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デート♡♡♡
フェアラside
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デート当日
私は約束の時間に間に合うようにいつもより一時間早く起きて準備を始めた。
私は久しぶりのお出かけで内心ドキドキしていたけど、それを悟られないようにしたかった。
心はリファンに少しだけ残っていることに気づかれないかしら…。
リファンを前にしてもこの状態でいられるのかしら…
ー公園ー
公園に着くと、リファンが噴水の所に立って待っていた。
私は、淑女らしさを欠かさないように小走りで向かい、
「トリファン様、申し訳ございません…遅れてしまいましたか?」と謝ると
「いえ…僕が早く着きすぎただけですので…」とリファン。
「良かったですわ。時間に間に合わなかったのかと思いましたわ。」と言うと、
「今でも十分早いですよ。」と丁寧に言ってから
「今日は、誘いに乗ってくれてありがとう!!フェイも口調砕けて貰えないかな?」と砕けた口調になった。
「えっ…しかし、婚約者ではないのでただの伯爵令嬢の私が公爵令息のトリファン様に砕けた口調なんて…」と言ってみると
「フェイ…頼む…フェイに丁寧な喋り方をされると壁を感じるんだ……出来れば名前もリファンと…」と真剣に頼み込むリファン。
そんな切ない顔しないで…私のあなたへの愛がまた膨らんでしまうわ……
とか考えながら
「わかったわ。リファン、友だちとしてよろしくね!!」と友だちを強調して言った。
友だちを強調して、私の中で踏ん切りつけなきゃ…!!
「友達か…」とボソッとリファンが呟いたけど、すぐに
「よし!フェイ、行こう!」と手を伸ばし目的地に行こうとしたので、何も言わずに着いて行った。
目的地の広場で数多くの屋台が出店していた。
「フェイ!何か食べたいのある?僕は肉刺し焼きにしようと思うけど…」とリファン。
私は少し考えてから
「えっ…と、じゃあ私も肉刺し焼きにします」と言ってお金出そうとすると
「あ、お金は大丈夫!僕が奢るよ。」と言われた。
「ダメです!たとえ少量な金額だとしても、ただでさえ借金を返済してもらったというのに…」と奢ってもらうことを拒否しようとすると
「んー大丈夫だよ!僕がお願いしてフェイとデートしてるから♡」と言われてしまった。
「でも…」と私が言うと
「拒否するより、ありがとう!って言ってほしいな…なんて」といたずらっぽく笑うリファンに
そうよね…まずはお礼が先か…
と思い
「リファン、ありがとうございます!!
」と言った。
「うん!どういたしまして」とリファン。
私は、肉刺し焼きを買いに行くリファンから離れて飲み物を買いに来た。
二人で買ったものを手に待ち合わせ場所とは違う公園に来た。
「リファンに言いたいことがある!」と前置きをした私。
リファンは肉刺し焼きを食べながら
「ん?なんだい?フェイ」と言われた。
「リファンが五年前、突然私に婚約破棄を言いつけたのは、やっぱり好きでは無くなったからなの?」と言うと、
「…違うよ…ちゃんと好きだったさ…」と言ってから
「留学を言い渡した父上が留学するならフェイとは婚約破棄しなさい!と言われた。それに五年もフェイを一人で待たせるのも悪いと思って…」と話すリファン。
「ちょっと待って!五年も私を一人で待たせる…?リファン、あなたファルに私の事監視させてたのでは…?」と私が思ったことを言うと
「そうだよ…。婚約破棄したもののやっぱりフェイの隣に他の男が並ぶの見たくなかったから…」と凄い形相で言われた。
「フェイの隣は僕の物だ!って思ったからファルトにお願いした。」としれっと言うリファン。
「正直、カルケアの弟妹の家庭教師をするって聞いた時は、よく分からないがカルケアにイラッとした。」と初めて聞くことを淡々と話す。
「だから、ファルトにお願いした…と?」と聞いた。
「ああ、どうしても諦めるなんて出来なかったからな…」と返し、
「今も諦める気なんてないから!フェイのこと必ず僕が貰うよ!」と言った。
