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現在
再会
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「紬ちゃーん、起きてー」とユサユサして起こすと
「ん……ママ……おはよ…う」と寝ぼけながら抱きつく紬。
「おはよう、よく眠れたかな?」と聞くと
「う…ん」と答えた。
「紬、お顔洗ってこようか」と洗面所まで連れて行き顔を洗った。
「目覚めた?今日の服はどうする?」と聞いたら
「うさちゃんの!」とうさぎの絵が描かれたピンクのワンピースを持ってきた。
「下にはグレーのズボンね」と私が言うと
「うん!」と元気な紬。
「じゃあ、その前に朝ごはん食べちゃおう!」とリビングで一緒にご飯を食べた。
歯磨きもして洋服も着替え、
「よし!準備完了~保育園行こっか」と私。
「早く行こ~」と紬。
保育園楽しみな紬が可愛すぎる……
などと思いながら、歩いて送り届けた。
今日の夜ご飯は紬のリクエストのハンバーグだから、あそこのスーパーで買った方がひき肉が安いわよね……とか考えていたら、
「あ、絢香!」と声をかけられた。
振り向くと
かつて愛していた(現在も愛している)西園寺 廉が立っていた。
驚いたが
「廉……久しぶりね、じゃあ」と早々に立ち去ろうとしたが、
「待って!少しでいいから話して欲しい」と懇願された。
考えてから
「ごめんなさい、今から仕事なの……」と言って
「帰りにスーパー行くので、その時でいい?」と提案した。
「ああ、それでいい。だから逃げないでくれ……」と泣きそうな目を向けられた。
「ええ、もちろん。」と言って、その場は事なきを得た。
やっぱり会ってしまう運命だったのかしら……
紬のこと言わないといけないよね。
紬にもパパが帰ってきたこと伝えよう!
覚悟して会おう!
と決心した。
-帰り-
今日は、仕事終わるのあっという間に感じた。
「絢香!おつかれ!」と会社のホールのソファで待っていた廉が来た。
「廉……。廉もおつかれ様。」と返すと、
「う、うん。じゃあ行こうか。」
迎えの時間まで30分あるし買い物してからでも間に合うよね……
歩いていると
「あの後、付き合った人とかいるの?好きになった人とか……」と廉。
「いないよ……廉以上に愛したい人なんていなかった。」と言った。
よし言うしかないよね
「廉、言いたいことがある!」と切り出した。
「ん……ママ……おはよ…う」と寝ぼけながら抱きつく紬。
「おはよう、よく眠れたかな?」と聞くと
「う…ん」と答えた。
「紬、お顔洗ってこようか」と洗面所まで連れて行き顔を洗った。
「目覚めた?今日の服はどうする?」と聞いたら
「うさちゃんの!」とうさぎの絵が描かれたピンクのワンピースを持ってきた。
「下にはグレーのズボンね」と私が言うと
「うん!」と元気な紬。
「じゃあ、その前に朝ごはん食べちゃおう!」とリビングで一緒にご飯を食べた。
歯磨きもして洋服も着替え、
「よし!準備完了~保育園行こっか」と私。
「早く行こ~」と紬。
保育園楽しみな紬が可愛すぎる……
などと思いながら、歩いて送り届けた。
今日の夜ご飯は紬のリクエストのハンバーグだから、あそこのスーパーで買った方がひき肉が安いわよね……とか考えていたら、
「あ、絢香!」と声をかけられた。
振り向くと
かつて愛していた(現在も愛している)西園寺 廉が立っていた。
驚いたが
「廉……久しぶりね、じゃあ」と早々に立ち去ろうとしたが、
「待って!少しでいいから話して欲しい」と懇願された。
考えてから
「ごめんなさい、今から仕事なの……」と言って
「帰りにスーパー行くので、その時でいい?」と提案した。
「ああ、それでいい。だから逃げないでくれ……」と泣きそうな目を向けられた。
「ええ、もちろん。」と言って、その場は事なきを得た。
やっぱり会ってしまう運命だったのかしら……
紬のこと言わないといけないよね。
紬にもパパが帰ってきたこと伝えよう!
覚悟して会おう!
と決心した。
-帰り-
今日は、仕事終わるのあっという間に感じた。
「絢香!おつかれ!」と会社のホールのソファで待っていた廉が来た。
「廉……。廉もおつかれ様。」と返すと、
「う、うん。じゃあ行こうか。」
迎えの時間まで30分あるし買い物してからでも間に合うよね……
歩いていると
「あの後、付き合った人とかいるの?好きになった人とか……」と廉。
「いないよ……廉以上に愛したい人なんていなかった。」と言った。
よし言うしかないよね
「廉、言いたいことがある!」と切り出した。
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