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ep.9【道】
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僕が歩んできた道のりは
真っ直ぐに敷かれたレールの上
とは真反対の
そう、例えば
道なきガタガタの山道の様な
それはまるでジェットコースターの様な
そんな人生だった。
元々は真っ直ぐなレールの上を
ちゃんとしっかり歩んでいた
いつからだろうか
気が付いたら脱線し、道を逸れ
先の見えない
前も後ろも右も左もわからない
そんな人生に変わってしまった
後悔なんて数えきれない
でも、今の自分があるのは
沢山の後悔や過去を抱えて
それでも必死に生きてきたから。
だから僕はそんな僕を
褒めてあげたいと思う
こんなに欠けだらけで
不器用で
汚れていて
歪んでいて
何にもできない
めちゃくちゃな僕だけど
君はそんな僕を綺麗だと言った
一人ぼっちだった僕を
何も持っていない僕を
拾って
愛して
守って
助けて
大切にして
包んでくれた
その昔、死にたがりだった僕は
当時の恋人に
必死に止められた事もあった
けど、
その言葉や行動に
愛を感じた事がなかった
僕は相手を信じている様で
いや、信じていると自分に
思い込ませているだけで
本当の心の底では
誰も信じていなかったのだろうと
今になっては思う。
それに当時の恋人は
誰にでも手を差し伸べる
そんな人だったから
いつものお仕事ご苦労様です
みたいな
そんな気持ちさえ
心の中に潜んでいた。
そしてその当時の恋人は心の中では
本気で人が死ぬとは思っていないから
僕が本気で死を乞うていたのも
きっと未だに知らないのだろう
そんな中で、君は
君だけは違った
僕をちゃんと愛してくれている
僕を必要としてくれている
ちゃんとそう感じ取る事ができる
こんな僕に本当の愛をくれたのは
君だった、君だけだった
こんな僕を受け入れてくれてありがとう
こんな僕を愛してくれてありがとう
こんな僕を助けてくれてありがとう
こんな僕を大事にしてくれて
寄り添ってくれて
守ってくれて
本当にありがとう
そんな君だからこそ
僕も君を守ってあげたい
強がりで
見栄っ張りで
お人好しで
馬鹿で
優しくて
すぐに嘘吐く君だけど
僕はそんな君とずっと一緒に
歳を重ねていきたいと思っているんだ
君も同じ気持ちでありますように。
君と一緒の未来が
僕に新しく拓かれた道なのだと
君と歩む一歩一歩が
僕の、僕たちの永遠となりますように
真っ直ぐに敷かれたレールの上
とは真反対の
そう、例えば
道なきガタガタの山道の様な
それはまるでジェットコースターの様な
そんな人生だった。
元々は真っ直ぐなレールの上を
ちゃんとしっかり歩んでいた
いつからだろうか
気が付いたら脱線し、道を逸れ
先の見えない
前も後ろも右も左もわからない
そんな人生に変わってしまった
後悔なんて数えきれない
でも、今の自分があるのは
沢山の後悔や過去を抱えて
それでも必死に生きてきたから。
だから僕はそんな僕を
褒めてあげたいと思う
こんなに欠けだらけで
不器用で
汚れていて
歪んでいて
何にもできない
めちゃくちゃな僕だけど
君はそんな僕を綺麗だと言った
一人ぼっちだった僕を
何も持っていない僕を
拾って
愛して
守って
助けて
大切にして
包んでくれた
その昔、死にたがりだった僕は
当時の恋人に
必死に止められた事もあった
けど、
その言葉や行動に
愛を感じた事がなかった
僕は相手を信じている様で
いや、信じていると自分に
思い込ませているだけで
本当の心の底では
誰も信じていなかったのだろうと
今になっては思う。
それに当時の恋人は
誰にでも手を差し伸べる
そんな人だったから
いつものお仕事ご苦労様です
みたいな
そんな気持ちさえ
心の中に潜んでいた。
そしてその当時の恋人は心の中では
本気で人が死ぬとは思っていないから
僕が本気で死を乞うていたのも
きっと未だに知らないのだろう
そんな中で、君は
君だけは違った
僕をちゃんと愛してくれている
僕を必要としてくれている
ちゃんとそう感じ取る事ができる
こんな僕に本当の愛をくれたのは
君だった、君だけだった
こんな僕を受け入れてくれてありがとう
こんな僕を愛してくれてありがとう
こんな僕を助けてくれてありがとう
こんな僕を大事にしてくれて
寄り添ってくれて
守ってくれて
本当にありがとう
そんな君だからこそ
僕も君を守ってあげたい
強がりで
見栄っ張りで
お人好しで
馬鹿で
優しくて
すぐに嘘吐く君だけど
僕はそんな君とずっと一緒に
歳を重ねていきたいと思っているんだ
君も同じ気持ちでありますように。
君と一緒の未来が
僕に新しく拓かれた道なのだと
君と歩む一歩一歩が
僕の、僕たちの永遠となりますように
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