その言葉に胸がざわざわとして薄れていた好きが溢れ出した。
私は約束の時間に間に合うようにいつもより一時間早く起きて準備を始めた。
私は久しぶりのお出かけで内心ドキドキしていたけど、それを悟られないようにしたかった。
心はリファンに少しだけ残っていることに気づかれないかしら…。
リファンを前にしてもこの状態でいられるのかしら…
ー公園ー
公園に着くと、リファンが噴水の所に立って待っていた。
私は、淑女らしさを欠かさないように小走りで向かい、
「トリファン様、申し訳ございません…遅れてしまいましたか?」と謝ると
「いえ…僕が早く着きすぎただけですので…」とリファン。
「良かったですわ。時間に間に合わなかったのかと思いましたわ。」と言うと、
「今でも十分早いですよ。」と丁寧に言ってから
「今日は、誘いに乗ってくれてありがとう!!フェイも口調砕けて貰えないかな?」と砕けた口調になった。
「えっ…しかし、婚約者ではないのでただの伯爵令嬢の私が公爵令息のトリファン様に砕けた口調なんて…」と言ってみると
「フェイ…頼む…フェイに丁寧な喋り方をされると壁を感じるんだ……出来れば名前もリファンと…」と真剣に頼み込むリファン。
そんな切ない顔しないで…私のあなたへの愛がまた膨らんでしまうわ……
とか考えながら
「わかったわ。リファン、友だちとしてよろしくね!!」と友だちを強調して言った。
友だちを強調して、私の中で踏ん切りつけなきゃ…!!
「友達か…」とボソッとリファンが呟いたけど、すぐに
「よし!フェイ、行こう!」と手を伸ばし目的地に行こうとしたので、何も言わずに着いて行った。
目的地の広場で数多くの屋台が出店していた。
「フェイ!何か食べたいのある?僕は肉刺し焼きにしようと思うけど…」とリファン。
私は少し考えてから
「えっ…と、じゃあ私も肉刺し焼きにします」と言ってお金出そうとすると
「あ、お金は大丈夫!僕が奢るよ。」と言われた。
「ダメです!たとえ少量な金額だとしても、ただでさえ借金を返済してもらったというのに…」と奢ってもらうことを拒否しようとすると
「んー大丈夫だよ!僕がお願いしてフェイとデートしてるから♡」と言われてしまった。
「でも…」と私が言うと
「拒否するより、ありがとう!って言ってほしいな…なんて」といたずらっぽく笑うリファンに
そうよね…まずはお礼が先か…
と思い
「リファン、ありがとうございます!!
」と言った。
「うん!どういたしまして」とリファン。
私は、肉刺し焼きを買いに行くリファンから離れて飲み物を買いに来た。
二人で買ったものを手に待ち合わせ場所とは違う公園に来た。
「リファンに言いたいことがある!」と前置きをした私。
リファンは肉刺し焼きを食べながら
「ん?なんだい?フェイ」と言われた。
「リファンが五年前、突然私に婚約破棄を言いつけたのは、やっぱり好きでは無くなったからなの?」と言うと、
「…違うよ…ちゃんと好きだったさ…」と言ってから
「留学を言い渡した父上が留学するならフェイとは婚約破棄しなさい!と言われた。それに五年もフェイを一人で待たせるのも悪いと思って…」と話すリファン。
「ちょっと待って!五年も私を一人で待たせる…?リファン、あなたファルに私の事監視させてたのでは…?」と私が思ったことを言うと
「そうだよ…。婚約破棄したもののやっぱりフェイの隣に他の男が並ぶの見たくなかったから…」と凄い形相で言われた。
「フェイの隣は僕の物だ!って思ったからファルトにお願いした。」としれっと言うリファン。
「正直、カルケアの弟妹の家庭教師をするって聞いた時は、よく分からないがカルケアにイラッとした。」と初めて聞くことを淡々と話す。
「だから、ファルトにお願いした…と?」と聞いた。
「ああ、どうしても諦めるなんて出来なかったからな…」と返し、
「今も諦める気なんてないから!フェイのこと必ず僕が貰うよ!」と言った。
その言葉に胸がざわざわとして薄れていた好きが溢れ出した。
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