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ep.5【trust】
しおりを挟む怖い。
そんな感情が芽生え出したのはいつからだろうか
僕はいつだって自信がない
自己肯定感がとてつもなく低い。
だから、全てが不安対象なのである
そんな僕は
何度裏切られても、痛い目にあっても
信じる事をやめられない
成長しないと言われればそれまでだけれど
相手に期待をして信じてしまう。
人はそんな僕を馬鹿だという
否、自分でもそう思う
今まで何度期待を裏切られてきただろう
家族、友人、親友、恋人。
近しければ近しい程ショックを受けた
絶望した。
それでも勝手に期待をしていた僕が悪い
だから相手を責める事はしなかった
ヨボヨボになってもずっと一緒だなんて約束を
何度破られてきただろう
そして僕は気付いた
永遠なんて存在しないという事に
その時のテンションで簡単に言うけれど
誰もその約束を守れない
自分は結局1人だということに
ようやく気づいたのである
それでもきっと
僕はまた信じてしまうのだろう
保証のない永遠を。
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