出たあとー
リファンが唐突に
「ファルに相談しに来たんだけど、フェイの護衛ができるなんて夢見たい……!」と小声で言った。
私には少ししか聞こえなかったが。
「あの……リファン?」と切り出した私。
「はい?」とリファン
「リファンは私と婚約破棄する前からずっと復縁したいと思っていたのですか?」と思いって聞いてみた。
リファンは、考え込み……
「ええ、フェイと婚約破棄するつもりはなかったが……父上と母上には、立派な当主となれるように、他家で学んでこいとの事だったから」と言った。
それから
「1年のつもりなら待ってもらうことも考えたが…父上の出した条件は、最短でも5年はいなさいと言われ、フェイとの婚約破棄も言い出されてしまったのだ…」と初めて聞く話ばかりだった。
「それでガンダーレ公爵閣下の言うとおりに婚約破棄なさったの?」聞くと
「いや、最初は絶対嫌だと断ったさ……でも5年もの間、フェイを1人で待たせるのか!?って言われて渋々……」とリファンから返ってきた。
「私だって大好きな人の事だったら、5年くらい待てるわよ!」と強い口調で言った。
それから
「私が再び貴方の婚約者になることを拒否してるのは、この5年間寂しかったの!婚約破棄した身で貴方に手紙送ってもいいのか分からないし(嫌われたのかと思ってただけど……)」と道端で泣きながら叫んでいた。
人がいなかったのが不幸中の幸い……
「ごめん…」とリファン。
私は泣きやみながら
「教えて、なんで私のことを好きなったのか」
「まぁ……恥ずかしいけどわかった。」と頷いた。
ーしばらくしてー
私たちは沈黙の中歩いていた。
そんな沈黙を破ったのはリファンだった。
「フェイ…聞いて欲しい。僕がフェイという人に惚れ、苦渋の思いで婚約破棄をしたのかを……」と話し始めた。
…………
少し間を置き
「……うん。」と答えた。
「カルケア様に会うの気まずいけど、支度しなきゃ……」と鞄に本や羽根ペンを入れた。
カルケア様と会うと決まった訳では無いし、大丈夫よね!
リファンのことも考えていかないと行けないのに……
今日は馬車じゃなくて歩いていこう!
ー玄関ホールー
私が支度を終えて玄関ホールに行くと、リファンがファルと話してた。
こちらに気づいたのか
「あ、フェイ!今から仕事に行くの?」とファル。
「うん!そうだよ。今日は歩いていこうと思って早く出るの(*^^*)」と私は返した。
「ふーん……!!」とファルはなにか思いついたように手を叩いた。
「トリファン!フェイのこと送ってあげて!」と唐突にファルが言い出した。
「……あ、ああ。任せてくれ。」とリファン。
「では、フェイ。護衛と一緒にいってらっしゃ~い」とファル。
「いってきます!」と私。
「じゃあな。」とリファン。
ー2人でバーリン家を出たあとー
リファンが唐突に
「ファルに相談しに来たんだけど、フェイの護衛ができるなんて夢見たい……!」と小声で言った。
私には少ししか聞こえなかったが。
「あの……リファン?」と切り出した私。
「はい?」とリファン
「リファンは私と婚約破棄する前からずっと復縁したいと思っていたのですか?」と思いって聞いてみた。
リファンは、考え込み……
「ええ、フェイと婚約破棄するつもりはなかったが……父上と母上には、立派な当主となれるように、他家で学んでこいとの事だったから」と言った。
それから
「1年のつもりなら待ってもらうことも考えたが…父上の出した条件は、最短でも5年はいなさいと言われ、フェイとの婚約破棄も言い出されてしまったのだ…」と初めて聞く話ばかりだった。
「それでガンダーレ公爵閣下の言うとおりに婚約破棄なさったの?」聞くと
「いや、最初は絶対嫌だと断ったさ……でも5年もの間、フェイを1人で待たせるのか!?って言われて渋々……」とリファンから返ってきた。
「私だって大好きな人の事だったら、5年くらい待てるわよ!」と強い口調で言った。
それから
「私が再び貴方の婚約者になることを拒否してるのは、この5年間寂しかったの!婚約破棄した身で貴方に手紙送ってもいいのか分からないし(嫌われたのかと思ってただけど……)」と道端で泣きながら叫んでいた。
人がいなかったのが不幸中の幸い……
「ごめん…」とリファン。
私は泣きやみながら
「教えて、なんで私のことを好きなったのか」
「まぁ……恥ずかしいけどわかった。」と頷いた。
ーしばらくしてー
私たちは沈黙の中歩いていた。
そんな沈黙を破ったのはリファンだった。
「フェイ…聞いて欲しい。僕がフェイという人に惚れ、苦渋の思いで婚約破棄をしたのかを……」と話し始めた。
…………
少し間を置き
「……うん。」と答えた。
0
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる